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このように銀河は白く
星が密集して見えるわけですが
隣り合う星どうしでも
何光年という隔たりがあって
異なる時間と空間から出発した光が
一斉に辿り着いた
奇跡的な現象なのです

例えば ....
確かにあっちがああだとしても

でもこっちはこうだし

仮にあれがそうだとしても

これがどうなるのだろう

交差するのは人差し指

虚言はいかにも真実を含んでいそうだった

 ....
クロマニヨン人は別人だった
ネアンデルタール人も別人だった
別人というよりは別人類だった
つまり彼らは私たちではないのです

クロマニヨン人のクロちゃんが
まぁ直近ではありますが
ネアン ....
いい詩をお書きになる あのひと
言葉はなんでもなくて、抽象性が無担保でまかり通る
それなのにそのひとの選ぶことばのならびをみて
とってもうれしいきもちになってしまう

このひとは本当はすごく ....
生まれた季節は冬の冬
 年の最後のどん詰まり
 暮れ行く年の落し胤
 雪もはらはら降るような

生まれた街は底の街
 上の街のとなり街
 違っているのは人の色
 違っているのは家の ....
枯れ木の山は

ところどころが日なただった

そこだけ獣の香りがしてそうだった

粗雑だなと思う

そこ以外は青灰色の山肌だった

ぼくは風邪ではないのに

声が日に日に出なく ....
夏の思い出
台風の帰り道
みんみんを拾いました

踏まれるよりは
木にでも置いてやろうと拾い上げると
意外にもみんみんは力強く暴れて
暴れて飛びついた先が私だったので
服にくっつけたま ....
そこがまぶしい

交差点できみを待つ

灰色のところを見つめてみる

答えをさがすのやめようか

きょうの曇り空を見つめている

まぶしい

きみからの返事がない

灰色の ....
空から腐葉土の香りがした

僕らはなんて孤独なのだろう

空を見つめている

ひとのこころは遠すぎて

僕らはいつもとり残されている

同苦したくてありったけの

こころをかき ....
ことば
この言葉
遠い言葉
声、言葉
遠い声、言葉
届かない
届かずにとどまる声
言葉、超えたらば
超える言葉
超えて届く声
孤島へ
言葉、孤島へと届く言葉
声、孤島へと超えて ....
雨が通った街路樹の
匂いを胸に吸い込んで
自分の命に響かせる
同じ命に響かせる

冬がなぞった川沿いの
倒れた花に指添えて
季節という名を染めてゆく
冬の肌に染めてゆく

生きてい ....
R.S.V.P.
それは、きっと
一つの世界の終焉
幕がおりてしまえば

手の温もりをさぐりながら、
かわらぬ笑顔が
かえってくるのに
人のさわがしい声ばかりが
するのです

重 ....
エシャレットを植えたのだが
ワケギと見分けがつかなくなった

どうでも
日本の食卓にあがるエシャレットは
ラッキョウに土寄せをして
軟白栽培し若採りしたものらしい

タマネギもペコロス ....
音のしなくなった駅
外灯だけの商店街
遠くてまばらな明かり
心たちだけが他人事している

俺はいくつかの影をまとわされて
町にレントゲン写真を撮られている
彷徨のカルテ
車のなかにでも ....
終わりに

最終章に書いてある言葉は重い

わりと真実であったり
虚をつかれたりする

終わりに

人の終わりには本音が語られる

終わりに

この際といっては
言いたい事 ....
起きたら声が出なかった
声と鼻以外からだに異状はなかった

目に見えないなにかにやられてしまったよ
目に見えないなにかに
影響されてしまうだなんて人生みたいだね

人生も風邪のように治っ ....
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう


しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている


しんでしまったひとさまも ....
それは何かの予言のようで
空の七割は雲に覆われていて
甘く温かいホットミルクに
頑なな心まで溶けて

買い置きしておいたバナナは
黒い斑点だらけになり
みずみずしさを失い
しおれていた ....
人知れず錆びていく駅の鉄の柱達
開線当初の嬉々とした輝きは
今や夕暮れに溶け込んであまりにも静か

僕らを囲むすべてが知られることのない歴史を持ち寄って
今日を構築してる
遡ればほとんどの ....
いうなれば愛は無限の
ススキのなびく秋の平原で
近く遠くチラつくフィルムのフリッカーを
懐かしく水面に浮かべて掬う

