冬のすじ雲に
数羽の鳥が列をなし
横切ってゆく
あの空は海

冬の枯れ野に
数羽の雀が群れをなし
降り立ってゆく
この地は空

天は恵まれ
幸福は満たされ
その喜びを
地へと ....
中途半端な気持ちに乾杯
緊張してお腹痛くて
5時に目が覚め
投げやりになれない

伝えたけど
肝心の事は
言えなかった。
だから

ラブレター書いた。
来週中には
多分静心無く ....
{引用=





聞きたい声を
花束のさやぎに求め
逢いたい影を
揺れる水面にさがしても


白磁の花瓶は
花を傾けながら落ちていく
闇の波紋が広がって
あの輝きに罅( ....
もしもわたしが秋ならば
都会のビルや街路樹ごしに
優しくあなたに
オレンジ色の陽だまりを届けよう


もしもわたしが空ならば
あなたが見る通勤電車の窓の向こうに
透んだ永遠の水色を用意 ....
ほらこんな風に
指と指で窓をつくる
その空間に映し出されるのは
きっといつか見た事のある
冷たく水を{ルビ湛=たた}えた青い空
耳をそばだてて そして
聞くのはなつかしい声
冬から冬へと ....
何だかなって空を見上げたら
雲がゆっくり流れてるだけ
僕って小さな生き物が
1人で悩んで眠れない日々は
この空からしたら
すっごく小さな事なんだなって
そう思うとね

ちょっと寂しいよ ....
君の鼻と



僕の鼻が



擦れあう時






君と



何があっても



 ....
青空に鉄塔高くそびえたり


ワイン色の暁の空に酔いしれて


虹の橋渡って会いに行きたいな


星月夜君と二人でランデブー


首筋に冬のくちづけ雪の華


雨上がり君 ....
君を想っている
君を感じている
君は僕が生まれてきた時
どこかに落としてきてしまった
大切なもう片一方
たとえ遠く離れていても
いつもそばにいる
そのことを
忘れないでほしい
 ....
繰り返される季節の
永遠を想う冬の朝
一面の土が白く広がる大地は
きららきららと光から音を奏で
音は寒さを物語る

繰り返される季節の
瞬間を想う冬の朝
一面の水が白く波立つ湖は
ふ ....
  1.永遠の序章

(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
焼きいも食べたい
だって寒いから

焼きいも食べたい
だって手がかじかんでいるから

焼きいも食べたい
だって体の芯まで冷えてしまっているから

焼きいも食べたい
だって北風が正面 ....
 暗闇のなかを片輪の百足虫が走る。
 背中は凍りつくように冷めたい。
 十時が一番うつくしい、君、
 髪はながいほうがよい、
 鏡は嘘しかつきようがない、
 だって彼には腹というものがな ....
白い花弁に滲んだ色は、
褪めた肌の哀しみにも似て
わずかな岩の裂け目へと根をつけた
くらしの危うさを今も孕みながら
押殺した声の倹しい日々さえ底なしに
やがて崩れ落ちる恋に焦がれて

夢 ....
   うまれてはじめて、

   すきなひとにすきと伝えた

   すっごい引かれて、

   保留、となった

   どう聞いても、

   断られたのだろう

   そ ....
幹に巻きつけられた
青白い麦球は
今年も
明滅を繰り返す
流れる光は
高い空に昇って
どこへ

すれ違う流れに
爪先を探す男は
今年も
うずくまる
染みだらけのジャンバーを
 ....
あおいそらをおなかいっぱいすいこむと

こころがうわぁんと大きく広がっていく

そう、自分が空と同化していく感じかな

はっぱや樹々とお揃いで空の下が大好き

ピッポッパッ♪ミ ....
穏やかな風が吹く
冬の晴れた日の午後
寒い日のはずなのに
その冷たさはどこにもない

鳥たちはのびやかに飛び回り
土は生きている

めったにないこの日を
人も皆
外に出て心で祝う
 ....
 冬の透き通った空に
 白球が飛ぶ
 それはまるで夢をつかまえようとするように
 白球を追う

 整地されたグラウンドで
 今日はソフトボール大会
 
 投手が投げるボールに集中
  ....
愛することは
憎むことに似ている

君が月明かりに照らされて
僕に背を向けてそう呟いた

相変わらず怒った顔していて
まるで
世界に喧嘩を売っているようだ


僕は額の青いあざを ....
枯れ草しかない目の前は
寂しさを感じるけれど
ここから春が訪れると思えば
渇ききった枝と自分の心にも
潤いが与えられる

土がむき出しのままの畑も
侘しさを感じるけれど
ここから生が誕 ....
あなたを探して落ちた罠
{ルビ迂闊=うかつ}だわ
あなたしか見えなくて
自分で仕掛けた罠に落ちるなんて

