秋夜長
あばばばば
厳めしき隣家の親父の孫あやす
馬鹿くさき猫撫で声の懐かしさ
そは日暮れ
秋刀魚焼く家を過ぎし時
我が胸をも焦がしし寂寥よ
そは薄暮
子らの絶えたるグランドに
天の ...
まずあなたがいて
わたしがいた
そのむこう側に
せかいがあった

空があった
海があった
街があった
人々がいて
季節は移ろい
言葉は交わされた

あなたは世界ではなかった ...
あなたと出会って


瓦礫だらけの心の中に


少しだけ光を見ました



涙の雨がやんで


少しだけ


未来が楽しみになりました





嘘つきなニ ...
広い道のうえには

太い夜空が延びていた

商店街を脇にそれて

焼き鳥屋で腹をみたして

通りにでると風

風が吹いていた

外灯がまだ優しくなかった

宇宙基地に取り残 ...
名前がないもの
例えば

うだるように暑い夏の日に 天井から落ちる 水滴
絞首台のロープの先で踊る 顔の隠された 身体

例えば

晩夏の路地裏で拾い上げられた セミの抜け殻
あなた ...
自分を愛するように
互いに他人も愛そう。
そうすれば楽しくできる。

互いに教えて習って
互いに気遣い
互いに助けて

つらいけど
生きて行こう
互いに大切にする。
二つの月寄り添う空の中 始まるカウントダウン
テラフォームに失敗し 荒れ果てたこの星を捨て
何処まで彷徨う ジプシーの群テイクオフ
カプセルに満たされた羊水 膝を折り再生の時を待つ

こ ...
ざわざわと息を噛むたび洞は鳴り洞のむこうの洞はこび来る



けだものをけだものと呼ぶ誕生日ただ生まれゆくただ落ちてゆく



ささやきが積もることなく降りつづくわ ...
小さな小さな
無数の鳥の声がする


右手 左手
別々に回る泡のなかに立ち
別々の夕陽を見つめている


どこにでもある川が
見えたり見えなくなったりしながら
...
空気が粘土のように冷たくなり、
小鳥のように夜のはじまりを告げる。

葬式を祝福するように、夜の人々は
近い未来の道を歩きながら、
ここには戻らない決意を顔に見せ始める。

時計の針を逆 ...
瞬きの間に過ぎ去ってしまう瞬間を焼き付けよう

悲しい時は ありのまま
悔しい時は ありのまま
偽りの無い表情で写真を撮ろう
出来れば 笑って


記憶の中で変わってしまう思い出を焼き ...
ああ 私は軽く恋愛中毒
人を信じるのが怖いのね
さよなら言われる前に
さよなら言う

ああ 私は軽く恋愛中毒
遊べる男の子をストックする
永遠の嘘をつくのは
お互い様

別に日替わ ...
へやに
入りたくない

たとえばの
話をしよう

たとえば
わたしが
あなただったら
とか
空が
海だったら
とか

たとえば
あなたが
あなたじゃなかったら
と ...
あなたとの 糸繋ごうと
ついた嘘
重ねて濡れる 唇の艶 
遠く、
海を呼ぶ声が
かさなり合って
海からの声は、もう
ちいさくなった

探せないものはみんな
いつかきれいに
空からくだる

たやすくは
気づけないかたちで
空から降る ...
硝子窓の向こう側
暗闇の中で
蜉蝣の透明な翅が
月の雫のように光っている

―― ヤミガコワイ……

呟き声がした
わずかな物音まで
深い闇に吸い込まれていく

一枚の硝子に仕 ...
暑すぎた夏が終わり
賑やかだった蝉たちも死に絶えて
地中深く 沈黙の蟲となる

キャンパスに描かれた
自画像は完成されないまま
白く埃を被っていた

数々の葛藤が わたしを苛んで 
...
微笑みの外骨格を
こじ開けて
嘘のガラス転移点を探り
じっと観察しながら
ビュレットから始める
とある愛の滴定

被験体は少し
怯えているようだ

手袋をはずして
華奢な頸椎をか ...
夜と朝とはどこで
つながっているだろう

虹と地面はどこで
つながっているだろう

私と私の身体はどこで
つながっているだろう

列車に乗る旅人の瞳に
変わりゆく世界の様が
つぶ ...
差し障りのない罪を
いくつも背負い込んで
眉の間に深い縦皺を寄せて
のうのうと生き長らえてきた

脱ぎ捨ててもいいような昨日を
ご丁寧にたたみ込んで
誰が見てもわかるように
不幸の ...
溢れ出す涙と鼻水を拭えばいい 誰も自分の足にはならない だからそこから足跡刻む ///軽やかさとは必ずしも乗り越えられる為だけにあるのではなく
黙することそれをひとつの命題としたあなたの背中に躓く/// 

