気付きを渇望していて
それは同時に恐怖でした

目を閉じれば蛙の鳴き声が
聞こえます
顔を覆う手に雨が降ります

砂漠の真中に 街灯の隅に
泥まみれのまつげが
ひとり世界を睨むとき
 ....
今日死んだ太陽の
お仕着せな光を反転させて
月が夜を奪う偽物の夜
太陽を復活させる呪文
水晶を微電流で虐めて
僕たちも一緒に
ふるえる

  言葉が聞きたかった
  なのに
  誰 ....
かしゃり と
とる

ひとたび記録し
絵を覗き込み
 なにを撮り落としたのか確かめる

ぱしゃり と うつしている

そらをうつしては そらいがいをもとめ

うみをうつしては う ....
仮にぼくは明日を生きていないとして
今のぼくが生きるメリットはあるかい
仮にぼくは死ねない人間だとして
ぼくが生き続ける理由はあるかい

理由など何にもないんだって教えてよ
そしたら諦める ....
夜をこえて 夜空を駆けて
眠るあなたのうでのなか 忍び込みたい

あなたの見るゆめ
金の砂漠 蒼の水底
耳をすませて
私にきかせて
ねむるあなたのそばにいるから

明け方のそら  ....
涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
水面に沈みゆっくりと
魚になってしまいたい
そしてあなたの海の中
真珠探してさまようの

涙が海だと言うならば
貴方の海でおぼれたい
波に ....
ぽつり ぽつり ささやいてゆく にわか雨
心まで しみないけれど
濡れないうちに 帰らなくては
傘など さそうか迷っていたけど
それは必要なさそうで
濡れないうちに 帰ります
寂しさが耳を塞ぐ
誰の声も聞こえてこない

寂しさが目を塞ぐ
誰の姿も見えてこない


無音・暗闇の世界に
ひとりぼっち、


誰か、わたしに、
(寂しさを取り除いて、)

 ....
ふたしかな季節を
灰の午後のかけらを
染まるようで染まらずにとおりぬけ
雲を燃す火はぽつぽつと
河口の浪を照らし出す
割れた岸を砂は流れ
夜の虫の光のように
浪の下へと沈 ....
僕らが描いてきた世界が
いとも簡単に侮辱され否定されて
もしも 手段を選べぬくらい追いつめられているなら
毒が毒を制すことを信じたい
貫ける信念があるのなら
僕の手を取ってどこまで ....
夕暮れの湖に
浮かんでいるもの
あれは
たしかに
ぼくの心だ

あの日から
消えてしまった
道連れを探す
寂しいぼくの心だ

青空の片隅で
膝を抱えてうずくまっているもの
あ ....
恋をして


苦しくって


ため息が出そうになったら


深呼吸をしちゃおう


そうすれば

ドキドキにかわるはず



だと思います
因果応報ってあるでしょ。
アタシの今の姿が前世の報いだとしたら
アタシの前世はきっと絶世の美女だったにちがいない
で、寄って来る数多のオトコを食いものにして
ずいぶん泣かせたんだろうな ....
夜道を一人歩いていた 
道の先に立つ街灯が 
{ルビ辺=あた}りをほの白く照らしていた 

街灯の細い柱に{ルビ凭=もた}れると
地面に伸びる
薄ら{ルビ哂=わら}いを浮かべた 
私の影 ....
僕にはどうしても叶えたい夢があった。
切望して切望して止まない夢があった。
「はやく、大人になりたい。」
僕の口癖だったんだ。

小さな頃
大人になったら「望む自分」になれるって信じて疑わ ....
  それは些細な偶然
  ころびかけた拍子に
  視線が合えば
  見下ろすあなた

     すぐにはわからないけれど
     いつかはわかる気がしてた
     意識の始まり
 ....
哀しい夢をみた。


逢いたくて夜中に君の家の扉をたたく。
君はまだ眠りのなか。


刻々と時間は過ぎる。
私は扉をたたき続ける。
夜中のはずなのに門限が迫る。

12時が近付く ....
泣くことは黒
黒い鴉が鎌を持って羽ばたいて
一つのモノは失われた
泣くことは全ての終わり

泣くことは白
白い鳩が己の翼を授け
一つのモノは生まれた
泣くことは全ての始まり

泣く ....
瞼の裏に
ゴロゴロがある

閉じてみる

小さな円を
眼球で

ゴロゴロが動く

痛みはない

そこにない
ゴロゴロらしい

タバコに火をつけてない

咥えたまま
 ....
昔酒を飲みながら
友人の家で聞いていた曲
今更に聞いてもやな曲だ
普通じゃない。

私の名前はハウスマヌカン
私の心はハリウッドスター
貴方の名前はハウスキーパ
貴方の心はハックルベリ ....
ぼくは詩を書きたい

人は安堵を求めるために
漂い彷徨う

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩に出会いました

丘の上に
ひっそりと石に刻まれた
一編の詩

 人は安堵 ....
生きながら魂となり
死してなお人を愛する

その心は
千年の時を超えて
今も誰かの命に宿る

今宵も
妖しく燃え立つは
情念の炎の
ふたつ みっつ
今夜 私には 
逢いにゆく人がいない 

孤独な夜の散歩者は
アスファルトに響く雨唄と 
ビニール傘に滴る雨垂れの 
二重奏に身を浸しながら 
果て無い雨の夜道を{ルビ彷徨=さまよ}う  ....
セブンスターの空き箱
手にとったその軽さが怖かった

何気なく置かれた箱に
中身はないの

何気なく過ごす時間に
意味はないの?

堂々巡りの思考
一人の部屋は不安の檻

君の ....
 太陽の日差しが
 風に乗って運ばれる雲に
 遮られるように
 この気持ちも
 貴方には届かないんだね

 宇治川に浮かぶ中之島
 風はまだ冷たく頬を撫でる
 二人で寿司詰めをほおばっ ....
ビーカーに水を入れ
アルコールランプを点けた
みるみる沸いた

何が実験だ
湯を沸かしているだけじゃないか
そう思った理科の時間

それからだって
今日だって
数え切れないほど
 ....
岬の先の夕暮れ
小さな星を示して
十光年離れているから
あれは十年前の光だ
と、言う君は
教科書のようだ

でも今見えている星は
そのまま今
の、{ルビ一番星=シリウス}

足摺 ....
もう見えない昨日の太陽

もう見えない昨日の満月

もう見えない昨日の夕陽

もう見えない小さい頃の思い出

もう見えない君の笑顔

もう見えない世界の裏側

もう見えない僕の ....
いかれた奴の
説教じみた詩
いかれた頭の
くどいセリフ

クーラーの下
パソコン打ち
辞書に噛付き
マジック捻る

キーボードの
協和音で鳴る
鼻にかかった
肉声が呟いた
もっとほしいの?
なんでつながなくちゃだめなの?

別にもういんないよ
平気だよ
苦しくないよ
スースーしないもん

どこへ連れてくの?
チクチクするの?
もうポイしちゃうの?
 ....
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