「いつの日の事だったか
あたし よくは覚えていないの」
((雨・雨・雨の音))
瞼を潜って沁みてくる光
カーテンを閉じて
もう
睡って仕舞い ...
そのころ
あたしは
すっぱだかになって
ベットにもぐっていた
おなかのビーチ
ちょうしっぱずれの
カセットテープが
へやのすみで
まわっている
おぉーい ...
彼女がたとえ男だったとしても
ゾウだったとしても
ぼくは彼女の存在を愛しています
今朝そう告白して
そういうことだったんだと
はじめて楽になれたような気がしました
...
コーヒーを飲みながら遠い思い出をたどっていた
あの頃 僕は マンハッタンの中で必死でもがいていたっけ
日本では成功できないと思っていた
そして 回りは僕のことなど理解できないと悟って ...
隣室で眠る友人の寝息と、近くの高速道を走る車両の音がこんな夜更け、他人の家にて混じりあう。
私は妙に目が冴えてしまい、携帯のディスプレイの灯りを頼りにこんな散文を綴ったりしている。
友人の出し ...
まっしろ、めをとじる
とたんにちっそくする
くるしいくらい
なみだはでない
てつごうし、ちのあじ
こうそくぐのきぬずれ
おふろにはいりたいな
ごはんをくちにながす
くすりはふえたようだ ...
また泣くのか
また泣くのかと
母が問う
今日こそは泣くまいと
幼い私は唇を噛む
妹が隣で笑っている
痩せた身体には
いくつもの痣
それというのは母が
私のことを嫌いだった ...
青、青は都会の海の色ではなくて
映り込んだ半島の空の色だ
水面に浮かぶ彼の名を誰も知らなかった
休日のサラリーマンのぼんやりとした気分と同じように
朝の風景は
彼の思想の輪郭までも
少しず ...
遺影の朝や。
嗄れる
遠雷の
ぴんと空気はしっとりしめり
入道雲の成れの果
あめんぼすいすい
あめんぼすい
いずれいっしょにほほえみ浮かべ
ある冬の先にある ...
いやなことは
わすれてしまえ
そしたらきっと
いいことがまたやってくる
そう生きてれば
あるんだ
いやなこともいいことも
例えばあやつることしか知らない 悲しい涙に語りかける
どうして?
あなたの 「もの」 ではないってわからないの?
本当とはそんなんじゃない
痛みから逃げてばかりで
次から次へと求めるよう ...
何も無い誰もいない音も光りも
白い道がただ続いているだけ
何時からこの世界にいるのだろう
遠い昔のような気もするし
君の声が聴こえなくなって幾度か宇宙は生まれ変わったから
...
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに
喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず
いつもの いついつ
指を唇に あててみる
静かに 沈黙が ...
薄明かりが
告げる未来は
電池切れ
時計は
もう
止まったまま
留まった錯覚の僕らが
紡ぐ歌を
鉄の匂いする裏側
向こうの誰かが
哀しさを
紛らわしながら
...
イエスの精神
ノオの精神
絶対の精神
隣人への愛
世紀末の精神
救世主の精神
ロゴスの精神
はじめにそれはあった
そしてそれの逆襲
敵を愛せ
ばら色に
暮れてゆく空
...
展翅針射ち落とされて蝶の群
過去過去死望郷過去死過去タナトフォビア
信じてもいない永遠アヌの老齢
久遠の記憶生まれては死に消えてゆけ
空遠く羽ばたく者のはかなさへ
僕 ...
ハギレの記憶をよせあつめて
ひとつのオモイデを
嘘じゃないよ
本当のことでもないから
いろとりどりの残像をあつめて
たのしいオモイデをつくろう
そのオモイデを纏って ...
「私とあなたは違うの」
理性的な 論理的分析の つもりだった
でも あなたにとってそれは 拒絶でしかなかった
傷ついたあなたが
しおらしく 悲しんでくれればよかったのに・・・
あなたは攻 ...
深呼吸する緑の葉っぱたちは囁く
ほとばしる生命、咀嚼しろ
艶やかに見惚れる果実たちは囁く
弾ける生命、咀嚼しろ
八百屋の親父は最後の仕上げに
ふうっと息を吹きかけ
...
おまえらあのときもここにおったんか
公園の遊具や木々に話し掛けそうになる
あの地震のときは震えたりしたんか
そんな不遜な言葉を投げ掛けそうになる
セシウム、テルル、ストロンチウム
キセノン、 ...
