この半島には古い鉄路が通じていて機関車がときどき通る
小さなまちの路地裏には野菜くずや魚の腐った臭いが充満して
それが僕をつくっているのかもしれない
答えのない恋人に愛を告げるよ ...
・クリスチャンでない僕らは上手な祈り方を知らなかった。
日曜日になると、僕とレモンは当たりをつけた家を訪れる。金属製のドアノックを叩く。臆病な小鳥が屋根から飛び立つ。家人は不在だ。そういう決 ...
ある寒い朝雑木林を歩いていると
桃色の温もりがありそうな耳が一つ落ちていた
自分の耳じゃなかろうかと
両手でそれぞれ触ると
ぽろりぽろりと落ちてしまった
あれれこれはいかんぞとすばやく手 ...
僕はだらしない
とてもだらしない
部屋がとても汚い
僕はだらしない
とてもだらしない
時間にルーズだ
僕はだらしない
とてもだらしない
いろいろ手をだしては、すべて中途 ...
車のフロントに
5センチくらいのきずがついた
気になる
うんてんしていて
気になる
なおらない
ずっと
けっして
なおらない
これから
ずっと
なおらない
ずっと
きになる
...
ほの暗い
1Kの床
ダウンして
べろんべろんで
今日も閉廷
...
あぁ
会いたい
君と組んだ腕
君と繋いだ手
君の肩にのせた頭
あつい
あつい…
無口な君
心のわからない君を愛したら
僕が苦しいってわかりきってたのに
どうして ...
テレビであじさいの描き方をやってた
ぼくもそれをやってみることにした
灰色のクレヨンで花びらをテキトーに描いた
それからスポンジに染ませた紫で花びらをたたいた
可憐な色合いの絵が目の前に出来上 ...
あなたの子宮に土足で踏み入り
神の名をみだりに唱え
過ちの傷心を石もて追い打ち
胎児の青写真に勝手な名を付け
不動産の看板を立てようとする者達に
産婦人科クリニックの営業を妨害し
手術 ...
約束に目を向けるんだ
苦しみに目を向けるな
約束に目を向けるんだ
大物ぶらなくてもいい
継ぎ接ぎだらけでいい
約束に目を向けるんだ
にじみつづける
みじめ ...
たった独りの部屋でさよならと言い続けた
たった独りの部屋でそれを言い続けるには
たった独りであることを忘れなければならなかった
冷たい世界は骨を
機械のように冷やして
...
食べると元気になる
食べると温かくなる。
食べると沢山食べたい
沢山食べてももたれない。
作る人は疲れるけど
美味しいと言って食べてくれれば
全てが吹っ飛ぶ
嬉しくなる。
全て ...
そうだ
中学のときも
ぼくは突然友達に無視された
どこかで話し合われたのだろう
あきらかに悪いのはぼくだった
だからこういうときの
さ迷い方には慣れているはずだった ...
あめがかたにふるのは
このうちのねつをしずめるため
あめがかたにふるのは
このてをもりにかえすため
あめがかたにふるのは
のびたおもい ...
歌を歌いたいし
どんな歌い方をするかを
見てほしい
歌は聞きたくないが
どんな歌い方をするかを
見たい
歌は歌いたいが
どんな歌い方をするかは
見られたくない
雪が降りすぎて
目の前が真っ白になり
道路が見えなくなる
ホワイトアウト
言葉が突然すぎて
頭の中が真っ白になり
明日が見えなくなる
ホワイトアウト
仕草が辛すぎて
心の中が ...
これが最後って分かっていたなら
もっとマシなことが言えたのに
君はいつだってずるいんだよ
また いつもの悪ふざけみたく
後ろから おどかしてくれたらいいのに
君がいなくても
街は呼 ...
いつごろかなあ
泥遊びをしなくなったの
虫だっていつのまにか触れなくなったし
雨の日に
傘さすのやめて
長ぐつのなかびしょびしょになっても
きにならない
友だちと歩道の横にできた ...
二十歳の誕生日も近づき
お祝いに赤飯を炊いたというから
おすそ分けを貰いに寄った
買物のついでにお菓子類など買って
ちょっとお祝い気分
日曜日で車庫に車がない
ああ 遊びに行ったのね
...
寒鴉ココロの隙に嘴を
笑えないギャグを飛ばして滝凍る
大寒に愛を深めて寒からず
冬深し電車が走る日の出前
狩人が狩人を狩る月曜日
たい焼きをナイフフォークで食うマナー
...
