お嬢さんは入らない
永遠に入らない
けれど僕らは
いつまでも
なわを持った腕を
まわし続ける
四十肩の痛みを堪えて
ひたすらまわし続ける
声を嗄らして叫び続ける
「お嬢さん、お入んな ...
プラスチックの涙腺が
焦点をにじます
ミニマルな
からだのうえでは
チェスタアコオトが重みだけになっている
春よ、早めにきておくれ
フェンネルの香るさなかに
正直でやさしい小鳥を
...
週五日希望ですが
あとの二日こそが希望です
そんなもん
人を幸せにする幸せを
知っているあなたよ
ありがとう
あなたのおかげで
この社会はやさしい
それでも
しあわせな人生な ...
人は昔
山や森から旅立ち
平らな場所を更に平らにして
共同体を作り
田畑を作り
自然から借りたものから
自らの築き上げたものから
実りを得ていた
今もそれは続いている
しかし
...
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子
まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている
見知らぬ人だか ...
波打つ薔薇の夢
その影で僕は首を吊る
そのとき
腐った肉の太陽が僕を照らし続けるだろう
すべての愛はワインに還元され
僕の脳髄を金魚が泳ぐだろう
ダイヤにとまった蝿
地面を愛撫す ...
そこに 意味などないのだが
枯れかけた木が立ちつくしている
言葉もなく木は 立っていた
風に 吹かれて
失業者となったばかりの私の目の前を通り過ぎる
微かなため息だけが いつも
遠 ...
いつもなら、秋冬物を早々と買ってきて
早く着て出かけたいと気が急いているのにね
ことしは何だか少し違う
すっといなくなった夏が恋しくて
秋の早足についていけない
まだ大丈夫でしょうと ...
(鈍色のニキビが気味悪いきみのビキニ/胸の谷間に宗教性を感じる/低気圧の随に彷徨う亡骸を救えば吸殻/戯言を睦まじく詰る間柄に豪雨/砂利道を慎ましく辿る先は賽の河原/幾何学模様に引篭もる愛の裏腹/「 ...
この波は揺りかご
君を包み込み 夢の中で休ませる
僕は岸辺に立ち
なすすべもなく垂らした指に 潮風は冷たい
波を泡立てながら 光と影を掻き混ぜるモンスーン
全てを飲み込み なお満たされるこ ...
ぼくは薄い悲しみを光にほどく
そして柵のなかの自由を感じていた
八王子にやわらかい風が吹いている
朝の風だ
四ツ谷にも旗の台にも
箱崎にも久我山にも
武蔵小杉にも吹いているはずだ
ただ ...
夜に影を落すのは誰。
誰かが影を落すから夜は更に暗くなる
夜の影を落とすのは君。
夜なのにピンク色に輝く街角で働く君
ばかみたいな声
ばかみたいな会話
ばかみたいな笑顔を振りま ...
私の目の前でプロポーズをした若い男女のカップルが
熱い口づけをして蝶になってしまった
風に小首をかしげるしぐさが可愛いと
写真を撮りながら薔薇に変身していったカップルもいる
迷路の ...
「異次元世界へわたしたちを誘って
そう、
そうよ、音程なんかクソ喰らえよ!
あなたは自由なの、
どこまでも自由なのよーっ!」
わたしは人の子
こんな乳でも
ぶらりと垂れ下がっ ...
久しぶりに東京に行く
一皮むけた東京に行く
懐かしい気持ちで行く
その懐かしさとは
煩わしさも汚濁もまだない
清浄のことを指す
久しぶりに東京に行く
...
する事もなくて真夜中ぼんやりとモノクロ孔雀を鮮やかに塗る
あの頃は確かに僕ら透明度高くて空も嫉妬していた
閉じ込められていない 朝食は海 ここから遠い僕のはじまり
...
おねがい
きらいにならないで
好きとか
恋とか
愛とか
もう
いいの
きらいに
ならないで
たまに会ったら
微笑んで
機嫌が良ければ
指切りげんまん
するみた ...
複雑巧緻のからくり時計
機械の翼
落ちる歯車
千年契約
翼天使の呟き
上昇と下降
他人の詩を盗んだ男が終身刑に課せられる
昼間の
断頭台の吊り紐は遥か高 ...
雁という鳥を
私は飼っています
しかし私が
雁について知っていることは
雁という鳥は漢字でどう書くのか
それだけです
その鳥はどういう容姿をしているのかだなんて
...
