【届かぬ声】
 
 
 
 あなたが嫌いだった。
 
 物心ついた頃からずっとあなたを見てきて
 少しずつ大人になりながら色々なことを知り
 時には好きになろうと思ってもみたけれ ...
結婚式に出席した

貸切の二次会会場の
一般客席で
若い家族がパスタを食べていた

みな同じパスタを
食べていた

これからいかなる時も
永遠の愛を誓います

盛り ...
自分が自分に戻るために
自分が作った王国を出て行く
そこには真夜中でも
一緒に起きていてくれる駱駝がいて
醜い蛙との生活のことは忘れられる

闊達な老人が
優先席の前で苦虫を潰している
...


日曜日は嫌いだった 友達に会えないから
あのコに会えないから そんなこどもだった
昨日までの知らん顔が 今日にはもう友達で
明日にはもう親友で そんな無邪気なこどもだった
...
しずかに、

嘘へと
そっと染みたいのなら
おしずかに、



優しさは
まもられるもの、です

まもらなければ
すぐにも途絶える
希少な形なのです

傷の起源、 ...
洞窟の中は星が咲き乱れる秋だった。
呼吸を止めて止めて止めて、それでも息を飲んだ。
鳥が一羽また一羽と、架かっていく。破裂を含むように、孕むように。
断層の線を睨んで、暗い夜に、昼に ...
Rickの内訳は
Re-desIgns as a Cosmic King
と言われているが
実は
陸・海・空の3種のうち
陸をつかさどるから
リック

おおまかにいって,入試の偏差値が ...
【青い鳥】

涙はない 思えば おもうほど 青い空しか
浮かばない
人は かならずしも 真正面から むきあうことで
力を その胸に宿すのではなく 
同じ方向に そっと居る
そ ...
誰からの便りも途絶えた
朝に、娘が
私の靴をはいて
玄関に座る、

指の間で、
引き伸ばされた
私の髪が
娘の、背中で、
今、息を引き取ろうとして
流れていくのを、
私はとめよう ...
娘の血に混じる
夫の生活が
食卓に上らない
皿の上には
いつものように
サラダがあって
土を落とさずに
拾っている

娘の握る
スプーンが
汗一つかかない

皆しっているだろ ...
娘に生えた生活が
頬を釣り上げた
まま、彼女の顔を崩さない、

町を歩く足に
何も引き止められない
排水溝で鳴る音ばかりが、
私の耳を濡らす

事件は居座ったまま
出来事となって
...
僕の瞳の奥で
針を手に持って微笑む君

それって
拷問と呼べないか
ちゃんと伝えるのが礼儀だから,とか
言ったとおりにできたから,とか
背中を追いかける言い訳が降り積もる

上書きできなかったお前が
お前を上書きできなかったあの人のなかで
幾許残っているも ...
水色の残像
音響と臓器
独り歩き
輪郭を辿って
わたしの腕は
真空の中の
宙を這う

イノセンス
無色透明?
多色世界?
意味を徘徊しても
文字の乱射と
ヒカリだけが
悲鳴 ...
いつの日にか 同じ道を歩いていた
あの頃と変わらぬ
人々の群れ
忙しく動くバス
排気ガスだらけのビルの谷間

いつか私が落とした心は
残っているのだろうか?

薄汚れた歩道橋の階段は ...
たとえば曇天の松戸
ゴミ焼却処理場の高層煙突
ピカリぴかりと位置を知らせる
ピカリぴかりと存在を知らせる
岩瀬無番地という住居表示
表示不要の権力装置
存在を表示しない

昔陸軍工兵学 ...
光と風は紡がれて

空の中で弾けて散る

今、滔々(とうとう)と波は揺れ

君はうたた寝を始める

昨日見た夢の続きを

君は夢の中で演じて見せる

それは悪夢の続き・・・君は ...
麗しい時代は終わって君も魔女になるのだろうか

いまでも充分怖いが


僕は亀仙人にでもなってやり過ごすとするか

ボブディランが時代は変わると歌った


僕は生命は変化だ ...
言葉が
いつも
消えた その時
私は
眠い
いつも 夢を
見ていた
暮れていく夕暮れを
なぜだろう
この道は
果てしなく 長い
オタマジャクシが音符になって

俺にレクイエムやソナタを聞かせてくれる









腹のでっぷりと出たオッサンにはなり ...
ねがいごとはありますか?

