すべてのおすすめ
口喧嘩したとしても
仲直りの機会とか窺うでも無く
当たり前のように手を貸してくれる

たとえばそれは
洗濯物でふさがった両手のかわりになってくれたり
ちんちん鳴り出したやかんをコンロから下 ....
              090616



素敵な顔した
船乗りシンドバッドに憧れた
七つの海に乗り出して
大金持ちになりたいと
おとぎ話に夢中になった
地道な稼業に精を出せと
 ....
さいきんはーもにかにこっててね
うちにかえるとすぐさまとりすのこびんと
はーもにかをもってへやにこもるんだ
かぞくはなにもいやしないよ
かぞくはだれもいやしないんだ

せかいでいちばんの
 ....
{引用=群をはなれたライオンと
群にはぐれたシマウマが

サバンナの真ん中で出会った

孤独で飢えたライオンと
恐怖に満たされたシマウマ

見つめあう両者は
お互いを理解 ....
「人生」だなんて
そんなたいそうな物語はわたしにはありません
ただ 生きるのをやめたいと思ったときに
どんな死に方がいいかと言うと選択肢がいくつもあって
どんな服装で死にたいかと言うと ....
じぶんががんばることが

誰のためにもなっていない

未来も含めて

誰のためにもなっていない

これ以上の絶望ってあるだろうか

言葉はいつも足りなくて

無力感ばかりにひた ....
よく、晴れた日のこと
傘をさかさまに持ち、振り歩くひとがいた

何をなさっているのですか、と尋ねると
彼は
「ここに太陽を閉じ込めようとしているのだよ」
そう言って
ぱちり、と傘を綺 ....
ベランダの網戸に
小さな蜘蛛が一匹、しがみついている 
風のごうごう吹く真夜中だから
足をちぎれそうにのばして
蜘蛛なんて見るのも嫌なのに
ひどいすきま風に顔をしかめながら
なぜか私は
 ....
沈んでいた言葉がいま、動き出す
オート構築されてゆく
この手でつくりあげた方程式も
組み替えられていく無情
あたしは頭を抱えているだけ

記憶はつくられた意識の中
あたしらの足 ....
 
 
だれもいないものおきで
ほんをよむのがすきでした

だれもいないものおきで
わたしもいつかものとなり
おかれるものになるものと
おもってばかりおりました

そのいえで
く ....
ちいさな腫瘍があった
おそらく、せかいというものから隔てられた朝
ぎこちなく、触れることで
ぼくらが確認していたのは
痛みだったのだろうか



{引用=
この詩は、きみの
平 ....
 
 
くもひとつない
おそらから
あめがひとつぶ
おちてきた

なにかの
まちがいかもしれぬ
おそらのしたで
ねむってる
ぽちがみちの
まんなかで

おはなに
あまつぶ ....
大切かどうかわからない記憶は
抱えていた膝小僧のかさぶたにある

転んだのは最近のことだったか
それとも遠い過去のことか
鉄さびのようなすすけた色は
かつて赤い液体であっただろうことを
 ....
空の背中に
茜色の翼が生えて
夜が終わる
オーケストラの余韻のように
薄れゆく星たち

ああおはよう
今朝のミルクはいつもより冷えて
そんなことが
秋へと読み進むセンテンス

明 ....
 
 
からのおけに
こえをみたしていく

みあげるとあおいそら
おなじいろのふくをきた
しょうじょがわらってる

かぜのちょうじょうから
おちてくる
そのそくどで

うまれ ....
その町はいつも晴れていた
暖かな日差し、爽やかな風
青い空に、柔らかな雲
町外れの湖には
それらの全てが溶けだし
大きな森を育んでいた
青年はその湖に足を浸しながら
いつも遠い、見知らぬ ....
焼けた石の上を滑らかにすべる水銀
光ったかと見えてそこにはない
それは一匹のトカゲ
生き物である事を頑なに拒否する

草むらに放られたまま忘れられたナイフ
発見からまぬがれる殺人事件の凶器 ....
恋やら愛やら仕事やら

友やら親やら人生やら

きみはいつも手の鳴るほうへ

渡り鳥みたいにいのちをかけて


宗教やら政治やらではないぶん

ずいぶんといさぎよく

伴わな ....
父の死んだかたわらで
妹をあやす姉


こどもを亡くした朝に
家族のためにあくせく働く母


ぼくたちの町


生活が
続くところまで続いていき


夜の暗い背中を
 ....
 
