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カナディアンクラブを飲みすぎた
ねじ切れた朝に嘔吐
スーベニアの花が咲いて
遠い記憶のため池は緑

悲しいだけ
そう悲しいだけ

欣求浄土の音を立てて風鈴がちりん
冬の風に梅の香り
 ....
眼球の下にそっと差し込んだヒマワリの種が
芽吹いた

冬だと言うのに街が暖かい
ラフロイグのビンがそこかしこに転がっている
白い玉砂利を食わされた犬がひっくり返っている
通り雨に ....
繋いだ手のひらに
にじんだ汗の匂い
舌先にしびれる感覚
ああこれは毒なんだな
夜、雑踏の音を聞きながら
いつまでもはなせずにいる
海にまつわる記憶


お月さまに呼ばれ ....
 亡羊とした耳が熱を帯びて、手にした砂時計のガラスを溶かしていく。零れ落ちる時間の束を必死でかき集めるのだが、砂は先へ先へとこぼれていくのでいつまで経っても追いつかないのだ。炬燵の中で散々こき使われて .... バリかどこかで爆弾が破裂する
ヒズボラの少年が銃口を覗き込んで笑顔をこぼす
ダルフールの少女が破れた胸元を必死で隠している
日本の少年が注連縄で首をつる

そんな風にして
僕はおな ....
はなれたい
のたうつフナの
目に咲くスイレン
薬師堂から
落ちた恋人


仏壇を
焚き木にしては
新宿の
雑踏が踏む
ロータスの花


ぬばたまの
 ....
転びました
擦りむいた傷口に
くちびるの感触
夕日は沈んだし
帰らないと

さようなら
離れた手のひらは
僕のそれとそっくりです
赤い目をしたウサギが
道路の真ん ....
水在らあらあさんのしめじさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わだかまれ- しめじ自由詩307-2-14
『花の咲く植物』- しめじ自由詩607-2-2
『舌先にのせたレンゲの味』- しめじ自由詩207-1-31
『逃亡か鹿』- しめじ自由詩406-12-18
『笹の葉の揺れ方』- しめじ自由詩6*06-12-12
『無縁短歌』- しめじ短歌4*06-12-11
『アイベツウサギ』- しめじ自由詩6*06-12-11

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