朝のダイナー
頬杖ついて
動かない鳩の群れ
眺めてる
夜は明け
挨拶交わし
薄いコーヒー
うずをまく
それでもね
まばたきすれば
浮かんでくるよ
無数のパンジー
新月だ ...
耳をふさいでも
世界中から聞こえてくる
叫び声
無視しても
聞こえないふりをしても
脳の中で蛇口をひねったように
これ見よがしに行進する
灰色悲色めいた
叫び声
払い落としても
...
天使に会ったよ18歳のね
親方を待って団地のアーケード街にいた魂
奴ら僕にタスポかしてくださいって
いいよ俺が買ってやるから
それで友達になった
明日パズで飲むの
...
優しさによく似た嘘に手を引かれ
行きつく先は虚構群。
いつからこんなに弱くなった?
いつからこんなに涙もろくなった?
答えのない問いに戸惑うのはもう飽きているのに
...
置いて行ったはずの気持ち
悲しむ心
苦しむ心が
僕の近くにあった
忘れないでと
逃げないでと
幼い姿をした僕の心として
手を伸ばせば届きそうな距離に
いる
そこにいた
子供の僕 ...
雨上がりの水たまり。
溶け残る小石。
雫の重みで揺れる枝先。
空に消えていくたくさんの
色と光と水と涙と。
私が見上げた視界いっぱいに広がる世界は
本当は小 ...
欲しがった思いは
いつか届くだろう
忘れられた言葉は
また響き出すだろう
そして捨ててしまった勇気はこの日の為だったと
知る時が来るだろう
あの日選ばれ ...
顔はにこにこ
足はるんるん
僕の心は君だけ見てる
腕はぱたぱた
頭はぴょんぴょん
はやく会いたくてしょうがない
あと何時間?
あとちょっとで会えるんだ
さっきか ...
ほーら、なけなしの激情だ
ほーら、なけなしの心情だ
ほーら、なけなしの原状だ
ほーら、なけなしの白状だ
さあさ、お上がり
冷めない内に
たんと、お上がり
バレない内に
ほーら、 ...
パトラッシュ、僕もう疲れたよ。
おんなは
どこへいったのか
ここにいますと
おんなはいう
こまどから
ゆうやけをみて
コンロをともして
さかなをやく
わたしがこの街にやってきてから、もう1年が過ぎようとしています。
未だにこの大都会には目が回ってしまいそうなときがあったりもするのですが、それでも大分慣れたもので、巨大なビルの群れやびかびか光るネオ ...
非定型な雲は生硬な定型でしかない
ぼくを尻目にとりとめがない
ぼくのO市
かのじょのN市
どちらも雲と坂が多い街であるから水っぽい
川が
なにか ...
ぼくは栞になりたかった
図書館の本にそっと挟まったままの
あるいは
だれかが思いをこめて忍ばせた
四つ葉のクローバーに
あるいは
はからずも頁の上に落とされた
乾いた涙の跡に
...
誰にでも烙印は捺される
火傷の熱さもなく肌を抉られる痛みも覚えず
それはいつも自分には見えない身体の部分が選ばれる
自分には見えなくとも他者にははっきりと見える位置に
転落者とも落後者 ...
やわらかいさとうきびの群れが わきの下でそよぐように
すこし笑わせる なにかの間合いからはじまった
でも 今じゃ ごきげん
ゆるやかな陽射し は ...
11月の珍しい雨
暖かく 枯れ葉は勇み足
駅からの小道
うたを忘れた
鞄の少女は
傘も持たず 泣いていた
両手は鞄でふさがり
ブラウスの肩は
濡れはじめる
錆ついた歩 ...
よわくてつよい
ひまでいそがしい
いきてあいしてたたかっているんだ
ぼくたちは
いきてあいしてたたかっているんだ
某地有人
誰かがどこかで
雪かきされなかった雪が
日陰で凍って
ひ ...
冬夜のアメリカ大使館
湿っぽい澄んだ星空が覗いた
ビル群の明かりのなか
棲息する命たちが星のようだ
星とはなんだろう
唐突に現れる別れのようなものか
それは無限 ...
たださかさまに
ただしいも、まちがいもなく
おちてはうかび
ときに、なのる
もっとたくさん
もっとたくさん、と
くるくる
もうゆるして
まだ、たくさんの ...
