夜とは本来暗いものであったということを
思い出す頃には
すっかりと目は闇になれ
波の形のいくつかをくっきりと認識できるようにはなっていた
釣りとは本来寂しいものであったということを
思い ...
チョコレートケーキを
たべて
くれる
ように
メールを
メールで
ぜんぶ
めーるで
すませる
たいだな
こころが
肉が
ころもをつけて
あげてあるのと
そばと
ごはん ...
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた
時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ...
美しい模様が核を遠ざけて貪る無駄、憐憫を描く隙間に安らかな寝息が空を裂く、不明確な時間間隔の夢が笑うビルの中で、手のひらがあった、温かい
1000人が死んでもニュースにならない国があって、あなたはそ ...
真っすぐに投げ入れられた測錘――
それが判断であるなら
縦であろうと横であろうと
無方向でも
その力積が真っすぐでありさえすれば
縦となり緯は定まる
驚嘆すべきほどの前判断がその位置を得て ...
気にいった言葉だけを
大事に胸であたためる
あかあか燃える火のように
雪でかこまれていても
風はさえぎられるんだね
白い景色だから
いやな心みえないよ
吐く息はだれのも白い
無 ...
人混みでぶつかる肩々目だけが合わない
添え木して 何とか立ってる やじろべえ
蝋燭が削れる音がずっと、ずっと
眠る前バイバイと言う私の子
焦点の端でものを売る本 ...
月曜日
私は歩けるようになった
姿勢が良いかどうかは
分からない
火曜日
私は走れるようになった
速いかどうかは
分からない
水曜日
私はジャンプできるよ ...
もし、知性が裸になったなら
目は目として
歯は歯として
足は足として
一つの人格を持ち
僕等に口を開くだろう
からだの数え切れない
それぞれの部分を
一度ばらばらに ...
あじさいの花びらがもうどんな雨がやって来ても
救いようもないほど傷んでしまう7月にもなると
電線に無数の皺が浮き出して
これも手のつけようのないくらいに撚(よ)れて撚れて
ほんとうの姿が剥き出 ...
あなたに贈りものがあります
送り主のなまえのない
誰に宛てたか 相手のなまえも書かれていない
不思議なプレゼント でもそれは
たしかにあ ...
迷い道はトンネルの出口近くに似ている
出口から射してくる光を見ているだけなのに
トンネルから出たような気になってしまうところなんかがだ
ぼくらは保守的に出来ている
トンネルの外へはなるべく出た ...
自らの意思に反して
もう一人の私が
何処か遠くへ歩いてゆき
おーい、と呼んでも聞こえない
永遠に列車の来ない
線路の上を歩いていたら
地に伸びる私の影が、口を開き
耳傾 ...
120211
手が汚れては本が読めない
という愁訴にお悩みとのことで
念のために両手を画像診断したところ
左側の画像は正常で
右側が異常の場合 ...
今はもう忘れてしまったけれど
たったひとつ、
おぼえているものがあるとするなら
朝の理科室で
フラスコに入れた無色透明な液体 ...
乾かない靴はカラスにあげました
西のどこかへ
行くんだってさ
* * * *
一日が
終わる支度を
する時の
西日ってのは
...
ありったけの声で叫んだ二十四時右手で君の首を絞めてた
流星が流れる瞬間掴もうとしてる汚れた右手のままで
君はまだ知らなくていい今触れた右手に角が生えてる事を
利き手なら左手ですが泣き ...
あなたから『終わりにしよう』その言葉待っているのに雨は止まない
飲み残しのコーヒーみたいにさっきまで貴方の座った席が冷めてく
『泣く時は誰かの前で泣くように』知っていたのに気付けば独り
...
ひとりだけ堤防に
必ず置いてゆかれてまぶたが揺れる
背中を撫ぜている、撫ぜている
なぜて、いる。なぜ
いまだに憧憬を摘むのですか
小さな頃のおまじないは
とっくに無効となっているはずなのに ...
あなたが仮に
桃色が好きだとして
桃色の服や靴
桃色の家具と桃色の壁
すべてを桃色に塗りつくしたとして
それでも気がおさまらず
全人類を
全世界を
空も海も
存在するものの全てを桃色 ...
夕暮れが走り
象達が戯れ
俺の死体は2〜3年も
放置されたまま
神々の遊びに憂き身を費やし
"二世"も驚くたまもの
この肉体には不死が宿り
...
