あなたのことを 想うとき
天気雨が降ってくる
隅々まで晴れた蒼い心に
不似合いな
優しい雨が降ってくる

終わった恋を 想うとき
天気雨が降ってくる
微かな雨粒
泪じゃないよ
傘を ...
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る

極楽鳥の歌 極彩色の夢 
オルゴールのネジを巻いたら 
...
ねむいの?
ときくと
うん
という
目の中に
トロトロの
ねむたいを溜めて
おとうとが
ゆめに
吸われていく
ねころんでしまえばみんな楽なのに歩いてあるいてすこしかなしい



封筒の中はほのかに明るくてあなたが届いたとまちがえる



枯菊を握りつぶしてからだじゅうみずみずしいまでや ...
月がホロロンと泣いて、少し傾いたら

僕は首をかしげて元の位置にもどすよ

そんな僕を見て君も首をかしげるだろう



もしもそんなループが続いたら

傾いてないことが、ずれてるこ ...
ゆうぐれに
流れおちる黒い髪
首すじをつたって
とびたっていった夏の
影を踏んで
わたし、
あなたの
掌にそっと
針を刺しました

あらゆる
温度がならされ
あますことなく
...
空港を歩いて、異世界へ向かう僕。
黄色い、窓から見えていたはずの街に吸い込まれていく。
というのは嘘で、北駅にまずは向かった。
フランスは金がかかるね。
イタリアも例によらず。
僕はドミ ...
高一の冬休み
駅前の割烹でお運びのバイトをした
一階がテーブル席、二階は座敷
宴会料理のお造りや鍋はそちらの厨房で
専任の板前とパート二、三人が誂える
多い時は社長夫婦も加わる
夕方から十 ...
「元気だから」と言って切った電話

すぐに後悔するんだ 

「会いたい」って言えば良かったって 

だけど嘘でも言葉にすればなんとか騙せると思ったんだ 

心配そうな君のために 

...
自分とはずっと一緒にいて
自分のしてきたこと全部見てた
だから嫌なことは全部知ってる

失敗したこと
人を傷つけたこと
自分のしたそんなこと
体の中でずっと見てた
だから自分が嫌いなの ...
不器用な自分を忘れようと 
彼はアトリエに入った 

目の前にある石を 
彫刻刀で、削る。 

無心の者となり 
夢中に、削る。  

いつのまにか 
とっぷり日は暮れて 
暗闇 ...
 
音だけが交差する 黒い海

波間にキラキラ 海蛍

お願いだから消えるなんていわないで 海蛍



 
みんな何かを抱えているんだ
幸せだとか 不幸だとか
そんなカンタンに決めつけんなよ
「辛い」の尺度だって
それぞれ違うんだ
泣きたい夜なんて 誰にでもあるんだ
だけどこらえて 笑ってるんだ ...
{画像=120128221115.jpg}




それは
青空を巻いて
大きく旅立って行ったのだった

遥か眼下に
広がる世界は
大きく変わろうとしている

幼い頃
見 ...
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
美を見し人は死ぬ。
さかなが
はらを
あおむけて
ねていて
しんでいく
ところが
ぎょふくほ

