そうやこれは戦争なんや
戦争やから死んだって誰も責めへん
殺したって誰も責めへん
寂しい言うたらあかんのやろ
会いたい言うたらあかんのやろ
鬼軍曹に殴られそうやもんな ...
この香りが五月でもないのに
懐かしさが全身に{ルビ迸=ほとばし}る
僕は気になる この香りが
逆らいに倒れた僕をそっと
この華奢な体が抱いてくれた
揺れまいと
木の葉が{ルビ頑=か ...
花は散るから美しく
儚い命だからこそ
強く輝く
薬漬けで得た美しさは
骸骨に装飾したような
命の消えた冷たい屍に見える
長き時間
その美しさを楽しむのなら
一瞬でも
本物の命 ...
取り繕うほどほつれゆくのが{ルビ詩=うた}
ざらついた筆しか持っていなかったからか、それはひどく感応して私を食んでいた。
漏れ出た色水は濾過せざるを得ず、それ故浅瀬には圧倒的に蓄えが足りなかったのだろう。
紙に貼りついていたはずの砂は、何処 ...
まだ記憶の定かでない幼い頃一人目の私が前を歩いていた
八才の頃引っ越しした先に二人目の私が二段ベットの上で寝ていた
十四才の頃突然ホームルームしていると三人目の私は教室に入ってきた
...
確かな肌は 赤い壁から生まれ
離れられない 触ることはできない
特別な言葉は簡単に見ることができる
話すことができない人にとって
真珠貝で穴を空けて
待つことなど
あなたは ...
あの軒先から香っている金木犀
もう暗い、足音一つの帰り道
そういえば一緒に歩いたっけ
「しばらく、もう会えてませんね。
目が二個と口がひとつあったことは覚えているけど」
手紙から日常 ...
炊きたて ハトムネ ひだまり タピオカ
見惚れて ボルネオ あいまい 灯台
くるぶし 波風 触れ合う スイヘイ
神々 うみどり 洞窟 あかつき
ハノサキ 透明 ゆびさき スイテ ...
こんな夜は
いろんなしめじを
慎重につくえに並べたい
小さいしめじは左のほう
おおきいのはまんなかで
右がわにお前がいなくて
ふにふにしてて
根っこはザラついてて ...
まえにきたことのある
かんこうちをおとずれた
かんこうちには
まえにきたときの
わたしたちがいた
わたしたちは
もうくるな、と
わたしたちにいった
だからわたし ...
さあ、ひっこぬけ
右下奥歯の親知らず
メスで肉を切り
ドリルで歯を削り
ペンチで根っこを引っこ抜く
注射で右頬全体は麻痺はしているが
振動は余すことなく脳に響き
煩悩は遊園地の海賊船のよ ...
青灰色の夕暮れに
鳥の群れ
黒い影が
青灰色の夕暮れに
ぼくはあなたとはぐれていた
ガキの頃からのそれは宿命だ
青灰色の夕暮れに
鳥の群れ
黒い ...
さあ、やろうか
今度は動きだすかな
君の頭の中
ずっとずっと
止まったまま
動きたくて
うずうずしている
巨人、ドラゴン、少年に
女王様も
君が創ったんだから
後は
産み落として ...
私にとってあなた
なくてはならない
声すら知らないのに
きっとそのうち
摘みたくなるのだろう
熱い舌の上で
踊るハイボール
知らないままで
恋は堕ちるのです
今日の一日かき回し
こうして記すほどのこと
あったかどうか考える
しなびた日々の続く中
秋茄子ほどのつやつやの
変化の兆し賜った
立派な葉を持つコスモスが
時雨の風にもりんとして ...
IT関連の求人広告を見た男が
雑居ビルを訪ね面接を受ける
(応接室で)
「え? インターネットではないのですか」
対座の中年男は
「ええ、弊社はウィンターネット構築企業です」
「あの、ウ ...
もし、ぼくが、
もっとふつうに働いて、
浪費家じゃなかったら、
きっと、二千万円は貯まっていたよ、
と、ぼくのほんとうの浪費癖も知らないで、
彼女は言うのだ。
二千万円あれば、
結婚 ...
人は行く
それぞれの荷物抱えて
右に左に朝日を受けながら
今日もまた
心にかすり傷をつけに・・・
傷を作る度
人は強くなる
時に傷を癒しながら
また人は成長する
喜びも悲 ...
