こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ...
ある、一二月の終わりの、例外的に寒い夜
おれは明日の仕事に備えて、はやく眠ろうとしていたところだった
消しゴムのついた歯ブラシでピカピカに歯を磨いて、寝床に戻ろうとしたとき
窓 ...
夜
言葉を追いかける
僕は椅子に腰かけ 瞑目して
その思いは 頭の中で 駆け足をしている
言葉は闇に走る 七色の光の筋
僕に誘いかけてくる さあ 捕まえてみなさい と
そんなことは し ...
卵の殻に
ネオンの光は
必要ない
ゾンビが枯れ枝を振っている
世界は、
雨降りの日の
アスファルトのことです。
女の
...
「つらい恋をして、忘れて…その積み重ねで人は大人になっていくんだよ」
誰かが言ってたけど
そんなことなら
私は大人になんてなりたくはない
君のことを忘れて大人になるなら ...
薔薇を一本へし折って
哀しい頬を 拭おうと
そっと触れたら其の刹那
赤い液体 流れたの
アナタ わたしを 眺めては
何て卑怯な人なのと
攻める口調で 喚きたて
私は 棘で 茨を作る
...
いい子じゃないから
サンタなんてこないと思ってた
期待しながら思ってた
案の定こなくても
当たり前だとおもうことにした
涙目でおもおうとした
裏切られるから裏切って
表の顔で笑った
...
世界が光で出来ているとすれば
世界は最速で出来ているということになる
そして世界は
ヒッグスの海で切り取られている
言葉も音楽もウルトラマリンブルーも
真珠の耳飾りをするターバンの少女も
...
灯から生まれる水が
夜の路を照らす
壊れるほどまぶしく
消し去るほどまぶしく
同じ速さで遠去かり
同じ間隔に並ぶ柱に
隠れては隠れては現われる
互いを互いに映し出 ...
街でいたくない街が
街を街に押しつける
ばらばらと 窓から落ちる人々
道の上には 楽しい音楽
楽しければいい人たちのための
粉々の音楽
...
はばたくペガサスの風紋が
天蓋からのやまびことなって
さまよい逃げる鰯の頭は
荒神の吐き出す呪文となって
ターミナルケアのカルテも
もつれ雲と一緒になって
...
昔ネットで知り合った年上の女性に、「好きなので彼女になってください。少なくとも今は好きです。でも10分後に好きかどうかわかりません」というメールを送ったら、「クソバカ」と言われた。
なんで怒っ ...
不思議なのは
絵皿に描かれていた
ピーター・ラビットが消えちまったこと
カレンダーは残り一枚で
絵皿もたった一枚で
十字架の下で二人が眠る月
一人はイエス
そして、ユダ
飲み ...
見えないものをイメージする
しんしんと降る雪のようなものを
もう交わせない愛の言葉のようなものを
ひとが生きてゆく道のりのようなものを
静かにイメージする
あなたの幸福に ...
僕は雪に魅せられる
とても切ないから
どんなに大切に受け止めても
一瞬にして消えてしまう
大事にしようと思う間もなく
手の中で静かに消える
でも一瞬だけ
ほんの一瞬だけ
その美 ...
青から黒へと
深まっていく海
そこを泳ぐ一匹の魚
銀の鱗の 鈍いきらめきが
終わりなき深淵の入り口に 一瞬の間 ひるがえる
はなやぐサンゴも
ウミユリのたなびきも
今は ささやかな記 ...
笑顔がきたないね
産み落としたその沼から
たばこくさい泡がぶくぶく立ちのぼる
円満とか
円滑とか
そういうのの前ではわたしの思いなんて
あとまわしにされるべきなんだよ
どこに行っ ...
前人未踏の先をゆく
その先ゆく者に同化する
ぼくは岬の突端だ
ぼくは宇宙の最果てだ
前人未踏の愛だから
その先ゆく者に同化する
そとに出たらもう黒かった
...
遙かぶりだった信濃路
そこはペダルが都会よりも
緩やかに漕げる
遠慮してくれる
夏の日差しが
あなたの気配りよりも優しかった
裏庭の沼に急ぐ鴨の親子は
人間との僅かながらの境界 ...
校舎の君を言葉の僕が捉えて
夜が更けてゆく
光は透明な線の中を走り
君の名はいつか呼ばれたもののように
輝いた
僕は亡霊のガラスに隔てられて
君の名を呼ぶことができ ...
