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茶色が包みはじめて
白い花びらが消えていく

蜜を求める蜂は 
終わった

折れた風に
立ち続ける 緑

枯れていく事が結実なら
すいあげられてしまおう
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ....
まっすぐに伸びた楡の根元に座って

視界に収まらない空を見ていた

眼球の限界―

やはり人間は限界のある生きものらしい

銀色の飛行機が頭上高くを過ぎる

遠ざかってゆく機影に憧 ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
雨を赤く染めて、
山形から、小さな恋人たちがやってきた。
久しぶりに口づけをする。
いっときの、ほのかな甘み。
こんどは、いつ会えるかわからない。

小学校の校庭の、
熟して落ちていた、 ....
深い日のなかに 今もずっと変わらない陰がある
小さくちいさくまっ透ぐ自分に向いたうたは
少し少ししゃがみこんで、見えないように当たらないようにいきた
あなたにはそれが毒にみえるだろうか
 暑中お見舞い申し上げます。   たま



 地下鉄

地下鉄はまっすぐ走るものだと思っていた
車体が傾いてとなりの女の顔が急に近づいた
ね、 複雑でしょ・・
耳元の吐息はいつも体 ....
青らむ、夏の
わたしの首すじ に
風がひそかな挨拶をおくる


揺れやまぬ草の穂先のいじらしさ
痺れた指でもてあそびながら
あなたのことをかんがえる


青らむ、人の
まなじりの ....
{引用=
(マンホールの蓋、ペットボトルの蓋
(潰れ果てた牛乳パック


あろーん
あろーん


と目覚ましがなる
(おにいさん、おにいさん、どうせ起きたってあろーん
夜の陰謀 ....
消えるばかりの閃きを
認め
音読する

透明な水が
トボトボと、こぼれ続け、
とぼとぼと、こぼれ続け、

見える
オトが
見える
音が
見える
見えるすべて ....
空白にかえっていた
天使のことばが
一文字が
けむりがしみる、瞼を
とじると、裏側に
引っついていた
教会にいく日曜日に
父さんからくすねて
おいた煙草に火をつけた
「ぼくはあな ....
学生のころ帰省の旅費を稼ぐため、廃材の釘抜きのアルバイトをしたことがある。
真夏の炎天下で一日中、バールやペンチを使って材木の釘を抜く。ただそれだけの単調な作業だった。

毎日、早稲田から荒川行 ....
起きると二時
ああ、夜中に目が覚めてしもうた
と、思いきや、昼の二時である
よく寝たな
と、テレビをつけるとサスペンスドラマの再放送
うむ。
面白いではないか
と、それから寝転がってテレ ....
 
 
ガラスに触れるクラゲの触手
骨のない夜、月に発光する

僕らの大切な約束は
フライパンの中
焦げた形の文字列になる

(自転車はさっき片付けておいたから)

どうしてだろ ....
遠くの方を見ていた
疲れていた 私は
恋人がいるわけではなかった いないのに 
この街をぼんやりと流れた


いつのまにか夢を見ていた
ああ 足りなかった 読みとることが
だけど  ....
  ある日の授業で先生が言った
  宇宙を暗唱してください



  興奮したように
  エントロピーやら引力やら
  べらべらと捲くしたてた委員長は
  廊下に立たされた
 ....
煤トレナイノ
頭皮ノ付着ヤ髪ノ付着
爪先ノ付着ヤ目尻ノ付着
アセルナ アセルナ


カビクサイ
煤ラ
変幻ノ
水平線カラ襲ッテキテハ
永イ年月ヲ
生キルコトニシタ
田螺ラノ角笛 ....
崖の下から海がひろがる。
寄せてくる波が、激しく岩に砕けている。
風に押し出されそうになって、岩場を踏ん張る足に力がはいる。
ぼくにはまだ、奈落に逆らう力が残っている。
それが生きる力であ ....
夜な夜な
あなたが台所から
空のボウルを持ってきて
食卓に置いた
私を人差し指でさして
「空だ」と言う為に

