金曜日の夜は
やさしい時間
はやくねなさいっ なんて聞こえてはきません

かあさんグマは
大切にしまっておいた
はちみつを

いつもなら すっかり眠っているような時間
子グマたちに  ....
ぼくは詩を書きたい

道に迷ったときは
迷った道を楽しめばよい

今日もまた

朝の散歩をしていると
新しい道に出会いました

その新しい道は
いつからあったのか知らないけれど
 ....
まくらを抱きしめ
まぐわいのなか
きみを想うとき
ふわりと
ある種のエネルギーが
ぼくのなかで
かたちどる

妄想 
セックス
奪い取れ
のぞむままにことはすすみ
まくらの中に ....
ひかりをふところに浸す、
みどりのまるみが、いのちの数式を
一面につめこんだ、
萌え上がる、眠れる森に、鬱蒼と、
うすきみどりを染め上げて。
満たされた隙間を、みずいろの風が、繰り返し、
 ....
ちっぽけな頭のどこかで
白黒の映像や写真の時代は
その時代全部が白黒なんだと思っていた

だから火蛍の墓を観た時に
少し違和感があった

笑い声
泣き声
みんな飛行機の音に消えた
 ....
壁の花から落ちた花びら
雀たちがついばんでいる
ふちどりを想う
くちすいを想う


かがやく魔
飛び去る影を見つめるもの
四方を壁に囲まれた
庭という名の底にうたう

 ....
空中写真を撮りませんか
突然、声をかけられた
今、流行なのだという
今、撮さないと、
あなたは、社会からはみ出してしまいます
お安くしますから
上着を脱いで、お好きなポーズを決めて下さい
 ....
眠りは

逢えない時間を

埋める為にあるの


草むらに うつぶせ・・・


こうしていると

とくん とくん

大地と わたしの 鼓動が

重なる


あなた ....
ぼくは詩を書きたい

生は悲しく儚いものであるがゆえに
生として永遠に繰り返す

今日もまた

朝の散歩をしていると
百合の詩に出会いました

朝陽を浴びたその百合の
無垢な白さ ....
熱帯夜とは行かないまでも暑い夜が続いています
冷房を効かせて受験勉強をする学生
昔は冷房なんてなくて扇風機で我慢したんだっけ
確実に時間は前に進んでいる

朝焼けの眩しさを最後に見たのはいつ ....
プシュッ
ごく

その駅に着くまでに
ちびちび
公私ともにお疲れ気味
庶務課A子さんには
ほろほろ苦さと
ほどよい甘さ

ホームに降りたら
左手は腰
気 ....
まちぼうけ

まちぼうけ

今日もあなたを まちぼうけ

そんなじかんは

あなたをおもう

今日はどんな格好かしら

なにを話して

なにをしようかしら

これからお ....
白いドレスが綺麗でしょう
淡い世界に霞まない様に
紫陽花色の傘を咲かせて
君が笑うものですから

僕は蝸牛の様に煮え切らない速さで
ゆっくりと世界の湿度の中に溶け込んで
綺麗だなぁなどと ....
薔薇葡萄の里に帰りなさいと 初めて逢った妖精に囁かれ
甘く酸っぱい果実は 瑞々しさを放ちながら 小さくなった
雨滴したたり落ちる これは恵みの雨ですか
果実の素肌を滑る水
薔薇葡萄の甘く艶やか ....
 人は選択肢の連続だ
 山に登るのも
 海で泳ぐのも
 人の誘いを断ることも

 学校じゃ教えてくれない
 生きていく知恵
 
 病んだ社会に
 心も病むのも当然だ

 簡単 ....
年に一度の七夕当日は朝から
日常の憂鬱が蓋をしたような曇り空
地球全体を水の中に
沈み込ませたようで
纏わりつく湿気で少しだけ呼吸困難かも
空が泣き出すのは時間の問題かな
定時にさらさ ....
小さな果実を売り生活する君
僕に桃を一つを売ってくれないだろうか
そのやわらかさは何処か憂いを纏っている

モノクロの写真で写真展を開く君
色褪せることはないと小さく微笑む
その微笑みの奥 ....
這い回る地面の底の綻びに
日の出の印象青白の明日へ
生き生きと夏の夜の土に
死に出す草は緑に光り
ああ夏の這いずる{ルビ地下水=ちかみず}顔を出し
顔を出そうと綻び弛ませ

這い回る地面 ....
ぼくは詩を書きたい

自分との戦いは
自分だけの戦いではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
農家の人に出会いました

