十月の豊かな光が
いつもの駅前
喫煙所のボックス灰皿のあたりに
私が待たせている
ひとりの女の額のあたりに
しっとりと落ち、
浸食するように広がる
...
手のひらや帽子に降りそそぐ
願われることのない星の色
杯ひとつに痛む片腕
夜を渡し 夜をこぼす
蛾と蝶のはざまの飾り
またたいてまたたいて夜となり
さらにまたたき
...
友達と二人
自分を忘れさせられたのかもしれない
私は そこで
現実を忘れていたんだろう
それとも考えていたのか
私は 一人であることを
いつも考えていた
私の心の中で
人の心は孤独に満ち溢れている
人は人に縛られ
人は人を支配する
孤独を恐れ
人に依存していく
それで良いのかと
心に沸く小さな疑問を
それで良いんだと
かき消し ...
新しくポストを建てました
これで十二本目です
今のところはお手紙はいただいておりません
悲しくはないです
心配は
近所の子供が悪戯に石を詰め込むことです
さきほど七 ...
血を吐きたる祖父の楽器冷ゆる夏
方形の月訪れたる窓辺かな
つながり続けるアールイーから
mon 16:52
「きょうはサイダーとサングリアと いろんなラムネ20錠コースです。明日やすみだからもっと盛大にいきたいところだけど、からだが重くな ...
執念の先に切っ先を置いて
切って切って
思いを切り刻んで般若の形が出来上がった
五臓六腑から噴出す憎悪が
熱く燃えている
刃で無表情に過去を断ち
想像を積み重ねて屍の山を積み上げていく
...
しばらく会えませんが元気ですか
秋が深まりますね
ストーカーは退治しましたか
僕は限りなく透明に拡がって行きます
埼玉古墳群のお店であなたに勾玉を買いました
内勤にな ...
ただ 言葉がないだけで
心の中にはいくつもの思いを抱えながら
砂浜には行けないから
一人 街を歩く
人波の中で
見失ってしまいそうな
人の波の中で
いつか僕にも出会えるだろうか
...
魚影のない河川
子どもの工場見学
秋空にぎんぶち眼鏡のつがい
おとなの暗い話題
人のかたちを真似るビルと
ビルのかたちを真似る人
沈む色紙の太陽
三角座りのキリ ...
あとなんど苦しんだら
(苦しんでいるうちに
(洞窟があらわれたら
この洞窟出られるのだ
さびしくて
かなしくて
くやしくて
あとなんど苦しんだら
...
また定期失くしてしまひドヤされる月光の下ウィスキー苦し
梨売りの声聞き取れず問ひかける「これは二十世紀ですか?」「ここは二十一世紀です」
このまちのアンテナどもはみな同じ方向向いて笑つてゐるよ
冬の空病んだ蜥蜴に話しかける
体育の日体育に縁の無い僕がゐる
金魚の子いつの間にやらいなくなる
パソコンがまた固まつた梅雨のせい
唐辛子外に干したら陽に ...
古い摩天楼の傾斜した屋根から
飛び降りようとした時
屋根の上に
傷ついて飛べなくなった
白い鳥を見つけた
微風のように柔らかい羽毛が
ところどころ血に染まっている
しだいに弱ってゆく ...
誇りは、
おしいれの中に閉じ込めて
たまにふすまを
あけて
こっそりと見て
ニヤリと笑うくらいが
ちょうどいい
じゃあほかに
なんて言えばよかったんだろう
帰るひとのいるあなたに
帰るひとのいるわたしに
はじまってさえいない二人に
終わりにするためには
なんて言えばよかったんだろう
...
秋のひとひら
白紙の日記に舞い落ちる
滲みた文字が
やけに霞んで飛ばされそう
移ろいゆく季節にあって
留めておきたい
ひとつの場所
君は覚えているだろうか
僕が挟んだ栞の
あの日
秋がやってきて ...