ちゅうごくの
ちゅうぶにあって
じょうようの
ちかくで
ここう
ちほう

きっさてん
いく
...
さらさらとやさしいおとで
雪が全てを覆いつくそうと
冷たく白く、暗転の月夜で
ひと滴ずつ凍りついています

道端にうずくまり
街の中でこごえながら
凍ることなく頬をつたうものを
故郷の ...
ついて行けない世界がある



この頃は ついて行けない世界が急激に増えてきた





だから 今は ベンチが友達だ


無欲と 諦めが支えだ





...
深緑色の小葉が群れる枝に
金の果実が十幾つ

花瓶に挿して眺めていたら
子供の頃に読んだ
セルビアの民話を思い出した

夜更けに鳥が盗みに来る
王宮の金の林檎
鳥は綺麗な女性に変 ...
それは
それは
それは
それは
それは
「それは。」


ヘスピリジン
誘導体
「C.」


単身
町はつぶれ
てく。


とは
人が住んでいる所で
それがつ ...
明日がまたやってくる
性懲りもなく

昨日もやってきたというのに
今日もまたやってくる
ずっと今日でいいじゃないか
このまま静かにゆっくりしてればいいじゃないか

明日が来ない日があれ ...
ひとには


信じようと


信じまいと


神に祈るしか


ないときがある
厄介な感情だわ
苦しむために在るのだものね

厄介な心根だわ
苦しめてしまうために在るのだものね

厄介な表情だわ
苦しみを覆ってしまうのだものね

厄介な状況だわ
苦しみに嵌まっ ...
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ

加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする

だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ...
生まれたとき
顔を出した世界が
さみしいものだったことを
あなたは憶えているだろうか
友達をなかした
だいっきらいを3回いった
うそをついた
失敗をごまかしてうやむやにした
傷つける一言をいいすぎた
ヒステリーになった

そんなあたしは

顔にモザイクをかけて
歩き ...
すれ違う言葉に
疲れてしまうことが
疲れ、の原因


ひとの心を気遣うはずが
我が身がもっとも大切だから
我が身のつぎに
うまく他人を愛せないか、と
右往左往で今日が行く

...
 夜のドックから走り出す多機能な女

関節を裏側にまわしてステンレスのホイッパーを固定する
ふるえる卵黄と小麦粉がはねつく
すべりだしたパーツからコルク抜きが選択されると
シールドはしぶく
...
検査が終わったら美容院に行こう

きょうの予定にふたつめのイベントを入れる


夜はいっしょに食事をする

今朝の地震は最近のいつものとは違った

浜通りが揺れずに山梨が揺れた

...
一月二十五日
「私の兄弟たち、さまざまな試練に遭うとき、それをすべて喜びと
 しなさい。あなた方が知っているように、こうして試される信
 仰の質は忍耐を生み出すからです。」―ヤコブ書1の2・3― ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
天気雨そらの珊瑚自由詩8*12/1/29 11:21
【 デジャ・ヴ 】泡沫恋歌自由詩8*12/1/29 10:04
おひるねとろり自由詩612/1/29 8:10
Isis短歌112/1/29 3:50
かたむきプリクソス自由詩312/1/29 2:43
glowこんぺいとう自由詩612/1/29 2:06
ある日のこと。番田 散文(批評...112/1/29 2:04
熱狂salco自由詩4*12/1/29 0:46
文字綴り屋 ...自由詩1*12/1/29 0:32
自己嫌悪ー仮ー絵空自由詩112/1/29 0:14
詩人の魂 服部 剛自由詩4*12/1/28 23:59
海蛍殿上 童自由詩25*12/1/28 23:48
幸不幸凪 ちひろ自由詩212/1/28 23:07
孤影 / 遠く飛び立って行った白い鳥beebee自由詩28*12/1/28 22:13
自殺榊 慧自由詩212/1/28 21:33
ぎょふくほ6自由詩312/1/28 21:20
なまえ、こおらせてたりぽん(大...自由詩6*12/1/28 21:10
ついて行けない世界八男(はちお...自由詩112/1/28 20:51
金柑壮佑自由詩9*12/1/28 20:31
アンハッピー榊 慧自由詩212/1/28 20:22
明日一華自由詩112/1/28 19:48
祈りHAL自由詩512/1/28 19:27
嫌いではないのだけれど徘徊メガネ自由詩2*12/1/28 18:50
たいおん森未自由詩17*12/1/28 18:09
記憶佐藤伊織自由詩212/1/28 17:59
モザイクじじ自由詩7*12/1/28 17:52
冬将軍千波 一也自由詩4*12/1/28 16:54
多機能な女乾 加津也自由詩17*12/1/28 16:30
土曜日吉岡ペペロ自由詩512/1/28 15:17
日々の聖句(9)生田 稔短歌312/1/28 15:16

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