体が溶ける謎は説けぬ

君は去った街に残るのは

涙の水溜まり

途切れなく続いている毎日

心の端の方では落ち着くらしい

ほどけなくなった靴紐には

最終的にハサミの刃をあ ...
部屋にあった服のいくつかは      
わたしに合わないものでした

一番うえの兄のことを
二番目の兄が幾度も   
同じように語るのを
わたしたちは
雪の音をききながら
気にしました ...
世界は美しい

人はやさしい


その裏にある悲しみを

決して忘れない
心が泣いて身体が泣いた

だから私は涙を流した

そうして涙の行く先を

しっかりと見届けた


私は今でも

私のものだ
優しかった思い出や

それにまつわる様々な笑顔や話し声を

忘れたわけじゃなかった。


ただ時々蹴飛ばしたくなる。


散らかった洗濯物みたく。

転がった空き缶みたく。
...
自動ピアノは
ひとの手がなくても
自分で鳴れる

黒曜の黒鍵
白亜の白鍵
八十八音の音の鍵

自動ピアノは
ひとの手がなくても鳴れるけれど
弾かれたことがあるので
ひとの手を覚え ...
君の闇の中を
僕は走り続けてるんだ

寂しい
寂しいよ…

どこにいるの?

どんな遠くに行っちゃったの?

もう戻っては来ないの?

こんなに真っ暗な心なのに
お月 ...
365日幸せに笑って過ごせたら良いねと歌う男がいた
渋谷の緑色の電車の前でそう歌う男がいた
そんな世界があったら意地でも叩き潰してやると心の中で呟いた後に
半蔵門線に乗って九段下で降りて靖國神社 ...
脇の青い剃り残しを見て
涙が流れた
跡形もないよりも
何かがあったとわかるほうが
ひとは悲しい
生まれてきたから
生きている
死ぬ理由もないから
生き続けるだろう

過失や
嘲笑の恐怖に
おびえながら

ひとの顔や
ひとびとの声に
おののきながら

しかもなを
五感を ...
どちらへとひと言尋ねると
ちょっととひと言返ってくる
誰をとまたひと言尋ねると
ちょっととまたひと言返ってくる
返ってくるんだが
その後のひと言を持ち合わせない僕なのである

見あげれば ...
君のカタチを
いつまでも覚えている
私の躯は
過去と現実
半分づつで出来上がった金属

明日の蹄で
ノックすれば
カーンカーンと
音 響かせる

錆びてしまえば
捨てられるのに ...
残念だけれども
それじゃあ福祉は
成り立たないんだよ!

君が言った、受け容れられない性格や
相性が合わないことを理由にして
園生の世話は
相性の合う人に任せるといい
って話だけど
...
デジタルは賢明なペシミストに対して
アナログは能力のおとるオプティミスト

デジタルは脆弱
アナログは強靭

デジタルは繊細
アナログは頑健

デジタルは弱虫
アナログは強者

...
失うものがなにもなかったなら

あなたとわたしは色でいられた。


あなたにもある。

わたしにもある。


子供なりにも事情がある。

大人にだって事情はある。
...
杉の林は等間隔に植えられている
不要な(人間にとって)
細い横枝は
ばっさり切り落とされて
そのまま
そこらに置いておかれる

君らは要らない枝なんだ
役にたたないものを
育てるなん ...
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね

ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ

多くは懐古趣味でとてもノスタルジック


彼女はじぶんのいたみを ...
{引用=




 音を立てながら崩れていく我が身の
 なんと愛しいことか


 (耳、口、指、踵、その諸々から浮かんでは消えた
  その事実に「 」をそばだてて
 浴室の蒸れ ...
妬み、人を羨んで

時間は止まったまま

でもふとした時に還るんだ

で、悔しくなる

自分が惨めにもなるよ

なんにもできないんじゃないかって




今から目を逸らし ...
言葉はいつも確かだった
何もないということが
私には
雲が空を超えていく時
時が空間の中をさまよう
夜の
途絶えることのない迷いの中で
どこにいくのだろう
悲しいくらいに突き刺さる
鋭すぎる神経の先っぽ
丸みをおびて
いつでも笑っていたいのに


