詩をよむ

襟をただして 向かい合い
掬いとられた言葉に耳を傾ける
駆けても丁寧にしても捕まえられない
のろまな自分をちょっとま棚に上げて
他人の世界に没頭すると
動き出すはずだ

...
育てる
花を育てる

愛しい我が子を抱くように

育てる
花を育てる

我が子の明日を夢見るように




よく見かけるひと

花電車の通う線路脇で季節の花を育てるひと ...
奥琵琶湖周遊ドライブ

若き日々たちまちに過ぎ妻ととも湖畔を走る老年の日々

薄き陽の雲広ごりて平年の23℃の秋のドライブ

稲はみな刈入れは済み黄葉となり一年過ぎてまた歌を詠みいる

...
午後の大きな顔が公道の真ん中を通ってずんずんこちらに迫ってくる。何の躊躇も無いその目の色は鳶色だ。逃げ出すことも無く同じ方向に歩きだす。その顔は側面から夕日を受け端正な顔が陰を作って歪み出した。夕日は ... 恐ろしい文字が天井にへばりついている この地球を彫り上げる彫刻家と
話をする機会があった

「初めまして。僕は日の光のように形を持たないのですが、日の光のように、物の形を影として作り上げます。ですが僕が作り上げるのは影です。影は光を ...
正解を求めて辿りつくのは 正解なんてない、という答

この厄介なことばを呑み込めた時 たぶん僕は自由になれる
自分を信じること

それは自信を
持つというより

自信がない自分も
受け入れるということ

そうすると結構
何が起きても
平気だったりするから

今日も無理をしないで
...
俺の意味は着走している
何度もフライングし、審議に掛けられる
目線はゴムのような地面を貫通し、聖者の
夜と乏しき月夜の夜の雪崩、吸着し、
太ももは痙攣し、就きに出る、栄者の
儚き焦燥未来。唾 ...
彼女は困ったように笑う
道化の僕は困ってしまう
声をたてて笑えばいいのに
必ず彼女は眉尻を下げて
困ったように笑う

どうしてそんなに
困った顔で笑うのかと問えば
人の心を傷つけるから ...
ある静かな夜 かすかな旋律が聞こえてくる
ささやいている美しい音色 何故だか夢を奏でている

いつもいつでも同じメロディ
心に流れるこの歌は どこから聞こえてくるんだろう
誰が奏でている ...
季節感のない親父にも

たまには愁いの時がある

無神経を絵にかいたような

ステレオタイプな日々の

粉を吹いてしまった五感が

たまには疼くのだ


無駄に過ごしてしまっ ...
ひとりより ふたりのあさが あったのに ふたりのほうが こどくだなんて

秋晴れが 心の隅まで 照らし出す なにもない部屋 太陽のにおい

降り止まぬ 秋の長雨 涙との 果てないときは いつ尽 ...
ある田舎町の町おこしとかで、1000ドルの賞金の懸かった
ルービック・キューブの大会が開かれた。
賞金が懸かっているとはいえ、ルービック・キューブの
存在すら怪しい田舎町でろくに色を揃えられる者 ...
生ハムのあぶらのようにこびりつく濁る合図とするどい刃物


明日にはしなびる青の予感抱き ちんげんさいとふたりでキッチン
まず
スープを作る
トマトともやしと固いウインナーのスープ

鯵のフライを揚げなおし
カット野菜の上に乗せる

解凍したご飯の上に納豆をかける

テレビを見ながら食事を摂るのはやめた ...
おやすみから はてははじまり
おやすみから はてなはうまれる

おはよう はてのはてな
黒い羽の眼鏡が
タクトを宇宙に投げる

バトンガールの腕の中
くるくるう
地球が回った

...
天使が翼を広げて

お前の戸を叩いている・・・

お前は眠っている


心を解放せよ

制限を突破し 人々の境を越えて

お前自身となれ


お前は一体何を怖れているのか? ...
昨日は小石を拾って歩き
そのいくつかを空き缶にしまい
いくつかで池の平和を乱し
残りにズボンのポケットをやぶられた

今朝は花を摘みとって歩き
少しを家の花瓶にさして
多くは風邪のあの子 ...
よしなさいよと言われても
夜な夜な無意味な逢瀬に応じ
しなしな軋む体は重く
由無い出会いはしだいによしな
加速する時間矢印多方向

