はだけた空の向こう
だんだんと透明になる秋の模様と
そろりとかき回す
乾いた、みどりいろ
やがて
脱ぎ捨てていく
いちまい、
いちまい、
はらはらと、
はらはらと、
...
千代千代と鳥が鳴く。冬には朱色だった夕方がもはや黄色である。子宮が死んだ。かの様な月がまだ暮れない空に浮かぶ。女。隣に住む奥さんが産まれたばかりの赤子を連れて庭園散歩から帰って来た。其れを見た女は ...
みちづれはいらないか?
世界には逆らいきれない
それよりもあの高い塔を叩き潰せ
暗い雲の上から見下してやれ
地下密かに潜り
蕁の縄に縛られて
地上を見上げたまま呪う
...
好き島?
嫌い島?
気持ち海
海いのち
なみ切実
風ちから
愛しい
たまらなく愁い
愛しい
気持ち海
海いのち
なみ切実
...
最近はお金が無くて彼女とデートもできません
美しい格差の国は何処のはなしなのでしょうか
高村光太郎では無いのです〜がちょっと頭の軽い彼女と
悪癖に懲りない僕との明るい毎日です
...
生きているのが不思議なくらい夢のなかに暮らしている
きみとぼくの距離がどれくらい離れているのかさえわからない
林道のわき道を行ったり来たりしながらも誰かに追いかけられている影はみえない ...
部屋の床が見えない
積まれた本の上に領収書の束が乗っている
捨てられそうなものは目を瞑って放りなげよう
無くなった物を想いだすことはないから
記念品や
参加賞も捨てる
ぼくは有名になら ...
町からずっと遠い場所で
朽ちた家を買って
暮らすことにした
灰色の屋根と毛羽立った床のある風景
どうやったって
取り返せないものが
あんまり遠く小さくなったので
僕は自分を騙すのをや ...
消えないものがひとつ欲しい
悲しみでもいいよ
それは 君から欲しい
癒えない傷をつけて
埋まらない穴を掘って
なくならないように
いつか君が欲しい
いつか君と呼べるひと
いつか ...
静けさに
音立てて
回るのは
何の声
覚えるべき文章を覚える事を辞め
何のやる気も起きずに
答えの無い問いを
繰り返している試験前は
どうにも
考えが纏まらず
かと言って
何 ...
とにかく笑えれば…
少しでも微笑めれば…
今はそれで良い
誰からも…
愛されている…
実感もなく
誰からも…
必要とされている…
実感もない
そんな風に…
考えたら…
笑 ...
気の抜けた 炭酸
ねぇ、炭酸って表現は 止してくんない?
何だか 透明感が 感じられないんだよね
それを言うなら
涼が得られないってコトだろう?
クーラーの涼感ボタンを
...
名前のない日はいつも
ぽっかりとあいた穴を避きてとほる
穴のうへをとほる 過剰な時間 と その欠落に
わたしはただ広く 穴をあけてゐる
名前のない日に
わたしはこう名付けられた
それか ...
風を
えらべるはずもなく
帆船は
風にはこばれて
船乗りの
陽気なうたや哀しみが
だれにもえらべぬ
風となる
帆船をはこぶ
風となる
光がなければ 色がない
置き忘れられた自転車も
錆びついたレールも
高いビルも 小さな家も
道も 人も 河も
境界線はあいまいになって
等しく
やさしい黒に抱かれる
しづかな しづ ...
残業に疲れて、
地下鉄のつり革につかまって、
エスカレーターの列に並び、
街灯の下を、
とぼとぼと歩いて帰って行くと、
窓から、
あの子が、赤ちゃんを抱いて、
「パパ!」と手を振る。
...
ねえ 聞かせて欲しい
あたしたち何処へ 歩いてくの
ああ このまま 何も変わらないのかしら
この くすんだ町で
ただ毎日 くすぶってるだけ
なにか 目の覚めるようなこと ないかな
...
明るいところでいつまでも暮らせない、小さなしるしがなくなれば、ひとは、くらい路地の真ん中でひとり佇むかげになる、ほんのわずか、外界と自分を区分する薄い膜のせいで、聞こえる音が見える世界 ...
「疲れる薬だと言うと変に思うかもしれませんが、これは正真正銘の医薬品です」
あのとき、高木はそう言った。
「疲労薬」と印刷された赤唐紙が、半透明の茶色い瓶に貼り付けられている。私は彼の説明を聞き ...
