すべてのおすすめ
爪先で弾く夏
くちびるに影法師
背中のロンド
ラムネ壜に閉じ込めて

水の匂いのする靴音
いいえ あなたの声色
雲間に擬態する日だまり
いいえ あなたの胸元

飛び跳ねた水の中 ....
海の縞模様が 砂の城に 住んでいます。
幸いなことに 泣き方をしらないのです。
今も絶え間無く砂が この街に注がれ続け
この部屋の容積も 埋められて います。


元居た場所を け ....
つめとゆびは
20ずつあるので
ちょうどよくセットになる

わたしは
とりだせないしいくつあるかわからないので
だれともちょうどよくない
かなしい
たくさんの酸と行き交う夢がぶつかる空で
部屋のなかから仰ぐきれいな曇り空の美しさに疲れ果てた瞳を澄ませる
潤いはじめたと 嬉し泣き 子供の頃の心のなかで 初めて光る毒の味をしる
まっすぐひたすら ....
青い青い
卵のかたちをした夜の背中が
真一文字に割れて
ぼわぼわした薄明かりが溢れてきます

桔梗色の
夏の始まりの天使の鱗粉で
朝は塗られてゆくのです



「おっきくなったね ....
遠い日々の想い出は
端からゆるやかに欠け落ちて
ときめきや痛みばかりが
消え残る

懐かしい山々の稜線は
暗く沈殿していく記憶の底で
鮮やかな結晶となって
溶け残る

彼方を眺 ....
君にふらふらしているといわれたんで

白くなろうとおもい カルピス のんだけど

肌は ひやけ したまんまで

黒くなろうとおもい コーラ のんだけど

白めは もう しろくて

 ....
  いたみ。
  それがひとつ、
  水たまりにうかんでる。
  とろとろの月といっしょに



  サンダルをひっかけて
  コーヒーを買いにでたり、
  すこしだけひらい ....
  汽車にのって
  なまぬるい水筒にぼくは口をつけた
  鞄からとりだしたおむすびは少し
  いびつな形にへこんでしまった
  ほおばりながら見まわしてみるけれど、
  このなかに ....
水底につづく階段
溶け残るつらら
午後を咬むつらら


羽のしぐさ
空のひらき方
指をのばして
そっと試して


ひとつだけだよ
裏通りの声
違う人の 同じ言 ....
まくらを抱えてすみっこへ
あざだらけの脳みそを抱きこんで
痛む歯を舌で舐めている

でもあたしは愛されている
覚えていないくらいむかし
あたしはだれかにキスされたから
歯が全部溶けて ....
果たされない約束が遠のいてゆく
博愛は封印されて
初夏の風鈴のように ときに
さやかに りん、と在るを語るでもない

ゆく道は涯てを知られず
帰り道はすでになく
芥子の花のうなだれて
 ....
あい色ごしに赤をみて、
まばたきごとに星が降った
あんなにとおい星どうしが
かちかちと鳴りあうのも聞こえたよ

草は草なりに濡れ
砂はひと粒ごとに熟れて
笑いあうのが世界だね

 ....
黄昏の街を駆けて行く影法師
眩暈にも似た既視感に
いつまでも立ち竦んでいた
きっと夜はまだ遠い

*

退屈な雨の午後
迷宮のような街を眺めていた
陰鬱な気持ちを弄ぶように
霧雨が ....
すすんでは後悔して
そんなくりかえしのための夜がある

空がまっくろでよかった
そんな風にいつも想う
みられなかったり
みえなかったりで
暗いのはいいね

あかりが目印になって
そ ....
あのときより
たくさんことばをしって
いたみもしって
やさしさもしって

なのに

すべてを
あなたにじょうずに
つたえる
すべがなくて

よるのおとを
ききながら
ひ ....
レジで働く
バイトのおねえちゃんに
あなたも100円ですかと聞くと
私を安く見ないで!って
怒られたので
100円ならどこまでですか?
と聞き直したら
意外とかなりの線まで
出来ること ....
電車のおとが絶えたころ
ひとりで眠っている
わたしは砂になり、シーツのうえにさらさら
零れていく
ラピスラズリの砂です。