拡散する宇宙不可思議赤緑

旧約収縮仮説エントロピーの低下遷移

創造主の仮定物理は罠だって

ニュートンの林檎から始める定理

引力がなければ衝突 ...
星月夜廊下は長くのびており  

夕暮れの

赤い切り口 地平のところ

東(ひんがし)の

少し高くに昇った星を

闇に紛れた雲竜(くもりゅう)が

飲み込まんとば大顎(おおあぎと)


竜に左右 ...
ずいぶんと長く走ってきた
満月がようやく山の端にかかるのに
まだ夜が明ける気配はない

そういえば
後席でにぎやかだった
家族はどこへ行ったんだろう
愛しい顔がどうしても思い出せない
...
空間耕す

捏ねる時間

香りがいざなう虚空のしらべ

舌の根深く余韻がはためく

はためく蝶の歓びの燐粉

店主の眼差し豆一つ魂

店を出れば空が街が人々が

鈍色の光沢 ...
気が付けばまたルーターの点滅を凝視している


人の意見を覆す度量がないばかりに口癖が「確かに」


言うほど気にしてないことを人に言われてがっつり凹む


どうしても言いたいほどの ...
サツマイモ工場で火災が起きて
町中が秋の香りに包まれた
一週間、焼き芋祭りが繰り広げられた工場前の大通りには
今も皮や食べ残しが転がっていて
野良猫がその取り分を巡って抗争を繰り広げた
僕は ...
つき立てたスプーンは
さながら銀嶺

氷寒は、あまい
あまくて
ぬくい


だれかの失くした王冠と
つとめてしずかな
舌鼓


ありふれた脱ぎ捨て方で
癒しのすべが
...
例えるならば、高いところにたまった塵

例えさせて頂けるのであれば、
新しいのを買った途端に出てくるそれ

のような
 
見つけられた途端に、疎まれるような
見つかりさえしなけりゃ、ど ...
血液という海に守られている

骨という外壁に守られている



わかっていながら、



あたしはその中で平気で紛争を起こします

それを片や、狂気沙汰に批判します
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩をよむメチターチェ...自由詩7*11/10/17 19:07
育てるひと恋月 ぴの自由詩3011/10/17 19:02
奥琵琶湖周遊ドライブ生田 稔短歌711/10/17 17:39
顔 初級編……とある蛙自由詩6*11/10/17 16:19
目ゆゆゆゆ目空中分解自由詩4*11/10/17 13:03
彫刻家葉leaf自由詩4*11/10/17 12:28
みんな知ってるさすらいのま...自由詩4*11/10/17 12:27
受け入れるちゃんこ自由詩211/10/17 12:16
単順位に狩心自由詩111/10/17 12:10
道化の盗んだ物相差 遠波自由詩6*11/10/17 11:25
時の彫刻アヤメ自由詩111/10/17 9:18
哀愁の親父梅昆布茶自由詩411/10/17 8:50
ひつじぐも風音短歌511/10/17 8:49
全ての面を揃えよオノ自由詩211/10/17 8:41
キッチンはるな短歌311/10/17 8:28
朝食まんぼう2自由詩311/10/17 7:42
は てるな砂木自由詩9*11/10/17 7:16
起床yamada...自由詩211/10/17 3:39
届けものつむ自由詩5*11/10/17 2:46
しなしなよしなはるな自由詩211/10/17 2:19
1995年と2012年高濱俳句011/10/17 2:18
星月夜春日線香俳句311/10/17 1:58
mortal...自由詩111/10/17 1:28
通行止西天 龍自由詩211/10/17 1:27
珈琲一杯灰泥軽茶自由詩411/10/17 0:40
「遂には雨まで降り出したわけで」自由律十伍篇faik短歌6*11/10/17 0:06
埋葬haniwa自由詩511/10/16 23:06
モンブラン千波 一也自由詩7*11/10/16 23:06
茫洋、茫洋faik自由詩1*11/10/16 23:01
机上での自己解剖自由詩5*11/10/16 22:49

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