聖堂の夜会に踊りに行こうと、あなた以外の右手が誘い出して、音をたてて破裂した日の名残り。俯かせた顔の影絵。錆びた蛇口みたいに固まった猫が見つめ。
{引用=祈りとオリーブ色がまじった夜がゆらめき始まる ...
人と人だからしんどい
どこか遠くをながめながら
君は私に言う
背中をみつめる私
人と人の私たち
一緒の空間に流れる
空気はどんな色かな
君にはみえてるの?
りんご
みんなりんご
みんなりんごにみえるよって
いったら
あんたどうかしてるよって
いわれたの
ばかじゃない
ほんとにそう
おもったの?
ほんとにそう
みえるわけないじゃ ...
伏せた睫毛に馳せる嘘私の恋は気丈の空論喩えあんたの舌が二枚でも
右手で繋いだハイネケン喉仏が上下するさま唇に出来た白い髭噛む
指先が確かめるように這う輪郭取り繕うことなく柔い表面
シ ...
物事が真実である必要はない。
あるとききゅうに、自分について大事な物事に気付くことがある。
それがきょうはそのことだった。物事はただしくあるべきだと思う。少なくともわたし自身は物事にたいしてただし ...
針くだく魚の血潮の銀河かな
手の甲で遠去ける度みどり湧き
さわりゆく棘のままただ融ける雪
夜を剥ぎ夜を接ぎ足す光かな
振り仮名が ...
木の前に立つ影
何処を向いているのか
わからない影
月の鎌
ふりかざされ
ふりおろされることなく
切られる夜
鏡のなかの道は笑い
打ち上げられたかた ...
何度も聴いているはずの曲なのに
今日はなんだか新しい音が次々と
聞こえてくるこれは一体どうした
ことだろういつもよりボリューム
が高いだけなのに指先のしびれを
感じながらもしかしたらこの痺れ ...
擦りきれた金属が
光沢を集めようと奮闘する。
馴染みの出発は
音もなく
取り為なわれていた。
幾つかの通過点では
動物に成り代われないものたちが
イキイキと
迸っているようだっ ...
Rさんのかわいさが1億くらいあるから
スカウターが故障しましたよといって
昨日
車に挽かせてつぶした眼鏡を
差し出したら
わらってくれて
かいわがつづくから
かのじょとかになるかも
...
俺を信じろってんのに
...
およそ百年前
大学二年の一人息子を交通事故で亡くした時
既に寡婦であった資産家の江古田夫人は
今度の悲嘆には到底耐えられないと思った
そこで息子のDNAを研究機関に預け
一年半後
スーパー ...
美し ...
どす黒い流動体の官能的な変化だ、分類されなかったあらゆる感情を生のまま飲み込みながら、軟体動物の様なその姿を次第に巨大に膨らませ、中枢の重要なポイントに禍々しい液体で穴を開けようとする、欠 ...
破壊しよう
わたしの部屋で
水槽の中で
熱帯魚は何も知らない
水槽の狭さも、ここの狭さも知らずに
花びらのような餌を食べる
あなたはかわいそうな娘よ
外へ出たい
そう言ったよね ...
今
陽のゆらめくところ
わたしのくるぶしに
流れと温度がある
木陰にいる
水もある
沈む
木の上のほうへ
沈みあがる
すでにばらばらで
ある 長い
肉は、
海の水を掴んで
し ...
都合をつけたならば
このまま
流れましょう
雪も灰もことりも みな
くぎを打っています
消えない
かおりに
つつむ場所があるなら
時刻までに
ふる ...
夏を忘れたように
川面は揺れています
秋柿色に灼ける西のほうこうに
知っているそらはありません
路面電車を染める透明や
季節を渡っていく雲も
映す川面を揺らす風
みんな、私の知らない後ろ ...
おまえの魂は月光が迸る
碧の烈火であろう
古の名を吼えている熱情の
その喉仏に銀のナイフを握る
その手の痺れに 月が無邪気に笑う
大樹の影はざわざわ踊り ...
住めば都・・・なわけねえだろ!!
わたしたちは人生のなかで
なにやかやこむつかしい計算をする
足したり、ひいたり、平方根をもとめたり
無理数でわってみたり
数と組つほぐれつ
ひとさまざま、千差万別
でも最後には、だれでも「 ...
熱気球が関東地方の上空を
ゆっくりと飛ぶ
放課後のように
見損ねた夢のように
今日は世界のいたる所
一面の朝でしょう
と、ラジオの人が朗らかに言う
きみは台所で何か千切 ...
