雪の下 紅梅の如 鮮やかな縮まる猫の寒(カン)と鳴く口
今日は和煦 明日も和煦かと思い染め 猫毛のや宿命 冬衣(ふゆごろも)湧く
なでしこの我を呼ばわる若し声 早朝(つと ...
どうして私が名前を変えなくちゃいけないの
結婚に向けて大人にならねばと思いつつ
決まりきった事 承知した事 そうしたい事
であるにもかかわらず
持って生まれた姓を 旦那の姓に変える
...
フライパン 貝がなければ焦(こ)ぐもせず 沸ける海にてパスタ泳ぎぬ
和せりかな アルデンテなるナポリタン 彩り添うる朱にパセリかな
行くと来と咳止めがたき病み身をや 耐え ...
意味などないのだ。
意味ない。
言葉に意味などそもそも宿らない。(言語は
(死せり。
不細工な唇から、どうしようもなく漏れ出る汚いそれに命など。
意味など ...
人の世の脆き狂いぞ定律(さだめ)なら風に桜の散るもことわり
さ丹頬う葉こそ楓(もみじ)に栄(さかえ)あり 花はまさしく『慎み』という
緑なす野辺の川岸涼やかに水煌めきて晶(し ...
働きたくはない。当たり前の素直な心情だ。しかし、働かない訳にはいかないのが現実だ。
金なんざ別に欲しくはないが、ナシで済ませられる社会には生きていない。
人と物に蝕まれ「飯喰らう石ころ」に ...
薔薇のように咲き誇る 若く美しい君よ
その目は 緑なすエデンを見つめてる
禁断の果実は 試してみたのかい
蔦の絡まる東屋に 集う若き神々は
ニシキ蛇の昔語りに 耳を傾けている
噴水の袂に ...
昼 我ら見守りし樹木達
宵 起立して我ぞ我ぞと立ち居並ぶ
昼 穏やかに放ちし心 陽(ひ)の光に交え
宵 彼らの意思となりて確固たらしむ
桜 冠を戴きて朴訥の王 ...
僕等は、いつのまにか
否応無く人生という列車に乗っていた
やがて、この列車は
御他聞漏れず地上から浮遊してゆく
いつか、必ずブラックホールの暗闇を
一度は通過するという
...
月に向かって咲いた 白いバラ
静かに奏でられる 花ずれの音
時は冬 冷たい 冷たい季節
狂い咲くのは悲しい
ダレモイナイ ダレモイナ……
かわいそうに思った神さまは
月の使者を遣わ ...
特殊な水で満たされたその保育器は柩でもある。
「抜け出るのなんて夢のまた夢」
隣の保育器=柩から、会話の続きのように声がかけられた。空気を震わす音でなく、脳髄に直接響く信号として。 ...
電車の中で、遠藤先生の本を開き
アウシュビッツを訪れた日の場面を
旅人の思いで共に歩く
*
昔、囚人だったカプリンスキー氏は
黙したまま背を向け
赤煉瓦の古い建物 ...
毎朝毎晩 僕は憂鬱で
死にもせず 生きもせず
脈打つ鼓動を感じもせずに
ただグダグダと ウダウダと
何かを壊したくて 守りたくて
繰り返してるんです
...
生きることが
苦しくなくなったのは
考えるべき事が
減ったから
感じる事が
減ったから
妄想の世界は
実現しない、と
遂に認めてしまったよ
こうしてここに ...
骨を噛んで壊れた
ブリリアンス壊れた
あーりゃりゃこりゃりゃ
いーけないんだいけないんだ
曇り硝子の海馬
刃磨いで裂けた
判断力あつらえた
...
白き大地は果てしなく
沈まぬ光の静謐に
いざない いざなう
時をひととき 忘れた光
白き大地の果てしなく
白く冷たい隣人は
等しく全てを覆うだろう ...
夜を待ちわびる右折の多い交差点.
黄色が教えてくれるもの
その予感は誰のものなのですか
今ひとつ、今にひとつ
アテのある居所、アテがあっての居所
水の凍る居所、水が凍る局所
待ちの ...
ここは蓬莱
頭上におちた白磁の林檎
くだけた飛沫は雪の泡
こなごな金剛 ザラメ衣が
銀の枝葉に纏いつく
草笛の遠音 幽か
翡翠の雨の降りたるに
...
雄弁という言葉持つ石はアゲート,古びたセピア色はカフェのレコード
{引用=(きみはやさしいね)
(いつだってそうね)
(そう、ぼくら共犯者さ)
(頼りなくてごめんね)
(信じれなくてごめんね)
(でも、ぼくら共犯者さ)
(やめちゃいないよ)
(いち ...
