すべてのおすすめ
例えば今 深い海の底で
目覚めたなら そこに 何が見える?
何も動くものはない ただ君だけを除いて

例えば今 霧が晴れたとして
目覚めたなら そこに 何が見える?
誰も気づくものはない  ....
写真集の中の写真をうつした写真家は

もう死んでおり

この世界にはおらず

いまも死につづけていて

モノクロームに象られた

すべすべとした紙のなかに籠って

かたくなに孤 ....
A
枯れ葉が 裏も表も見せながら落ちて
そのうち葉脈だけになり 
葉脈の下では 貴族のようなおももちで
うずくまっている それは わたし

B 
独りきりの夜 ちいさく もりの ....
点滅する光を舐め
月を背負い 歩き出す
鉄の地図に描かれた目
錆の花にひらかれる


十一月と十一月
灰と白と黒
入り江の星や
声の星


鏡の前の窓
映すも ....
唇のすきまからしみだしたものが死んでいた
放射線の中でも一番強いやつ
強い光を放って死んだ

いや、それは見えない
それは見えないのだから、誰も気づかない
見えないものはどこにもない

 ....
言葉が離れてゆく
まるで塵のようだ
堕ちてゆく言葉に求めてはならないもの
あれは何だろう

言葉が壊れてゆく
まるで自分自身のようだ
愛されていないと不安になる
 ....
御茶を飲むか
ここで御仕舞さね。
くもり空のすきまが、きらめいている
物事には、知らないほうがいい事もある
けれど、
知る事が、出来なければ、かなしい事もある
わたしはしか ....
雨がよろいをとかす
ぴしり 心がひび割れる

雨の中歩いているのは
まるで自分ひとりみたいに

傘は
シェルターのように隠す
それぞれの顔を
背景を

雨はどこからきたんだろう
 ....
      
昨日は他人だと
笑いながら通り過ぎていくものがある

ここから先は入れないからと
身構える姿は滑稽だ

少し緊張しても
鍵という他人もまた大きな他人で
挨拶すら忘れてい ....
Noniは1回笑った
Noniは2回笑った
いや、実は1回半だったのだ
0・5とは、淋しい内省なのだった
こうして人は気安い笑いの1つ毎にも
小さな頭蓋の中の
千数百グラムの己が脳みその
 ....
お花を動物に食べさせ
陽だまりの中
鳥さんが飛び立つ

旅行には行けなかったけど
話ができて楽しかった。

流れ星を見ながら
星座で占う。
今夜も、仕事から帰った家で 
待っていてくれた嫁さんの 
台所で、とんとん
野菜を刻む音がする  

僕の安月給でやりくりする 
我家の食卓 
  
昨日炒めた野菜の残りでつくった
 ....
最近自分の影を投げ捨てる人が多いと聞きます

一度投げたら最後、もう死ぬまで影はなくなるそうです

自分の体全体がぺりぺりかさぶたをとるような感覚であり

それはもう快感を越えたものである ....
  一秒もたてば
  抱きあったことなんか



  うそと同じ
  流行りの歌や
  この部屋を通り抜ける
  なまぬるい風と同じ
  出会ったことなんか



  ....
いちばんかくじつな死を

おしえてくれましたね

無常を手に入れました


もともと孤独は得意ですが

愛の作法もちょっとは覚えました


闇の中で光るものを

見分けるす ....
涙が邪魔だから
瞳はもう必要ない
見ることは諦めて
耳をすます
そんな日々が転がり始め
ホワイトシチューの中に溶けていく
しばらくこれだけを食べて過ごそう
鍋をぼんやりと見つめながらそう ....
満月のせいで
胸元に口づけしたい
それから背中に手をまわして
背筋をなぞりたい
たくさん言いたい
たくさん抱きしめられたい
その数年分の星の数だけ

だいだい色の満月
あたたかさ ....
春も夏も秋も冬も
いつからか色をうしなって
ただ繰り返していた日々
遠すぎる空のむこうで

ぼくの声もぼくの体も
いまはもう誰のものでもなくて
誰のものでもないぼくを
まぁるい月が照ら ....
ひらりくるり
かれはおちてきて
ふみつける意志もなく
ふみつける
じゃかり
ひとりで生きているようで
ほんとうはひとりで生きていない
しかしそれは
じぶんの意志とはまったくむかんけいの ....
おやすみ、あなたの黒髪にまだ青い葉をからませ
おやすみ、蔦は赤く、赤く血の色のよう


