 すべてのおすすめ
すべてのおすすめ
  静か
  僕は
  夜だ
  眠る
  雨よ
  僕の
  音を
  啜れ
  雨よ
  僕の
  夢を
  齧れ
  何処
 .... 
 
 
なぜこんなにも
ひつようのないものが
そぎおとされて
ひつようなものだけが
せかいをこうちく
してしまうのだろう
なぜこんなにも
ひつようのないものが
なきさけび
 .... 
女教師 と 女学生
『 遠足前日 』
 
* : * : * : * : *
先生:ってことでね、おうちに帰るまでが遠足です。 なにか質問がある人ー
生徒:はーい!  .... 
ただ一度だけ生まれて
背伸びして開けるこの世界の窓に
あなたが見えた
わたしがまだわたしだけであった頃
それは始まりで、終着で、永遠だった
知ったのはずっと後になってからだけど
 .... 
  きいてね。
  きいたこと、あってもね。
  うるさいだろうけど、ね。
  ねぇ、きいてね。
  きいてね。
  その耳たぶでね。
  もっと奥のほう、
  まごころ .... 
不安って食べられるかな
自分の不安を自分で
やっつけたい
足元がすーすー寒いから
ふかふかの靴下みたいな言葉でうめる
平気なふりして
笑ってみるの
口角にーっと上げてみる
 .... 
ああよのなかのひとは
こんなにはやく
いえにかえるのですね
まだあかるいみちを
ふりかえることもなく
ひとにもまれて
ゆうげをすませても
まだはちじ
なにもすること .... 
だいどころのまどから
こもれびがおちている
どこでみつけたのか
いっぴきのはたらきありが
ひとつぶのさとうをかかえ
そのひとすじのこもれびを
いまにもわたろうとしている
 .... 
いまさらに
君に何か伝えるものがあったような気がして
しきりに思い出そうとしているのだけれど
出てくるのはもどかしさばかり
でもほらあれあれって
思い出せない人の名前のように
それ .... 
わたしやきみたちは剥がされていく 
記憶に明日は無い 
プレイという名のメールが送信されて 
マストアイテムたちの需要と供給のバランスがくずれる 
やさしい言葉たちがまたねと飛び去 .... 
沸点で淹れた紅茶に
蜂蜜と
生姜の絞り汁
握り拳よ
芯部に響け
きみたちが求める女に
雄々しさはあるのかい
絞め殺したくなるような可憐さ
汚したくなるような透明感
ほんとうは
 .... 
  黄金みたい、
  晴れ空につたう
  とりどりの雨、
  それだって君さ。
  この景色、
  ひかる希望。
  さそう絶望?
  違うね、
  ひ .... 
僕たちは
太陽をかついだ
高く とてつもなく
高いところまで
持ち上げて
その中に入りこんでは笑った
僕たちは
それがいまなのだと信じた
ひたすらに信じながら
じぶんじしんの
中心 .... 
僕はおさなかったので
ミッキーマウスが
消防夫だったりした
脳膜がメンマになって
少しおかしかったりした
火星人に思いを馳せると
くしゃみが出そうだった
トタン屋根が何かを
 .... 
 
 
家族が寝静まった頃
ぼくらはそれぞれの家を出た
ぼくはミルクチョコレートを持って
きみは水筒に氷と麦茶を詰めて
二人で村田川の護岸に膝を抱えて座った
今日は手を握ろう、と思ってき .... 
ミノ
あなたにまかせて
ゴメンね
ハツが何より
大好きなの
ユッケが危険と
知った日に
焼肉行こうって
言ったとき
黙ってついて
来てくれたひと
ま〜この〜
(角栄をはさん .... 
土手の切れ目が1本のラインに見えるから
平らになってる地面ギリギリまで 後方にバックして
50m走でそれなりに女子に褒められた 足の速さをもって
ホップステップで 夕陽に煌く川面に行ってみる。
 .... 
おまえがねむらなくても
かわりはいくらでもいる
といって
すいまがおとずれます
ああ、ねむることも
いきることなのだと
ゆめのせかいで
きがつくことができたなら
 .... 
 あんなところまで
 かけあがってゆく脚力があった
 なんて、知らなかった
 あれが
 かけのぼってゆく波のペニスだったなんて
 美しい波形
 コバルトブルー
 夏の日に .... 
文字に手をかけて
広げてゆこうとするけれど
かたくてとても広がらないから
あきらめそう
旅にでたくて
背伸びしていた
わたしの中に
あるはずのない世界に
わたしはいない
 .... 
 
 
冷蔵庫を開ける
誰かの靴が入っている
良く冷えている
冷凍室に移し替える
靴の持ち主が困らないよう
もとあった所に
その旨のメモを残しておく
それから靴以外のすべての中身を出 .... 
   きみはさぼてん。
   あいらしい
   よるは
   あいいろのさばく
   あいらしい、
   そばかすでわらって。
   こころはまんまる、
 .... 
風が走っている、この胸の中で
指先で奏でてゆく夜の心音
私を呼んでいる遠い声が
耳もとでこだまするたまゆら
そっと指をのばす、頬に触れたなら
夜明けのはじめの光が胸へと届く
あなた .... 
野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも
わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで
わたしは
「あなたがた」の影 .... 
おかねもちの
はながさいている
おかねのない
はなもさいている
おなじはなは
ひとつもないのに
ひとつしかないおひさまを
いっせいにむいて 
かぜがこすれてうずをまく
太古の夜がにじみでる
雨が黒の
合間を縫って
土の人の声を通さぬ
さしづまる夜の帳を
夜の帳を
いっぴきの猿が舞う
あちめ
三日月を長い腕で掴み
鮮やかな .... 
こんな雨の夜は
ぼくらのさみしさも後押しされて
心強い感じさえしたものだ
ぼくらのさみしさは
夜の雨に流されてしまうこともなく
やさしいままに
悲しいままに
雨の音と同調されてゆくの .... 
何かなくして
何かでつながる
あたしたち
あなたのことが
すき
すきってなんだろ
説明できるひと
えらいけどなんかそのまに
何かが変わりそう
何かわからないのが
すき
 .... 
ぼくが無気力だったのは、
春のせいではありません
ただ押し出されてみたかったの
○いだけの土俵なんかから
そして
そしてかかとの砂もそのままに
すこし立ち尽くしてみたかった
まわ .... 
幼げな微乳を
触られないまま
カミサンは先に
ふて寝した
隠した性欲を
処理しようとして僕は
押し入れからDVDを出した
音消しながら
背後気にしながら
Eカップ女優を求めて
君が .... 
 
 
 
 
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