手のひらで星を掴む奇跡とはあなたの中の優しさにある
宇宙とは実は安易なものだとかすれ違いざま妊婦が笑う
真昼間の星を見たんだ宇宙とは君の子宮の中の出来事
火星から便りが来 ...
精神科医はメトロノーム的に物事を計る
雨の音も分析対象
手のひらの熱で溶けだす粒子は何だ?
答えの為に問いを作る偽善者は誰だ?
ストレスと食欲と金と孤独と必要最低限にも満たない愛
そ ...
日本はもう駄目かも知れない
日本は もう 駄目かも知れない
日本は もう 駄目かも知れない
日本は もう 駄目かも知れない
日本は もう 駄目かも知れない
日本は もう 駄目かも知れ ...
ガムをかみ
かなしい時間をつかまえた
大人っていっつも
こんな気持ちなんだろうか
いっそこのまま
九九でも唄って
神隠しに遭いたい
半ズボンに
両手を突っ込んで
味のしないガムを
...
夏は終わって
風が吹いた
私の周囲1メートルの世界は
凡てがもちろん
変異した
そうして
たぶん1ミリに満たない皮に
包まれて
私は
羊水に浮かんでいた
ビルの屋上には ...
前から気にはなっていた。
時々、かつて住んでいた街を歩く事がある。
別居した女といた、思い出深い街だ。
何回目かの散策の時、いつのまにかその店は開店していた。
駅前から少し離れた、大 ...
愛のかたちとか必要な言葉とか
そんなものをさがして生きてきたね
ふれあうことばかりに必死になって
重なりあうことが確かめあうことだと思って
そうじゃないんだ
きみがそこにいる
それをぼ ...
暗い
クライ
夜のものおと
かすれて
滑稽なホイッスルが音を上げて
町ぢゅうの
道みちを
めぐりつつ
そのおとに
くらい夢の中のごとく
深夜の
現実空間が
めぐりつ ...
小皿に食べかすの
干からびた梅干しがのっていた
なぜか醤油の渇いたぶつぶつのシミもあった
これ、おまえの食べかすやろ、
ぼくがそう言ったらきみは笑った
俺、梅干しデカ ...
声ききたなんのを
がまんしてる
がまんしてたら
いつか爆発してまう
夜空はベランダにある
煙草を吸ってみる
ウィスキーをなめてみる
傷ついてやるさ
...
あ、まんげつ。
ちょっとまんげつじゃないけどな。
かじったんかな。
なめたんやろ。
キャンディみたいに。
そんなメルヘンが聞こえた
いつ偶然出会っても
そ ...
安っぽいラベンダー色の入浴剤
狭いアルミの浴槽
掃除が行き届いていないのか少し曇っている
格子状に並んだブルーのタイルの壁
黒ずんだ溝
オシャレなバスタイムなんて縁がないわ
排水溝に髪 ...
夜はきっと早起きだ
その発見はとても痛快で楽しかった
おんなじ気持ちで
夜の哀しみに同苦したいとも思った
両方の膝をわしづかみにして
あなたのすべてを見つめたい
あなたの両腕を優しく支え ...
あざやかにあなた
クオリア
染まらないのです
逆さまの本は
世界の全て
この気持ちを
識らぬまま生き残りました
かつてのわたしは
ひたひたの膜です
行方など
落ちていません
下司な笑い声と垂れ目が癪に障るから
刺そうと思って
松葉を
ぎんなんに
豚鼻出っ歯が苛つくから
刺そうと思って
USBを
パーソナルコンピュータに
理不尽だと思ったんだよ
枯れ葉に言った
そう と
はらりと枯れ葉はおちた
私はちっとも悪くないのに
枯れ葉にまたそう言った
そう と
枯れ葉はまたおちた
いっぱい いっ ...
くるっと
くるっと回って
見つけた
影法師
地面に寝転べって
空とかくれんぼしている
くるっと回って
いなくなった
影法師
僕はまた別の影法師になって
あなたの見つめている空拭いておく
何も言わない
語らない
語らないほうが
空気は無闇に震えない
つまりは静寂だ
25時のバーカウンター
グラスを手に取り
少し口に含んで
目を閉じる
納得したように
軽く頷いてか ...
ただいま
大きい声で叫んでみた
あなたにも
あなたにも
あなたにも
会いたかったんです
ずっと
でもね
詩の神様が留守だったから
ただいまが言えなかったんです
...
わたしは、また、根をおろそうとしている。
移ろわないことに、安定と安心を見出だしつつ、反面、息苦しさも感じている。何をどうしなければならないか、決まっているところがある。それ以外に、わた ...
