異動が決まったのは突然のこと
会社が用意してくれた新しい住まいは
ビニールハウスみたいな外観
半分は研究用の畑でキッチンと寝床が付いている
職場に通うには近いんだけど
台所で天麩羅を揚げ ...
{画像=111126115111.jpg}
自由 / フリー でいたい
色々なことに捕らわれていては見失ってしまう
ただ真っ直ぐ向いていたい
でも君は時折ぼくに向かって言う ...
私の中には時折他人が入ってくる。私が食器を洗っていたとき、気がついたら私は田淵さんだった。田淵さんは私の部屋に勝手に入ってしまったことを申し訳なく思い、靴をはいて部屋の外に出たが、そのとき田淵さんは ...
イブの夜 ひとりで歩くラブホ街
エアコンの温度を下げる雪女
焼き芋屋装っているストーカー
寝酒して寝ゲロを吐いて寒い朝
殺し合い 雪合戦に見せかけた
駄洒落言い死にたく ...
今日がこれで終わると思うとき
一日笑顔であったかどうかを
数えてしまう
そんなこと本当はしてはいけないはずなのに
自分が笑顔かどうかはあまり重要でなくて
君が笑顔 ...
今日は朝から空が鏡のようだった
こんな日にあなたと会えたら
空を歩いたら
昼も夕方も
雑踏も並木道も歩いたら
夜空には星が散らばっていた
オリオン座を揺らしなが ...
この世とはいったいなんであろう
生きている
その一分一秒に
ぼくは置いてゆかれる
死んでゆく
その一分一秒に
じぶんを見失ってゆく
この世とはいったいなんであろう
暑かった
熱かった
悲しかった
なじられた
なにもしなかったことを
娘さんに睨まれた
奥さんに凄まれた
無気力になっていた
涙がへばりついていた
...
みえてるオモテの
裏はオモテ?
裏の裏の裏は…
考えたってわからないことを
ぐるぐるまわって朝がくる
ただしい を基準に並んだら
きっと私もはじかれる
あなたの大事に私がいな ...
ほっぺたの大きなニキビ{ルビ理由=わけ}にして恋することから逃げ続けてた
少しずつ爪の先から侵されてその他大勢になってく私
お互いがお互いの為生きているコールタールに花の咲く時
潰さ ...
ことばをつぐみ、すいへいせんを、
ゆびでなぞれば、やわらかいひふの、
あいだから、ひんやりとした、くうきと、
あまいたいえきが、あふれて、
できそこないの、くすりゆびを、
だらしなく、ぬらし ...
0.はじめに
心斎橋を歩いていると、すれ違う人々の肛門の悉くに言葉の端子を捻じ込んでやりたい衝動に駆られることがある。(中略)だがその無数の肛門に捻じ込みたい言葉は、なぜか優しさに満ちている。
...
明日晴れたら
真顔 ダル顏 眠顏
いつも通り
あれよあれよ
一日が終わって
明日は終わってしまう
明日が終われば
また次に期待しよう
そうするうちに
...
私たち逃走していた。かすりきずに錆びついたボディーは、夕日の射光に身包みをはがれ、匂いがするようなレモンの色にそまってしまい、塗装が晴れてしまった下地の部分の、心臓みたいな銀のフレームがばれて、わたし ...
HBの鉛筆が発する甘い匂いに誘われて
細い線が集まり大きな夜を作り始める
ラッピングされた携帯電話から漏れ出しているのは
長い長い休み時間の喧騒
大人と子供と
そのどちらでもない者の声が ...
宇宙からあなたの引っ越しを見つめた
それは1ミクロンにも満たない移動だった
この1ミクロンのために
あなたは新居をさがし手続きをし
引っ越し屋さんから段ボールをもらい詰め
...
虫が好きだと、少年のままいられる
手塚治虫の言葉だ
虫にいろんな一字を当て嵌めてみる
月
星
緑
青
まだまだ当て嵌めてみる
金
城
良
...
夜。アデルを聞いている。アデルはかつとくんが教えてくれた。アデルを教えてくれて、そのあとわたしたちは結婚した。
このアパートには若い夫婦が多い(わたしたちを含めて)。生まれたばかりみたいに見える ...
ぼくの街は牧場にあって、家畜と牧草が丘陵の途切れた柵のとなりで圧縮されて濃密な蒸留水となった朝露を落としている窪みに高層ビルが並んでいた。毎朝、ぼくは上着や革靴に花粉をつけたサラリーマンが灰色 ...
まず
音が出てゆき
次に
色が出ていった
そして
文字が去り
時間が去った
残った
ささやかな温度を
抱きしめて
抱きしめて
眠る
飢えも
渇きも
なかった ...
