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テイブルの下に
ひきっぱなしの布団
みかん転がり落ちてるよ
段ボールから猫

なんもないのはわかってるんだ
ポンコツ話も聞き飽きただろ
こっちもうんざりしてるから
冷蔵庫にはたまご ....
ニコライ堂の鐘が鳴る
聖橋から小川町
緩くカーブのその坂の
底にあるのが小川町

小川町から靖国通
だらだら歩き神保町
三省堂か東京堂
なぜ行かないのか書泉の角を
曲がってうれし吉本 ....
明日ここに捨ててゆく花を選ぼう
あまり綺麗じゃなくて
だけど見過ごせない
咲くよりは枯れるために
生まれてくるようなそんな花を
俺の言葉の代わりに
俺の人生 ....
壊れたものを修理にだしたけれど

どこの店に行っても直すことができなかった

別れ際のあの不意な涙は

今も僕の掌に落ちて染み付いている

必ずハッピーエンドになるとは限らない

 ....
気球が一つ空に浮かんで
青と緑と茶色のまだら
金魚鉢に浮かぶ藻と餌の粒みたいに
風に流れていた

赤い雨が降ってきた
金魚が空から降るような空模様だった
気球は塗り上げられ、今にも破裂 ....
夜を雪がゆっくりとゆく

フケのような

ボールが止まって見えるような

それが地球の速さなら

自転がとっても速いような


女の泣いている気持ちは

少年のとまどう気持ち ....
あの文字に似ているから
今夜こそ捕まえようと思うんだ
月という船の不安定さをどこまで僕ら
楽しんでいられる?


なじみの香辛料が
食欲をくすぐる街角
窓の光が映る道
孤独という冒険 ....
アスファルトのうえに

足が浮いているのは

木枯らしに吹かれるままの

影のないわたしだからだろうか


思考はしゃべると渇いてゆく

目もしばしばと痛かったりする

わた ....
この町の夜は静かなもので
特に冬の夜は衝動に駆られて
大きな音を立てて改造車で走る
少年少女もいない
その代わり目には見えない何かが
充満していて、それに触れられると
その部分だけ鳥肌が立 ....
 
最近朝早く目が覚めてしまう?なぜ??

僕が朝早く目が覚めるのは
 顔を洗い歯を磨き、朝飯をたらふく食べるためです。

僕が朝早く目が覚めるのは
 黒猫のトイレの砂を換え、黒猫に食事 ....
轟くフリギア旋法
石作りの建物の中で
ひんやりと木っ端微塵
ガラスみたいに割れていく

流星のような簪
左手に乳房の重さを
右手にシューベルトの歌曲を
地上に平安と退屈を

空は晴 ....
 
 
父が釣りに連れてってくれた
それから数日後か
数ヵ月後か
数年後なのか
忘れてしまったけれど
近所のおじさんか
同級生か
はたまたいもしない
兄なのか
とんびなのか
カ ....
カウンターでひとり飲んでいると
電車に乗っているような気分になる

電車はどこに向かっているのか
この鉄路を引き裂いているのは
焼鳥の香りと酔客の話しごえ

テレビでは米中首脳会談の様子 ....
 
昨日より冷たい君の
手を引いて
坂道を上る
君の腕が肩から
肩から抜けてしまわないように
そっと引いて上る

途中、誰がつくったのか知らないけれど
昔からある赤茶けた工業地帯が
 ....
さびしくはないか

雨を歩いている

鉄工所の匂いがする

イ短調から変ホ長調へ

その悲しみ転調させますか


切削油の

骨みたいな香り

金属加工の

歯医者み ....
あかぎれた手の甲は膝のうえに重ねたままで
ふぅっと深くため息をついてみる

シャッターを下ろした売店脇の柱に掲げられた時計は11時55分過ぎを指していて

どうやら今夜もフェリーは出航しない ....
 