焦ってるみたい
君は曖昧に笑う
太陽に反抗的な日がある
シルエットが刺々しく
じわじわと矛盾を抉るよう
冬枯れに吐息は危なげで
止った空は厭に低く
君の生まれた十月の国で
うたうように眠りたい
銀木犀のしずかなかおりが
漂う夜気に包まれて
丘を木立をぬって流れる
川のせせらぎを聞きながら
幼い君が 少年の君が
夢 ...
冷蔵庫の扉が
閉まらなくなった
代わりに
炊飯器の蓋をつけた
閉まるようになった
炊飯器の蓋には
冷蔵庫の扉をつけた
毎日、ご飯の時が
重くて大変だけれど
つらいことばかりじ ...
縄文土器を
保健室に忘れてしまい
取りに戻った
夏の日
熱く
熱く光は燃え
廊下を歩く人たちも
ブラスバンドの行進曲も
そう仕向 ...
傷つく度に綺麗になれたら 私はひとりでも心の底からの孤独にならず 綺麗な自分である事に、安心していたい。
七千八〇〇万年前の先史時代の海で、プレシオサウルス(Plesiosaurus)は、赤子を産んで育てていたらしい、胎児の化石の写真でやっと記事になる、現代で
風に吹かれて なずんでいくから
...
なんという晴れやかさ
観葉植物の鉢は昨日まで湿っていたのに
靴跡がすでに乾いているのは
なんだか気持ちわるい
しきりに動きながら立ち止まる女性
俯いた姿勢に脚もとの ...
現実はどこまでも
不確かだから
その愛し方を教えてほしい
+
これはあくまで想像だけれども
わたしやその他の女性を抱くとき
あの人はことばの風景の中にいて
女というひとつのこ ...
夢とか希望って軽々しく口にしてはいけないよね
これでも恋わずらいなんだろうか
鬱陶しさに心は暗く沈んでしまっているけど
なんだか身体は心模様とはうらはらに
不思議と元気みなぎっている
...
眠れない腹いせに
異国の革命に
いつでも言おう
それは違うと
はっきり言おう
それが好きと
眠れない腹いせに
ちょっとそれだけのつもり
友達が霧のように消えて
...
屋上から見た朝焼け
早起きして
お弁当を作って
朝食の準備
君を起こす前に
そのまま階段を上がって
大きな空に感謝して
美味しい空気を吸い込む
今日も彼の傍に
居れる事
他愛ない話でも
涙を流 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一葉
あ。
自由詩
4
11/11/1 11:19
嫉妬
長押 新
自由詩
3*
11/11/1 10:25
こおるどえっぐ (No.2
アラガイs
自由詩
2*
11/11/1 7:36
愛愁
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/11/1 7:31
明るい生活
梅昆布茶
自由詩
3
11/11/1 7:16
たとえばレモンのなかでよみがえるならば
アラガイs
自由詩
2*
11/11/1 6:19
毎日ご褒美
殿岡秀秋
自由詩
5
11/11/1 5:33
剥がれた屋根の歌
竜門勇気
自由詩
3
11/11/1 4:09
揺れる手
はちろく
自由詩
0
11/11/1 3:28
しーけんす
ねなぎ
自由詩
2
11/11/1 1:26
とにかく…
清風三日月
自由詩
2
11/11/1 0:22
梅粒ソーダ
藤鈴呼
自由詩
2*
11/11/1 0:17
名前のない日
T.L
自由詩
2
11/10/31 22:53
帆船
千波 一也
自由詩
3*
11/10/31 22:52
とばり
凪 ちひろ
自由詩
5
11/10/31 22:30
ただいま
はだいろ
自由詩
7
11/10/31 22:20
彼女の言葉
さすらいのま...
自由詩
7
11/10/31 22:05
眠ったままのなかの思考
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/10/31 21:49
疲労薬
「Y」
散文(批評...
4*
11/10/31 21:01
仰角
さひ
自由詩
1
11/10/31 20:56
うたうように眠りたい
塔野夏子
自由詩
7*
11/10/31 19:51
炊飯器に扉
たもつ
自由詩
2
11/10/31 19:39
縄文土器
草野春心
自由詩
8
11/10/31 19:13
短歌
山岸美香
短歌
1
11/10/31 18:40
卵が転がっている
乾 加津也
自由詩
6*
11/10/31 17:52
乾/湿
アラガイs
自由詩
3*
11/10/31 16:51
中略
かんな
自由詩
4*
11/10/31 15:42
交わすひと
恋月 ぴの
自由詩
26
11/10/31 13:27
眠れない腹いせに
かなりや
自由詩
1
11/10/31 13:02
いつも感謝
ちゃんこ
携帯写真+...
3
11/10/31 12:25
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
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3307
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3310
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3312
5.15sec.