「あなたのアイデンティティはどこにありますか?」
という、
質問というか、アンケートの結果が、
ネットに出ていたのを、
こないだ見たら、
「国家」だとか、
「会社」とか「大学」とか ...
正方形の朝から
君の足の親指の
かたちを思って
ぬるい箸を
握り締めてる
鳥のゆく先
瞳でなぞり
テーブルクロスは
からからに乾き
窓から入る朝露に
小さくすんと鼻が鳴る
じゅうじか?
ううん
かざぐるま?
ううん
なにかのかざり?
ううん
なに?
しゅりけん
チラシを細く丸めた棒を二つ
十字形に組み合わせて
セロテープでぐるぐる巻いてあ ...
うつせみ、と読むんだ、と知ったキッカケは
やっぱり そうちゃんだったような 気がする
解説を読んでいても
何だか 虚脱感に 覆われそうな イメージだった
何処か 楽しく 思えたのは
...
「蓮根って変な植物だね。」
「…確かにそうかもね。」
「俺さあ、美容室のなんか、ヘアーモデル?の以来きたんだけどさあ。髪染めるのが嫌過ぎて断っちゃった。」
「バージンヘアだもんね」
「俺黒 ...
繊細という名の
プラスチック爆弾
言葉が揺曳する中、俺は
「左」を確かに失った
ハンターハンターのゴンが右手パンチ?
「それ」は未だ諧謔の極みと
評論家連中がニヤニ ...
森の中を一匹の孤独なスイミー達が
泳いでいく
「左」は失われたものの象徴
「俺」は壊れたかめ壷を象徴するに・・・足る
光速はいつも無限より彼方で
器楽器は
お前たち ...
「気圧に狂わされた卵紳士」
ガラス瓶の口は、水あめマジック
尽きない夢(幻)を見続ける。
「復元に隠される、捻じ曲げられた卵の記憶」
意思疎通が造り上げる理想郷の中で
作法の術を ...
君はそのうち泣くだろう
こらえ切れずに泣くだろう
来る日も来る日も不運か押し寄せ
対処しきれず泣くだろう
かまえても企んでも
不幸はどこからかやってくる
藪から棒に顔を出す
君の死角 ...
(さ) さよならを
(し) 知ったのは
(す) 全てが終わって
(せ) 刹那の色に
(そ) 染まった頃でした。
(か) 籠の中の鳥と
(き) 気狂いピエロは
(く) 腐り果てた
(け) 倦怠感の中
(こ) 孤独に散ってゆきます。
(あ) あれがいのちの灯。
(い) 幾重にも重なって
(う) 嘘偽りのない
(え) 永遠の祈りは
(お) 終わりなき旅のようです。
私をつくる細胞がいっぱいあって
皆があーだ、こーだ言っている。
それぞれに絵を描かせて見てみると
時間が経つのも忘れてしまった。
次の日、もう一度その絵を見たら
何言いたいのかわからない ...
濡れたスリッパをベランダに干しておいたら
一匹のアシナガバチがとまっていた。
花の蜜を吸うように
命の水を飲み干すように
へばりついていた。
瞬時に、夏の大発生を思い出し、
子ども ...
ごめんね、チンペイくん
(・・・・・・・)
わたし、チンペイくんのこと傷つけちゃったね
(・・・・・・・)
怒ってる?
(・・・・・・・)
やっぱり、怒ってるんだ・・・
(・・・・・・・ ...
父が撮ってきた家族の写真は
いつも後ろから
母がいつも文句を言っていた
どうして正面から
皆の笑顔を撮らないのかと
でもそんな文句を言う母の顔が
妙にうれしそうなのが
いつも不思議だった ...
そう言えば雨が降り出し孤独感背負ったものが重くなる夜
横顔があなたの心表して日向に浮かぶ哀しみの影
指先で君の心に愛と書く短い恋にならないように
ざらざらの心を癒やす白い花布団 ...
何かが近づいている
私の背中の遥か後方から
何かが起こっている
あなたの視界の外で
何かが忍び足でやってくる
彼の見えない方向から
何かが産まれようとしている
彼女の盲点とな ...
橋の下の叢に
ひっそりと落ちていた
真珠色の受話器と
捩れてしまった一本のコード
その先は川に入っていて
その更に先は
わからない
暮れ時、水面に ...
子供の頃
古めかしい三面鏡が
部屋の隅にありました
木目模様の板に貼られた
三枚の鏡はそれぞれに
蝶番によってつながっていて可動式でした
普段は折りたたまれているのだけれど
ぱた ...