クエスト
テニスは制覇した
ゴルフも制覇した
競泳にもスケートにも進出した
クラシックに白鳥の湖、ポロやクリケット
黒人の登山家っているのか
少なくともアフリカ大陸にいないとすれ ...
ある高名な批評家が
まだ若い頃
恩師に言われた
君が君自身のことを思うほど
他人は君のことを
思ってはくれないよ
当り前のようだけれど
これほど人性を的確に
表した言葉があるだ ...
一枚の紙切れほどの価値もない
小さな詩に ありがとうという言葉を
付け加える
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さな詩は少し大きく見えるものだ
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さ ...
あてもなく昼下がり
運命の意図に手を伸ばせば
終わらない旋回の始まり
エナメルの細い義肢が
つかんだ銀のフラフープ
とてもきれいで嫌いな色
錆びついた金属帽子が
口笛にあ ...
膝小僧の原にうたいながら
幾度も幾度もくちづけながら
鉄を見捨てぬ鉄の味の背
赤錆の行方を見つめていた
ふたりの終わり
既知につながり
ひとりには帰らず
果実のよ ...
木の内側に棲む蝶を
一羽の鳥がのぞきこむ
撫でられるたび
変わる冬
割れた石の階段の間を
雨が流れてゆく
破裂する水色
映る鳥
雪が雨を昇り
曇は曇を ...
何処かでブランコが揺れる音
軋むリズムに心臓を預け
此処に在らずな僕らは きっと
誰かに拾われたいのさ ずっと
目の前に居るのに
思考は遠く向こうを目指して
飛んでる鈍痛
...
目に鮮やかな色たちの
間に間に空のかけらが見えて
深まる秋を吸い込めば
他の誰でもない僕がひとり
ああ こんな燃えるような色をして
今年もまた 瞳の奥に小さな手形を残していくのか
...
おなじ影を踏んできた
きみの影の長さを
わたしはとてもよく知っている
光に射抜かれたきみが
どんな影をしているのかさえも
例えば冬の優しい日差しや
夏の真夜中の蛍光灯に照らされて
...
濃縮されかけ
広かった
集合のあとのゆうべ
くらむ
景色と
寒さのなかに
伸びる指先の
ひどく ながい
影の はやくとどけ
のりものにのるから
てのひらの
離れないと
しる ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
百足の天麩羅
1486 1...
自由詩
1
11/11/26 13:06
不埒な野心家でいたい
beebee
自由詩
23*
11/11/26 11:52
他人
葉leaf
自由詩
6+*
11/11/26 11:11
俳句2011 冬
北大路京介
俳句
13*
11/11/26 10:36
笑顔の数
桜 歩美
自由詩
5*
11/11/26 10:19
あなたと歩いたら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
11/11/26 8:45
まなざし
〃
携帯写真+...
1+
11/11/26 8:44
熱暑の街
〃
携帯写真+...
0+
11/11/26 8:43
変わらない光り
朧月
自由詩
2
11/11/26 8:24
恋愛哀歌
永乃ゆち
短歌
1
11/11/26 5:01
ときのわすれもの
かいぶつ
自由詩
2
11/11/26 3:40
さよならパリ——高塚謙太郎とボードレール
葉leaf
散文(批評...
2*
11/11/26 3:34
明日のオマージュ
短角牛
自由詩
2
11/11/26 2:18
観覧車に亡命
コーリャ
自由詩
9
11/11/26 2:05
大きすぎる朝
健
自由詩
3*
11/11/26 1:57
光の世界
吉岡ペペロ
自由詩
4+
11/11/26 1:37
虫が好きだと
〃
自由詩
3+
11/11/26 1:35
みんな眠ってしまった
はるな
散文(批評...
2
11/11/26 1:09
習作
ズー
自由詩
3*
11/11/26 0:23
ふるえて
はるな
自由詩
4
11/11/25 23:28
ちょっとした疑問
salco
自由詩
3*
11/11/25 23:27
酔っぱらって何が悪いんだ、金曜日だろ
花形新次
自由詩
5*
11/11/25 23:18
小さな詩に ありがとう。
吉澤 未来
自由詩
3
11/11/25 23:18
ブロックフィッシュの背びれ
в+в
自由詩
2*
11/11/25 22:58
ノート(消えたひとへ)
木立 悟
自由詩
3
11/11/25 22:57
めぐり ふらす
〃
自由詩
6
11/11/25 22:55
溺死
こういった
自由詩
2
11/11/25 22:43
もみじ
八布
自由詩
3
11/11/25 22:36
影
マフラーマン
自由詩
4*
11/11/25 22:09
ねずみ
根岸 薫
自由詩
2*
11/11/25 21:43
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
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3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
加筆訂正:
酔っぱらって何が悪いんだ、金曜日だろ
/
花形新次
[11/11/26 6:58]
素面になって、訂正。
4.33sec.