すべてのおすすめ
灯から生まれる水が
夜の路を照らす
壊れるほどまぶしく
消し去るほどまぶしく


同じ速さで遠去かり
同じ間隔に並ぶ柱に
隠れては隠れては現われる
互いを互いに映し出 ....
病気だと言われてもかまわない
今日もどこかで、砕け散るような
願いごとの音がする
片隅
馬小屋で仔馬が生まれるように
誰が生まれたかは知らないけれど
知らない誰かを祝うくらい
やさしさが ....
言おうとして
言えなかった言葉が
胃の腑のあたりにつかえて
地面が急に
ちかくなる夕べ
水中でもがくみたいに
思いのやり場が
どこにもない
ただただ凄い西日に照らされ
きみの猿のよう ....
こんなにも豆電球が

ちかちか輝いているだけなのに

なぜこんなにも嬉しい気分なのだろう

そんなに嬉しい記憶なんかはないはずなのに

皆の気持ちがところどころで

ハレーションを ....
そと は
つめたくよどみ
暗い

十一時十五分

ガラスのくもりを 手で拭う
駐車場で
           内側から
外側の色彩はさびしい
点滅する蛍光灯
ペンキの剥げた看板『 ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです

月には雲がかかった ....
デートに行くというのは
なんか
おとこと手をつないだり
くちびるをくっつけたり
まさぐったり
してるだけで
ほんしつてきないみで
てがとどかないそんざいになった
わけではないと
おも ....
一歩近づくと
きみは眠ったまま
本の中

そんなに星ばかりみてたら
雪みたいに溶けちゃうよ、と
さみしい私がささやく

冬のカーテンにくるまって
目を閉じたきみ

プレゼント ....
せかいのぜんぶ
せかいのぜんぶ
たのしいこと、なきそうなこと
つめたいこと、あたたかいこと
せかいのぜんぶ
せかいのぜんぶ
いたいこと、あまいこと
よわいこと、つよいこと
せかいのぜん ....
それでもかまわない
わたしはここまで
いきてきたよ

きみがみている景色
冷たい潮風
ふたりであるいた
春は遠く、しずか
だれもしらない

それでもかまわない
きみがねむる場所
 ....
くちびるがむらさきでかわいい
ねむそうだし
あくらつなところも
よくかんがえると
かわいい

ちゅうとはんぱにちてきで
たいしたどっかいりょくがないところも
かわいい
  あなたの腿に
  手を置く



  その
  柔らかさの奥に
  生きていることの
  鋭いさびしさがひしめいていて



  ぼくの心に
  さっと
  一 ....
曖昧に融ける
金曜日の書庫に、は
ぼふん、と
イマジンに道が出来る



置き去りの教室で
靴をそろえたら、逝く
放課後の倫理に則して
ティーをたしなむ彼女は
金曜日の書 ....
まだテラフォーミングされてないからと
きみは海の上を歩いていた
寒い冬だったので僕はコートの前を合わせながら
狭い足場に立っていた
波に揺られてすこしずつ離れていくきみの
髪は前よりずっ ....
海が泳いでいく
そんな夢を見て目を覚ました
真夜中 真っ暗闇 
何も見えないから
この部屋がどこまでも
広がっているような気がする
世界がもっともっと広がれば
僕らは淋しさなんて感じない ....
太陽が違うぐるりを回って

ぼくのところへ戻って来る

おはよう

気持ちはおんなじまんまです

月が違うぐるりを照らして

その影の影が光っています

おやすみ

気持ち ....
ふたつの果実
なんで生まれてきたんだろう
なんで生きているんだろう
くりかえし熟して
大きな赤ん坊に育ってしまった
耳の魔女がささやく
真実はひとつ
おっぱいはふたつ


膨らんで ....
  ゆうべ
  きみのまとう
  しろい布にふれました
  それはやさしく湿っていて
  かみさまの一部のようでした



  ゆうべ
  窓のそとでは
  たくさんの雪が ....
穏やかな音楽が聞こえる
創造の逢い引き
あなたは梅の香り

土曜の通勤電車
吊革にいにしえの歌をぶら下げる
待ちわびる歌が揺れ
誰もが輪を外さない

子どもの在り方 ....
いつかうみに流れつく
地下水を求める根のよう
暗闇の先に
冷たい潤いを求めても
指先、未完成のまま
そらに手を伸ばす枝
遠いひかりをからめて(雲に内緒で)
無性に全部、欠けてしまったら
 ....
詩は素