いやなことを幾つも並べて離れるよりも
憧れの気持ちを受け入れて傷ついていたい
人間の幸福なんて百年も残らないのだから
信じてもらえなかった原因を考えるよりも
今日一日どう生きるかを考えていた ...
俺もそうなろう
おひとよしは返上する
助けてくれだとか
おんなじ気持ちだとか
そんなものに対しては
死ね、とはっきり言ってやろう
引きずりこまれるな
そんなものに対しては
死ね、とはっ ...
今年は寒い冬が来るだろう
火のない冬になるだろう
原子力の冬は来るだろう
大寒波にそそのかされて
僕のバイクのタンデムシートはない
ひっぺがして捨てちまった
かっこつけて電信柱の数を数 ...
無造作に投げ捨てられたポケモンと携帯電話とコカコーラ
多くの言葉 例えば 見たことのない風景
そんなものを 僕は 想像していた
遠くの街に立っていた なぜだろう
街は たどり着くには とても 遠すぎたわけだが
時計だけが ぼんやりと ...
宝石内臓四角形骨の尖塔
円錐積乱雲気息エル
海底人物展幽かに影のオブジェクト
円筒塔チェルノブイリ後の劣等
時のグラスふたつの顔の砂時計
隅台石正方形の意志存在
...
この悲しみを 言葉にして誰かに伝えられる
そんな俺なら 悲しいはずもなく
目の前に 只只矛盾が横たわる
人肌の温もりは 忘れさせてはくれるけど
覆水盆に返らず 源は変わらぬもの ...
一秒に一京回の計算をするコンピューター。
夫は寝ている。多くの硬い毛に覆われた体。(それはそのままわたしの安心の形をしている。)それから、ぐったりと縮こまった性器。わたしにも早くペニスが ...
コンビニとよぶには
なにもない
そんなところで
きみはうまれた
レジのおんな
たちよみしてるおとこ
ほかにはだれも
いなかった
心の溝にくゆる{ルビ煙=けむ}
二分ノ一の修羅妄執
言葉の{ルビ辺=ほとり}に滴るそれは
烏合の如き矢を降らす
空は鈍色にして晴天
惚れた晴れたの夢枕
潤む空気はコンクリヰ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
宇宙五部作
永乃ゆち
短歌
1
11/11/16 2:48
精神科医のメトロノーム
〃
自由詩
3*
11/11/16 2:24
レッスン
番田
自由詩
1
11/11/16 2:12
珈琲ガム
かいぶつ
自由詩
6
11/11/16 1:53
小惑星B612
まんぼう2
自由詩
1
11/11/16 1:45
バーについての記憶
日雇いくん◆...
散文(批評...
2*
11/11/16 0:57
愛のかたち
T.L
自由詩
0
11/11/15 23:55
Cry
シホ.N
自由詩
2
11/11/15 23:29
梅干しデカ
吉岡ペペロ
自由詩
5
11/11/15 23:28
がらんとした部屋
〃
自由詩
3
11/11/15 23:05
なめたんやろ。
〃
自由詩
3
11/11/15 22:43
穏やかな拷問
ゆべし
自由詩
2
11/11/15 22:24
夜の哀しみ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
11/11/15 22:23
黒髪
杳
自由詩
3
11/11/15 21:48
サスケハナ号
6
自由詩
3
11/11/15 21:16
枯れ葉たち
朧月
自由詩
1
11/11/15 20:42
くるっと
乱太郎
携帯写真+...
18
11/11/15 20:15
25時のキリンレモン
花形新次
自由詩
3*
11/11/15 19:35
ただいま
舞狐
自由詩
4*
11/11/15 18:22
ホーム
はなもとあお
自由詩
7
11/11/15 17:45
人間の幸福
吉岡ペペロ
携帯写真+...
11*
11/11/15 15:44
俺もそうなろう
〃
携帯写真+...
2
11/11/15 15:36
モノリス4
竜門勇気
自由詩
1
11/11/15 12:29
眠い
只野亜峰
短歌
1
11/11/15 3:57
休憩時間
番田
自由詩
0
11/11/15 2:31
城の風景
高濱
俳句
1
11/11/15 2:21
この悲しみを
短角牛
自由詩
2
11/11/15 0:51
コンピューター、及びコーヒー、そしてタオルハンカチ
はるな
散文(批評...
7
11/11/15 0:46
誕生
小川 葉
自由詩
3
11/11/14 23:19
煙雨
faik
自由詩
4*
11/11/14 23:09
3306
3307
3308
3309
3310
3311
3312
3313
3314
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3318
3319
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3325
3326
3327
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3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
3341
3342
3343
3344
3345
3346
5.8sec.