ナイチンゲール 
あの人のためなら
ナイチンゲール 
命など惜しくは無いわ

あの人に出会って心震えたの
高鳴る思いに初めて
人を愛すること知ったのよ
もしもあなたが望むなら
この胸 ....
コンパクトに映るわたしに
わたしは誰と尋ねても
何処まで行っても、あなたはあなた
としか答えてくれない
(何だかつまんないなあ
こうやって電車のなかでも鏡を覗き
アイラインなんか直してみる ....
この世に生まれたときから
自分という列車が動き出す

時間というレールの上を
一秒ごとに走り続ける

過去は思い出
振り返ることはできても
戻ることは許されない

未来は追いつけ ....
晴れ渡った あの空 だったかしら?
それとも 父が抱き上げてくれたあの空だったかしら?
母の 背中のあの空だったかしら?
おばあちゃんと見上げた夕焼けの空だったかしら?
悲しくて目覚めたら夜だ ....
巡りあわせの歯車の
ひとつ欠けてしまった噛みあわせ
それでも
偶然は何事もなかったかのように過ぎて行くので
わたくしは あんぐりと みていました

あの方の書き残した言葉が挟まったまま
 ....
夏の熱を切り裂いて宵闇に咲き誇る花火は
彩りと音の仲の良い双子の兄弟で
光と影、それぞれの役割をちゃんと心得ている
江戸の粋を三尺玉に詰め込んで
街のイルミネーションに負けずにきらびやかに ....
太陽となりて君に熔ける
太陽となりて君に混ざる

荒がうな

爆ぜるな

太陽となりて君に焼かれる

それはとても熱く
それはとても狂おしい

あぁ今日は雨が匂う
太陽にはなれない
耳奥で焼き増しされたセミの音が我を迷宮入りにしている




デフレーション起こす八月森の血は居眠り空は高く冷えゆく




ヒグラシのサイレン、夜の上澄みに震えて詩集をよむ手も止 ....
まだ9月が始まったばかりなのに
「サンタクロースがやってきたよ」
と、ばあちゃんが言った

耳をすませば

りーん
りーん

鈴虫の鳴き声

りーん
りーん

サンタクロー ....
 絶え間無く巡るめくサークルの中で
 僕達は出会ったり別れたりを繰り返しながら
 約束の地までの道程を喜怒哀楽を共にして
 地平線の向こうまで歩いていく

 小鳥がさえずり
 朝焼け空 隣 ....
葡萄の葉陰に{ルビ抱=いだ}かれて
青い果実のひとふさは
日ごと重くなりました

花びらのかわりに
熟れた種子をいっぱいにして
向日葵は皆うなだれました

高い空
すうと流れる
赤 ....
人は必ず困難という壁にぶつかる
それはとてもつもなく堅く厚く高い

この壁を乗り越えるには
それ以上に心が堅く強く高くなければ
簡単にはできなそう

でも実はそんなことは必要ない
堅い ....
ことばならなんとでも言える
「よく晴れているから…」
そのことばに
あなたは安心したような気配を残し
携帯電話をそっと切る
(雨降りなのさ、ほんとはね
幸せだったひと時は何も言わずに遠のい ....
日が暮れて街が朱色に染まっていく

ビルの隙間から雲を通して紫の空

看板やネオンに明かりが

ぽつりぽつりと灯されていく



公園で遊んでいた子たちも家路へと急ぐ

車の ....
ほっといて
ほっといてほしいの

そっとしておいて

君って絶対
僕の視界に入ってくるよね

今 
今TVみてるの
君のことは いつも見てるし
いつも好きだよ

でも…

 ....
(ヴァンサン)


窓の外に君の姿が見える
やわらかい草を裸の足裏で踏みしめて
君はこれから川へ泳ぎに行くという
もう透き通った水は冷たいというのに
君は白い歯を見せて
{ルビ銀葉=ぎ ....
まだ青き紅葉の枝に止まり来る
秋はまだかと茶色い蜻蛉
夏らしい暑さも過ぎた昼下がり
石に腰かけ秋が流れる

その風に誘われたのかまた空へ
どこへ行くのか茶色い蜻蛉
吸われゆく雲の形は秋の ....
シーズンオフの海
半ば砂に埋まつたビーチパラソル
ピンクのドームの下に
蟹が一匹ハサミをもたげる


どこから切り裂いて
片付けたものか
パラソルを見上げて
蟹はむづかしい貌
 ....
輝くものはいつも
はるか遠くに置かれる
届かないとわかっていても
暗闇の中で
求めてしまう
温もりのない光とわかっていても
そこで燃えているものを知っている
そして永遠を誓ったりする ....
人にはそれぞれ過去がある
それはただ生きてきた記録ではない

