村に晩年は無かった。

母の喪服
「科学だ。」
「つまりは科学なんだよ。」
喪服は飛ばない。
飛行機はいない。
「プランク定数」
「量子力学?」
だから飛ばない、そういう科学だった、 ...
足などというものなどは蹴るために素足あたためラブホテル出る

生ぬるき水道水を飲むグラスただの水とは思わずに飲む

ボトルの形が変わったお茶などのペットボトルに年月あるか

防水のプラスチ ...
さて あのすすり泣き
深夜不気味な静寂の中
心の中を踏みにじる
遠吠えのような鳴き声と
嗚咽を漏らしたすすり泣き

寝静まった街の中
街路樹に風 だけがざわざわと
聞こえぬふり ...
 とうめい/だった

―.

透明だった、でも紛れなかった
やわらかさを感じて、温度がある事を知った

それぞれが違う形をしていて
それでも丸みを保っていた

誰か、が
誰か ...
 
いつもの景色を傾けて

いつも置き去りの気持ちは 時々 やはり うずく

さよなら を 何度 経験しても

痛みに強くはなれなさそうだ

言葉があって よかったと思う

感じ ...
白い 世界を 見ていた
疲れた 思いの中で
君は 走った
いつも 誰かと 一緒にいた


君はあそこまで 行くのだろう
白い 煙が 立ち上っていた
私には 何もわからない
見てい ...
丘の向こう側には
夢が一杯あって
本のページを捲ると
大事な宝物がこぼれ落ちてくる

丘の向こう側に渡って
少しだけ懐かしさと話をする
そんな冒険を
隠れて楽しんでいる

夕焼けが ...
緊張しているせいか

街に匂いがあることを思い出す

それは

呼吸を止める存在の

まっとうな足跡の

あるいは

絶望の

その中にある

親しみの

赤い血の ...
美沙、みさ

里美、さとみ

美香、みか

香織、かおり

凛、りん


今まで抱いてきた

女の名前で

しりとりをしたら

今の彼女に

鼻を折られた
彼女がバイブでイクのを見つめていた

誰もいない公園でひとりぼっちだった

ひとりぼっちの公園で遊べるだけ遊んでいた

ともだちのいない場所が好きだった

のんびりとした蝉の声でバイブ ...
野に影があり
樹と水と空と火の
長すぎる枠線を見つめている


奥にゆくほど太い負や
霧や霧でないつらなりや
まとわりついては月に削がれる羽たちや


道化の音が
...
詩情は朽ち木のように
川を裁断し
それを橋と呼んで
水を渡る
わたしたちの足は
いつまでも渇いたまま


濡れた手のひらのうえ
小さな風車が幾つも咲いて
わたしたちの語彙は
かな ...
パトカーに
うしがおわれている

なにかわるさでも
したのだろうか

いきていることが
つみであると

ついにしったのか
うしも!
ベンチに腰かけた迷子は
それでも平気な顔をして
赤と黄のうずまきキャンディをなめていた

古ぼけた観覧車が
いくつかの嗚咽を乗せてまわっていて
美しい馬たちはまばたきもせず
ただ同じ無言 ...
君は努力してるよ
それをあたしは知っている
成果がでない努力は無駄じゃない
そんな言葉を呑み込んでいる

丸くなって君は
涙も流さず耐えている
君の努力の足跡が
さらさらと消えてゆくの ...
静寂の中
聞こえぬ音が
漂っている
リアルな凹凸
まだ見ぬ実体

見はなされ
おびやかされ
晒された者の
裏返る脳裡
粘液質のものが痛々しく
外気に触れられてゆく

これ ...
女は黄色が好きだった

あるときなぜかと聞いてみた

黄色はこころを明るくさせるから好き

ゴッホの黄色が目のまえに浮かんだ

黄色はこころを明るくさせるから好き

あなたの黄色に ...
手の中で粉々にした蝶
鱗粉がまとわりついた指
幼児の残虐性が目覚める
自分の手の中での理不尽な死
鱗粉で彩られた指 虹色に染まる

まとわりつくような夏の暑さに
気だるい顔をした少女
...
            111005




ちょっとだけ
お知恵を拝借
素直に
πを分け合う時は
いつ訪れるのでしょう
いつでも就職難の記憶だけが残り
さほど期待されることはな ...
千年の紀憂の後
青天の霹靂
四月--最も残酷な月を経て
「日常」のここかしこにぽっかりと穴が開く
...
崖のうえから

