穴のあいたバケツみたい?
そんなバケツみたことない
ありもしないもの
あるように語る

雨がふったら痛くなる
この心の原因なんですか?
ありもしない
傷がぐずぐずいう

だれかが憎 ...
夜の海をゆらゆらと私は舟を漕いでいた
天球の子宮のような空間
おだやかな潮の香りがおびただしい生を封じ込めている
櫂の力を緩めると島が見える
オレンジ色のひかりを放ち島がゆらめいている
火の ...
緑を背にして空を見下ろす


雲ひとつない空


吸い込まれそうで、落ちてしまいそうなけがれもない空



ただ 金縛りにかかったように空を見下ろしていた

視界に写りこむ時計 ...
変わりすぎた季節が
額縁から溢れ出してる

部屋は君が投げ出した
何もかもで
埋まってしまった

居なくなってしまった神様の
ナイフだけ光っていた

描けば一瞬さ 風景画
閉 ...
赤い砂漠をトボトボと

白いドレスの女は行くよ

背中に担いだ木の十字架は

太陽に焼かれ{ルビ暗の暗=くらのくら}

既に神は干からびたもうた

軽い軽い炭のクロス
...
ピノキオは人間で出来た木だったんだ

一見ばかなことでも視点を変えれば正しいことだと分かるとピノキオは言ったんだ


サンテンイチイチの予兆などまるで感じない八月の伝説の一週間

夜なの ...
ガムは
包んで
屑篭へ

煙草は
消して
灰皿へ

服は
畳んで
押入れへ


さて
この感傷
何処へやろ


飲み込んで
腹の中に?

揉み消して
道の端 ...
家族を失うことは
心の一部が切りとられるということ
腕の一本麻酔もなしに切り落とされたと思ってみれば
その痛みの激しさと
後々続く消失感が
少しは想像できるでしょう
だけど心は人の目に ...
あなたを包むこの空気が
ずっときれいであるように

わたしを包むこの空気が
ずっときれいであるように

名もない朝焼けが
空を包んで 夜明け告げたとき
あなたとわたしは離れずに 同 ...
悲しくて悲しくて
忘れることにしたことが
胸の中にはたくさんある
もうさよならをしたんだ
諦めたんだ
だからいいんだ
出かかった言葉は
またもや飲みこまれ
外へと生み出されることは ...
からっぽになりたいのに
わりときっちりはいってる
あたしの心ん中
整理整頓きらいなのに

夜空みて深呼吸
ごめんね
悪いもんはきだして

だれも文句言わないから
ぜんぶこぼしてしま ...
突然やってきて
ふらっといなくなる
さっき笑っていたかと思うと
3秒後には落ち込んでみたり
あたしは猫が嫌いです。


どっちかっていうと犬派で
その人懐こい瞳とか
後ろからつい ...
涙を流して石になる

横で女も泣いている

生き物たちは銀河だ

生き物たちの銀河だ

本当にもうにどと

会えない人なんているのだろうか

誰か教えてくれないか


天 ...
上野の美術館内で 
ガラスの内側に坐る法然上人は 
時を越えて歩いて来た 
旅人の私を待っていた 

少し猫背に身を屈め 
指のすき間から数珠を垂らし 

700年前に描かれた 
色 ...
その
首筋に誘われたから
わたしはそっと
おつきさまの
うで
のなかで
砂になるのを
待ちながら
さよならを繰り返す
あぶく
満ちてゆく水は
やがて浸食し
とらわれる
数珠を手に坐る 
法然と親鸞は 
21世紀の上野の美術館内に 
少し離れて向き合っていた 

親鸞像の瞳は、無言で 
(この数珠を見よ・・・)と呟き 
両手の間で輪になる数珠を見ているう ...
ぼくの、僕の捉え方

びっくりするほど悲しくて

なにをしても零になる

自分を思うと泣けてくる

こんな自分になにができる


それでも自信を持てという

見えぬ伸び代にす ...
大学のころひとりで

ヨーロッパの映画をよく観にいった

そのあとは音大生の部屋に行くのが常だった

テロリストがひと仕事終えて

女のところに身を隠しにゆくように

アスファルトには影がばれていた
...
音を立てて列車が揺れる。
衰弱しきった僕は不眠症。
僕の隣には幸せそうに眠る君が。
幻想列車は今日も揺れています。

行き先の当ては無く、
鬱屈した乗客達が、
欠伸をかいて眠っている。
...
傷めいていく、

‘メケメケ’