白のテーブルクロスに
私を寝かせて
殴り始める
夜な夜な
ボウル ....
プリズムの
宝石が飛び出したの
のぞいてみて こころ
晴れの日は
青空と雲よりも
退屈そうな蛙と目が合うの

きいてみて こころ
雨に打たれたても
雷鳴と鳥達の慌だたしい羽音よりも
 ....
優しいふりする馬鹿が多くて
もう、嫌んなる世代です

大事に守ってもすぐ破棄する
もう、嫌んなる世間です

吐き気がする
汚染してる
目眩がする
感染してる

強がれば弱くなる
 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです

あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです

あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ

 ....
  恋に落ちる
  わたしが落ちる
  瞳が
  胸が
  たましいが落ちる



  小石のように
  みずうみに落ちる
  透きとおっている
  水草もゆれる
   ....
たいらかな午後に
芽吹くひとつの種
照りつける日差しの中
渇いた土から首をもたげる
開きたての二葉は
まだしっとりと濡れている

いつぞやの種が
気がつけばすくすくと育ち
次の種を生 ....
 ア

ワ 
 
 ブ




ぷわりぽわり


ワキンの溜め息


見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私

本 ....
  大気が
  産卵している
  (だれの子?)



  繁殖する
  七月
  七月、
  七月……
  (幾つも、
   尊い。)



  夏の
  膜
   ....
そして僕らは花になる
かぜをこじらせた
こけそうな道
鼻緒もきれそうな
しゃっくりの道

そして僕らは花になる
ぐるぐると
小さな羽虫が
無意志に飛んで
清楚な花びらも地に落ち ....
クジラが泳いでる
緑の断崖に大渦が見えた
私ははやく海に入りたくて
恥ずかしがってパーカーを脱がない
彼女のまわりで踊ってた
汗と潮の飛沫が乾いて
キラキラ落ちていく
戻ってこられないく ....
{引用=


  ゆるせないものたちの
  正しい呼び方を
  毛布に{ルビ包=くる}んで
  抱いて眠る

  おやすみ、
  
  受話器の向こうの
  どこか分かりえない場 ....
私は名付けられます
飼い主が逃げるたびに
何度も何度も 私の名前が変わります

今年も名前が違います
飼い主に左右されながら
今日を生きています

今日も此処に足を運んでくれて
フラ ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1904)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腐食- 砂木自由詩11*11-7-10
風通し- 佐藤真夏自由詩6*11-7-10
遠景- 宮岡絵美自由詩511-7-10
「やっぱチョッパーっすね」- モリマサ ...自由詩911-7-10
小さな恋人たち- yo-yo自由詩3*11-7-10
屋上。- 十二支蝶自由詩311-7-9
詰め合せお中元セット- たま自由詩30*11-7-7
青らむ、- 石瀬琳々自由詩30*11-7-7
貝殻遊び- 渡邉建志自由詩7*11-7-7
ベートーヴェン- 小脳自由詩211-7-7
反転- ズー自由詩3*11-7-6
釘を抜く- yo-yo自由詩17*11-7-4
安宿ごろごろ- 真山義一 ...自由詩2111-7-2
骨のない夜- たもつ自由詩211-6-30
いつかの日- 番田 自由詩111-6-30
- 草野春心自由詩7*11-6-29
煤トレナイノ_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩6*11-6-29
- yo-yo自由詩3*11-6-28
食卓に飾る花- ズー自由詩3*11-6-27
こころ- まきび自由詩211-6-27
吐き気- 逆鱗社長自由詩111-6-26
抱かれてみたい- 乱太郎自由詩17*11-6-25
みずうみ- 草野春心自由詩411-6-24
- 木屋 亞 ...自由詩3*11-6-24
金魚鉢- nonya自由詩16*11-6-22
夏の卵- 草野春心自由詩211-6-22
僕らは花になる- シホ.N自由詩611-6-22
two_of- mizunomadoka自由詩111-6-21
グッドナイトダイヤル- 山中 烏 ...自由詩5*11-6-20
ネーミングライツ- subaru★自由詩15*11-6-20

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