道ばたで目をつむり見る秋の風
もういない
時間とともに思い知る
致死量飲みたい日にち薬
君が買い飲み残してるアブサンを
飲みきることのできない未練
暗闇に瞳を凝らせば柔らかな
視線がなぞる日常の ...
岬の突端にある一本杉
その根元には猫の額ほどの草原が
崖下に望める港町は
なだらかな坂のある町で
火の見櫓以外高い建物もなく
斜面にへばりついた小さな
小さな灰色の箱の集落
漁船が停 ...
先生が窓を開けた
宇宙に抱かれた教室は
零れそうなほどたわわに実った星の下で
たった一棟
冷たい風を鼻孔に満たして
それは冬の前兆
そんなにおいがした
黒い鳥が飛びはじめる
暗い朝
口笛のような哀切
後悔は
仕方ないわけでも
意味があるわけでもなくて
ただスマイル
スマイルだけが
宇宙をわたる方法だ ...
僕は自分の声が嫌いだ
鼻声で低くて…
ずっとずっと…
嫌いだった
自然と声は小さくなり
人前に出たくなくなった
だけど…
僕の声を好きだ
と言ってくれた
人が居るんだ♪
...
曼珠沙華 倒木の根の間から
秋の蝶 仁王の鼻に羽休め
川風に羽黒蜻蛉の睦まじく
まっしろな青だった
思考が感触であふれていて、
すきな人にすきな人はいなかった
そうして皮膚に火がついて
はだしの夜
自分の声がうるさくて眠れない
痛みはすべて彼女 ...
最期の夜、廃墟は夜空に繋がっている
かつては森であった荒野を貫く
高架の瓦礫の向こうへ
私は痩せた狼のように背筋を伸ばし
吼える
石が落ちてくるように
やがて踞る朝が
...
もうサーファーもいない
静かな海
くじら岩を見る
君が高校生の頃名付けた
くじら岩、
高校の時、
友達と遊びに来て
海に浮かぶ岩を名付けた
くじら岩、
その海を
今 ...
火が
材木から
顔をだしたり
ひっこんだりする
勢いがつくと
赤い鬼のように
筋肉質の胸が
出てくる
鬼に熱い息をふきかけられて
からだの前半分は
服の下まで暖かくなる
...
お触りは
合法的な行為じゃなくて
捕まるまでの
軽い楽しみ
自分の欲望を
抑え続けても
心辛いだけさ
このあと
色んなことを
やってみたいけど
ただこのまま
突き出たものを
処 ...
まどろみの中で
あなたの体温を感じる
猫みたいに
ちょっと足先を
太ももの間に触れる
気がつくと
あなたの脚に足先は絡んでいた
胸に置かれた
右手には
あなたの左手が ...
ロケットが突き刺さったあの丘は
今日も明日も照らされたまま
火星人の去った夜に
一人泣いているモニタの少女
差し伸べられた手は
もう何万年も前のこと
そんな時からディスプレイで一人
ロケ ...
…遠くに霞む、なだらかな峰を映しながら停車した
彼方と此方では空気の層が違う
人々は起伏のない平野ばかりを気にして
なにやら煙から臭気が近寄ってくる
斜めに閉じ込めた景色が追いついてきて、 ...
回転走馬燈 キネトスコープ
ネガフィルム
不思議 白黒 奇妙 白黒
可思議 白黒 衒奇 白黒
日常反転 第三ダイアログ
格子飛行翼 プロペラ 人間
過去形実験 ...
陽気なハリー
今日も命を削って商売繁盛
そして、sold out!
僕にとってはどうだっていい
人間が思うことなんて
言葉もなく 流れた
詩には いつも
目的など ないだろう
垂れ流されるだけ
頭痛をもよおす
暗い部屋の ノートの上に
寂しい言葉を書い ...
パスタを食べすぎて気持ち悪い、
だから一人になっちゃっても
引き出しの中にいつもロクシタン。
テレビをつけて独り言、
つまりは古いベッドカバーと、
a passion for fragr ...
お腹をこわした程度で、と思われるかも知れない
健康には全く気を遣わず
「夜中に食べるからジャンクフードは価値があるのだ」と
チーズのたらふく振りかけられたハンバーガーを嗜み
それでも今日までこ ...
陸に上がって
雨の味を確認する
鳥が鳴く
銃声が響き
拡散する
夜の光と
昼の星が
その役割を思い出し
夢を稼ぎだす
その擦過は
すでに終わ ...
