したたるような緑の森
きこりは不在
白雪姫のための小道
草に覆われ見えない

眠り続ける白雪姫
かたわらにりんご
そっとスカートをめくり
黒いガーターベルトとストッキング召しませ

 ....
風が死んで、
また一人、また一人倒れ
アジアでは奇形の動物達が生まれ
生まれては殺されて

蒸せるような夏
君が棄てた女
――は、ブラウス姿で
ごろり仰向けになり
天井を見つめたまま ....
歯車は旅に出た
今まで一緒に回っていた他の歯車と
どこかかみ合わなかった
自分の歯数を嘆いたり
他の歯車の歯数を責めたりもした
それでもやはりその場にいづらくなって
人知れず早朝に旅立った ....
鍬を肩に明日の日和のたしかなるを
友と語りつ茜さす道


亡き兄が呉れし つつじの花濡れて
五月雨暗く今日も降りつぐ


寒の水 喉鳴らしつつ飲みほして
湯上りし吾子 大きく息す
 ....
春の陽はひとりの心を置きざりに
    雲の流れのさみしい空に


たわいないふとした言葉にはしゃぎ合う
    風を摘む指花を折るゆび


春の日は濃いめのお茶にまっさらな
    ....
1)すごくくだらない文章を大量に連続投稿してみる。
2)1を実現するためには、24時間以内に多くの詩にポイントを投げなければならないので
  詩を読まずに片っ端からポイントを投げてみる。
3)1 ....
長い年月を波に洗われて打ち上げられた
流木のように古びた椅子に座っている
おまえがいるだけだった

正午の青空のした 影もなく

呼吸さえ 受動で
降りかかる陽射しに ....
あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり

あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった

人生には幾つもの
改札があって

選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
「たいへんよくできました」
というスタンプがどうしても
自分のノートに押されたかった
先生にノートを渡しても
いつも「がんばろう」とか
「あとひといき」ばかりだった
同じクマのスタンプなの ....
妻が勤めに行ってしまった6時まで独り「公子!」て心に叫びが

僕達は兎の夫婦美味しそうに混ぜご飯を食べる妻を見て

もう一度生まれ代わることあらば蛙にな
ろか雛(ひよこ)になろか

 ....
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ....
ちょっと昨日の返事が言葉足らずだったような気がして。

「読み手の気持ちを考える」
 これはすごく大切なことで、やっぱりいつも大切な恋人や友人や家族に手紙を書くような姿勢であった方がいい ....
道は眠っていた
空になった夢を見ていた
春の暖かさに包まれて
とても気持ちがよかった
こうして一日中のんびりと過ごすのは
久しぶりだった
時が止まって
このままでずっといられたらと思った ....
?.

神経質そうに痩せた手を合わせて祈っている
ひざまずいて
教会の中 ステンドグラスを割ってこぼれる夕日に溶けそうな 
白金の髪

俺はその斜め後ろに座って
じっと ....
今日、世界が終わるとしても
教えないでいてください
怖いからではありません
やっぱりわたしは
明日の約束をしたい、あなたと

    交わされることのない言葉
    くちぐせのような夢 ....
道の中を働く
小さな運送屋は
テロリストにはならない
いくら罪を掘っても
累積された女王の愛で



見慣れない空から
チラリズム
手紙が届く
忙しい時間帯に
類型の物語は ....
今よりもっと
空が高くて
今よりもっと
砂の中に潜む星を
見つけるのが上手だった頃

四歳の幼さで
舌足らずな
Ich liebe dich.

ドイツ原産の弟と話す為に
ひとつ ....
この胸は旬のごとく熟れていて傷つきやすし白桃以上

肌触れて ただそれだけで熱くなる 傾く心 体が告げる

指許す頬をも許すドミノ倒し カタリカタリ 静かな音で

永遠に交じり合わなくとも ....
いつも 君の欠点を探してみるんだけど

まったく見つからない


  あぁ  これが 恋なんだろうなぁ
もはやこの世界は荒廃していて
私だけが正しいのだと
私が世界を正しく導くのだと
そんな狂い方をして
私は少年兵団を結成します

何百人もの美しい少年たちを
戦場に向かって行進させます
 ....
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている

大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
 ....
窓硝子を挟んで
浅い春は霧雨に点在し
わたしに少しずつ朝が流れ込む

昨夜見た夢を
思い出そうと
胸を凝らしたら
微かに風景が揺れた

なかば迷子の眼で
周りを見渡 ....
雨粒

ぱく り

うんと高いビルの一番上のレストランなんかより
うんと美味しいって知ってる?