木漏れ日はマンションの壁を暖める
窓枠は世界という景色を作品に仕立て上 ....
ここから先は
明かりを消してください
この洞窟の中に
外の光は危険なんです
進む方向に困ったら
薄い青い模様が 
より目に浮かぶ方に
歩いてください
そうすれば
そこにたどり着きます ....
最終電車。降車する人の群れ。渋谷駅へ向かうホームの光は消されている。
最終確認をする駅員の姿。

電車から降りる。込み合った車内ではうまく呼吸が出来ない。人の波から外れて、立ち止まり、呼吸をする ....
木漏れ日がふたりの影を白くさせていた

背の低い常緑樹のしたで

ぼくは自身の人生の蹉跌を話していた

きみを否定するような言い方で話していた


ぼくはじぶんの私利私欲に胸を焼かれ ....
{引用=
クリスマスイブの夜、
京介くん(以下K)は部屋にひとり、ベットで、うとうと。
サンタクロースを待ちながら眠い眼をこする。
サンタさんが来るまで起きていたい、そんな子供。


 ....
「おじいさん こんにちは
 また会いましたね」

  おや あんたかい
  また会ったね

「こんな坂道で
 今度は何を拾ってるんですか」

  おったまげたねぇ
  分かるかい
 ....
ひとを信じるということは

コミュニケーションにおいて

もっとも大切なことのひとつだ

じぶんを信じてくれているひとを

信じないなんてもってのほかだ


願いごとを口に出して ....
わたしは一切のものを 
この業欲な手に 
所有することは、できない 

わたしが一切のものを 
この手から離す時 
初めて、目に映る世界の姿は 

{ルビ完=まった}き天の、贈りもの  ....
なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
お母さんのこと嫌いなの?

携帯電話でのやり取りを気にされたのか
調布駅の改札抜けたところで、由紀さんが心配そうに尋ねてきた

母のことかぁ、どうなんだろうねぇ
好きとか嫌いとかそんな物差 ....
ほつれた髪を直すしぐさ アルミニウムみたいな海

海は高鳴る心の隠喩だったか 反映だったか
わたしにはもう手の届かないものの換喩だったか

晴れ晴れとしたこころで車を運転する
白い灯台が青 ....
kauzakさんの自由詩おすすめリスト(3315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星の授業- 佐野権太自由詩16*09-12-29
仮にあれがそうだとしても- こめ自由詩1309-12-28
クロマニヨン人のクロちゃん- 小池房枝自由詩209-12-28
あのひと- 瀬崎 虎 ...自由詩5*09-12-28
はじまり- ……とあ ...自由詩16*09-12-28
枯れ木の山- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-28
緑のみんみん- 海里自由詩5*09-12-27
もう一度言うよ- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-27
僕らは空を見つめている- 吉岡ペペ ...自由詩709-12-27
この言葉- 瀬崎 虎 ...自由詩209-12-26
しるべ- 朧月自由詩509-12-26
R.S.V.P.- 月乃助自由詩9*09-12-26
エシャレットとラッキョウ漬け- 鵜飼千代 ...自由詩17*09-12-26
夜と幸福- 吉岡ペペ ...自由詩409-12-25
終わりに- 朧月自由詩409-12-25
手紙- 吉岡ペペ ...自由詩509-12-24
おひさまひとさま- 小原あき自由詩9*09-12-24
傷だらけ- within自由詩14*09-12-24
骨達- 瑠王自由詩8*09-12-24
ただこの声だけを奪ってほしい- 瀬崎 虎 ...自由詩209-12-24
朝をゆさぶる男- りょう自由詩4*09-12-23
国道246号線、寒い寒い日- ブライア ...自由詩4*09-12-23
点と線- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-23
サンタさんとサンタさんの間で- 北大路京 ...自由詩7*09-12-23
サイコロと坂道- りょう自由詩909-12-23
ひとを信じる- 吉岡ペペ ...自由詩609-12-23
星夜_- 服部 剛自由詩3*09-12-22
- 朧月自由詩709-12-22
知りすぎたひと- 恋月 ぴ ...自由詩15*09-12-22
_わたし_大丈夫です- 瀬崎 虎 ...自由詩4*09-12-22

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