心が身震いする瞬間に
目に浮かぶのは同じ顔で
それだけでもう答えは出ているのに
別の答 ...
唇のほくろをただ一心に吸い続けていたい

ひとを受け入れてゆくこと

おなじ苦しみのなかで信じられる存在でいたい

自己をかさねてなにものかを畏れる

そのなにものかと約束しよう

...
30分だけ私の側にいて
明日の仕事に支障でないくらいで
いいから

30分だけ私を抱きしめて
ねぇ
ほつれかけた糸が
あなたのその手を探してる

コツコツコツコツコツ ...
記憶の外側で時は流れます
記憶の外側で時は回ります
記憶の内側にはない事なので
何が起こるか分かりません

記憶の外側で時は積もります
はらはらと
降る雪のように


記憶の内側で ...
飲み屋の座敷で 
一人酒の盃を傾け 
いつしかこの頬は赤らみ 
脳みそは何処までも歪み 

おぼろなる意識の内で 
{ルビ転寝=うたたね}にかくんっと首の抜ける時 
夢の夜空にたった一つ ...
            細胞のひとつひとつが
            ふつふつと沸騰しはじめ
            身体ぜんたいが熱を帯びる

            生きている ...
ミセスキャンプリングは夫をうしなった

だから彼女はもう夫に手紙をかけないのだよ


ミセスワトソンは夫のデビッドとぼくとジョージーとウイッジーがトランプゲームをしている時にプラムをふるまっ ...
夏場の電車で薄着の女は
透けたブラジャーが愛おしいね
週刊ポストの袋綴じを眺めつつ
チラ見するのがたまらないんだ
フッフッフッエロエロだぜ
変態男のいけない欲望
もう俺は我慢できない
Y ...
おれの排泄が不同律していた

真空パックに詰められ
奴隷船のように畳毎に埋葬される
母がハヤシライスを食っている
父がハヤシライスを食っている
タイミング同じ、制服が茶けてくる

積み ...
2年ぶりにマフラーを
編んだよ

仮面ライダーと同じ
赤いマフラーにしてって
子供みたいな彼に
笑った♪

貴方に編んでた時は
毎週お教室に通いながら
1ヶ月かかっていたのに
今回は3日で完成

毛糸 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
とりあえず全部なくすことにしたこめ自由詩1112/2/8 21:18
ノエルふるる自由詩8*12/2/8 21:11
世界の美しさ永乃ゆち自由詩1*12/2/8 20:21
涙の軌跡自由詩1*12/2/8 20:19
明日になったら自由詩2*12/2/8 20:15
ピアノフォルテ小池房枝自由詩8*12/2/8 19:53
孤独の闇を走るジュリエット自由詩112/2/8 19:35
パトカーと星条旗と太極旗と他にも色々燃やしてから眠る虹村 凌自由詩512/2/8 19:31
痕跡花形新次自由詩2*12/2/8 19:23
無題 3浩一自由詩112/2/8 17:12
後ろ姿自由詩512/2/8 17:00
形状記憶合金そらの珊瑚自由詩5*12/2/8 15:14
次郎先生のこと板谷みきょう自由詩2*12/2/8 14:01
対位HAL自由詩312/2/8 12:16
群青色の日自由詩312/2/8 9:58
杉林そらの珊瑚自由詩5*12/2/8 8:55
オーバードライブ梅昆布茶自由詩812/2/8 7:45
入浴賛歌山中 烏流自由詩2*12/2/8 6:35
自由詩112/2/8 3:42
詩を 書いた 夜番田 自由詩312/2/8 1:57
AquAri...自由詩212/2/8 1:46
唇のほくろ吉岡ペペロ自由詩112/2/8 0:31
『私事』木製金属自由詩2*12/2/7 23:36
記憶のそとで村上 和自由詩312/2/7 23:29
星の友達 服部 剛自由詩6*12/2/7 23:27
ささやく細胞石田とわ自由詩8*12/2/7 23:19
マルグレイブ ストリート梅昆布茶自由詩10*12/2/7 23:14
セクシャルハラスメント ワースト1花形新次自由詩112/2/7 23:01
キルリアン写真の胎動自由詩012/2/7 22:31
赤いマフラーちゃんこ携帯写真+...212/2/7 22:16

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