素敵と言わせたくて
素っ気ない素振りで
言葉をまさぐる


詩は素

素直じゃないから
素知らぬ素振りで
言葉をこねくる


詩は素

素顔に辿り着けない ....
世界は しらじらしい
夢の中すら 雪がふりはじめたから
道は 白く はばまれて 遠い
雪にかわったり 曇天に変わったりする幻を
さて いくつ超えようか


カーブごとに 
ド ....
ふるさとは好きだけど
ふるさとにはないものがここにはあるの
感じたくて触れたくてしょうがないものがたくさんありすぎて
そして消える時には
好きな人たち好きなものたち好きなすべてに囲まれていたい ....
朝まだき 
西へ急ぐ下弦の月をくぐりぬけ 
君のふるさとはあちらにあるんだよ と 飛行機が教えてくれる
冷たい水は無言で涙を隠してくれた
優しいひかり やがてみちみちて ひろがる 
言葉は
わたしに降りてこない

わたしを選んで
降りたりしない

だから
わたしは
降りしきる

言葉がわたしを拒んでも
言葉がわたしを拭っても

一途な
まよいに
 ....
あながち
間違いでもなさそうな
傾斜みち

おおきく
眼を閉じたまま
ひとつ、ひとつ、を
よく噛み砕いたら

背中に負うのは
真っ赤な約束
瓜二つ、
みたい


 ....
両手のひらから 掬った砂糖をこぼすように
太陽を背中にしょって 始発を待つように
便りが届く
穏やかな風が吹き
背骨がふるえる

思わせぶりを横にやること
厚みを保つ ....
ひかる夜のはじまり月の余韻に
雪のかけ橋多摩のよこやま



ゆきかうひとたちが家路につく
荷物と引きかえに流れ去る喧騒
遠く暮れるまちなみ
新参者のたばこのにおい

膝にまどろめ ....
剣山のかぜが
  耳翼と首すじに
    突きささる 昼さがり
ひとかげの消えた市道に
     ゆがんだかげをつくる 

小公園は昼寝していた
   砂場に放置された
     玩具 ....
誰のために歌うの
季節はずれのうぐいす
カナリヤなんて知らない 見たこともない
チョウチョが飛んで行く お盆の朝
もうすぐ 彼岸花咲くね
川辺がきれい

狂い咲きのバラが 迎えてくれた日 ....
橘あまねさんの自由詩おすすめリスト(1704)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戒厳令の冬- 木立 悟自由詩711-12-25
サンタクロース症候群- めー自由詩3*11-12-25
言おうとして- 浩一自由詩311-12-25
ハレーションスパンコール- 灰泥軽茶自由詩411-12-25
ああるえくうすせぶむ- 根岸 薫自由詩4*11-12-24
君の明かりで眠る- プル式自由詩17*11-12-24
ヒスパーニア・タッラコネンシス- 6自由詩111-12-24
クリスマス- mizunomadoka自由詩511-12-24
せかいのぜんぶ- KとN自由詩3*11-12-24
坂道- 自由詩311-12-23
くちびるがむらさき- 6自由詩411-12-23
- 草野春心自由詩9*11-12-23
金曜日の書庫- うわの空 ...自由詩2*11-12-23
marry- mizunomadoka自由詩111-12-22
淋しい- Tsu-Yo自由詩311-12-22
おはよう- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-21
ふたつ- yo-yo自由詩10*11-12-21
しずかなよるに- 草野春心自由詩9*11-12-20
ラブレター- たちばな ...自由詩13*11-12-20
セントエルモ・シンドローム- たりぽん ...自由詩6*11-12-19
詩は素- nonya自由詩24*11-12-18
最弱- るるりら自由詩20*11-12-18
【五行詩】終わりへと- 凛々椿自由詩811-12-17
【五行詩】ひろがる- 凛々椿自由詩1011-12-17
- 千波 一 ...自由詩5*11-12-16
こしらえる花- 千波 一 ...自由詩4*11-12-14
未満- たちばな ...自由詩21*11-12-14
ひかりの冬、はじまり、ひとつ。- たちばな ...自由詩20*11-12-8
白い雑音(七)- 信天翁自由詩411-12-4
チョウチョ- 凪 ちひ ...自由詩411-12-1

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