一面のひまわり畑が見たくて
こゝまで来ました
しかしまだひまわりには
時期が早かったよう

青いひまわり畑の前で
降り出しそうな空を見ていました

ひまわり畑の路端に咲く
たんぽ ....
祭りの準備に似た恋情の
予感は浮き世と離れゐて
逢瀬重ねる恋路の過ぎるは
最高潮の祭りの速度
恋慕の終わりの空虚さは
投げ捨てられた林檎飴

火祭り、火遊び、恋火の燃ゆる、
燃え滓集め ....
夏を知らせに
来たんだよ

始まりは
白だったかな

密の味は
甘かったかな
風景は翠に染まり
懐かしい記憶に薄荷の味がする

今、ひんやりと誰かの影が映った

声を掛けようとしたら
今日の霧雨が人差し指の形になって
口元を制止する

濡れそぼった公園のベンチ ....
ぼくは詩を書きたい

恋人とは自分の鏡
相手の不満は
自分への不満でもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
波紋に出会いました

池から
鯉が静かに水面へと浮き出る
そ ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
進めどこまでも

限りない空に向かって

虹を掴むためには

どうすればいいの?

誰か僕を導いてくれ

動き出した隙間風を使って

舞い飛ぶ

指先に感じる思いが絡まって ....
赤い水玉ふわふわり

あなたにすべて預けてしまって
頭を抱えて悩んでる


胸に咲いた小さな花
摘まずにちょっと見せてあげよう

カーテンの裾はみ出し 裸足
早く来て欲しくてしばし ....
そうだよぼくが悪い
すべてぼくが受け持とう
あの黒猫の片足がないのも
すべてぼくが受け持とう
馬鹿らしいかね
あぁそうです
君の飲んだ後のティーカップに残るぼくの感情
それは店員さんに持 ....
空を飛ぶことを夢見て
ニワトリ、ペンギン、ダチョウたちは
スキージャンプに挑戦する
「スズメ達が見てきた景色と同じものを見られるだろうか」と
高く高く飛ぶ

陽気なオウム、九官鳥たちは
 ....
雨を見る蝶
草を分ける黒い道
滝の音にふりかえり
光が空を割るのを見る
西の半分がとても暗く
夜風は水のにおいになってゆく



壊れた傘が
春を乗せたまま川を流れ ....
君の視る景色と
手のひら合わせて
君の言う芸術の
世界を覗くよ

果てない空と
続く道 曲がり道
背中支える
君の手にこみ上げる

君の世界
明日も教えて
来週も
何年後も
 ....
耐震強度を偽装した家で
地震計を作っている
冗談のような本当の話をしたら
誰も本当のこととは
思ってくれない
何回言っても信じてくれないから
やっぱりあれは冗談だよと
頭をかいたら
み ....
泥水のような灰色の空が、
切り立つ垂直の地平を蔽い、点から線へ変貌する驟雨は、
藍色の抽象画の顔を育てている。
列車の窓に映る凡庸な景色は、引き摺るように、
後ろ向きに、失われた過去を走ってゆ ....
駅員さんの制服が

ころもがえをして半袖になっていた

八百屋さんの店先には

すいかもならぶようになった



パレットいっぱいの藍色に

オレンジ色の絵の具を流し込んだよう ....
ぼくは詩を書きたい

歌は灯火 詩は心
自然に生あり 人に命あり

今日もまた

朝の散歩をしていると
あじさいに出会いました

今にも雨が降りそうな
暗い空の中
輝くものは鈍 ....
青いタイルのベランダに降り積もる羽蟻の死骸
雨のない夏 睡魔に襲われる夕刻

ゆっくりと旋回しながら
飛行少年が落ちてくる

脚を尖らせて私は歩く

あなたはコンパスで地球を計り
風 ....
大切で 大切で 大切すぎて
毎日肌身離さず持っていた 僕の宝物が 今日 音を立てて 壊れた。


自分の不注意で 壊してしまったんだ。
それは 分かってるよ。
壊れたものは 二度と戻らない ....
オレンジジュースの海なんてあったら、きっと素敵だろうね
夕日に照らされたら、どんな色になるんだろうね
海の中には、どんな魚が泳ぎ、どんな貝や海草があるんだろうね
砂浜に、たくさんの金平糖やゼリー ....
丸みを帯びた光は
瞼を下ろすたび
その裏に
微かな影を描く

