待ってはくれない時間に

涙を流しては駄々をこねて



私より十数年も先をゆく

あなたの命のそばにいたい。



そして、私が死ぬ時はそばで

そっと手を握っていて ...
時間がないと

あなたの声がして

水色のひかりが

瞬き続けるのが見えた


深淵を覗き込もうとする無数の眼を

ひたすらかき分けて進む

子どものような眼で

誰も知 ...
街の中は喧噪に溢れているので
街の中からゆっくり街道沿いに歩き出す。
季節が素通りしている並木道に
まだ落ちてこない銀杏の葉が茂っている
銀杏の樹肌はゴツゴツしているが
何も物言わずに
...
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
...
もうにじゅうにさいになったの
せいじんしたのはにねんも前のことで
お母さんお母さん、わたしもうおとなになったのよ

たばこがいつのまにかシコウヒンになって
コーヒーもお砂糖さんばいだけで ...
/
あの静けさにはどこぞの野良犬たちも眠れる夜だった 。
誰も覗きはしない冷やかな部屋だから
浮かびあがる「死体」は見なかったことにしよう
駆けつけたときに男が倒れていたのは宿命で、決し ...
世界が死んでいく
街は秋に包まれている
その上空で冬が旋回しており
朝晩につめたい息を吹き込んでいる

秋の煌きは陽射しのやさしさゆえ
イチョウは金色に輝き
紅葉は真っ赤に燃え上がる
...
今日も晴天鉄板返し
あんこのつまったタイヤキを
売りつけ光るサングラス

引き金ひいたその指を
命奪ったその指を
ぶら下げている手の平で
作れるものはあるだろか
守れるものはあるだろか ...
しんどかよって言う人が
その後に続ける言葉がある

しんどかよって言う人は
昨日も同じ言葉を続けた

しんどかよって言う人は
しんどかばってんくさと言う

今日も同じ言葉を続け
明 ...
(僕)
追いかけてくるよ
時計の秒針が

片づけても 片づけても
後から 後から
新しい仕事が 湧いて出てくる
さながら蛆のように 白く まがまがしく
時間という競技トラックの 前方に ...
空を朱に染め、
太陽が堕ちる

キミを失う世界で
僕は怯えている


絵空事の未来描いてた
瞳閉じたまま崖を行くような
愚かで自由な旅路

繋いだ手の熱があれば
何も怖くなかっ ...
神保町の古書店でみつけた 
亀井勝一郎の本を開く 

薄茶けた頁の紙を捲れば 
文中の「純粋」の粋のところに穴が開き 
前のページの「醜」という字が穴に重なり 
「純醜」という言葉になった ...
出来の悪い漫画のような
擬音で終わる結末
それを見て笑う あの子は
世界の一部だった

スローモーションの映像
ドコか他人事で
失う日を羅列
僕は きっと裏切らない


気味 ...
誰もが四つ葉のクローバーを、探している 

三つ葉のクローバーとは呼ばないが 
四つ葉のクローバーという名は、しっくりする 

三つ葉のクローバーは(ふつう)だが 
四つ葉のクローバーは奇 ...
世の人々が何処までも積み上げた 
バベルの塔が崩壊した後 
全てが消えた荒地の空に 
崩れることなく 
透き通ったまま立っている、風の塔 

全ての者が去った後 
たった独りで荒地に立ち ...
 「ごめん、本物じゃないから」
 という台詞を使う場面を考えている。

【1】 医師が開腹手術をしたあとで、「ごめん、俺、本物じゃないから」という。医師免状は偽物だった。

【2】 他人の家 ...
宇宙国銀河太陽三丁目地球日本師走なう。

癒されて励まされてるひだまりのような笑顔にそっとありがとう

太陽をたっぷり吸った綿布団幸せもっと増やす気がして

冬の朝鍋の湯気にて温まり「 ...
誘う手のさみしさに似て 誘蛾灯 隠喩だな
(アハハ)

隠喩だな
(アハハ)

正直訳分からないけど

なんか意味ありげに

大丈夫さ
(アハハ)

大丈夫よ
(アハハ)

それらしく書いときゃ

...
... 現実を超えた現実を生きている

尖頭恐怖症の男が言う
僕は丸い世界に住みたいのに
なぜか
角度がせまってくるんだ

君のその細い指さえ
心臓をつら抜く槍になる
空から降る雨さえ
脳 ...
言葉は
人の心を犯す細菌にもなる

心の中と言う 見えない場所に
どうにもならない感情を巻き起こさせる

時に 心を感動に導く事もあるが
人はどうしても 苦しみに焦点を当て
いつまでた ...