父さんが
なれなかった父さんに
なろうと思う

父さんは
自動車が好きで
僕は
自転車が好き

自転車に乗る
父さんを
僕は見たことがないし
自動車を運転する
僕を父さ ....
地平線の彼方に大きな夕日が沈む
地平線の見える大地など、僕の住んでいる街には無いのに。

無いのだが、地平線を僕達は確かに感じとることができる
感じ取ることができるので
僕は地平線に向かって ....
木枯らしがからからと乾いた音を立てる
あらゆるものの輪郭がくっきりと描かれ
移り変わる季節への感傷に浸りたいのに
冷えた手は無意識のうちに摩擦を起こし
細胞の根元から発信される欲求を満たそうと ....
お気に入りの詩集を開いて 
(いい詩だなぁ・・・)と思い 
目次に並ぶ題の上に 
丸をつけたら 
手が滑って 
凹んだはーとの形になった 


  * 


ほんものの詩というの ....
はがれて丸まったシーツの上に座り込んで
銀色のノートパソコンを開いているよ
ハローハロー
ハロー世界
真夜中に煙草を吸いながら
真っ昼間にゲームをしている奴と喋っている
時差だってよ
地 ....
めぐる風 炎 そして永遠がやってくる
遠くから海鳥の声が聞こえる
虚無 虚無 虚無 虚無
翼を持つものたちは明察する

転びつつ丘を駆け下りて
僕は暗くなる前に帰り着く
夜に浸されてしま ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい

たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい

たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても

血塗れの戦場や
やるせない食卓で
 ....
完全な暗闇のなかにいる以外

孤独はそのふりをしているだけだ

天井の模様がうっすらとなにかを象徴している

こうやって天井を見つめていても

そこに孤独はカケラもなかった

思考 ....
 成層圏              私風景
{引用=

そらのひろがりが       【 騒音のやまない
手にあまるこんな日は、      プラタナスの並木
苦しいのがわかっていながら    ....
こころの成り立ちがわからない

こころは支配できるものではない

こころは何処へかむかっている

消えてしまうこころなんてあるのか


永遠のまねをして太陽は

ぼくらと同じ有限 ....
火の星が地球に災いをもたらすと
最初に口にした男の軽薄
蟻の長い行進を眺めて
奴隷制度に思い至る男の明察

エレベータをおりてエントランスホールを抜けると
都市計画に完全に準拠した景観が広 ....
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える


うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ....
砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに

砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ....
{引用=今日は今日を生きて
生きていることに少し感謝しました
少ししか感謝できなかったのは残念ですが
明日は明日を生きて
今日よりも少しだけ多くの感謝をします

ほんの少しだけか ....
kauzakさんの自由詩おすすめリスト(3315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
段ボールから猫- ゆうと自由詩11*09-11-23
聖橋からだらだらと- ……とあ ...自由詩8+*09-11-22
明日ここに捨ててゆく花を選ぼう- ホロウ・ ...自由詩3*09-11-22
ケルト音楽- こめ自由詩1809-11-22
散恋休- 木屋 亞 ...自由詩4*09-11-22
それが地球の速さなら- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-21
夜の魚- さき自由詩709-11-21
影のないわたし- 吉岡ペペ ...自由詩709-11-20
夜町- within自由詩15*09-11-20
僕が朝早く目が覚める理由- ……とあ ...自由詩12*09-11-20
こころだけ_まだ- 瀬崎 虎 ...自由詩309-11-20
蝌蚪- 小川 葉自由詩609-11-18
カウンターでひとり- 吉岡ペペ ...自由詩1209-11-17
接続詞- たもつ自由詩1109-11-17
その悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩709-11-17
フェリー乗り場のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*09-11-17
父さんがなれなかった父さんに- 小川 葉自由詩1409-11-17
ち_へ_い_へ- ……とあ ...自由詩14*09-11-16
木枯らしがぼくを飛ばしていった- あ。自由詩14*09-11-16
はーとの絵_- 服部 剛自由詩309-11-16
東京の狭くて薄汚れた四角い空を見たいんだ- 虹村 凌自由詩309-11-16
めぐる風_炎_そして永遠がやってくる- 瀬崎 虎 ...自由詩209-11-16
All_Miracles_Mean_Life- 笠原 ち ...自由詩7*09-11-16
孤独のカケラ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
空の下の私風景- 月乃助自由詩7*09-11-15
こころと永遠とひかり- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
ギリシア・ローマの時代から- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-14
意識の底- アオゾラ ...自由詩609-11-14
視砂の岸辺- 小池房枝自由詩409-11-13
ささやくように歌っています- タマムシ自由詩8*09-11-13

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