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 野に咲いていた
 赤い花を
 むしんにむしっていた娘に
 わたしは言った

 かわいそう
 花さん、いたいいたい
 白い花さん、いたいいたい
 赤い花さんも、いたいいたい
 ....
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま ....
懐かしい向かい合わせの座席
小旅行ってことばの似つかわしい車内の雰囲気

(偶然だったのかな、向かいの席に座った男のひととの軽い会釈)

それでも嵌め込み式のガラス窓では吹き込む風に往生する ....
 
 
スクランブル交差点の真ん中でひとり
ちきゅうにやさしい
すき焼き・しゃぶしゃぶ食べ放題
四人様からお願いします
と店員さんには言われたけれど
自分の養わなければならない細胞の数を ....
チョコレート

みかた

蹂躙

てき

メンソールシガー

みかた

制限時間

てき

おとこのこ

みかた

おんなの人

てき

 ....
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵

ドキドキする
ワクワクする
はじめて

先のみえない
楽しみ

途中の
緊張感は
つなわたり

がっかりするのも
また ....
じめんのうえにたっています

あしのうらにたいおんがあって

じん

とします

ときどきそらをみます

とんでいるものがあってわたしは


鳥瞰図


みごとなけしき ....
 胴体に日の丸をつけた飛行機が
 滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
 まるでデジャヴュでもあるかのように

 ものを書き
 考えることをしてきた
 だのに、なにも残って ....
一年生になった息子が
おねしょした

小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ

昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
 ....
 
 
電柱の傍らに
人が立っていた
面接官、と書かれた名札を
首からぶら下げて

前を通り過ぎようとすると
採用です
そう告げられた

面接官は去り
替わりに名札をぶら下げて ....
頑張ろうと
肩にばかり力を入れても
腰はひけている

仕方がないと
諦め顔で薄笑いを浮かべても
目は出口を探している

雨のような運命を
受け止めるのは
傘ではなくて腹の真ん中 ....
 
 
壁に壁の絵を描きます
そのうちにどこからどこまでが
本物の壁かわからなくなります
途方に暮れていると
ゴミ収集車が最後のゴミを積んで
走り去って行きます
わたしはあれには乗れま ....
死が
眠りのようだったら良い

いつもの眠りのように
目を瞑り
深い夢の中へ行く

それはとても深くて
なかなか目が覚めることはない

そうして意識だけが残り
肉体は土へ還る
 ....
錦糸町へ行かなくちゃ
錦糸町南口のエイコっていうスナックへね
あの子に逢いに
何!
好きなバーボンアンドソーダを飲みに行くばかりだけど

かわいいな
ほんとにかわいいな
汗に濡れた肌を ....
薄曇りの空
昼の明度が低い
苛立ちを泡立てたような
街の雰囲気のなかを歩くと
泡に包まれた静電気が
渇いた頬にぱちぱち当たる

降るならば降ればよいのに
水の腐った匂いがする透明傘を片 ....
うみから
さかなをとり

はたけから
やさいをとり

ひとから
おかねをとる

うしは
おちちをとられ

そうすることで
いきている

かこも
みらいも
 ....
上澄みの中を泳いでいた
透明ではなく薄く白濁した温い水の中を
紅い尾鰭をゆらゆら振って
指差すふくみ笑いを払い退けて
腹の下に感じる見えない水底の冷たさに慄きながら
ゆるんだ流れに身をまかせ ....
窓辺に飾られた
一輪のチューリップが
ひとり言をしている

叶えられなかった夢について
叶えられた些細な願い事について

自分がここにあることの意味について
そしてその無意味さについて ....
突然の悲しみに
わたしがあふれてしまうとき
目の前が真っ白になる

本当なら
そんな色の涙が流れてくれるはずなのに
わたしはわたしのわたしから
さずかったものは灰色の
透明とは遠い色の ....
あまり
きをつかうなよ

よみすぎた
くうきがよごれてる

たまにはすけべな
はなししようぜ

ぷらちな
みたいに
水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
時がうごいているんかな

時ってたんなる単位なんかな

かたちやいろが

季節を見せてくれているんかな

それともそれってその逆なんかな

街道の木々が

あたらしい緑をふさふ ....
青空に大きなマルを書いてみた。
その中心に自分がいて
その周辺に家族がいて
ぽっかりとした雲には願いが乗って
ふわりふわりと流れて行く

野原に寝転び
雲を眺めていたら
悲しいことや
 ....
ことしもはるがきて
はながさいている

はなはたのまれて
さいたのではなく

はなになりたくて
さいたわけでもない

はなは
はなにしかできない
さくことで

せ ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
娘が誕生日にプレゼントをくれた
そういえば
最近娘とは会話もしていなかった

細長い化粧箱

包装紙をやぶいて中を見ると
ドライバーが一本入っていた

私がそれを手にするのを確認する ....
雲ひとつない空
地上ですら風が強い
空ではきっと誰も立っていられない

日陰の空気は金属のつめたさで
無防備になり始めた肌を冷やす
落ちぶれた冬の狂いかけた残酷

昼休みに弁当を
窓 ....
虹の裏には
雨雲があり

雲の裏には
空があり

空の裏には
宇宙がある

その先は知らない


昨日の表には
今日があり

今日の表には
明日がある

その先は知 ....
あのときに
もどれないのだな

そのときに
いきていたひとに

あえないのだな
わたしたちは

じくうをこえて
いきている

ここでいま
いのちのひをともす

 ....
再び歩き始めるんだ
膝を抱えてうずくまった場所から
行き先なんて確かめなくていい
立ち止まった自分を責めなくていい

pauseを解除するんだ
内なる声が途切れた位置で
イン ....
kauzakさんの自由詩おすすめリスト(3315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つくりものめいた、花- 石川敬大自由詩15*11-4-26
応接室- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-26
滑るひと- 恋月 ぴ ...自由詩13*11-4-25
幹事、ひとり- たもつ自由詩511-4-25
てきみかた- はるな自由詩411-4-25
はじめて- 森の猫自由詩7*11-4-24
ひこうき- にしなま ...自由詩711-4-23
終末論の週末にくるものは- 石川敬大自由詩15*11-4-20
おねしょ- 小川 葉自由詩411-4-18
面接- たもつ自由詩611-4-18
覚悟- nonya自由詩11*11-4-16
名前- たもつ自由詩511-4-15
ゆめ- 小原あき自由詩7*11-4-15
蛙のバーボンブルース- ……とあ ...自由詩811-4-15
雨に踊るものたちは皆、笑っている- 木屋 亞 ...自由詩3*11-4-15
収穫- 小川 葉自由詩511-4-15
紅い尾鰭- 渡 ひろ ...自由詩19*11-4-13
チューリップ- たもつ自由詩611-4-13
灰色の涙- ベンジャ ...自由詩211-4-13
ぷらちな- 小川 葉自由詩311-4-12
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-4-11
あれあのしろは- 吉岡ペペ ...自由詩211-4-11
深呼吸- ……とあ ...自由詩9*11-4-10
生きる証- 小川 葉自由詩511-4-10
ふるら- nonya自由詩15*11-4-9
娘からのプレゼント- ベンジャ ...自由詩5*11-4-8
さみしいお昼- 木屋 亞 ...自由詩4*11-4-5
虹の裏には- 小原あき自由詩8*11-4-3
午後二時四十六分- 小川 葉自由詩211-3-20
再出発進行- nonya自由詩8*11-3-19

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