ベラドンナで拡大した世界はひどく渋滞し見ている、
足が、
手が、
陰だ、
影おんなが、影を落とす、
ピーターパン症候群、もう待ち針も待ち人もいない、 ...
夜明けに向かい
風は吹いているか

夜の
深淵に向かい
風は吹いてはいまいか


晴天に向かい
蒼穹に向かい
風は吹いているか

雨雲に向かい
霹靂に向かい
風は吹いて ...
... 前途様様

人それぞれ

昔はいまを知らなくて

いまも明日を知りゃしない


灰色がかる帰り道

路を照らすよぼろ街灯

心照らすよテレサ•テン

もしも貴 ...
このままでは
薄黄緑色の祭典までに間に合わない。

「複眼の君主は、儀式的な世迷言」

果汁は、少しばかり粘り気があるほうが
蠅の眼を欺けるのです。

「悪意のある草と、惑わしの甘美な ...
もう
ゆっくり
静かに

時を
過ごそうと
いたの


何故

何故


風が吹き
木々が揺れ
水面が


波打つの


何故

何故


一滴の ...
誰もが知ってる極東の国から
脂ののった中年がやって来た

お金がないときは
ここにきて
隣に座ってみてごらん
伏目がちだが確実に
脂ののった中年は
胸の谷間に視線を合わせ
(つまりは ...
つぼみの色が明るくなるとき
もうすぐだよって
私が言う

みどり色がうすくなるとき
もうすぐだよって
季節の風が話している

明るい色が
はなびらから生まれるとき

私が咲く
...
見えないものを舞台に見つめる

それは無念

それは苦渋

それは憎悪

それは諦念

おどろおどろしい明らかなる男たちの声楽

鼓を打つ音

動物のような男たちの吠え声

鎮魂とはこういうことだった ...

性細胞が減数分裂するとき
一対の染色体はランダムに遺伝子を混ぜる
個人を規定していた遺伝子の組み合わせが
千差万別となる

劣性遺伝が突然発現するチャンスだ
隔世遺伝と呼ばれたりして ...
  透明なせせらぎが遥か遠くで
  岩の間をくぐり抜けてゆくのが
  聴こえてきそうな三月の朝
  いたずらな顔をして君が
  せがむみたいに背伸びをしたから
  僕たちは口づけをか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
地球人朧月自由詩811/12/13 8:22
燃える島山人自由詩8*11/12/13 6:16
空 2011.12イワキ自由詩3*11/12/13 2:50
サナギの色こういった自由詩111/12/13 2:25
赤い砂漠faik自由詩11+*11/12/13 1:13
ピノキオたちの夏吉岡ペペロ自由詩2+11/12/13 0:42
_faik自由詩12+*11/12/13 0:32
悲しい特権ただのみきや自由詩4*11/12/13 0:31
空気アヤメ自由詩311/12/13 0:20
剣とおじさん自由詩1+11/12/13 0:08
夜にかくれんぼ朧月自由詩111/12/12 23:56
Your cat.AquAri...自由詩011/12/12 23:01
生き物たちの銀河吉岡ペペロ自由詩3+11/12/12 22:59
不思議な声ー法然と親鸞展にてー 服部 剛自由詩511/12/12 22:51
泡沫自由詩211/12/12 22:24
縁の糸 ー法然と親鸞展にてー 服部 剛自由詩211/12/12 22:21
自分からした自分短角牛自由詩311/12/12 22:16
テロリストの憂鬱吉岡ペペロ携帯写真+...3+11/12/12 22:13
幻想列車雅寛自由詩011/12/12 22:08
砂の砂まで自由詩111/12/12 22:05
風は吹いている千波 一也自由詩2*11/12/12 22:03
青少年のための正しいクンニリングスのすすめTAT短歌1*11/12/12 21:59
泣きそうな顔の、iPhoneを持った猿短角牛自由詩011/12/12 21:59
蠅捕り草の中にあるイチジクの断面yuugao自由詩2*11/12/12 21:42
りり自由詩4*11/12/12 20:22
脂ののった中年  唄:常時みてる花形新次自由詩111/12/12 20:02
みどり自由詩811/12/12 19:50
屋島吉岡ペペロ携帯写真+...4+11/12/12 18:58
遺伝子解読木原東子自由詩10+*11/12/12 18:53
縁側草野春心自由詩11*11/12/12 17:27

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