あのひとは
気まぐれで意地悪
あたしの気持ちを
試すかのような言葉で
揺さぶりをかけてくる
かと思うと
子供のような
愛らしさ
彼は
いつも 大気のような優しさで ...
私の中の私は
うたいたがっている
死にたがっている
なまけたがっている
甘えたがっている
泣きたがっている
ききたがっている
さけんで
さけんで
さけびくるって
それでも
両腕ふ ...
青い空を白い雲が流れて行く
さらさらと水の流れる音がする
地上から隔絶された空の楽園
ここには僕以外誰もいない
静寂と孤独だけが僕の友達
ささやかに続く平穏な日々に満足していた
あ ...
三つ釦のついた
ラジオは壊れていない
爪の尖った
猫は壊れていない
青い釦のついた
ラジオは壊れていない
瞳の色が二つの
猫は壊れていない
音楽と気楽なおしゃべりを
爪を ...
あの日は踏み潰された壁だった
ポケットに毒虫を入れたまま
こっちをみて あっちを「いる」
月夜は敵
晴れの日は敵
闇夜は敵
雨も雪も風も敵
あの日は、と
思い出す今日は
...
青いビニール袋を頭にかぶった集団が
夜明けを瓶につめて持ち運んでいるのを
プールサイドの金網の隙間からのぞいている
底に沈んだラジカセのまわりには
人体模型を改造してつくった爆弾が設置され ...
しょうがないじゃない
わざとじゃない
あの人が悪いのではない
誰のせいでもない
ひとりでにそうなった
春だから
愛でたい
心臓の扉を開けてしまった君が あっけなく風に吹かれた
枝になった虫食いの葉は 抗うことなく舟に乗る
また一つ箱が出来上がった 蓋はしっかりと閉じられた 中はきっと真っ暗なんだろう
「 ...
二つの種から育ったものを
誰かが一株と数え違えて
別の誰かも数え違えて
誰もが一株と数え違える
区別する事が出来ないものを
黄色いかわいい鉢に移して
二人が一つずつ持って帰った
白いハンカチを
一枚買いました
うすいうすいハンカチで
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ロックンロール
はだいろ
自由詩
2
12/2/3 21:22
正方形の朝から
日野
自由詩
1*
12/2/3 20:34
しゅりけん
壮佑
自由詩
23*
12/2/3 20:33
うつせみ
藤鈴呼
自由詩
1*
12/2/3 20:12
C'm'on
榊 慧
散文(批評...
1
12/2/3 19:35
真実の塔
yamada...
自由詩
0
12/2/3 19:32
虹
〃
自由詩
0
12/2/3 19:20
淡白質の口先
yuugao
自由詩
2
12/2/3 19:04
君は
浩一
自由詩
2
12/2/3 17:38
さしすせそ作文。
永乃ゆち
自由詩
2+*
12/2/3 16:23
かきくけこ作文。
〃
自由詩
1*
12/2/3 16:21
あいうえお作文。
〃
自由詩
1*
12/2/3 16:17
私細胞共和国
くさいきれ
自由詩
2
12/2/3 16:07
アシナガバチ
〃
自由詩
2
12/2/3 15:41
ごめんね、チンペイくん
花形新次
自由詩
2*
12/2/3 14:50
父の撮る写真
相差 遠波
自由詩
10*
12/2/3 14:29
背負ったもの
夏川ゆう
短歌
1
12/2/3 12:47
何かが
HAL
自由詩
2
12/2/3 11:18
受話器
草野春心
自由詩
6
12/2/3 9:41
三面鏡
そらの珊瑚
自由詩
10+*
12/2/3 9:40
太陽と風
森の猫
自由詩
13*
12/2/3 9:37
私のさけび
朧月
自由詩
2
12/2/3 9:33
空中庭園
未有花
自由詩
17*
12/2/3 9:30
こわれてるってば
竜門勇気
自由詩
1
12/2/3 9:29
oct-mouse〈自分vs自分vs蛸鼠〉
〃
自由詩
0
12/2/3 9:05
ヘイドペラジックダブ
魚屋スイソ
自由詩
5*
12/2/3 5:54
恋
たにい
自由詩
3
12/2/3 5:35
箱の中
すまめ
自由詩
0
12/2/3 5:24
それから
砧 和日
自由詩
6
12/2/3 3:57
白きハンカチ
石田とわ
自由詩
7*
12/2/3 2:40
3214
3215
3216
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
7.16sec.