のっそりのっそり 午前中
猫が歩いている
公園は 曇り空
尻尾がない そう思いながら良く見ると
ハイハイ?
1歳に満たない乳児が地面を這っている
どこから来て どこに向かっているのか
た ...
いつもの喫茶店
そこに座る。それは知っている。でも、正面きってだなんて話かけられないよ。
動きだしたい
したい-死体のような-この-こころ-----
作者不在の机を前に 作者不在の椅子に座 ...
トマトはなぜにそれほど
鮮烈に赤く染めているのだろう
緑のへたさえ惜しいほどの鮮烈さ
皮一枚隔ててみずみずしさをほとばしらせ
片手で宙に放りなげれば
それは美しく光を放ち ...
あぁなんて可愛らしいパグなんだ
そのしわくちゃの顔の隙間に
柿ピーを詰め込んでやりたい
そんなにすり寄ってくるなよ
俺のことをそんなに純真な瞳で訴えかけてくれるな
すました顔したって間抜 ...
何年も帰っていない故郷にいる
当然私の居場所は無く
家族はそれがもう当然のように
暮らしているから
私が帰ってきても気づかないようで
いつもの口癖のような言葉を
えんえんとお互い喋っている ...
光があるのだから
わたしは黒い影でいい
あなたを照らす
光はひとつ
遠くに感じる声
それでもあたたかい
遮るものは
わたしのいのち
ひとつだけ
頬を伝う、ああ
なつかしい
こんな ...
やさしいひとの
翳りを見つけた日は
こころに羽が
生えるのです
軽くなって
軽くなって
どこへも辿り着けない
わたしになるのです
落下は
とても重たい手段だと
そうして ...
熱源を失った金属は
思いのほか冷たい。
液体と固体のハザマで
常温保存される記憶。
拒絶する側から
拒絶される側へと
変化していく。
金属ヲンを宿らせた
水差しの進入口と
...
神様に抗議したら
死神のライトバンが横付けして ...
ゴミ箱に
手を突っ込んだ事も無い
エデン育ちにゃ
負けない訳よ
...
夜になるとみえる星は
きれいだけど
さわれないの
だれのものでもなくて
だれのものにもならなくて
あたしがみたって
怒らなくて
相手にもしなくて
たったふたりきりみたいに
星とあたし ...
おれよりさきに
しんではいけない
ふたつならぶきのひとつが
きょうついに
さいごのはをおとした
しゅるいのちがうき
もみじはまだうつくしく
ちりそうにない
らい ...
・・・
徐々に拍手
やがて喝采
そんなふうにして雨が
ふりやまない
かなしくない
矢印が斜めに
さしこむ窓に涙
いえ、ここはみずのくに
・・・
そらに昇ってゆく人は ...
小さくなっていくこと
悲しいと思ったことはなくて
けれどいつか
君の小さな手で
拾ってもらえなくなるのだと思うと
それはとても悲しいことみたい
君はとても
ていねいな人で
きっちり ...
夜の闇にまみえる強がり
朝の光を拒もうとするまどろみ
どうするんだどうする
ずるずると重い足をひきずって
まだまだ迷ってみるのか
悲しみ苦悩
そのようにみえるもの
どうするんだどうす ...
住めば都
住めば田舎も名所
住めば都の風がふく
住めば都で花が咲く
ごもっともだ
いぃことわざだ
だから
原発の除染が完了すれば
ふるさとに帰りたい ...
信号待ちをしている間
わたしたちは話をしました
空は曇っていました
とても長い信号でした
三十メートルくらいはありました
話も長くなりました
けれどわたしたちの身体と言葉では ...
その工場には
淀むことのなく
エルガーの旋律が流れる
木管を低く震わせる安定した音色
勇壮な大河に抱かれる
誰彼の何気ない表現は
神々しい余韻を含み
小さなアイデアは
淡い発明の光 ...
顎鬚をたくわえた男が
布を手に玉蜀黍を磨いている
小屋の外に置いた籐椅子に座り
一心不乱に
遥か上の方で青空が
ずっと前に動きを止めたことを
...
以前投稿した「書くということについて」を読み返す。執筆当時、お世話になっていた文学極道で作品の質の低下が叫ばれており、ダーザイン氏が代表を降りるなどして、存亡の危機ともいえる状況だった。先の散文には、 ...
ワカリタイ
ナニカ ガ チガウ
なんかちがう
雲 掴むよう
雨 願うよう
そうじゃない
ちがうんだよな
違います
...