もぎたてのとうもろこしを3本
ぼくに渡してくれました ....
流星群のようなどしゃぶりの下

みるく色の傘のおんなと

革靴を濡らして駆け寄るおとこを

われらはまるで永遠のように見た
 愛がキラキラ
     反射した 波間

  何分も 何時間も 見続けていた

世界がきっと闇に閉ざされてしまっても
       ここだけは光輝いているだろう

 永遠へと続く場所 ....
君の艶やかな黒髪を
僕はそっと撫でる
君の緑の瞳を
僕はそっと愛でる

そうする僕を面倒臭そうに
君は何も言わずに見つめ返す

僕の首に爪を立てる
君の強さ
僕の指を噛む
君の野 ....
あいたい

あえない

どうすればいいのだろう

きょうの天の川はみえそうにないけれど

ぼくと あなたのあいだにながれる天の川は

おりひめと ひこぼしのあいだのよりも なんだか ....
コウノトリの飛来を告げたとたん
「あなたは要らない邪魔だ」と言われた
明日への架け橋は
明日の幸せは
求められてはいないらしい
求められているのは機械でいること
物言わず働くこと


 ....
青々しく若葉が{ルビ萌=もゆ}る
初夏の凛とした姿に眩暈を覚えて
倒れこむ様に入った
喫茶店

働いている人は全部で二人
十代半ばと二十代半ば
珈琲は飲めないから紅茶を頼む  ....
山を吹き下ろす風が

 水面を撫でる

渓川は波立ち

 日が跳梁する

瀬音と光の乱反射


     私は川原の石に腰掛けてゐる
     振り仰ぐ嶺には
     消え ....
私はヒトラーについて詳しくないけれど
自分なりに解釈してみます

彼は本当は孤独だったのでは
なかろうか

絵画について
時代はピカソだった

彼の描いた絵はきちんとしていて
世間 ....
帰るべき場所へ
たどりつくことはない
決して満たされることのないこころは
あてどなく
人生をさまよい
そのときどきの欲望を
甘いジュースで満たす
グラスの底に沈澱する
苦味の液体を
 ....
懐かしいロックバンド
伝説の爆撃機
心に爆弾を落とした
刺激を残していった。

やるせない僕らの心を
紛らわして
癒してくれた
天国への階段

You've really got  ....
わっしっし うっしっし

三拍子のリズム、灰色の空、優雅に
ワルツのステップ踏んで
雷様のお通りだい

のっしっし うっしっし

梅雨空を掻き回し
大地に吠えろ
ゴロゴロゴロガ ....
Rin Kさんのおすすめリスト(2756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金曜日の夜_おやすみなさいのすこしまえ- 日朗歩野自由詩406-7-9
ぽえむ君−探索−- ぽえむ君自由詩4*06-7-9
きみは二人いる- 七尾きよ ...自由詩8*06-7-9
森の断章——デッサン- 前田ふむ ...自由詩21*06-7-9
飛行機飛んで行く- ANN自由詩406-7-8
くちすい- 木立 悟自由詩706-7-8
空中写真- あおば自由詩5*06-7-8
ときめく鼓動- Lucy.M.千 ...自由詩3*06-7-8
ぽえむ君−白花−- ぽえむ君自由詩5*06-7-8
熱帯夜- 海月自由詩1*06-7-8
ポイッ- yaka自由詩2*06-7-8
まちぼうけ- 水青自由詩206-7-8
蝸牛と紫陽花- プル式自由詩12*06-7-8
薔薇葡萄の里- ひとみん自由詩3*06-7-8
静かに生きられない- 山崎 風 ...自由詩6*06-7-8
*☆に願いを*- かおる自由詩8*06-7-7
七夕- 海月自由詩2*06-7-7
「蠢く」主題による変奏- チェザー ...自由詩3*06-7-7
ぽえむ君−努力−- ぽえむ君自由詩2*06-7-7
雲上の何気ない日常- 知風自由詩5*06-7-7
世界で1番キレイな愛- 美夜奈自由詩206-7-7
お願い。- プル式自由詩3*06-7-7
あまのがわ- 水青自由詩506-7-7
コウノトリが飛んでこなくなった日に- 恋月 ぴ ...自由詩19*06-7-6
紅茶一葉- 海月自由詩2*06-7-6
渓川- 杉菜 晃自由詩8*06-7-6
ヒトラーの心- きみ自由詩2*06-7-6
のそり- 七尾きよ ...自由詩5*06-7-6
テニスン- ペポパン ...自由詩5*06-7-6
*うっしっし*- かおる自由詩10*06-7-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92