クリスマスが三連休なんて、
いつもひとりだったぼくには、
どうでもよいカレンダーだったはずが、
今年は、
彼女が買ってくれたコートを着て、
どこかのイルミネーションを見にゆこう、
なんてこ ...
口内を游ぐかすかな黄色い声や
空で少しずつ拭った私のため息に
やわらかに触れた脈は戸惑い
口元をつつむ手のひらは笑って
夜の角で正装した蛙と
私の答えを探しにやってくる
一定に繰り ...
遅い朝食をとる
幼い弟はオートミールを食べ終え
おまけの玩具を並べている
お父さんはまだ夢の中で
起き上がる方法を見つけられない
穏やかに子どもは大人になり
大人は老いていく
...
気がつけば
いつの間にか足が向いて
またここへ来てしまった
かつて住んでいた団地の
懐かしい階段をゆっくりと上がる
そう11階の踊場
時間というものが無ければ
ここで君に会えるのに
...
月は誰も見てはいない
月は自分を見ているものを
予知している
白く蒼く輝くのは
裏側の過去を隠すため
月には ...
私の声を無視するな
お前は背中で語る男にはなれない
お前の心の叫びが
私には聞こえないから
わかってほしいのなら
心の中身を
わかりにくくするな
わかってほしくないのなら
私の前で ...
{引用=そもそも、positivité 肯定性というものそれ自体、この努力・傾動以外の何でありえよう。(…)存在するということは戦争という極度のsyncronicité 共時性なの ...
かのじょは
わたしにとって、
全世界だった。
そして
わたしは、
全世界から拒絶された。
わたしは
世界のなかに、
立場をうしなった。
で わたしは
いまでは、
それ ...
すべてのなかに
我の源を
それは寝ても覚めても止まない
雨、 それぞれがそれぞれの場所で戦っている
昨日も今日も明日も 寝ても覚めても止まない 累累屍 緊張
硬直していく食う気 寝ても覚めて ...
あなたに突き放されて
あなたから離れて
はじめて気づいたのは
今までとは違った
本当の私の気持ち
あなたが好き
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
MISSION
ただのみきや
自由詩
32*
11/12/25 23:18
ありがとう、ハニー
ホロウ・シカ...
自由詩
0
11/12/25 22:53
なないろの言葉
まーつん
自由詩
15*
11/12/25 22:52
卵の殻にネオンの光は必要ない
草野春心
自由詩
2
11/12/25 22:40
子供から大人へ
ジュリエット
自由詩
0
11/12/25 22:20
赤き液体
藤鈴呼
自由詩
2*
11/12/25 21:59
偽クリスマス
朧月
自由詩
1
11/12/25 21:48
ヒッグスの海
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3+
11/12/25 21:30
戒厳令の冬
木立 悟
自由詩
7
11/12/25 21:28
ノート(48Y,12・25)
〃
自由詩
4
11/12/25 21:25
丘の町哀歌(三)
信天翁
自由詩
1
11/12/25 21:21
かぶと虫くわがた虫
6
自由詩
3
11/12/25 21:17
ユダの福音書
水上歩
自由詩
2
11/12/25 20:56
死のイメージ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0+
11/12/25 20:42
ゆきのそら
ささやま ひ...
自由詩
9*
11/12/25 20:29
鱗
まーつん
自由詩
5*
11/12/25 20:21
ゴミ屋敷の日雇い労働者
三原千尋
自由詩
10*
11/12/25 20:06
前人未踏の愛だから
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2+
11/12/25 20:00
ゆるやかだった夏
subaru...
自由詩
15*
11/12/25 19:30
蕎麦湯
yamada...
自由詩
1
11/12/25 19:27
ひとりじゃないクリスマス
はだいろ
自由詩
5
11/12/25 19:21
月夜
佐藤章子
自由詩
9
11/12/25 18:46
遅い朝食
たもつ
自由詩
6
11/12/25 18:15
踊場にて
シャドウ ウ...
自由詩
3*
11/12/25 17:17
『十五夜』
あおい満月
自由詩
5*
11/12/25 16:39
馬鹿やろうふたり
マフラーマン
自由詩
3*
11/12/25 15:58
IV
イリヤ
自由詩
1
11/12/25 14:31
それから
浩一
自由詩
1
11/12/25 14:03
止まっている様でそれは止まっていない。
狩心
自由詩
1
11/12/25 12:36
想い
ジュリエット
自由詩
0*
11/12/25 12:08
3209
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
6.86sec.