肉声はほのかに暖かく
人々の叫声はいつも
心ないものに聞こえるごとく
神が調整をしてくれる・・・
左手の震えを止めるために飲んだ酒は
俺の中で永遠に凍ったままだ
そ ...
ふたりとも人間
それぞれに
ちがうから
なにもかもは
うまくいかない
頭では
わかってるはずなのに
うまくいかないことを許せない
あなたのせいにしてしまう
私は
...
たまさかの昼
思いやみ血潮のごときぶどう酒を今日もまたクリスチャンたらむ
ヘンデルの水上の楽聴きつつも明日はいかにと心さまよう
書をとじて妻のすすめにストレッチ体をやわらげ老化ふせ ...
蜘蛛の糸で宙吊りにされた意識が
朦朧として微風に揺れる
埃だらけの部屋の片隅に
宙吊りにされた自意識
窓枠は皹割れ
硝子に結露は無いが曇つてゐる
窓から差し込む悲劇は
眼球からの映像とし ...
と
ある日の深夜
僕をじっと見る
餌の器をじっと見る
再び僕をじっと見る
知らんぷりして
パソコンに向かっていると
いつの間にか後ろに回り込んで
爪が出ていない肉球で
僕 ...
きのうあったね今日もあおう
渇いた歩道をまたあるこうね
手を繋ごうぬくもりがきえないうちにね
ぼくたちの地平線はどこにあるのだろうね
流星がきれいだねまるで
...
イマドキの女子にとって
バレンタインデーは
好きな男子にチョコレートを渡して
愛を告白する日では
もはやないようである
友チョコといって
親しい女子同士で
チョコレートを贈り合う日で ...
ここは暗い
真冬なのにすこし暖かい
夜着を纏ったきみの
白い幽かな手を
所在なさげに見てる
ああ、ここは果て
想像したものではなかったけれど
きみと一緒でよかった
長く白い煙の ...
詩をせっせと保存して
私はあなたを保存する
絵をせっせと保存して
右クリックの達人になる
マウスなんて使わないよと
キーボードマスターのきみが言う
ソフトでダウンロードすれば簡 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日周運動と年周運動
北村 守通
自由詩
3
12/2/11 23:12
ベッサラビア割譲
6
自由詩
2
12/2/11 23:08
読むあなた
ただのみきや
自由詩
9*
12/2/11 23:07
即興詩 2.11
相田 九龍
自由詩
3
12/2/11 22:56
測錘(おもり)が投げ入れられたならば
N.K.
自由詩
9*
12/2/11 22:55
燃える想い
朧月
自由詩
1
12/2/11 22:51
雨の下
やや
川柳
6*
12/2/11 22:40
私の一週間
永乃ゆち
自由詩
4*
12/2/11 22:21
きせきの人
服部 剛
自由詩
1
12/2/11 22:17
7月
刑部憲暁
自由詩
3
12/2/11 22:15
プレゼント
〃
自由詩
1
12/2/11 22:09
迷い道
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/2/11 22:09
もう一人の私
服部 剛
自由詩
8*
12/2/11 22:04
手が汚れては本が読めない
あおば
自由詩
7*
12/2/11 21:16
『枠のなか』
あおい満月
自由詩
12*
12/2/11 21:12
終わる支度
永乃ゆち
短歌
1*
12/2/11 19:06
天上の美しき右手
〃
短歌
1*
12/2/11 18:30
いつか恋する
〃
短歌
1*
12/2/11 18:20
影
理来
自由詩
4*
12/2/11 17:00
それほど悩むことではない
ただのみきや
自由詩
9*
12/2/11 16:55
告げる声
yamada...
自由詩
0
12/2/11 15:42
賭け
〃
自由詩
0
12/2/11 15:36
悪いのは私
ジュリエット
自由詩
1
12/2/11 15:18
たまさかの昼
生田 稔
短歌
4*
12/2/11 14:28
思ひつく儘 自意識
……とある蛙
自由詩
10*
12/2/11 14:15
鳴かない猫
nonya
自由詩
27*
12/2/11 11:52
愛のゆくえ
梅昆布茶
短歌
5
12/2/11 11:08
カレンダーに建国記念日と記されている日に思うこと
そらの珊瑚
自由詩
7*
12/2/11 10:11
コルトメール
mizuno...
自由詩
1
12/2/11 9:45
達人になるから
〃
自由詩
0
12/2/11 9:32
3204
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3238
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3240
3241
3242
3243
3244
5.3sec.