すべてコンピューターにまかしておけば良いのだ
いつもなにやらつぶやいている冷蔵庫に
そう言ったが
なにも返事をしてくれず
両手をすきまに入れ抱きつくと温かい
冷凍庫を開けると相変わら ...
通り過ぎてゆく笑い声
背筋をノックする人差し指
忘れない
ドレスのチャックを上げてくれたこと
わたしに腰をふらせたこと
忘れない
隠れ場所のなかったこと
なんて答えていいか
分 ...
壊れてしまったものはもう直せないよ。
困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した
でも、
そう言いかけて私は思い出す
前に友達が大切にしていたカップを落と ...
いま
いま
いま
いま、
「今」を追いかける
ねえ
いまは
いつわたしのところにあったんだろう
ねえ
いまは
いまどこにある ...
大人だって嘘をつく
じぶんの気持ちに嘘をつく
でも結果は本当だ
だから
嘘だったんだと分かるのだ
ふたりで築きたかった
今もそこだけはぶれていない
築きた ...
道は
舗装がなくなり
助手席で眠ったままのネコが
なにかをつぶやく
誰もいない
海水浴場で
夏に買った服を着て
悲鳴を上げる
艶やかに
またたき始める防腐の衣。
(出所のわからない応急薬人の訴え)
本番をする前のことは知りません。
それとこれが本命かどうかすら
まるでわからないのです。
(浮遊を許された包 ...
失われた八日目の記憶の中に雪原があった。雪の上に立てられた僕らの家の中には、静かに多くの人が住んでいる。静かな人たちは、物音を立てずに部屋の中を動き回っているが誰もお互いを認識できない。そして誰もし ...
おねしよと云ふ言葉に魅入られたる三十五の男闇を識る
傍らのジム・ビーム・ライの空瓶がしみじみ語る故郷の風を
ともだちはほとんどゐないときみは云ふ莓でも食べて海へ行かうか
...
灰色をゆく
電車が横向きに灰色をゆく
建物や小山が左に流れる
アナウンスは駅名しか言わない
慣性の法則だけが生きろと言っている
逆らおうと運ばれる
哀しかろうと笑っている
言い寄られて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
側線から
Lily P...
自由詩
3
11/11/3 16:48
春
〃
自由詩
2
11/11/3 16:47
ギフト
吉岡ペペロ
自由詩
15
11/11/3 16:44
スモッグの窓が震えていた午後
番田
自由詩
0
11/11/3 15:54
七月のこと
DNA
散文(批評...
2
11/11/3 14:31
白夜
杳
自由詩
1
11/11/3 14:03
畜生
長押 新
自由詩
1*
11/11/3 13:39
漂流
花形新次
自由詩
3*
11/11/3 12:19
遺影の朝
こしごえ
自由詩
2*
11/11/3 11:22
時
桜 歩美
自由詩
2*
11/11/3 11:11
どうか今夜ははじめて交わした色を思い出して、手をつないで眠ろ ...
たちばなまこ...
自由詩
12*
11/11/3 9:50
孤独なランナー。jackson brownによせて
梅昆布茶
自由詩
2
11/11/3 8:40
ここ とまれ
砂木
自由詩
23*
11/11/3 7:22
サッド ソング
こういった
自由詩
0
11/11/3 3:38
イエス
シホ.N
自由詩
1
11/11/3 3:00
ゾーエーの影
高濱
俳句
0
11/11/3 2:39
残像パッチワーク
灰泥軽茶
自由詩
1
11/11/3 1:42
赤と黒
凪 ちひろ
自由詩
3
11/11/3 1:39
八百屋の息吹
灰泥軽茶
自由詩
3
11/11/3 1:08
嘘っぽい光
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
11/11/3 0:58
温かい冷蔵庫
灰泥軽茶
自由詩
2
11/11/3 0:57
忘れない
かぐら
自由詩
3
11/11/2 23:20
過失
きりはらいを...
自由詩
4
11/11/2 23:08
今
森未
自由詩
4*
11/11/2 22:39
大人だって
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/11/2 22:37
セラフィム
mizuno...
自由詩
1
11/11/2 21:57
饐えた時間
yuugao
自由詩
1*
11/11/2 20:57
Snowwriter, 未完成品
ballad
自由詩
1
11/11/2 20:48
おねしよ
冬野 凪
短歌
0*
11/11/2 20:29
灰色をゆく
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
11/11/2 20:08
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
加筆訂正:
「コンビ二の猫」
/
はなびーる
[11/11/3 16:46]
一部修正しました。
お迎え
/
板谷みきょう
[11/11/3 9:10]
イダヅカマコトさまのコメントから最後の二連を削除しました。
5.27sec.