君がいた
最後のときを思いやる
牛乳瓶に水仙二輪
シドヴィシャス
君と同じ二十一
水仙の花言葉エゴイズム
きょうは
どんな日でしたか
誰かのことを
いとおしく
思い出したりしてますか
きょうは
どんな日でしたか
ひいきのチーム
負けちゃいましたね
よくがんばっても
負けは負け
...
可能性は宇宙よりも無限
膨張していく宇宙よりも遙か
遙か背中を追って
{ルビ僕等=ぼくら}は{ルビ久遠=くおん}と疾走していく
広大な海原に踊る大星雲
幻でもない想い人たちが
明星より ...
ゆうべ
三時を過ぎた頃
辻々を葬列が通ったのを
お聞きになりましたか
気の早い病葉がかさかさと
先導僧の笏杖に道を払われ
仕舞い残しの風鈴がひと時
うるさく鳴らされたのを?
西洋で ...
人の欲しがるものを
与え
見返りを期待しない。
欲しいものは
全て与える
人の心を読み
何を望んでいるか
推測する。
たとえ自分の意に反しても
与える
人が嫌がる事は言わな ...
春風に吹かれ
タンポポは旅立つ
誰も知らない土地に
旅立つ
ふんわりふんわり
遊覧飛行
ここは嫌だ
他に行こう
ここは終の住みか
一生浮気はしません。
根を張り
どんな時 ...
心の雫が
ぽたり
孤独を感じる
心の隙間から
風が吹く
涙が落ちる
雲の切れ間から
光が射し
梯子が下りる
来るな!
と言ってしまい。
糞尿地獄へ真っ逆さま
鬼 ...
廃屋の畳の裏でにぎやかに繁栄していく福祉国家
豆球に妖精一匹閉じこめて九蓮宝燈夜は更けゆく
虫けらになりたい虫になれなければ活版刷りの旧字でもいい
子供らはぱ・い・な・つ・ぷ・ると唱 ...
遠いところから吹いてきた
風を感じている
静かな部屋
月光が射しこんで来る
月を見上げている僕の姿は祈っているように
見えているのだろうか
忙しい日々にかまけて
貴方と向き合うこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋風
こしごえ
俳句
0*
11/10/2 14:49
君に
シャドウ ウ...
短歌
2
11/10/2 14:22
野良猫あるいはルンペン(全)
……とある蛙
自由詩
8
11/10/2 14:10
実りの
マフラーマン
自由詩
3*
11/10/2 13:38
スマイル
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/10/2 13:37
嫌いだった声
清風三日月
自由詩
2
11/10/2 13:36
秋の高麗郷から
ならぢゅん(...
俳句
0
11/10/2 13:35
ふたつの末期
usoni
自由詩
2
11/10/2 12:43
石が落ちてくるように
夜雨
自由詩
2
11/10/2 12:13
くじら岩
FUJIMA...
自由詩
3
11/10/2 11:31
焚き火
殿岡秀秋
自由詩
2
11/10/2 8:53
セーラー服とアバンチュール
花形新次
自由詩
0
11/10/2 7:14
まどろみの中で
森の猫
自由詩
14*
11/10/2 5:32
火星の風
佐藤伊織
自由詩
8
11/10/2 4:33
低気圧
アラガイs
自由詩
4*
11/10/2 2:50
案山子歌
高濱
自由詩
1
11/10/2 2:22
陽気なハリー
殿上 童
自由詩
12*
11/10/2 2:09
部屋の風
番田
自由詩
5
11/10/2 1:46
キャンドル
nick
自由詩
1*
11/10/2 1:42
弱虫
ピッピ
自由詩
4
11/10/2 0:13
一昨日の夜の電気で出来た吐静の
空中分解
自由詩
2
11/10/2 0:09
踊場にて
シャドウ ウ...
短歌
2
11/10/2 0:06
シャボン
uminek...
自由詩
6*
11/10/1 23:55
可能性
subaru...
自由詩
15*
11/10/1 23:45
死霊の夜
salco
自由詩
8*
11/10/1 22:56
欲しいもの
ペポパンプ
自由詩
4*
11/10/1 22:49
タンポポ
〃
自由詩
2*
11/10/1 22:49
終の住みか
〃
自由詩
2*
11/10/1 22:49
人間もどき
春日線香
短歌
0
11/10/1 22:39
遠いところから
kauzak
自由詩
6*
11/10/1 22:38
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
3310
3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
4.52sec.