同じ種類だから 問題無いだろう、と
缶と瓶の中身を 氷で溶かして 混ぜ合わせた
ずっと 呑みたかったんだ
だけど 外出する元気なんて
持ち合わせてなかったからサ
きゅっ と 絞ってみ ...
ほいと 見知らぬ人から
土のついた球根をもらった夜
その人の 笑顔が こだわりのなさが
他人の私に わたされた 球根が
わたしの夜を あたためる
昼間と違い雨が降 ...
眠ったくじらは夢を見る。眠ったくじらは夢を見て、星の光が点々として美しい宇宙のどこかを泳ぐ。眠ったくじらは夢を見て、宇宙をどこかへ泳ぐ。
宇宙といえども油断せず、夢といえども油断しないでく ...
いつまでも聴いていたいと思う歌ずっとリピートしている僕ら
きみがほら、流れ星だと電話口言うから慌ててスリッパのまま
曲線は神の線だと昔々きみから教えてもらったような
...
もうぼくは
払いますよ
ママのまくらも
おいてきた
耳のおくにはほこりが詰まっているんだ
お札を数え
ボタンをつまみ
丸まった伝票には
国の宝が
船にのりたいか
終電車は目的地まで届かず
私の気分はバンジージャンプあとの伸び縮みするゴム
はてどうしようか、
タクシーに乗ろうか乗るまいか
歩いて帰ろうか
夜の気分はおいでよと誘う
自動販売機は ...
つぶ、つぶ、と
沈んでいく
記号に
さいなまれて
言語の
原始は
もえてしまう
わたしたちの
始祖や
祖先が
手をのばした
あの空間に
つぶ、つぶ、と
押し潰され
...
もくもくと
立ちあがってくるもの
頭をもたげて
どくどく血は駆け
はみだしそうな
身の皮一枚
こんこんと
湧き出る想念
いき場もなくて
つんつん立って
はりつめる呼 ...
小雨に濡れて
ススキの銀色の
穂を少し羨みながら
宵口のやたらと
ライトが眩しい
足元を見詰め
プラスチックの袋
足もふらふら
空っぽの心と筋肉
ヤクはやってません
こんな ...
雨が降ると私は
主を失くした犬のように大人しい
夫を亡くした妻のように淋しい
世界は私と一体何の関連性があるのか
此処に生きている意味などあるのか
いや、予めの墓標に過ぎないのだと
そんな ...
見えないものは 自分の心
つかんでも つかみきれない
知っている
年月だけで語るなと
胸の奥から私が言う
もう少し
もう少しで見えそうで
見えないから
知りたいからの旅の夜 ...
いつのころからか
あれほど苦痛だった仕事が楽しくなった
怒られてばかりで暗かった気持ちも
ふてくされたように無気力な日々も
いまは再現できない
あの頃、部長に移動願を出し ...
その死骸はまだ光をみていて
おとのなかを楽しんでいるのに
やわらかなつちをかぶせてしまう
あなたの手のしろさは
ひどいね
闇深しカフェの空ほど青はなし 炎の画家は現代(いま)を描くか
この世をば伎楽と見るやさもあらん 誰ぞ誰ぞの好む筋書
ようやくとおのがじしのみ苦慮せずにすむとなりなば殺しあいせる
...
赤い月の靴音が
真白(ましろ)な闇に反響し
黒ずむ銀の星々が
小さく遠くに穿たれて
まだらな紫色(しいろ)の石の野で
死ぬまであなたはおどりつづける
...
両腕いっぱいひろげても
とまる小鳥の止まり木で
ひととき休みて また去りて
両腕いっぱいひろげても
この手に何も残らない
太陽の、黄金(こがね)の光 降 ...
青くひろがる大空と
遥かに続く砂の海
白と青との境界に
大きな骨が埋もれてる
眼窩のあいた頭蓋骨
牙の並んだ顎の骨
アーチの並んだ肋骨に
涙の流 ...
あなたが不幸になるのは絶対いやなのに
幸せになるのも絶対いやなのは
まだ好きなだけじゃないからなのだろう
幸せなあなたを見かけたら
飲めないお酒に酔ってしまったような
...
絶望と希望はいちにち一往復が限界だった
苺のような滴りに身をゆだねながら
時を呼びよせる甘い夢をみている
木から落ちてゆく大きな白い花びら
スローモーションの重みの永続
僕の傷口で虫たち ...
足音忍ばせ獲物に近づく
シルエットはしなやかなBLACK CAT
月の粉を散らしたネイル
纏う香りはスノウフレーク
イチミリの隙もなく磨き上げて
すべてはココから
MISSION ...