 
なにもたべないひとになるのだと
きりさめのかえりみちに
わたしはおもう

くりかえされるはなしばかり
しんじてるから
しんじつをおきざりにして
わかりはしない

あまあし ....
 
{引用=(美しく生まれたかったと 思ったこともありました)


ある日
アゲハチョウが庭に迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なの ....
              090610




小次郎が
きびすを返す
刀を片手に
さっさと歩く
抜刀して歩くのは
人の体力には余るのだと
今の人は言うかも知れない
今の ....
線路の脇に咲いている菜の花の細い列
誰のものだろう止められている自転車
真新しい制服の群れからこぼれる音楽
まだ来ない電車を待っている春の駅の

たゆたう人々の視線の高さを蝶が飛ぶ
過去か ....
昨日と同じ色の朝の
昨日と同じ匂いの時間に
気紛れに買ってしまった
オリーブグリーンの傘を開く
慣れきった慌しさのほとりに
淡い緑色の翳が落ちて
治りきらないささくれの端を ....
ペチッと足下がなって気付く
つぶれたキャラメルポップコーンの一粒
金曜の夜に輝きだした女の子たち
指先がおよぎはじめ
どこかへいきたくなる
移動の風景
常磐自動車道
映画館が崩れ落ちてい ....
苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな


毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
知らないところに行きたくないかい?

学ばないひとは強い
学ぼうとしないことは無敵だ

けれど歩くよりも遠くに行きたいなら
ロケットを作らなくては

わかることとわからないこと
でき ....
お前の東京に連れていってくれ
俺の東京とは明らかに違うはずだ
お前が東北出身なのか九州出身なのか知らないが
地方で生まれ育った人間が一人で出てきた東京が
どんなものなのか味わいたい
俺は東京 ....
言葉にならないものたちを
白いスケッチブックに描いていた

ふくらんではじけそうな花のつぼみ
ゆるやかな風にふれる木の枝

言葉にならないものたちを
白いスケッチブックに描きたかった
 ....
なまぬるい風に乗って
運ばれて来た くちなし の香り

遠い昔の記憶も
最近のあの悲しい思い出も
呼び覚まされる

優しいのにあまったるい
どうしようもない嫌悪感
やりばのないこの  ....
kauzakさんの自由詩おすすめリスト(3315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憎めぬひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-6-16
ほんとうのパンツ- あおば自由詩5*09-6-16
蛍はどこへ- 竜門勇気自由詩2*09-6-16
「シマウマとライオン」- ベンジャ ...自由詩4*09-6-15
エレメンツ- 新守山ダ ...自由詩209-6-15
絶望- 吉岡ペペ ...自由詩709-6-15
陽傘- 山中 烏 ...自由詩4*09-6-15
あれあし- 靜ト自由詩2*09-6-14
、何度でも- 百瀬朝子自由詩5*09-6-14
ものおき- 小川 葉自由詩209-6-14
faraway- ねことら自由詩609-6-13
ぽちとあめ- 小川 葉自由詩409-6-13
かさぶたの記憶- あ。自由詩20*09-6-12
耐性- ふるる自由詩8*09-6-12
マリーのうた- 小川 葉自由詩209-6-12
「希望の丘」- プル式自由詩7*09-6-11
トカゲ- 非在の虹自由詩109-6-11
渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩809-6-11
水のない空/生きた旅人- 石田 圭 ...自由詩1309-6-11
かえりみち- 小川 葉自由詩409-6-11
「アゲハチョウ」- ベンジャ ...自由詩4*09-6-10
古道具屋- あおば自由詩4*09-6-10
待機線- kaeru自由詩309-6-9
雨曜日- nonya自由詩11*09-6-9
夜の果ての旅(フミタケ/rabbitfighter)- rabbitfighte ...自由詩609-6-9
モモなひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*09-6-8
踊るミクロラプトル/R_is_for_Rocket.- 海里自由詩209-6-8
東京トーク- 新守山ダ ...自由詩609-6-8
「六月のスケッチ」- ベンジャ ...自由詩7*09-6-8
くちなし- 自由詩4*09-6-8

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