それは将来を考えるためのもの
この後の自分はどうすればと悩んだら
将来だけのことを考えても
何も進まない

自分の将来を見 ....
溢れるほど、満ち足りた言葉に、埋め尽くされて、
わたしは、天空を飛翔する鳥のように、
爽やかなひかりの音階の裾野に舞い降りる。

花々は寄り添い、一面を、湿潤な色香の帯を輝かせて、
痩せ ....
大きな木の下に置かれた
ベンチに腰かけたまま
静かに目を閉じる

大きな木の大きな葉が
サワサワと揺れ
その呼吸に自分の鼓動が合い
いつしかまどろむ

夢の中で
自分が何かを探して ....
みづうみは傷ついた渡り鳥の
保養所
三日も水に浮かんでゐれば
癒しは全身に及び


いざ 
出立の羽搏き
あがる飛沫の半ばは
鳥の離別のかなしみ


みづうみは
 ....
幾枚かの{ルビ花弁=はなびら}が舞い落ちる 
淡い光のあふれるいつかの場所で 
あの日の君は
椅子に腰かけ本を読みながら待っている 

いたずらに 
渡した紙切れの恋文に 
羽ばたく鳥の ....
今まで生きてきた たくさんの思い出たち・・・。

大人から見れば17年間なんてまだまだ短いんだろうなって

思いながらも今までのこと振り返った夜。

ほんといろいろあったけど、やっぱり幸せ ....
たなばた たんざく たちつてと
秋の空と乙女の心は七変化
夏じまいに
怠惰で熱っぽい光を
燦々と振りまきながら
ねっとりとした風が
がらんどうの原っぱを吹き渡っていく
夏休み最後 ....
プライドも規則も常識も

良心と道徳心意外全部捨ててしまおう



多くを持てば持つ程

自分の心は縛られて

雁字搦めになって動けなくなる



大切なものだけは手放 ....
一。


わたしの壁にはきいろいしみがある。

しみはわたしが産まれる前からあったしみで、
わたしの父がこの家に婿に来る前から、
ずっとそこにあったしみな ....
あなたの空に穴が開いたら
地面の土で埋めてあげよう

希望に満ちたあなたの夢は
くじけることを未だ知らない
世界はあなたが想うほど
優しくはない
冷たく感じることの方が
たくさんあるの ....
A には ○ が正解に見えていた 
B には △ が正解に見えていた 

お互いは{ルビ頑=かたく}なに抱えたバケツから 
激しく水をかけあっていた 


ずぶ濡れなふたりの間に 
両 ....
Rin Kさんのおすすめリスト(2756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナイチンゲール- 未有花自由詩9*06-9-10
わたし- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-9-10
自分という列車に乗って- ぽえむ君自由詩8*06-9-9
はじめての空の記憶- ひより未詩・独白5*06-9-9
あ〜ぶらかたぶら- ひより自由詩7*06-9-9
*双子の花火*- かおる自由詩7*06-9-9
希望の朝だ- プル式携帯写真+ ...13*06-9-9
サイレンス・サイレン- まほし短歌16*06-9-9
秋のジングルベル- 壺内モモ ...自由詩5*06-9-9
新たに記す詩には- 山崎 風 ...自由詩706-9-9
カラコロクル- 紫翠自由詩12*06-9-8
強き心は柔らかい- ぽえむ君自由詩7*06-9-8
ことば- 恋月 ぴ ...自由詩18*06-9-8
夕焼けの街- ajisai自由詩6*06-9-8
ポチ- しいこ。自由詩4*06-9-8
ヴァンサン、夏の終わり- 石瀬琳々自由詩13*06-9-8
茶色い蜻蛉- ぽえむ君自由詩10*06-9-8
夏の残滓- 杉菜 晃自由詩6*06-9-8
今夜、輝くものは遠く- たりぽん ...自由詩1606-9-7
過去は未来のためにある- ぽえむ君自由詩1*06-9-7
瑞祥をめざして- 前田ふむ ...自由詩18+*06-9-7
夢の中の探し物- ぽえむ君自由詩7*06-9-7
保養湖- 杉菜 晃自由詩5*06-9-7
花吹雪の中で_〜出逢いの日〜- 服部 剛自由詩13*06-9-7
「ありがとう」- 心愛自由詩3*06-9-6
*七夕七景*_〜夏じまい〜- かおる自由詩7*06-9-6
心の垣根- ajisai自由詩3*06-9-6
「_きいろいし、み。_」- PULL.自由詩11*06-9-6
あなたの空に穴が開いたら- ぽえむ君自由詩7*06-9-6
○_=_△- 服部 剛自由詩5*06-9-6

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