振り出した手形の期日をさきに延ばしてもらおうとアポもとらずにユキは仕入先の材料屋さんに朝駆けをした
その建物に入るとき一瞬ホアシトオルのことを思い浮かべてユキはクスッとほどけたような気持ちになっ ...
君の季節
君の季節
君の季節がやってきた
君色に吹く風は
あの頃のいさかいとはまったく違って
とても優しくて
だから余計に寂しい
君と一緒にいた頃より
君と別れてからの方が
君を ...
赤い朝顔の種をまいた
心からその色に憧れて
でもそれは涙ぐんだ白い朝の顔
からたちの木をみつけて
白秋とともに歌った
芋虫とも戦った
でもそれは金柑の樹
根っこから変な葉っぱが
...
家人と他人を区別した時
小さな恋の芽がとんがってくる
知らない人だから知りたいと
恋の芽は好奇心
たとえば竹が一本輝いて見えたなら
誰でも中を知りたがる
どんな人?
あんな時こんな時 ...
嘘をつきました
要らぬ心配をかけました
しばらく会えません
また嘘をついてしまうから
本当の事はいえません
あなたを傷つけてしまうから
ごめんな ...
雲が流れるように
私の心も留まることなく
常に流れ 常に薄れゆき
地上を眺めているのだろう
多くを求める人間には
幸せを感じる時間などなく
小さな幸せに 気づこうともしない
あぁ ...
吸い込んだ息を見えないまま吐き出した
手をかけられてはふくらみ
手をかけられては萎む
ひとは風船のようなもの
宇宙服を着ている
砂漠のどこかを歩いている
汗は服の中にたまり
暑さは極度の疲労をうむ
ぼくはもうだめだ
先に行っておくれ
彼女は何も言わずに手を差し伸べる
...
移動は主に徒歩 もしくはバス
もしくは自転車
あまねく地上を忙しく移動しながら
伝言を残すのが魔女の仕事
図書館の本にメモを挟む
(決してページに書き込んではいけない)
日記に連絡帳、職場 ...
世界は認識の中にある
平面に沿ったGのみの世界
天井が眼下に
床が頭上に
滑り落ちながら
眼下に床が
離れた鉄棒の上から
回転しながら上昇し
そのまま落下する
視点から眺める部屋 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫
mortal...
短歌
1
11/10/20 22:56
名前
砂木
自由詩
9*
11/10/20 22:50
Scherzo
mortal...
短歌
0
11/10/20 22:47
です
ブロッコリー...
自由詩
1*
11/10/20 22:42
Seasons
mortal...
短歌
0
11/10/20 22:20
声
蒲生万寿
自由詩
1*
11/10/20 21:58
エデンからの旅立
さすらいのま...
自由詩
0*
11/10/20 21:30
朴訥の王
mortal...
自由詩
0
11/10/20 21:13
魂の器
服部 剛
自由詩
4
11/10/20 20:35
白いバラ
凪 ちひろ
自由詩
1
11/10/20 20:32
水の間(あわい)
ゆべし
自由詩
3*
11/10/20 20:28
人形の瞳
服部 剛
自由詩
3
11/10/20 20:21
失うもの
faik
自由詩
1*
11/10/20 20:15
位置
〃
自由詩
1*
11/10/20 20:11
骨折
〃
自由詩
3*
11/10/20 20:06
極寒
mortal...
自由詩
2
11/10/20 19:52
氷漬けの後の空腹
yuugao
自由詩
2*
11/10/20 19:27
ここは蓬莱
mortal...
自由詩
1
11/10/20 19:13
おまけ
西行桜
短歌
0
11/10/20 18:58
両手
ゆうと
自由詩
2
11/10/20 18:53
ユキの階段(1)
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/10/20 18:53
君の季節
真山義一郎
自由詩
21
11/10/20 18:22
まちがいだらけだ
木原東子
自由詩
6*
11/10/20 18:15
詩になじまない仲
〃
自由詩
3*
11/10/20 17:31
嘘つき
みふみ
自由詩
6
11/10/20 16:50
流れゆく心
菜穂
自由詩
2*
11/10/20 15:46
今日の歳時記 ( )
アラガイs
自由詩
3*
11/10/20 14:24
足跡
空中分解
自由詩
3
11/10/20 14:16
魔法と非魔法の間で
なを
自由詩
3
11/10/20 13:41
鉄棒
……とある蛙
自由詩
12
11/10/20 13:15
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
3310
3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
加筆訂正:
ボクのマスターベーション(2) オルフェーヴルについて
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花形新次
[11/10/20 17:03]
題名変更
5.25sec.