こうして
また、
崩れおちた
口に黒い
布切れ
を被せ  ...
何故に私は
何故に私は

何を私は
何かを私は

求めていた
探していた

誰かの視線
誰かのぬくもり

自分の居場所
落とした心

何が欲しいかなど
もはや意味もなく ...
わたしの雨は
昨日すべて
降ってしまいました
あんなにたくさん
両腕に抱えていたのに
傘が眠っています
夜明けの寂しい
コンクリートのように
廃人がポツリとつぶやく部屋12

カミーユの様に、ジョーの様に、廃人になってしまった方専用です。
まさに、廃人専用。シャア専用ではございません。
時々、廃人になります。
受験勉強のしまくりや ...
愛しい猫が死んだ
肯定できない
否定したい
剥製にした 
でも愛しい猫は帰らない
サイボーグにした
でも愛しい猫は帰らない

心にぽっかり開いた穴は
何をしても戻らない
貴方の運命に在るだろうか

私の名前は

最後のスタッフロールに在るだろうか
 
鈴の音響く秋の入口
変わり始めた色に憧れを抱く

“誰一人気付かないのなら”

そう嘆いて聞こえたのは夏に吹きそびれた風か

長く白い日々はまだ
遠くで私を待っている
 
次第に人との距離を感じ
次第に人との言葉が減り、
次第に人と会う機会が減り

言葉は外で無く内に向けられ
言葉は形が無く反芻できず
言葉は脳髄の中で霧散し

色は次第に発色しなくなり
...
  胡散臭い
  新興宗教みたいな夜のバーで
  僕は水しか飲む気がしない
  みんないて
  みんないない
  ここにあるのは
  下手糞な詩の下手糞な朗読
  ここにあるのは ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
喪失salco自由詩5*11/9/29 0:08
不在はるな自由詩411/9/29 0:00
希望と絶望とくゆら自由詩311/9/28 23:56
外灯吉岡ペペロ自由詩511/9/28 23:44
名前という制服さすらいのま...自由詩4*11/9/28 23:43
互いにペポパンプ自由詩3*11/9/28 23:31
新世界あやとり自由詩111/9/28 23:18
うつろ はばたき木立 悟短歌311/9/28 22:53
ひとつ 外側自由詩611/9/28 22:49
夜のはじまりYuuki自由詩311/9/28 22:45
写真1486 1...自由詩211/9/28 22:38
「恋愛中毒」あやとり自由詩011/9/28 22:29
たとえばの話はるな自由詩311/9/28 22:14
あやとり短歌111/9/28 22:11
霧に浮かぶ千波 一也自由詩3*11/9/28 21:26
【 闇の音 】泡沫恋歌自由詩9*11/9/28 21:15
【 メタモルフォーゼ 】自由詩5*11/9/28 21:13
やさしさの化学実験つむ自由詩8*11/9/28 21:13
連結器佐倉 潮自由詩211/9/28 21:07
TAKE IT EASY!nonya自由詩17*11/9/28 21:06
息ができるなら山岸美香短歌111/9/28 20:32
ハッピー・エンドDNA自由詩011/9/28 20:17
何故菜穂自由詩1*11/9/28 19:52
童話(雨)たもつ自由詩411/9/28 19:27
廃人がポツリとつぶやく部屋12過去ログ倉庫11/9/28 19:23
ペットロスあやとり自由詩2*11/9/28 19:11
「片隅にでも」と祈るばかりの日々徘徊メガネ自由詩411/9/28 18:53
響秋自由詩011/9/28 18:49
老い ー言葉など……とある蛙自由詩511/9/28 18:38
ギター草野春心自由詩7*11/9/28 18:16

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