遊覧船の幽霊、と、融解、
は
湖、そう、湖だ
おまえは笑っている。
糞尿の中、で、も、
安楽を光らせている。
だがおまえは、泣いていやしないか
その乱れた髪は、乳白色のともしびではな ...
湿った自転車を押して
海に向かいます
水つながりで
相性がとても良いのです
防風林の間を進むと
しばらく進むと
ポケットに小銭があります
ものが買えるくらいあります
壁に手 ...
赤い傘を彼女の隣りで差す男。
かわいい彼女に良く似合う。
散った彼岸花の傍を走る僕。
秋の細い雨が良く似合う。
天気は偏西風の影響で
西から東へ移ってゆくもんだとばかり
思っていたのだが
新神戸は青天でぽかぽかしていたのに
東京は雨曇りで肌寒かった
街路樹が心細い影のよう
歩道をはしる自転車がぼく ...
黒土、
氷晶、
霜柱。
霰ころがり。
新芽、
日光、
桜花。
小鳥のあしあと。
葉桜、
新緑、
にわか雨。
翡翠に息吹き。
抜殻、
枯草、
弦の月。
涙しみこ ...
近日中におもしろい出し物があると聞いていたからずっと待っていたらなんてことはなかった 。
ぼくがアラブの王様になるたったひとつの理由を描いた話だった 。
「どうだった?」とアラブの人から ...
ことばに
よじのぼって
泣いたり
笑ったり
しているが
水分を
ひとつも
よこさなかった
好きだ
と言うと
自分の
腕が
抵抗する
ふさわしくない
と
ケーキを
取り落 ...
新横浜だ
あと20分で東京だ
新幹線のなかでは2回寝た
ひとの心について考えていた
たぶんぼくらは百年後
だれの記憶にも残らぬ存在だ
ぼくらの主義主張なんてもの ...
やわらかく
きみのこころをおして
はねかえるおもい
すとれっち
いきをゆっくりはいて
かたくななきもちを
しなやかにする
りらっくす
きみがあたえる
あたたかなあいで
まあ ...
炎に包まれた車の中で
絡み合う最後の優しさ
弾ける音は皮膚の音で
流れる油に血が混ざる
口づけする二人の姿が
最高潮の音楽にも似た
黒く悲しい歪みの様で
彼ら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ざらめ
藤鈴呼
自由詩
8*
11/10/22 8:53
坦懐
るるりら
自由詩
20*
11/10/22 8:41
くじら
α
散文(批評...
2
11/10/22 5:48
星屑でいず
本木はじめ
短歌
2
11/10/22 4:52
砂をひろい
吉田安良田
自由詩
2
11/10/22 4:34
夜を歩く
灰泥軽茶
自由詩
3*
11/10/22 3:29
過呼吸
森山イロイ
自由詩
0
11/10/22 2:37
試練
シホ.N
自由詩
3
11/10/21 23:26
青春の孤独に似てる
木原東子
自由詩
11*
11/10/21 23:20
雨
salco
自由詩
7*
11/10/21 23:17
オレンジの灯
朧月
自由詩
2
11/10/21 22:58
101%の毎日
加古川少年
自由詩
2
11/10/21 22:46
ひどいね
はるな
自由詩
3
11/10/21 22:38
satura
mortal...
短歌
1
11/10/21 22:25
赤い靴
〃
自由詩
3
11/10/21 22:00
聖歌隊席
〃
自由詩
1
11/10/21 21:55
おしまいのあと
〃
自由詩
0
11/10/21 21:46
動悸
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/10/21 21:24
振り子の夜
つむ
自由詩
5*
11/10/21 21:19
LADY CAT
涼深
自由詩
5
11/10/21 21:16
かるでら子の枯渇
鯉
自由詩
1
11/10/21 20:30
海へと
たもつ
自由詩
4
11/10/21 20:15
向こう岸
トキハ スス...
自由詩
6*
11/10/21 18:45
西から東へ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
11/10/21 18:33
地層
つむ
自由詩
4*
11/10/21 18:29
物語のはじまりと終わり
アラガイs
自由詩
2*
11/10/21 16:19
Sunny
イシダユーリ
自由詩
8
11/10/21 15:43
新横浜にて
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/10/21 15:20
りょう/みゅーず
かんな
自由詩
6*
11/10/21 13:47
午前二時に炎上する車のバックライトは点滅を繰り返す
空中分解
自由詩
5*
11/10/21 13:45
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
3285
3286
3287
3288
3289
3290
3291
3292
3293
3294
3295
3296
3297
3298
3299
3300
3301
3302
3303
3304
3305
3306
3307
3308
4.87sec.