あなたの血のように赤く 私の血のように赤い
蔦を体に這わせ 木の葉の雨の降りしきるなか
そっと夢みる ....
ことしも
かきのはながさいていた

それいじょうの
けっこんしきはない

ひやかして
かぜがくちぶえ
ふいている

それいじょうの
けっこんしきはない

やがてく ....
マーブルチョコレートが飛んできた
ゆっくり螺旋状に流れるように
光を浴びてきらきら虹色をまとい
こちらに向かって飛んできた

昔、子供の頃本物のサンタの写真を見たとき

昔、校舎の窓から ....
声が重なる教室の中で
重力に負けたコンパスが 滑って手に刺さる

どうしようもない自分の静けさ
急な空洞を埋めるように 自らが流れてきて
小さなかさぶたを作る

わたしのことはもう見 ....
幾千もの電球がその家の周りを照らしていた

そのどれもが小さく弱い光を放ち

それはとても暖かく

そしてよそよそしく個々を消失させ

一つの個をなす静のようだった

緑の芝生は黄 ....
晴れた空が見守る 僕らそれぞれの物語
終りはない ただ紡がれる

柔らかい風に乗って 甘いサザンカのにおいがする
生きることは 感じ取ること

君の傷跡が燃えるとき 雨のアスファルトが泣い ....
無数の夢の中で
ひどく 疲れ


街並みを見ていた
無数の思いの中で


手にできそうな感覚
それは 真実なのだろうか

人のことなどわからない
私は 生きていく


 ....
ところてんかまわず
すうっと出しちゃったら気持ちが良いよ
細長いわだかまりがいっぺんにどっと出て気持ちが良いよ

つるつるにょろにょろ
つるつるにょろにょろ

のどぼとけがなって和尚さん ....
「もう秋だ」
誰に言うでもなく
ただ、ポツリ、一人呟く

風がだんだん冷たくなり
空気が澄んで空が高くなるのが
誰にも言われずにわかる


スーパーでレジ打ちのバイトをしているが
 ....
海よりも深い青さで恋をして
夕日よりも赤い情熱で愛した
波間を漂う流木に この身を重ねるのは
今もあなたが 愛しいからでしょうか

かもめが水面近くを飛んでいき
やがて白い月が
東の空か ....
あの娘が出て行って一人取り残された僕
スポンジケーキの星が天井にぶらさがっている
悲しみのレールを音もなくビールの泡が走る
だからといって握り締めた携帯電話には雑草が生い茂るだけで何も歌わない
 ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1904)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
例えば今- さすらい ...自由詩6*11-10-15
モノクローム- 「Y」自由詩10*11-10-15
エコーズ- るるりら自由詩20*11-10-15
夜に_変わる- 木立 悟自由詩411-10-15
記憶- ブロッコ ...自由詩2*11-10-14
ミュウズ- アラガイ ...自由詩7*11-10-14
自動信号の- こしごえ自由詩5*11-10-14
- 朧月自由詩711-10-14
- 花キリン自由詩411-10-14
_Noni- salco自由詩7*11-10-14
星座で占う- ペポパン ...自由詩2*11-10-13
残りもの家族_- 服部 剛自由詩1211-10-13
影を投げ捨てる人- 灰泥軽茶自由詩8*11-10-13
一秒間- 草野春心自由詩6*11-10-13
仏陀- 梅昆布茶自由詩211-10-13
ホワイト- 自由詩6*11-10-13
満月- たちばな ...自由詩23*11-10-13
まぁるい- 水中原動 ...自由詩211-10-13
読むの禁止- ピッピ自由詩611-10-12
ねむり- 石瀬琳々自由詩21*11-10-12
結婚式- 小川 葉自由詩911-10-12
マーブルチョコレートの願い- 灰泥軽茶自由詩411-10-11
Idea- アヤメ自由詩111-10-11
夜のプールに沈む憂鬱は透明な笑顔をぼくらに向ける- 空中分解自由詩211-10-11
それぞれの物語- さすらい ...自由詩8*11-10-11
夢を見ている- 番田 自由詩111-10-11
ところてんとそうめん- 灰泥軽茶自由詩5*11-10-11
秋が来おった- 一 二自由詩711-10-11
潮の音(ね)- 凪 ちひ ...自由詩211-10-10
別れ- ぎよ自由詩311-10-10

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