あたらしいゲームがほしいとか
せかいのへいわとかということでなく
じぶんひとりのなかでおもいうかべる

そんな ねがいごとはありますか?

おおきいとかちい ...
電気を点けたまま眠る私は悪い私
そんなに暗闇が怖いのか

目を閉じると赤みを帯びた光が
明滅を繰り返しやがて意識が
闇へと落ちていく

突如の覚醒
闖入者が横切る
やかん頭で
かた ...
自転車の
免許を取ったあの日から
いつもシン ...
遊びにうつつを抜かす季節も、
仕事のストレスの裏返しだったのだけれど、
その後厄も、
もうすこしで終わる。
来年には、ぼくは、彼女と区役所へ行って、
婚姻届を出すだろう。
赤ちゃんの名前に ...
カール・スピッツベルグ

あの風景をいろいろなところで見た。ふと、見ればいつも、同じだから。
しばらく行けば、大きな崖の上にでる...
暗い時も、明るい時もあるけれど、底無しの深淵のときも、遥 ...
水族館に行って
手をつなごうとおもっていたら
行きたくないといわれて
それは
手を
つなぎたくないから

つなぎ
ハンバーグ
パン粉

つまり
あいたくないし
かのじょとかに ...
ちっとも赤くはない赤土。
予想以上に黒すぎた黒土。

乾燥に歓喜するような粉末たち。

「飾り」に成り果てようのないマナコは
どうしたって
その潤いから脱し得なかった。

気楽な風た ...
 新宿御苑の新宿門にほどちかい雑居ビルの地下にそのバーはある。フォーマルなバーではなく、ロックバー。
 扉を開けると、ツェッペリンやZZトップの大音量で、一瞬、身体が外に押し返されるような気がする。 ...
ああ
恋しいあの人の海で溺れたい

そして
きつく抱き締められながら終わりたい


秋の夜は
ロマンチックに
エロチックに
 春はGじゃん。卒業生の賞状筒携へてときめく去りぎは、風も温みて、
毛織物など{ルビ藍=いんぢご}の内にこそ重ぬれば綿の膝丈{ルビ袴=すかーと}ひらめきたる。

 夏はのーすり。日頃の腕立てすれ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
届かぬ声綾瀬たかし自由詩311/11/18 0:21
誓い小川 葉自由詩311/11/17 23:21
バースデイ・イヴシリ・カゲル自由詩211/11/17 22:29
itukam...自由詩3*11/11/17 22:18
ハンカチーフ千波 一也自由詩4*11/11/17 22:14
みずうみの、tomoak...自由詩11*11/11/17 22:06
グルミー6自由詩011/11/17 21:57
青い鳥るるりら自由詩9*11/11/17 21:55
習作ballad自由詩311/11/17 21:30
自由詩011/11/17 21:27
自由詩011/11/17 21:25
想い乱太郎自由詩911/11/17 21:23
冬が訪れるRW自由詩011/11/17 19:04
底無しマーブル自由詩2*11/11/17 16:43
記憶菜穂自由詩5*11/11/17 15:18
松渡……とある蛙自由詩1011/11/17 12:21
「大人の顔」と「赤ん坊の微笑」yamada...自由詩111/11/17 10:55
魔女の季節梅昆布茶自由詩411/11/17 5:34
オレンジ番田 自由詩211/11/17 1:47
ファントム・ペインTAT自由詩4*11/11/17 1:03
「流星群の夜に」ベンジャミン自由詩2+11/11/17 0:57
めくるハム灰泥軽茶自由詩0+*11/11/17 0:46
六段変速TAT短歌011/11/17 0:27
名器の女はだいろ自由詩311/11/16 23:19
カール・スピッツベルグm.qyi自由詩011/11/16 22:51
実家に帰る6自由詩211/11/16 22:51
更新日時はマヤカシの木の下でyuugao自由詩2*11/11/16 22:47
文学の夜MOJO散文(批評...0+*11/11/16 22:47
秋の夜は舞狐自由詩4*11/11/16 22:46
春はGじゃんsalco自由詩13*11/11/16 21:47

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