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好きだった男の背中に爪を立てた次の日

その男の妻が現れて私に平手打ちをした

ちょうど

仕事でミスをして上司にこっぴどく叱られた日

男に慰めてもらおうと男の帰りを待っていた時だっ ....
小さな頃から影踏みが好きだった

だから

今でも雨の日は気分が憂鬱になる

晴れの日は決まって

誰も来ない工場の裏手の空き地に向かった

降り注ぐ陽光の中

僕は自分の影が ....
あなたの指し示すその方角へ

私は黙って歩を進める

あなたの見上げるその空を

私も黙って見上げる

あなたのすくったその水を

私は黙って飲み干すだろう

あなたといる限り ....
苦しいからもがいていたんだよ、悪い?

雑音が多すぎて耳をふさいでいたの

だからあなたの言葉なんて聞こえてなかったわ

缶コーヒーをぐっと飲み干して

かっこよくくしゃくしゃに潰した ....
僕は

君の存在が永遠で

ずっとずっと僕の側で

微笑み続けてくれる事を

信じてきたんだ

だから

暖かい言葉や

甘い言葉を

言わなくてもいいと思ってきたんだ ....
目の前に並べられた

あたしと彼の渋い色のマグに

焼酎がなみなみと注がれていて

お酒のあまり強くないあたしは

今日の酒宴の成り行きを

密かに覚悟をする

飲めないくせに ....
僕は

毎日に意味を見出そうと

目を凝らし続けていた

今僕がやっている事に

何の意味があるのか

それによって

どんな喜びを手に入れることが出来るのか

だけどそう ....
扉を開けて駆け出す

だってあなたが逃げるから

灰皿を蹴飛ばしてしまって

灰が宙を舞う

雪のように宙を舞う

だけど女は

追いかける

だってあなたが好きだから
 ....
萩原重太郎さんのyoshiさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
女であるということ- yoshi自由詩707-6-24
影2- yoshi自由詩207-2-22
自信- yoshi自由詩207-2-22
強がり- yoshi自由詩307-2-20
桜の木- yoshi自由詩407-2-19
決意- yoshi自由詩4*07-1-21
前へ- yoshi自由詩3*07-1-21
- yoshi自由詩207-1-14

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