顔を上げるとそこは晴れ
雲が犇めく青い空
或る者がそれを美しいと尊び
まるで人の心みたいね、と
浅はかなリリックを書き連ねる
それと恰度おんなじ頃
社会生活にあぶれた蛇が
安アパートのポ ...
僕は皮膚の内側が
赤く錆び
その欠片が1つ落ちるまでは何もしないでいたい
そうしたら
透明になってゆく血液と漣の色を覚えて
ひたすら画家になった
気分で文字をカサカサと描いてみる
...
俄かに湧いた嗜欲
降りしきるリビドー
僅かながら煩悶
還元的自慰行為
動じぬか理知
乗らぬか理知
壊えぬか理知
それゆえ理知か
行けど行けども
合致せず飽和
致し方なく
...
さあお座り
夢にまでみたこの旅
熱い岸に
焦がれるまま進む
潮のながれ
追い越せばまたつらなり
阻むものには
かぜのはやさのせて
よくおききよ
笛を吹いてあげよう
白い手を ...
初冬や農道歩き空浮かぶ
ごきげんヨーグルト。windows7にアップグレードするついでにクリーンインストールしたらガジェットギャラリーが閉じてた上にフォーマットするHDD間違えて退避用フォルダがぶっ飛んだでござるというアン ...
川には黒い雨が降り
それが川底に溜まった黒い川からは
瘴気が漂い
人が欲望のままに踊ったために
生み出された毒が
吹き出す
毒を吸って育った少年たちは
こっそりと蟲を殺す
昔、まだ ...
分け隔て泣く
過去の過ちの過望なる積み重ね、
分け隔て無く
私への頷き、疼き、きさらずがさつきに代わる 取って代わる、、
私の中のきさらず 抜きん出て さつきに 到達される 淘汰、、
どちら ...
初雪草
はつゆきそう、って
読むんだね。
よく見る
葉のような 華のような
一年草なんだね
葉は その下に 君臨していて
何だか ステキ
ゆきんこ って 思い出した ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一大事
空丸ゆらぎ
自由詩
12
11/11/19 10:31
ゆれる根
るるりら
自由詩
13*
11/11/19 9:10
トマトの血
灰泥軽茶
自由詩
3*
11/11/19 1:57
パグ日和
〃
自由詩
2*
11/11/19 1:37
帰郷
〃
自由詩
8*
11/11/19 1:23
落花
杳
自由詩
5
11/11/18 23:13
切り捨て難い暗がりへ
千波 一也
自由詩
3*
11/11/18 22:38
夜間に響く音
yuugao
自由詩
0
11/11/18 22:28
俺は死んじまっただ
TAT
自由詩
5*
11/11/18 22:18
お前にゃ無理さ
〃
短歌
2*
11/11/18 21:46
触れない距離
朧月
自由詩
3
11/11/18 21:20
亭主関白
小川 葉
自由詩
0
11/11/18 21:11
YUME
唐草フウ
自由詩
8*
11/11/18 21:10
消しゴムの詩
森未
自由詩
21*
11/11/18 21:05
生き刻む
シホ.N
自由詩
2
11/11/18 20:51
黒い梢(二)
信天翁
自由詩
3
11/11/18 20:23
信号待ち
たもつ
自由詩
3
11/11/18 19:34
希望と栄光の工場
佐野権太
自由詩
5*
11/11/18 19:15
玉蜀黍
草野春心
自由詩
5*
11/11/18 18:56
死と解釈のふるまい
kaz.
散文(批評...
1*
11/11/18 18:12
ナニカ
結川菜青
短歌
5
11/11/18 18:02
殺風景
faik
自由詩
13*
11/11/18 16:09
空が喋れなくなった日のしずかな青い唄
マーブル
自由詩
4
11/11/18 16:07
猿猴が月
faik
自由詩
4*
11/11/18 15:07
ファンティーヌ
根岸 薫
自由詩
1*
11/11/18 14:52
初冬
こしごえ
俳句
1*
11/11/18 14:47
歌謡曲日和 -Mr.Children フェイク-
只野亜峰
散文(批評...
0
11/11/18 14:29
冬の闇たまり
within
自由詩
4*
11/11/18 14:08
分け隔て!
狩心
自由詩
0
11/11/18 12:50
初雪草
藤鈴呼
自由詩
2*
11/11/18 12:46
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
4.71sec.