あの人の声とともに
ゆめがせなかに打ち寄せて
やわやわと脚に ....
  草の皿に
  いっぴきのいなごがとまっている



  ぼくはいつも色んなことを
  すぐに駄目にしてしまう
  砂団子のように丸く脆く
  君への思いを胸のなかに固めて
 ....
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの

空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる

眠れないのなら
眠らなくてもいい
 ....
鬼げしの
あしたに
黙礼をする
宙へ
零れる
いつまでも覚えている青さを縫って、
(勝手に)、
勝手に生きている、
終わらせない(終わらない)
自由を、(不自由を)
はしりまわって、はしりまわって手に入れて

おいで、と言ってく ....
{引用= 
 谷の戸に
雨景の万華鏡をのぞけば 幾何学の
狂い咲く色のはざまに
あのときのアマガエルが いました


 肩をはじく雨の
その中を走るのが、好きだと
狂人のように喜びな ....
元気よくそらにむかって
目玉たちは落ちてゆく
音のする方向へ飛ぶことに
慣れてしまったからだから
重力のための
地図が
まぶしく
ひろがって

孤独で透明なタイムマシーンが
爆 ....
ぼくら背中合わせで
羽根を千切った
きらきらきら
昇華してゆく

世界を残して
すべて消えてしまう
きらきらきら
海になって
ぼくらは再生する
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません

飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
口下手で悩んでいた、僕は 
ある日突然、目の前にいる人が 
?の文字を秘めている 
黒い人影に視えてきた 

その人の瞳の奥にある  
不思議を求め 
些細な一つの質問で 
もしも、口 ....
帰り際に君が残していった
つれない言葉のひとかたまりが
僕を軽々吹き飛ばし
ふりだしにまで戻してしまう


まるで魔法だね
はだしで睦み合った日々を
真下に眺めながら


いつも ....
夢の扉の向こう側に
絹の衣装を纏ったあの時の
嬉しそうに君
幻になった
君の
優しかった歌
ユリの花束も抱え切れないほど
飾って置いた無傷な部屋


/海底に沈んでいった記憶の ....
せかいがゆらいでゆらいで
ねむいのをおさえて、またゆがむ
あしおとは ふら、ふわ、ふらふらっ、たんっ

からだはひだりにかたむいて、おしりがへんなかたちです
せかいはゆらいで、ゆらいでゆらい ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1901)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
mermaid- 佐東自由詩10*13-7-6
砂の中の海- るるりら自由詩25*13-7-6
つめとゆび- はるな自由詩513-7-6
きれいな曇り空- 十二支蝶自由詩113-7-6
夏の朝/天使のらっぱ- 佐東自由詩2*13-7-6
星座- nonya自由詩22*13-7-6
- 自由詩5+13-7-6
とろとろ- 草野春心自由詩813-7-6
汽車にのって- 草野春心自由詩913-7-5
明るく短い径- 木立 悟自由詩813-7-5
虫歯- はるな自由詩913-7-4
偽熱の午後- もっぷ自由詩813-7-4
りょんちゃん、たべかすがついているよ- はるな自由詩913-7-3
ため息- 未有花自由詩24*13-7-3
あかりをめざして- 朧月自由詩513-7-2
「いたみをしっているあしあと」- 玉兎自由詩813-7-2
ダイソー- 花形新次自由詩513-7-1
- 凍湖自由詩313-7-1
いなご- 草野春心自由詩513-6-29
観葉植物- 春日線香自由詩313-6-29
出あい- こしごえ自由詩3*13-6-29
窒息- はるな自由詩413-6-29
貧しい詩人- 月乃助自由詩11*13-6-28
タイムマシーン- モリマサ ...自由詩513-6-28
銀貨- 自由詩313-6-26
紫陽花と砂糖菓子の関係- るるりら自由詩26*13-6-24
質問箱- 服部 剛自由詩613-6-21
ソネット- 八布自由詩213-6-21
愛の夢___(リスト「愛の夢」を聴きながら)- 乱太郎自由詩1713-6-21
ワイパックス宇宙- 梨玖自由詩113-6-17

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