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 消えてしまったドライブイン

 国道を走っていればかならず目にとまっていた

 大型トラックの停留所

 眠け冷ましのひと時に

 落ち着いたテーブル席で

 ブラックコーヒ ....
 目覚めた時にすでに憂鬱

 カーテンを斜めに開いて落ちる雨に憂鬱

 「ごめんなさい」が言えなかった昨日の自分が憂鬱

 下駄箱を蹴っ飛ばして靴の踵を踏んでいる自分が憂鬱

 土砂降 ....
 どんなに小さな町にも

 大きな幸せが育まれている

 大きな町に大きな幸せが必ずあるわけではない

 大きな心には大きな幸せがやってくる素養がある

 大きな心の単位はなんだろ ....
 一年間の努力と忍耐の成果を確認する時がやって来ました

 朝食は抜きですよ

 背伸びなんかしてないで

 体重は減らせないでしょう

 深呼吸して下さいの言葉と

 ブーー ....
 なぜか得してるように見える

 しょうがない人

 なぜかいつもニコニコ和ませる

 しょうがない人

 なぜかスローモーション

 しょうがない人

 もしかして ヤキ ....
 どうしてここに一枚あるの

 桜の花びらが一枚部屋に

 並木の桜は散り始め

 清掃作業で忙しい日々

 運んできた認識はないけれども

 付いてきてくれた幸運な花びらかも ....
 人と人との意思疎通

 向かい会って言葉を交わしていた時代から

 離れていれば郵便手紙

 電話にて感情を推し量りながら

 時が流れて電子メールとなり

 ラインへと簡素 ....
 表と言われるものが存在していれば

 裏がある

 表を盾として

 楽々とのびのび存在している

 裏を突く
 
 裏を読む

 表からの攻撃も楽々とやり過ごし

 ....
 駅の片隅にポツンと存在して

 急ぎ足で通り抜ける人並みをながめる

 ボックスでは最高の空間を提供してくれます

 想像もつかない雑多な感情の言葉を

 際限なく引き受けてくれ ....
 その少女は額の中で輝いていた

 大きく丸い目

 スクリーンのような瞳で見つめる

 何か発しようとする口が表情に溶け込む

 青いターバンがよく似合う

 でもその少女は ....
 欲張りな思考回路の果てに

 スタート位置にすら立てず

 一人無限ループの輪を廻る

 1から10まで

 最初から最後まで

 全ての事を知ろうなんて

 改造人間に ....
 桜並木が通る町

 花見の宴を開くスペースはない

 静かな通りを歩くのが好きでした

 この町を離れること

 君と別れることは

 どうしてもイコールでしか表せない

 ....
足立らどみさんの佐白光さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドライブイン- 佐白光自由詩2*23-11-13
憂鬱- 佐白光自由詩3*23-10-14
大きな町- 佐白光自由詩2*23-6-24
健康診断- 佐白光自由詩1*23-5-14
しょうがない人- 佐白光自由詩7*22-9-24
桜の花びらが一枚なぜ- 佐白光自由詩2*22-4-24
テレパシー- 佐白光自由詩3*21-5-19
表裏- 佐白光自由詩1*20-8-15
公衆電話- 佐白光自由詩5*20-7-11
青いターバンの少女- 佐白光自由詩1*20-6-28
最初から最後まで- 佐白光自由詩1*20-5-14
この街を離れます- 佐白光自由詩2*20-3-8

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