ぽえむ君−花玉−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

歌は灯火 詩は心
自然に生あり 人に命あり

今日もまた

朝の散歩をしていると
あじさいに出会いました

今にも雨が降りそうな
暗い空の中
輝くものは鈍く
花も閉じ

何か煌めくものを
そんな想いが心の中で焦る

遠くで何か揺れている

寄っていくと
紫陽花の花の下に
短冊が結ばれていました

 心憂く 雨季に花咲く 紫陽花に
      心を浮かし 光を灯す

花は開き
花は光る

心は解き放され
心は灯火を照らす

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−花玉− Copyright ぽえむ君 2006-05-22 20:54:20
notebook Home 戻る