すべてのおすすめ
すべすべした冷たい壁に体を這わせる
赤い唇がささやくようにふるえる
足元に布がまとわりついている
いらないとふと思い
次の瞬間にはその記憶さえ捨てた
窓が無い部屋の中で
白い壁が続く無機質 ....
ね、癒しをちょうだい

平日の美術館のしんとした空気がすきなの
色とりどりの小窓からみなが挨拶をくれる
しんとした空気
足音を立てずに挨拶を
スカートの端をつまんで優雅に足はクロス

 ....
熱を帯びていく
赤い唇に似た花びらが体に落ちる
落ちていくのは花びらか
白いあなたの体か
波がうねるように

ねむり閉じられた視線をつなぐあなたの扉
漆黒の瞳が中に閉じ込められ
わたし ....
父は聖書を読んでいた
本屋さんの片隅の椅子に座り世間から隠れるように
家族から遠く離れていくように
哲学書の背表紙を意味もなく鳴らしながら
横目で父の姿を盗み見る

十戒を教えてくれたのは ....
萩原重太郎さんの暗闇れもんさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
密室- 暗闇れも ...未詩・独白2*07-3-14
平日美術館- 暗闇れも ...自由詩7*07-3-14
よる- 暗闇れも ...自由詩6*07-2-4
十戒- 暗闇れも ...自由詩3*07-1-25

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する