執行猶予のついた
罪を背負った
運命の明日
判決が下りる。
白か黒か微妙だ
余生を楽しむ
タバコをふかし
沈黙の夜
歩道橋から
覗いた景色は
ライトの嵐
世の中は寒い
...
わてはアホちゃいまんねん
パーでんねん。
掛け算は半分しかできません。
漢字が読めません。
本が読めません。
歴史はわかりません。
物理もわかりません。
地学も苦手です。
成績 ...
許してちょんまげ
言う事を聞きます。
私が悪かった。
以後気をつけます。
雷が落ちる。
下界に落される。
もうしません。
ごめんなさい。
どうかお許しを
なんでもします。
...
遠い遠い国で投獄された
終身刑だった
手の届かないところに
小さな窓があり
月のひかりが差し込んでいる
よその国でも
ふるさとの虫と同じような声の色がする
ぼくはしみじみと子供の ...
浮遊する
言葉の粒子
その隙間に建ち並ぶ
高層の建築物
形づくられた
時間のない怒りは
未整理のまま
風が吹くのを
待ち続けている
空き地に咲く草花を
斥候が手土産に摘 ...
一人の人間が力強く生きたという事だけで
万人を救うに足る
何故なら万人もまた
「自分もそうできるかもしれない」と考えるから
一人の人間が力強く生きたという事だけで
万人を ...
サイダー、
君が
つぶやいたらこぼれた
向こうの街が
透けてみえそうな
蒼だ
ここは
いつまでも夏だ
サイダー、
河が
うねりな ...
たいようは じごくのねつ
くもは みずのわるあがき
ひこうきのまどから
くもの げんかい がみえるの
ねつでけされたくもをよそに いきのこっているものどもの
きれいな き ...
秋高し聞こえて来るは夢の果て
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
蘇生
草野春心
自由詩
8*
11/10/10 18:00
夜と振子
木立 悟
自由詩
5
11/10/10 16:51
ロックシンガー
番田
自由詩
1
11/10/10 15:48
自問自答
菜穂
自由詩
1*
11/10/10 13:23
割れた鏡と英国風のカーテン
空中分解
自由詩
4*
11/10/10 12:53
夏
春日線香
俳句
2
11/10/10 10:38
月
〃
俳句
1
11/10/10 10:37
vivid
水町綜助
自由詩
9
11/10/10 9:16
般若
花キリン
自由詩
1
11/10/10 7:55
愛する君に
梅昆布茶
自由詩
4+
11/10/10 5:11
影
佐藤伊織
自由詩
3
11/10/10 3:11
かみなりのおとをききながら
かいぶつ
自由詩
7+
11/10/10 2:22
洞窟
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/10/10 1:06
失くしもの
冬野 凪
短歌
1*
11/10/10 0:50
二十世紀
〃
短歌
4*
11/10/9 23:56
アンテナ
〃
短歌
1*
11/10/9 23:53
冬蜥蜴
〃
俳句
1*
11/10/9 23:51
ガーゴイル
三条麗菜
自由詩
15*
11/10/9 23:30
_
ぶらっくす ...
携帯写真+...
0
11/10/9 22:48
なんて
はるな
自由詩
3
11/10/9 21:56
栞
乱太郎
携帯写真+...
12*
11/10/9 21:16
判決
ペポパンプ
自由詩
2*
11/10/9 21:03
パーでんねん
〃
自由詩
2*
11/10/9 21:03
懺悔
〃
自由詩
1*
11/10/9 21:03
終身刑
はだいろ
自由詩
1
11/10/9 20:48
街路樹
たもつ
自由詩
3
11/10/9 19:33
きっかけ
yamada...
自由詩
2
11/10/9 18:10
サイダー
草野春心
自由詩
7*
11/10/9 17:45
せいぞんきょーそー
雪路
自由詩
4
11/10/9 17:19
秋高し
こしごえ
俳句
1*
11/10/9 16:37
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
3309
3310
3311
3312
3313
3314
3315
3316
3317
3318
3319
3320
3321
3322
3323
3324
4.37sec.