遠いところから吹いてきた
風を感じている
静かな部屋
月光が射しこんで来る
月を見上げている僕の姿は祈っているように
見えているのだろうか
忙しい日々にかまけて
貴方と向き合うこ ...
人の会話がクルクルと
風に混ざって私を取り巻く
見えない心は
見せない心は
どこに舞っている
忙しく通り過ぎる感情の歯車に
私の心は振り回され
疎外感だけが
心を支 ...
つながれっぱなしの犬がいる
中型雑種茶色の犬だ
散歩してるのを
一度も見たことがない
コンクリートの駐車場の中
小さな犬小屋で暮らしてる
動けるのは鎖の長さだけ
その空間の中で
お ...
今夜、どうしても、
佐野元春が見たい、
と引きこもりの友達が言った
何年も歯医者に行けないので、
ぐらぐらになった奥歯をかみしめて
中学生のころは、
ぶきっちょなぼくの代わりに、
...
淡雪の止みたるのちに会えたことなんども傘を振ってよろこぶ
漆黒の庭にさらさらとき充ちて空の底よりこぼれる花弁
ざわざわと嵐のなかの花となり座りこんでは夕景を観る
山萌えて取り残さ ...
しょくぶつからみたら
わたしもまた
しょくぶつなのだろう
なかなかはながさかないねと
しょくぶつも
わたしをみているのだろう
えんがわで
かきのみをたべている
しあ ...
否定する
あわてて 否定する
まるでなにかを隠すよに
愛想笑いだけ上手で
上手って思ってるの自分だけで
悲しい時余計に笑う
どこからももれないように
いやな気持ってきっとうつ ...
十月頭の、すこし遅い花火大会
人類の都合なんて知ったことじゃないだろうけど
心配されていた天候もなんとか持ちこたえ
おくれて辿り着いた夜空には
縁日で売られている玩具みたいな
いろとりどりの ...
私はひとみしりだから
貴方はシャイだから
なかなかことばを交わせないね
たまたま目が合ったその一瞬に
私は貴方にたくさんのことを伝えようとしているけれど
私は目がわるいから
貴 ...
少女よ、猫であれ。
従順な犬でも 寂しがりの兎でもなく。
首輪をするりと脱いで、夜気と戯れる。
尾を気高く立てた、美しい横顔。
少女よ、猫であれ。
自分だけの世界の姫君、強か ...
{引用= 木星から君が
地球にむかって
バッタの死骸を投げた頃
僕の目のまえで
自販機がコカ・コーラを吐きだした
ヨーヨーの眼
カエルの眼
その長く ...
新しいひと
きれいな声
その顔だけ
忘れないで
なみだの鎖
治療、放棄
手にしたい
まぼろし、
闇を着せる
どうして、
わたし
おわらない
裏道を辿ればそこは秘密基地光回線まだない時代
雪が降る今日も明日も明後日も戻ってこない僕の日溜まり
僕の明日透けて見えない部屋の中嫌な記憶に西日が当たる
電柱にぶつかる夢で目が覚め ...
一つの石があった
河に投げた
波紋が広がった
一人の人間がいた
思いのたけを投げた
波紋が広がった
兄が彼女を連れてくる
姉が彼氏を連れてくる
私はカーテンの閉めきられた部屋に追いやられる
急になんの話だって顔をしないで
私は嘘吐きだ
それを前提に聞いてほしい
...
車窓の景色が 緑から灰色に変わる
そのうち極彩色のネオンや看板が現れる
ここに来ること夢見てた
住むだけでいいと思ってた
憧れ
たったそれだけのことで家出した
15歳の春だった
初め ...
縄跳びの途中で
砂を買いに行った母が
未明、父の心の中で
発見された
ベッドを買うのに
十円足りない
だから今夜も
寝られない
夏なのに
シチューの話 ...
体を鍛え
音の中で踊る
地面を叩くその
腐乱ジェット
何もない地点にて伸縮回転スライドし
鏡の中の現象をすべて倒す
地面はどんどん斜めに傾斜していく
そして快晴は背中に張り付く
駐車場 ...
真昼の目蓋の裏は
オレンジ
上映まで
もうしばらく
お待ちください
君と僕が大好きな映画
【トイストーリー】
劇中に…
この歌が流れる
【君はともだち】
俺がついてるぜ
俺がついてるぜ
辛いことばかりでも
君はくじけちゃ
ダメだよ!