郊外にあるプノン・クーレンとバンテアイ・スレイに行ってきました。ここは市内から若干距離があるので、トゥクトゥクではなくバイクの二人乗り。日本にいる時でも人様のバイクの後ろに乗る経験など指折り数えるほど ...
朝5時に起きてゲストハウスを出発。色男のトゥクトゥクに乗ってアンコールワットまで行き、朝日をみてきました。真っ暗闇から徐々に光がさしはじめ、ようやく太陽がのぞきだし、完全に空にあがるまでみること約2時 ...
テレビのリモコン握り締めたまま
眠りの入口行ったり来たり
独り暮らしの夜は
意外と長い
貴方の手を握り締めたまま
眠りの出口を行ったり来たり
二人暮らしの夜は
意外と短い
カンニング竹山がいた
おっさんというオーラは出ていた
竹山さんだ、というひとはいたが
立ち止まるひとはあまりいなかった
メガネをかけた女の子に
畳み掛けるように喋っていた
撮影がおわると竹 ...
そのさきにあるのは
なんですか
それはどこに
ありますか
うみのむこうへ
しずんでいく
パレードが
きょうもいく
針金の先端の尖った針が
心に突き刺さって血を流す
薄い膜に覆われた半透明の未来
触れると壊れそうで怖い
漠然と広がる未来は
わたしをいつも不安にさせる
指先に沁み込んだ ...
たった一言が言えなくて
僕は君を傷つける
「愛してる」 その一言が
僕には言えない
伝えなきゃ そう思うのに
その言葉が口にできない
僕は狡い
自分の本当の気持ちから逃げて
優 ...
さわやかに
なるために
路地裏に
紛れ込み
さわやかに
放尿しよう
大酒を
飲んだなら
膀胱が
破裂する
我慢せずに
放尿しよう
いつも
終わった
その場所に
いつも ...
恋とはかくも理不尽で独りよがりでわがままな
禁断の果実
けれど誰もがそれを欲しがり
憧れ、知りたがる
ねぇ、愛しい人
世界が恋であふれたら
きっと滅んでしまう
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨のあとの空
梅昆布茶
自由詩
3
12/1/30 6:51
レモンの花が咲くところ
コーリャ
自由詩
8
12/1/30 5:48
みぎみみ
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/1/30 3:33
『だらしない』
木製金属
自由詩
0
12/1/30 0:48
闘亀伝ブリガンディーネ
6
自由詩
2
12/1/29 23:34
サナトリウム・ギムナジウム
TAT
短歌
1
12/1/29 23:30
わからない君
ジュリエット
自由詩
0
12/1/29 23:17
あじさいの描き方
吉岡ペペロ
携帯写真+...
7
12/1/29 23:04
マグダラのマリア達
salco
自由詩
3*
12/1/29 23:00
約束に目を向けろ
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/1/29 22:25
アンダートーン
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
12/1/29 22:16
愛のある料理
ペポパンプ
自由詩
7*
12/1/29 21:52
あの頃
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/1/29 21:35
『あめがかたに』
あおい満月
自由詩
7*
12/1/29 21:03
カラオケミュニケーション
イオン
自由詩
0
12/1/29 20:58
ホワイトアウト
〃
自由詩
1*
12/1/29 20:56
一人ぼっちのかくれんぼ
信咲
自由詩
2
12/1/29 19:57
うずうず
森未
自由詩
8*
12/1/29 19:06
誕生する
砂木
自由詩
17*
12/1/29 19:03
俳句2012 冬2 たい焼き
北大路京介
俳句
16*
12/1/29 18:24
カンボジア旅行記4
チカモチ
散文(批評...
0
12/1/29 18:13
カンボジア旅行記3
〃
散文(批評...
0
12/1/29 18:12
独り暮らし
徘徊メガネ
自由詩
4*
12/1/29 17:29
二人暮らし
〃
自由詩
1*
12/1/29 17:28
立ち止まるひと
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/1/29 16:40
パレード
小川 葉
自由詩
4
12/1/29 15:50
【 針金の未来 】
泡沫恋歌
自由詩
6*
12/1/29 13:58
言えない言葉
月影 悠綺
自由詩
0
12/1/29 13:29
蟻が尿の歌 唄:成人時病子
花形新次
自由詩
0*
12/1/29 13:02
恋とはかくも。
永乃ゆち
自由詩
3*
12/1/29 13:01
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
加筆訂正:
『だらしない』
/
木製金属
[12/1/30 0:51]
赤塚さんの言葉はすごいです。使いたくなかったので、いいんだって書いたのですが、いいのだという響きには勝てませんでした。あとガッキーごめんなさい。
5.12sec.