碧さを含んだ風が
誘いかけても
膝を抱えたままの両腕を
微動だにしないで


 閉じたままでは
 何も見えない
 ....
あなたはいつか私を忘れる

私を忘れたことさえ忘れてしまうかもしれない

あなたは大きな夢に向かって
羽ばたこうとしている
私には決して使わなかった翼で

さあ
もう行って
さあ
 ....
この小さな幹に

もうすぐ葉が生い茂る

降り注ぐ水に ひろがる大地に 命をもらって

言の葉が生い茂るだろう

愛を伝えるために
おれは歩いていた

いつもどおりの海岸沿いを

おれは歩いていた

いつもどおり美しい海岸沿いを歩いているのにおれは

おれは海が見えなかったちっともおれには

おれには唇 ....
ぼくは詩を書きたい

今の季節を感じられるのは
今の自分があるからである

今日もまた

朝の散歩をしていると
夏に出会いました
 
もう夏
長袖はいらない

歩いているだけ ....
ぼくはこのとびきり静かな部屋で

きみを奏でよう

その旋律が風に乗って

世界中を旅して

花を咲かせますように

きみに出逢いますように
 うたかたの季節
 移ろい行く時の雫
 ためらいもなく見上げてもいい空

 この星に生まれ立って
 無数の色を目にして
 見渡す限りのとおもろこし畑
 その地平線
 僕はちっぽけだ ....
訝しげに
値踏みする
彼らには

模範市民の
彼らには

マネキンや
ショーケースにない

値段が付かない
キミらの命を
見る余裕などないのだから

憎らしげに
空を睨ん ....
ティロリロリン 
  おめめぱっちり飛び起きて

出かけましょう  子馬でしょう


底無しの鞄 手に入れて
 
傷だらけの道を白い腕
  雨のにおいを追い駆けて

走りましょう ....
仕舞い込んだのは誰?
私以外居る筈無いのに、自問自答を繰り返す


無くしてしまったのは何?
遠い、遠い過去に持っていた、深く暗い記憶


自分で望んで、自分で隠して、自分で忘れよ ....
君が たゆたう衝動の 可燃性の衝動ならば
私がマッチを投げ入れてやろう
私の くすぶる衝動に 燃え尽きかねる衝動に
ロシアのウォッカを注いでくれよ
Rin Kさんのおすすめリスト(2756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひまわり畑の黄色- 遊羽自由詩2*06-5-25
先祭り- /N自由詩206-5-25
ドロップス- LEO携帯写真+ ...12*06-5-24
ラブ・アンド・ピース- 銀猫自由詩12*06-5-24
ぽえむ君−波紋−- ぽえむ君自由詩5*06-5-24
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
メロディーストーム、君たちのハートには響いているかい?- こめ自由詩706-5-23
裸足の夢- アサリナ自由詩3+*06-5-23
クレソンの香り- 自由詩106-5-23
鳥のオリンピック- 壺内モモ ...未詩・独白7*06-5-23
二季夜香- 木立 悟自由詩606-5-23
君の世界- ANN自由詩306-5-23
ニュースの時間- あおば自由詩7*06-5-22
訃報のみずうみ- 前田ふむ ...自由詩9+*06-5-22
しょか。- 美雨自由詩106-5-22
ぽえむ君−花玉−- ぽえむ君自由詩10*06-5-22
風の名前- 佐々宝砂自由詩706-5-22
嘘をついた王様。- 蛙の子自由詩306-5-22
オレンジジュース- 壺内モモ ...自由詩3*06-5-22
落日、溶けゆくもの- LEO自由詩17*06-5-22
@忘れても- 貴水 水 ...自由詩206-5-21
言の葉- 茜幸美自由詩2*06-5-21
海岸沿いを- 水在らあ ...自由詩8*06-5-21
ぽえむ君−小満−- ぽえむ君自由詩6*06-5-21
旋律- 茜幸美自由詩2*06-5-20
残光- 山崎 風 ...自由詩7*06-5-20
ただ- よーかん自由詩2*06-5-20
雨上がりのおひめさま- アサリナ自由詩3*06-5-19
探し物- 胡蝶自由詩106-5-19
化学反応- /N自由詩206-5-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92