Yの充たされた世界の中に
「赤ちゃん」というものが登場した
期待するように長くトレーニングされていた
?印のものを待つ日々

ぷるぷるの柔らかな
泣いたり笑ったりするオトート
その ...
逆手にとられて
すまし顔

ちいさな指さき
ふんわり
帽子

空のふしぎは
まつげに揺れて

きらら、と
さよなら

あしたの
吐息

せせらぎの


...
持って生まれたものだろうか
掛け値なしに優しい
そんな人がいた
悲しい子のそばに
すっと身を寄せ
震える肩に手をおいて
「大丈夫だよ」って
さり気なく言えるような
まだ年端もいかないこ ...
水の寒さ
河口の唇
置き去りの光


さざ波と迫害
水紋を噛み
沈む硬度


渦をなぞり
冬はとどまり
空に巻きついて


熱は過ぎ
角は羽
反射 ...
 
 
速度の中を歩く 
壊れた体温計を 
脇の下に挟んだまま 

街には乾燥注意報が出ている 
人が乾燥に注意している
拾い物が拾われてる
忘れ物が忘れられてる

ポケットに階 ...
時計台の裏側から
針が回るのを見てみれば
この世界の裏側から
時が過ぎるのを見るようで

次元が違うところにいるような
不思議な感覚に陥る

思えばこの世界は
時が過ぎるのを
...
布団の中で広げた架空の地図さえも
ままならない
実際の世界は
もっと歯がゆい


おい魔物
わたしの胸に居座るのなら
おまえの目で
見えるものはいったいなんなのか


吐き溜め ...
          指関節をなんど曲げても
          言葉がどこにあるか
          わからない


人類の要素のひとつ わたくしも
紙とペンで書いた言葉を 今は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
17歳になる前自由詩411/11/30 14:22
鳥の意思、それは静かに宮岡絵美自由詩211/11/30 13:53
鼻唄 ー道9ー……とある蛙自由詩611/11/30 11:46
折り紙そらの珊瑚自由詩11*11/11/30 9:56
おとなになれないこどものひc自由詩311/11/30 5:12
「虚体アラガイs自由詩2*11/11/30 4:00
まだ眠らない秋の寝顔木屋 亞万自由詩1*11/11/30 1:50
通りすがりのタイヤキ屋瀬戸内海自由詩011/11/30 1:30
しんどか自由詩011/11/30 0:12
秒針まーつん自由詩2*11/11/29 23:36
孵化〜polsation〜涼深自由詩411/11/29 23:21
窓 服部 剛自由詩511/11/29 23:19
ホロウこういった自由詩111/11/29 23:14
四つ葉のクローバー 服部 剛自由詩411/11/29 23:06
風の塔 自由詩511/11/29 23:03
本物じゃない6自由詩311/11/29 22:51
師走なう。そらの珊瑚短歌411/11/29 22:40
誘蛾灯はるな川柳311/11/29 22:36
隠喩だな花形新次自由詩7*11/11/29 22:32
セックスは所詮セックスだTAT短歌011/11/29 22:22
尖頭恐怖症の男そらの珊瑚自由詩4*11/11/29 22:19
コトノハ菜穂自由詩3*11/11/29 21:46
はじかれたけれども木原東子自由詩5+*11/11/29 21:31
白雪千波 一也自由詩2*11/11/29 21:21
ダメ人間なのは昔からだし、これからもずっとそうだ花形新次自由詩2*11/11/29 21:05
朝そそぐ朝木立 悟自由詩111/11/29 20:28
街外れまでたもつ自由詩511/11/29 18:21
楽園Seia自由詩6*11/11/29 18:18
歯がゆさと切望マフラーマン自由詩3*11/11/29 18:01
痴呆の季節乾 加津也自由詩17*11/11/29 17:51

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