食べつくせ
食べつくせ

七色が
ごちそうさまの合図

食べつくせ
食べつ ....
行き場を失った夢は何処へ
諦められた夢たちは
困った顔して居場所を探す

鮮やかに彩られていたそれらは
空っぽ 空っぽ

誰かが虫篭に
空っぽの夢
閉じ込めた 閉じ込めた

夢た ....
傾いた四月の窓枠に
腰をかけて

うかれる風の様子を
ぼんやりと眺めていた


風は僕の前を通り過ぎ
木々の葉をペロリ
と捲ったかと思うと

今度は地面に急降下し
土とワサワサ ....
 体が熱い
 熱病にかかったようだ
 一ミリも動けない
 君を想う気持ちがこんなにも苦しいものだったなんて
 最高の片思いだ
 僕の想いが飛んでいって体を冷まし君の元に届けばいいのに
 こ ....
つゆのおもてを奏でるような
かすみの語り部、
八日月


 白々しくも、
 ゆかしいものです


枝のあいだを
いそぎもせずに
はかなさをなぞるには
聡明すぎる、ような ....
扇形は三角形の仲間に入れてもらえなかった
たった一つの辺が曲がっているだけ
ただそれだけの理由だった
辺が曲がっているのは全てが堅くて
融通の利かないものになるよりも
どこか一つがやわらかい ....
だうな〜で 
仕事さぼった翌日に 
こころの{ルビ垢=あか}・{ルビ錆=さび}ふりはらい 
いつものバス停に向かう 

歩道の 
前を歩く女子高生 
突然ふりむき 
( すかーと ふわ ....
嫌になるときだってあるよ
そう言うと
友だちは笑顔でうなづく

さほど広く無い部屋に
ふたつ机を並べ
四十六時中
お互いの気配に触れ合って過ごす

それでも机と机を隔てる
背の低い ....
Rin Kさんのおすすめリスト(2756)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒いガーターベルトとストッキング- ふるる自由詩9*07-3-17
匂い立つ四月- atsuchan69自由詩10*07-3-17
旅する歯車- ぽえむ君自由詩11*07-3-16
1P_「短歌2」より_昭和三十六年- むさこ短歌10*07-3-16
三月うさぎ- 石瀬琳々短歌17*07-3-16
現代詩フォーラムを荒らしてみよう- 木棚環樹散文(批評 ...43+*07-3-16
キス- 水在らあ ...自由詩32*07-3-16
DNF- 恋月 ぴ ...自由詩46*07-3-15
たいへんよくできました- ぽえむ君自由詩36*07-3-14
生きている- 生田 稔短歌507-3-14
花茶を飲んでいる- 七味とう ...自由詩15*07-3-14
追伸- はらだま ...未詩・独白8*07-3-14
夢見る道路- ぽえむ君自由詩6*07-3-14
祈れ- 水在らあ ...自由詩23*07-3-14
春は明日の約束- たりぽん ...自由詩15*07-3-13
みちている- 石田 圭 ...自由詩22*07-3-13
舌足らず- 士狼(銀)自由詩20*07-3-13
ドミノたおし- さくらほ短歌10*07-3-12
欠点- 北大路京 ...自由詩11*07-3-12
少年兵たち- 三条麗菜自由詩15*07-3-12
その街/知られざる- 石田 圭 ...自由詩4207-3-12
朝の名前- 銀猫自由詩37+*07-3-12
*雨粒*- ちと自由詩8*07-3-11
空廻る夢達- RIKU自由詩3*07-3-11
四月の窓枠- 松本 涼自由詩307-3-11
それでいいんだ- はじめ自由詩4*07-3-11
八日月- 千波 一 ...自由詩10*07-3-11
仲間外れの扇形- ぽえむ君自由詩9*07-3-11
まい・れぼりゅ〜しょん_ー僕の太陽ー__- 服部 剛自由詩12*07-3-10
桜の季節としゃぼん玉- 恋月 ぴ ...自由詩36*07-3-10

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