...
まっしろだ
この紙は何でこんなに 真っ白なんだ
記憶の無い海のように
僕は小船から釣り糸をたらす
何か言葉が引っかかるのを 待っている
まっくろだ
この鍵穴は何でこんな ...
海になる体へ雷の槍をふらせる
うねる波の頭の
ひとつひとつへと
国産みの神を模倣して
空になる体は
すみやかに 確固とした
愛の執行を撃ちつける
脊髄どうしがリンクして ...
本は絶対に怒らない先生
解らないのを怒らずに
読み返しさえすれば
何度も根気よく教えてくれる
だけど絶対怒らない代わり
間違っていても正してはくれない
それは生きている先生じゃないと
...
気球:話は飛んで空には気球
割れるほど冷たい色の地中海
Méditerranée : sous le ciel degagé il grêle sur la mer bleue
今朝、半そでのまま外へ出る
肌は、少しの寒さを感じ
ひと風は秋の深まりを運ぶ
かすかな、
かすかなキンモクセイの香りに
街角を覗く
今朝、娘は派遣の仕事を始める
7時15分に起きて
...
(変態のパート)
誰にも知られず
傍に近づいた
一方的な恋なら
嫌われもしようが
ああそれでもいい
君ひとすじ
誰よりも誰よりも
君を愛撫す
(被 ...
一台のテレビがゴミ棄て場で
ずっと雨に濡れている
その画面の
モノクロームの砂嵐の奥に
きみの分厚い唇がうかびあがり
散文で語ってください、
散 ...
降りつづく雨のせいで
部屋の空気が重く感じる
ポツリポツリと奏でる サティのピアノはけだるい
大きめのポットにダージリンティを入れて
ゆっくりと茶葉の広がる時を待つ
雨の匂いと紅茶の香り ...
薄絹の衣を纏い 緑の髪を櫛梳り
蒼き唇に 朱の紅をさす
青磁の香炉 紫煙立ちのぼり
伽羅麝香 甘き獣の匂いに包れる
萌黄の胸に 恋情を抱きしめれば
一途に慕うは 愛しい男だけ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遠いところから
kauzak
自由詩
6*
11/10/1 22:38
疎外感
菜穂
自由詩
5*
11/10/1 22:19
【 つながれっぱなしの犬 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
11/10/1 21:42
佐野元春
はだいろ
自由詩
5
11/10/1 21:38
四季
かぐら
短歌
6*
11/10/1 21:35
幸せな人
小川 葉
自由詩
4
11/10/1 21:17
殻の中の心
朧月
自由詩
2
11/10/1 21:04
花火
つむ
自由詩
1*
11/10/1 20:45
こじらせたこい
くろみつとう
自由詩
4*
11/10/1 20:10
少女よ、
〃
自由詩
2*
11/10/1 19:29
運動へのコラージュ
草野春心
自由詩
3
11/10/1 19:11
太陽
杳
自由詩
1
11/10/1 18:17
秘密基地
夏川ゆう
短歌
1
11/10/1 17:33
一つの石
あやとり
自由詩
1*
11/10/1 17:32
狼少年
徘徊メガネ
自由詩
3
11/10/1 17:31
TOKYO NIGHT
あやとり
自由詩
2*
11/10/1 17:30
あるひ、あるとき
たもつ
自由詩
2
11/10/1 17:26
金色の死者再生
狩心
自由詩
1
11/10/1 13:13
ひるね
雪路
自由詩
3*
11/10/1 12:59
君はともだち
清風三日月
自由詩
1
11/10/1 12:21
まっしろ
さすらいのま...
自由詩
8*
11/10/1 11:39
嵐の夜を真似て交わる
あまね
自由詩
11+
11/10/1 11:23
図書館の本棚の前で
相差 遠波
自由詩
12*
11/10/1 11:16
気球
m.qyi
俳句
1
11/10/1 10:46
地中海
〃
俳句
1
11/10/1 10:30
今朝
FUJIMA...
自由詩
4
11/10/1 9:54
誰よりも君を愛撫す
花形新次
自由詩
1*
11/10/1 8:11
濡れたテレビ
草野春心
自由詩
7*
11/10/1 7:36
【 雨粒 】
泡沫恋歌
自由詩
15*
11/10/1 7:31
【 朱の女 】
〃
自由詩
5*
11/10/1 7:26
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3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
4.06sec.