あなたの視線に縛られて動けない
逃げ出せばどこまでも
あなたの姿が私を追って来る ....
その ほほえみは 生理と いわれる

世に 生まれ 立った きみは まだ 3箇月

歓喜の 波が 寄せる と “ にこ ” と わらう

ときどき 声が 洩れるのは 成長が こ ....
虹が遠いね

暗がりのなかからは

遠すぎるね
カモメは海沿いの線路上を飛んでいる
超低空で
軌道をいささかも外れることなく


線路は間もなく
海を逸れて山間へ入る
線路に添うか
海に添うか
カモメにとっての岐路だ


カ ....
   昨日の日記

     最近は閑職にあるせいで、ゆったりと1日の仕事ができる。

     それもあたりまえ。

     来月、退職するんだから、いまさら仕事持たせない。

  ....
正しいことを言うよりも
正しいことをすることの方が
ずっと正しい

立派なことを言うよりも
立派なことをすることの方が
ずっと立派だ

正しいことをする人は
正しいことを口にしない
 ....
お風呂に入った
髪の毛濡らし、体を濡らし
とぷとぷと
風呂の中に佇んだ私

貴方を愛し待ち続けどこかで
繋がる赤いものを感じたかった
会えずとも待ち続け 待ち続け
今の 私は

揺 ....
はみ出した所から全てが始まった

海に浮かぶごみの中に紛れ込んだ

君宛の手紙を運ぶビンはもう

壊れきったままのものでしかなかった

それくらいいいんじゃないか

突然 ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
Rin Kさんのおすすめリスト(2756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生存以上の生- ぽえむ君自由詩10*06-12-1
言えなかった言葉- ペポパン ...自由詩6*06-12-1
夜が揺れて- まどろむ ...自由詩12*06-12-1
もしもわたしが- さくらほ自由詩19*06-12-1
冬の窓- 石瀬琳々自由詩29*06-12-1
見上げてみたら- AKiHiCo自由詩506-12-1
【_労わりの火_】- 豊嶋祐匠自由詩1*06-12-1
空模様Ⅱ- 未有花俳句12*06-12-1
ラブレター- たもつ自由詩14*06-12-1
繰り返される季節- ぽえむ君自由詩14*06-12-1
寂しい織物—四つの破片_デッサン- 前田ふむ ...自由詩42*06-11-30
焼きいも食べたい- ぽえむ君自由詩9*06-11-30
埋葬の前夜に- 白雨自由詩706-11-30
奈落に咲く_★- atsuchan69自由詩19*06-11-30
今日のこと_衝撃の後- 逢坂桜未詩・独白7*06-11-30
いつくしみ深く- 佐野権太自由詩18*06-11-30
*ミトコンドリア系*- かおる自由詩12*06-11-30
冬の晴れた日の午後- ぽえむ君自由詩18*06-11-29
白球- 山崎 風 ...自由詩706-11-29
- ごまたれ自由詩12*06-11-29
枯れ草- ぽえむ君自由詩11*06-11-29
鏡の迷宮- 未有花自由詩12*06-11-29
エンジェル・スマイル- モーヌ。自由詩18*06-11-29
分光の距離- たりぽん ...携帯写真+ ...11*06-11-28
一羽のカモメ- 杉菜 晃自由詩15*06-11-28
衝撃がとおりすぎてもここにある- 逢坂桜未詩・独白6*06-11-28
正しいことを言うよりも- ぽえむ君自由詩12+*06-11-27
ゆりかごのような心- 茉莉香自由詩606-11-27
フクロウのエレジー- こめ自由詩1506-11-27
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27

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