指の味がしそうな塩水というはなしを書きはじめると、たばこ屋のシマさんが居酒屋おかるの前で足をとめる。月面にでもロシアにでも辿り着けそうな路地を、がに股で歩いているような男が、でてきて、着ている ...
こうあるべきだと
おもっても
からだはおもうように
なってくれない
かりものの
このからだには
いでんしがやどっている
こうあるべきだと
おもっても
いでんしはな ...
房総の
浜辺で信じた
存在の
あなた 今頃
どこの海にて
遠い目で
何千万の うねる波
眺める{ルビ表情=かお}が
どこか似ていて
この{ ...
青空にも星が散りばめられていたら
昼と夜の空の違いなんて
青いか黒いかだけだよね
そう言ったら
君は
うふふと笑った
ハルジオンの花を結って
...
きょうざいしつで
ねむっていた
たしかかくれんぼの
とちゅうだったとおもう
こどものおにが
わたしをみつけた
わたしがおにになった
チャイムがなるまで
だれ ...
{画像=110927215321.jpg}
(扉絵:雨傘をさしてニッコリ笑うボクのアップ)
(絵?:雨傘をさして飛び出して行くボク。地面には大きな水溜り。)
雨降り
お迎え ...
泥のなかに いたね
いつも そこしか
なかったね
汚れることなど なかったね
すべてを 受けて
おのおのだった ね
なんにも 簡単じゃなかったね
だけどなんにも ...
こどもたちの柔かい足のうら
パンのくず
魚、いるかな?
丸い5つの指を持つ足のうら
太古の感動を砂に記し
波の中の気泡に笑う
こどもたちの小さな足のうら
血管の美しくすきとおるそ ...
φの唄を
歌います
謳うわけでは
ありません
それは無償で
あるからです
一つ
羊飼いが
ビジネスに参戦するようです
世知辛いという言葉の意味を
誰からも教えられず
...
ザアー ザアーッと
出しっぱなしのシャワーの音
激しい雨が 大地を撃ち付ける
街も木も人々も
礫のような雨の洗礼を受けている
この雨がどこまで続くのか分からないが
雨の空間に閉じ込めら ...
花束が枯れてしまって
あたしは沈黙を選びたかった
何もかも
崩れゆく季節が来て
きっと
だめなんだな と
あたしがあたしであるが故
うまくゆかないことが多 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
なわとび無限地獄
花形新次
自由詩
7*
11/9/28 17:36
ファアスト・マンデイ・イン・ディセンバア
甲斐マイク
自由詩
3*
11/9/28 16:49
足る景色(1)
野澤 尚也
自由詩
7*
11/9/28 16:26
頂きます
一 二
自由詩
4
11/9/28 16:15
詩作する人
乱太郎
自由詩
28+*
11/9/28 15:35
倦怠
ぎよ
自由詩
2
11/9/28 15:23
茶色い木
番田
自由詩
2
11/9/28 15:18
秋の早足
うめバア
自由詩
6
11/9/28 13:30
羅列
つみき
自由詩
3
11/9/28 12:51
波は揺りかご
さすらいのま...
自由詩
1*
11/9/28 10:21
薄い悲しみ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
11/9/28 9:52
夜の影
そよ風
自由詩
2
11/9/28 8:39
冬の薔薇
花キリン
自由詩
1
11/9/28 7:39
デカイ乳輪
花形新次
自由詩
0
11/9/28 7:01
東京
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/9/28 6:39
沸く
本木はじめ
短歌
2
11/9/28 3:51
おねがい
こころゆくま...
自由詩
1
11/9/28 2:02
一日の出来事
高濱
自由詩
1
11/9/28 1:37
雁(がん)
雪路
自由詩
2
11/9/28 0:14
指の味がしそうな塩水
ズー
自由詩
2*
11/9/27 23:38
四季
小川 葉
自由詩
4
11/9/27 23:06
春海
結川菜青
短歌
5
11/9/27 22:35
世界一質素な戴冠式
雪路
自由詩
0
11/9/27 22:26
かくれんぼ
小川 葉
自由詩
0
11/9/27 22:20
雨降蝙蝠傘/想像絵本
beebee
自由詩
17*
11/9/27 21:57
泥だったね
千波 一也
自由詩
5*
11/9/27 21:49
浜辺にて
つむ
自由詩
4*
11/9/27 21:41
φの唄
雪路
自由詩
2*
11/9/27 21:37
【 母体回帰 】
泡沫恋歌
自由詩
9*
11/9/27 19:36
練 習
鈴木陽一レモ...
自由詩
1*
11/9/27 19:00
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
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3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
4.25sec.