朝焼けの微笑の中を
お前の頬が通る
一度は抱いたお前の頬も
今や朽ち果てている御様子
俺は昔のお前を嘆いて
自分の老顔を忘れるのだ
今や、陽は西へと傾き
それ ...
【漕】
自転車のペダル漕ぐ足弱ってる 若いころならすぐ着けたのに
【芯】
よく飛んだ 真芯で打ったホームラン 子供相手にフルスイングし
【なう】
「恋なう」と君がつぶやく毎日を ...
シンショーのノンポリ天皇ごっこは
嵐の二宮君の自宅でゲリラ上演され
ブルーレイになった。
ディスクの側面にくぱぁっと柊つかさが
ニコっていて、つい
嘔吐(今朝のひじき)しちゃって、チョサクケ ...
ハンバーグとパスタが美味しいと評判のレストラン
早めに並んだけど開店時間が迫ると
後ろが見えないほど長蛇の列が出来ていた
狭い店内にいきなり八人の団体客
どうにか僕までは入れそうだったけど ...
トンネルを走る車が
滲んでは跳ねかえりながら
そこに胎動を生み出しては
ただ次々に表れる安堵
耳はそれだけを聞いていたい
反響したエンジンの音が
体の端にしがみついている
臍から ...
わたしのかわいい人
眠っているのか
死んでいるのか
肩だけで息して
しわを数えて
わたしのかわいい人
雨空はきらいだって
雨空が切れて
切り口に青空が光るから
それだけでぼくは雨 ...
多くのひとがそうであるように、わたしも、約束をするときには、必ずそれを守ろうと思いながらする。約束、あるいは契約。鉢植えひとつ世話できず、いまだに自分の身体も精神ももてあましているわたしが。
わ ...
夕焼けに飛行ねこが飛んでゆく
夕焼けに飛行ねこはあうのだそうだ
赤く熟れたトマトとクリームチーズくらいに
飛行ねこは大きな群れをつくり
それはまるでひとつの地平線を形成している ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
川沿いの聖堂
コーリャ
自由詩
7
11/11/21 9:50
僕らの空気
朧月
自由詩
3
11/11/21 8:23
ビッグ・アップル
ゆうと
自由詩
2*
11/11/21 3:29
anymore
ガリアーノ
短歌
0
11/11/21 0:47
ただしさと真実に関する考察と覚書
はるな
散文(批評...
5
11/11/21 0:20
ノート(鬼視)
木立 悟
俳句
7
11/11/21 0:15
降り来る言葉 LV
〃
自由詩
4
11/11/20 23:58
今日の音楽は妙にクリアで
kauzak
自由詩
3*
11/11/20 23:57
空想上の動物
yuugao
自由詩
1*
11/11/20 23:41
ねこ
6
自由詩
4
11/11/20 23:28
一気通貫劉備倍付
TAT
自由詩
0
11/11/20 23:18
江古田家臍次第(えこたけへそのしだい)
salco
自由詩
15+*
11/11/20 23:05
凍えそうな日に燃えあがりそうな夕焼けに呑まれながら
TAT
短歌
1*
11/11/20 22:37
煤けた夜
ホロウ・シカ...
自由詩
2+*
11/11/20 22:35
破壊衝動と空洞
c
自由詩
0
11/11/20 22:33
三本目
根岸 薫
自由詩
1*
11/11/20 21:52
くれないの中でいつまでか
〃
自由詩
4*
11/11/20 21:25
鈴月はしらない
たりぽん(大...
自由詩
6*
11/11/20 21:07
烈火
マーブル
自由詩
1
11/11/20 21:02
写真を見てひとことvol.11
花形新次
携帯写真+...
1
11/11/20 19:53
_
寅午
自由詩
2
11/11/20 19:30
ラジオ体操
たもつ
自由詩
3
11/11/20 19:13
夕陽のひととき
yamada...
自由詩
2
11/11/20 17:37
題詠blog2011 051-060
北大路京介
短歌
18*
11/11/20 17:29
東日本学生運動復興構想会議序説〜崩壊寸前のSNS、ミクかリン ...
反現代死
自由詩
1
11/11/20 14:15
18:30
1486 1...
自由詩
0
11/11/20 13:34
前夜
長押 新
自由詩
1*
11/11/20 13:33
わたしのかわいい人
オイタル
自由詩
6
11/11/20 13:18
10-31
はるな
散文(批評...
2
11/11/20 12:23
平行世界、飛行ねこの沈黙
宮岡絵美
自由詩
6
11/11/20 11:10
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
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3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
3264
3265
3266
3267
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3270
3271
4.6sec.