叫んだ言葉は

アンナ、

涙の粒が

藍の海へと落ちた

ごめんよ





愛してる
今日もまた 
私は心に嘘をついた  

自分を苛む気持を誤魔化し 
もっともらしい言い訳をする  

何も感じてない訳じゃない 
本当は 
孤独感で一杯なのに  

おどけたフリを ...
陰口なら知らずに生きる。私は正直者として生きたいのだ。

涙は悲しみを反芻させる。やめよう、愛するものの死では無いから。
今朝も そうだった
この夏 初めての 保冷剤を 突っ込んだ
君への お弁当

去年は 半分サイズだった
重たいのを 君が 嫌がるから

こんなに 暑いのに
ペットボトルも 持たずに
...
風に靡く黄金色の原の影

命のバトンが渡されてゆく

円環が不満で逃げ出す者も確かにいるが

伸びた影が同化するまで私は此処に立っていたいと願い続ける

そして

引き継いで何かが ...
降りそそぐのを
右から整列させる
ぼくはもう
だんだん
目が暗くなっている
あかるいテレビから
もれる笑いごえが
喧騒が
壁をつくる
あしもとをぬらす
ぼくは
もう
だんだ ...
大きく翼を広げた烏は
雨を切り裂いて飛んでいった

困難や苦難の先に在る(オマケの)幸福を得るために違いないんだ

与えられた意欲への呼び水を無駄にはするな

そう言い残して

大き ...
  田園は
  青空の下で完結している



  黄金の海の中
  細い糸のように老いた
  一人の農夫が稲を刈っているのを
  私が妨げようとするとき



  もう ...
  ほんの少しよごされた
  ガラスでできたコップに
  最初の朝陽がまっすぐに注ぐのを
  僕はじっと見つめている
          
          
          ...
合成音声の歌声が響く
ホログラムの彼女
一番身近で 一番遠い

自宅の端末で呼び出し
彼女とキスもする
一番身近で 一番遠い

現実に目を向けろと
親たちの怒鳴る声
一番身近で 一 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
指揮者がいない榊 慧自由詩211/10/6 13:51
ヌード撮影 2011.9.9短歌6*11/10/6 13:10
夜の唄……とある蛙自由詩7*11/10/6 12:37
やわらかくあたたかくとうめいなものつみき自由詩411/10/6 10:34
選択山崎 風雅自由詩111/10/6 10:12
君はどうして番田 自由詩211/10/6 9:17
童話花キリン自由詩3*11/10/6 7:37
交差点で足を止め、空をみる空中分解自由詩311/10/6 6:08
色男雪路自由詩111/10/6 1:34
ともだちのいない場所吉岡ペペロ自由詩311/10/6 0:58
ノート(ひとり さめて)木立 悟自由詩311/10/6 0:22
けつえき雛鳥むく自由詩811/10/5 23:50
牛の罪小川 葉自由詩411/10/5 23:20
ラストアウェイつむ自由詩4*11/10/5 22:17
再生朧月自由詩211/10/5 21:40
覚醒する幾千の日と夜シホ.N自由詩411/10/5 21:16
黄色になりたい吉岡ペペロ自由詩211/10/5 21:16
夏の贖罪あやとり自由詩1*11/10/5 20:49
Eを着こなす膝小僧あおば自由詩3*11/10/5 20:48
キャッチボールN.K.自由詩3*11/10/5 20:26
非力雪路自由詩111/10/5 20:15
そして私は嘘をつく菜穂自由詩1*11/10/5 19:47
日常短歌山岸美香短歌111/10/5 19:16
たられば弁当藤鈴呼自由詩2*11/10/5 19:10
新米を喰らう季節に徘徊メガネ自由詩111/10/5 18:28
整列はるな自由詩511/10/5 18:26
窘め徘徊メガネ自由詩2+11/10/5 18:19
田園草野春心自由詩611/10/5 18:18
ひかりのかげ自由詩4*11/10/5 18:14
アイドルあやとり自由詩011/10/5 17:39

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