南天の実は 何想う
小さな赤い実 何憂う
昨晚 闇夜が長すぎて
ふかづめ しずぎてしまったよ
剥き出しになった指先が
世間に晒され 泣いている
夏に実を結う南天はない ...
雨降りのこと
君はきっと、雨降りだと気分良く過ごせる人だ。昼近くなって目を覚ました君は、雨どいから垂れ落ちる雨の音に安堵する。一日をやり過ごすことには常に理由が求められている、君は眠る前に何度 ...
とんでもないアクシデント
僕はどうしたらいい分からず
ただただ立ち尽くしてた
とんでもないアクシデント
なんとか解決はしたが
僕は心に傷を負った
不意に心を蹴るような痛みが襲う ...
おやすみなさいをゆうために
こんなに遅くまで起きてました。
明日は学校だってゆうのに
遅刻したら怒られるかなあ。
本当はね今日会いたかったです。
...
死にたいと思うことは自然だ。だからこそ、それをとめようとすることが、さらに苦しみを増幅させるのかもしれない。生きていれば良いことがあると誰もが言うが、多くの人間にとって、幸せを手にできる可能性は少 ...
開いた頁に散りばめられた
無数の文字の裏側に
薄っすら浮かぶ誰かの顔が
あなたに何か云おうと、口を開く
机の上に置かれた本は
いつでもじっと待っている
本を開いたあなた ...
どうして私はすぐに
一つの道から
足を踏み外してしまうのだろう
怒れば人と、ぎくしゃくする。
しょげれば言葉の槍が、飛んでくる。
強さと弱さの狭間で私は一体
どんな姿で ...
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ...
詩を書いている人には主に二種類あって、一つは詩という形式に向かって書いている人(難しい言葉を使って「詩らしい」形式を追求している人)、そしてもう一つは社会の通俗的な観念に向かって書いている人(希望を持 ...
僕は存在しないのだ
その事は昔から知っていた
今、それが露わになっただけだ
僕は存在しないのだ
今、誰もいない夜の中
ひとり自慰に耽る僕は敗者の中の敗者・・・
そん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝のダイナー
日野
自由詩
1*
12/1/27 23:16
自己憐憫ショウ
ただのみきや
自由詩
5*
12/1/27 22:46
天使たち
梅昆布茶
自由詩
6
12/1/27 22:21
空の果てまで
永乃ゆち
自由詩
5*
12/1/27 22:21
心の有様
eris
自由詩
1*
12/1/27 22:11
答え
永乃ゆち
自由詩
0*
12/1/27 22:09
欲しがった思い
〃
自由詩
3*
12/1/27 22:06
にこにこ
ジュリエット
自由詩
0*
12/1/27 22:03
疑似餌
faik
自由詩
9*
12/1/27 21:29
写真を見てひとことvol.27
花形新次
携帯写真+...
1
12/1/27 21:03
夕焼け
小川 葉
自由詩
4
12/1/27 20:42
帰郷
aria28...
散文(批評...
2
12/1/27 19:59
雲と坂道のデッサン
石川敬大
自由詩
13*
12/1/27 18:16
付箋
はなびーる
自由詩
6*
12/1/27 18:03
白い砂利
HAL
自由詩
2
12/1/27 15:42
カゼエラ
八男(はちお...
自由詩
1
12/1/27 14:38
少女の合計
カンチェルス...
自由詩
3
12/1/27 14:27
某地有人
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/1/27 12:56
冬夜
〃
自由詩
1
12/1/27 12:47
さかさま
Ohatu
自由詩
0
12/1/27 12:18
三重奏
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/1/27 9:19
Your sentence
Debby
自由詩
6*
12/1/27 2:49
レンサ
絵空
自由詩
0
12/1/27 2:38
女の子
晝
自由詩
7
12/1/27 2:31
リセットボタンのススメ
番田
自由詩
0+
12/1/27 2:09
机上の本
服部 剛
自由詩
3*
12/1/27 2:06
言葉の槍
〃
自由詩
2*
12/1/27 1:57
月曜日には
はるな
自由詩
11
12/1/27 1:32
詩と運命ーーー最近の詩についてーーー
yamada...
散文(批評...
1
12/1/27 1:24
出生
〃
自由詩
0
12/1/27 1:02
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
加筆訂正:
メランコリア
/
faik
[12/1/27 19:53]
間違えて覚えていた日本語を訂正。
5.25sec.