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                  080805



生えるためには水が要ると
ステンレスのボールが喚く
サルビアの花の写真は
今からでも間に合いそうに
麗しく艶やかで瑞々しくて ....
夕立が来るというから髪を切りに行くのを止めた。
予約の電話もしてないから混んだら時間もかかるだろう。
貴重な休みなのだから出来るだけ有効に使いたいのに。
こうなるともう向かいのスーパーに行くこと ....
 昔の詩の中は未知でいっぱい
 何ていったって私は戦争なんて凶悪なものを知らない
 かといって飢餓や
 疫病も知らない
 病院行くなり
 両親頼るなりすればすむ

 満たされた世界か ....
 
こうえんから
おばけのこえが
きこえました

おばけじゃなくて
ぼくのこえだよ
おばけはいいました

やっぱりおばけだ
みんなは
わらっていいました

そういうみんなも
 ....
真っ直ぐに
うつむいてしまえる時はいいのです
泣き出しそうな顔を見られずにすみますから
だけど
斜め下を向くしかない時
これは哀しくて切なくて
切なくて 仕方がありません


あなた ....
 
これでいいのだ
なんていうと
いいことだけではなかったことも
思い出しそうだから

バカボンのパパよ
あなたは
いつも無表情なのに
端的な
その言葉の奥に揺れてる
瞳だけがあ ....
眠れない夜
詩が書きたくなった
誰かに伝えたいわけじゃない
誰かに存在を知って欲しくなった

S・O・S
愛だの世界だの大口叩いてはみたけれど
正体はただの寂しがりやなんです


 ....
自分が何者なのか
まだ分からなかった頃
なだらかな猫背の丘の上の
手のひらの形をした大木によりかかって
毎日のように雲を眺めていた
飽きもせずに眺めていた

いわしはうろこが剥がれた ....
 
神社の階段を登る
人を追いかけて
無意識のまま
僕も登る
人になっていた

声が聞こえる
それは
ヒグラシの声かもしれないし
その日を暮らした
僕の声かもしれなかった

 ....
{画像=080802125241.jpg}

梅雨明けは嘘だった
というような空模様だよ


交差点の上には
大きな曇り空があって
今日一日分の雨の塊が
固まって浮かんでいる

 ....
空っぽ だよね
歌うために

まぶしい緑の
そのはざ間から
降り注ぐ 生きる意味よ
せみの命よ

蜜を吸う
歌うために

その
けたたましい鳴き声の
中にまぎれて

誰か ....
満ち足りた水盆から
たっぷりと
手のひらのうつわに水を汲み
満足しても つかの間
した した と
水は指のすき間から逃げてゆく

目の前を行き過ぎる
季節もまた
水盆から汲み上げた水 ....
テレビのスイッチを入れる
あまり偉そうにも見えない小役人な校長が
あまり反省もなく頭を下げる

気付きませんでした


とりあえずの場の空気をつくり
権力という名のワイドショ ....
自らの寂しいベールを身に纏う 
今迄の自分を打ち破ろうと 
夏の夜の浜辺を走る 

( 遠くに若者達の花火は上がり・・・ 

ずぼりずぼり 
足首{ルビ嵌=はま}る砂浜の 
空回りをも ....
遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った 
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。 

ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され 
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ 

( 人々が立ち去 ....
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る

忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ....
アナタハ ダレデスカ

身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ....
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから


電気の光が織り成す出来あいの世界で
 ....
              080731




なんか単純なのだと
咲いたばかりの花が
赤色の理由を述べる

単純な色なのだと
信じる者は救われるが
足を掬われて
転ぶことも ....
 
 
 
村のしくみ


西の空に
捨てられた村がある

誰もがそこで
暮らすことができた

今日は村長さんの
誕生日だった

まだ生まれてなかった


+

 ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに

しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
(1)

掛け声と干物の臭いに押し流されるようにして
昼下がりの賑やかさに身を委ねてみる
所狭しと商品の並んだ店先を覗けば
一見かと値踏みする手練の客あしらいに
思わず半歩後ろへ下がりつつ ....
音が耳に飛び込んできた
窓を開けただけですぐ
世界の動きがわかる

工事してビルを造る
飛行機の飛ぶ
車の徐行して走る
子供たちの笑う
烏の飛ぶ
自転車の走る
人々の話す
犬の吠 ....
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
{画像=080731005030.jpg}


夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿 ....
花の都
水の都
霧の都
東の都

東京を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意見に賛同しない
猫を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意 ....
 
西の空に
家があった

東の空にあるのは
僕の家だった

さらに
その東の空には
田畑があった

こんなところに
家が建つなんて

祖母が言った
あの頃が懐かしい
 ....
特急の追い越しのため
列車の停車中に
駅の端では若い女の車掌が
さりげなくにこやかに
初老の車掌と交代していた
ちょうど明日を
告げようとする頃に
常夜灯の近くを飛び回る
一匹のコガネ ....
あれから2週間が経ったっていうのに
なぜいまも頭が膨れ上がってるのか
理由は自分でもわかっていて
そのうちのひとつは、トーキョー 打ち上げの席でもと子さんが話してた電車話が
私の旅路にふりかか ....
                    080729




川中島で、
 目を覚ませ!
合い言葉は、胡瓜。

3回ほど繰り返して
黒い男が闇に消える
カラスのような目付きをした ....
kauzakさんの自由詩おすすめリスト(3315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水のための夜- あおば自由詩24*08-8-5
[夕立]- 東雲 李 ...自由詩2*08-8-4
未来へ行く詩- doon自由詩208-8-4
みんなおばけ- 小川 葉自由詩7*08-8-3
無邪気- 明楽自由詩808-8-3
これでいいのだ- 小川 葉自由詩308-8-3
眠れない夜- 1486 106自由詩21*08-8-3
雲をつかむような話- nonya自由詩9*08-8-2
神社- 小川 葉自由詩4*08-8-2
8月1日- beebee自由詩808-8-2
そらせみ- umineko自由詩9*08-8-2
流行- 明楽自由詩408-8-2
アンビバレンスシティ- 紫音自由詩4*08-8-2
夏の夜の浜辺を走る_- 服部 剛自由詩508-8-1
死紺亭兄さんへの声援(エール)_- 服部 剛自由詩8*08-7-31
遥かな夏のスケッチ- 銀猫自由詩22*08-7-31
ムルチ(怪獣詩集:帰ってきたウルトラマン)- 角田寿星自由詩1508-7-31
創書日和【音】_ラウド、ラウド、ラウド- 大村 浩 ...自由詩12*08-7-31
簡単な男- あおば自由詩7*08-7-31
世界のしくみ- 小川 葉自由詩6*08-7-31
夜のこども- 笹子ゆら自由詩11*08-7-31
消費されるひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-7-30
夏音- よしおか ...自由詩6*08-7-30
沈まぬ夕日- 吉岡ペペ ...自由詩608-7-30
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東京- rabbitfighte ...自由詩30*08-7-29
西の家- 小川 葉自由詩108-7-29
銀色の眼鏡をかけた車掌- りゅうの ...自由詩9*08-7-29
トーキョー/10min.- 石畑由紀 ...自由詩30*08-7-29
下条- あおば自由詩6*08-7-29

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