本日も 大事な大事な 面接日 ひとまず気合を 入れようと スーツ姿で 笛太鼓 したかったけど スタジオが 今日は午後から 営業で 仕方がないから イメトレで チーヒャイヒャイトロ テンスケテン 心を鎮 ...
笑って 笑って
笑って キャンディ
昨晩のアニメでもちきりだから
何かこう 一途を共有したがるっていうの
かがやく未来の乙女だったか
平和の先は怠惰の坂道
さらけだすよねぇ
そんなつ ...
死んでいる鬼瓦めざして
何の予告もなく
銀色の竹とんぼが来訪
唸りながら
怒鳴りつけてきた
隣り町の宝石店の宣伝である ...
...
横断歩道の
白いところしか歩かないことにしている
もう四ヶ月たつけれど
たった六十ヶ月で求めてしまった前科がある
もう時間じゃない
こころを忙しくさせて
連戦連勝し ...
「ド−ナッツ」
ドミノ倒しの疲労感
帰ってはベッドへ真っ先に
忙しかったご報告
どこまで
転がりつづける
仕事場とマイホ−ムの
同じ顔した四角いダイス
取りあえず
甘いエネルギー源補給と
三日 ...
流れが速過ぎるのではないでしょうか
わたしはごぼごぼと 泡を吐きながら
すこしずつ水を肺に 入れて
ひとはみな自分の目でしか、
世界を見つめられないのだから
もうすこし他人の目のことを知 ...
あなたの
マグカップの
つるりとした空洞の
最深部で
パロールも
道徳も
大恋愛も
なにもかも終わっていた
冬になると
唇が乾くだろう ...
うすい埃を蛾のはばたきが払う
ちらちら光る暗がり
息をしている
なにか
(ここにある)
遠いいきもの。
箱を開けて
そこが空なら
びんの底に
わずかに残るソーダの輝く。
あ ...
それは、
自らするものではなく、
自ずと気がつくものであり、
自然と落ちるものである。
そう聞いたことがあった。
ときめきという言葉は、
例えば生きたものを触ったときとか。
新しい玩 ...
冷たい夜のドーナツのかおり
ピグマリオン
標識に巻かれたタオル
一 MODEL
魚の切り身が泳いでる (ふかく(
責任のない情報のマグロ (螺旋階段(
回遊 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
戦場
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/10/31 6:52
あすなろ
subaru...
自由詩
22*
11/10/31 5:02
ブリザーブドフラワー
菜穂
自由詩
2*
11/10/31 4:38
深夜の迷走
faik
俳句
2*
11/10/31 2:11
図工
こた_
自由詩
1
11/10/31 2:08
七人の私
灰泥軽茶
自由詩
0
11/10/31 2:01
_
nia
自由詩
0
11/10/31 1:07
なほ子へ
モリー
自由詩
5*
11/10/31 1:03
スイテキ
灰泥軽茶
自由詩
1
11/10/31 0:58
しめじ
キメラ
自由詩
3
11/10/31 0:28
観光地
小川 葉
自由詩
0*
11/10/31 0:06
口腔外科切断分解作業
灰泥軽茶
自由詩
1
11/10/31 0:04
鳥の群れ
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/10/30 23:32
渦渦
秋也
自由詩
1
11/10/30 23:21
麻薬
杳
自由詩
1
11/10/30 23:11
一瞬のやる気
木原東子
自由詩
7*
11/10/30 23:03
開口
salco
自由詩
3*
11/10/30 22:56
笑ってよ baby
はだいろ
自由詩
4
11/10/30 22:11
心に傷を
菜穂
自由詩
0
11/10/30 22:03
〈長歌〉祈りつつ浅草に向かう長歌
下門鮎子
伝統定型各...
2
11/10/30 21:23
キャンディキャンディ
乾 加津也
自由詩
6*
11/10/30 20:33
地球儀の声(二)
信天翁
自由詩
4
11/10/30 20:12
続いては『しあわせなら手をたたこう』昭和48年NHKホール ...
TAT
短歌
1*
11/10/30 20:06
白い横断歩道
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/10/30 19:41
ド−ナッツ
乱太郎
携帯写真+...
14*
11/10/30 18:26
泡日
ブロッコリー...
自由詩
4*
11/10/30 18:04
マグカップ
草野春心
自由詩
7*
11/10/30 18:02
虫
つむ
自由詩
4*
11/10/30 17:50
[初恋の日]
東雲 李葉
自由詩
3*
11/10/30 17:24
小詩集 逆ガル翼
ayano
自由詩
2
11/10/30 17:15
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
3310
3311
3312
3313
7.07sec.