ベランダに並んだ鉢植 ベッドにはただしく冷えた子どもがふたり
テストです
あなたが生き残れるかどうか
今日も朝がきた
寒い朝だった
何度も経験している朝だった
静まりかえった
私の耳は
営みを探して
きょろきょろするのだった
目をつ ...
星屑を集めたように
煌めく光で街は飾られた
行き交う人も忙しげな
そんな季節がまたやってきた
駅前の広場には
大きなクリスマスツリー
そこは恋人たちの
密かな待ち合わせ場所
...
眠っていやしない
酔ってはいるけれど
聞いている 君のはなしの続きだね
星が降って来ては 炭酸水のように
消えてゆく話しや
星のとんがりが 山に刺さった話
聞い ...
両手のひらから 掬った砂糖をこぼすように
太陽を背中にしょって 始発を待つように
便りが届く
穏やかな風が吹き
背骨がふるえる
思わせぶりを横にやること
厚みを保つ ...
別にあなたの全てがほしいわけじゃない
ほら、そんなの不可能だし、私だってきっとあなたに半分もあげられない
はちぶんのいちくらいでいいんだよ
あなたの部屋の窓からみる四角い景色とか
...
さみしいわけじゃないけれど、
なんとなく、
だれかに、会いたい、
だれか、知らない人と、
知り合いたい気分になった。
でも、じつは、
ただの性欲なのかもしれない。
何軒か、
デリに電話 ...
この街の雪はべったり重く
ささやきが凍るほど冷酷だ
あなたは出てゆき
わたしはここにいる
あなたのことを愛していたらよかったね
あなたがわたしを愛してたみたいに
しらない人びと ...
ビルディングに光が刺さる
そのまま街を映した
紛れもない
真実を
「Kill me.」と秘密が告げる
僕は また耳を隠した
他でもない
僕自身の
道路に落ちてる栞は ...
オトダケ:実体の見えない茸。不協和音を発する。
ムラサキモ:高貴な紫色の集まり。眼鏡を通して見える。
ヤタラトッキ:夜になると音を発する。
クダラカンノン:珍しく黄金色を呈する。 ...
今日
おおぜいの人とすれ違った
夕暮れ
みんなみんな
ベクトルがある
私とは無関係の
距離
方角
自らの影踏みで
月を踏んだ
地球が
褐色の月
息苦しさの
赤 ...
棺桶や箍の外れた桶ひとつ
棺桶や数えて七つ人埋めに
棺桶や兄弟殺しよくあること
棺桶やヴィオラを納め夜泣きの児
棺桶や寝た切り老爺が断末魔
棺桶や斧研ぐ長男
棺 ...
ねむっているとき
ふとんとかさなりあっている
わたしはふとんになっている
あたたかくてきもちいい
わたしとふとんはあたためあう
もうここからはでたくない
わたしのまるまったからだ
ひ ...
月が五月蝿い
夜が粗雑だ
音よ無くなれ
時間よ止まれ
車車車だらけ
光よ動くな
冬の関数どこ
頼むから独りにしてくれないか
独りのときくらい独りにし ...
...
ねじれた柱が
気層を持ち上げる
白と黒と昼
互いを
知らぬ光
穏やかな日には
忘れられた言葉が近づく
思い出されないまま
たたずみ 微笑んでいる
左右 ...
喜々として
危機を迎える
あぶない橋を
渡ってきたんだ
とうとう
滔滔たる流れに
あふれる思いを
分かつことができるか
ダイナミズムの波の中
本当のこと
解りたい
...
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からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームで
からっぽな心は何で量ればいいのか
朝日 ...
とどくきみ電話の声にねころんで
正しく蒔いたわたしの母音
はじまりの予感にまみれ匂い立つ
いとおしい小さな過ちよ
今日もやっぱり晴れたよねわたしたち
多摩一番の ...
ときがたい遺失のなかに君はいる
わかってるさでもまたいつものようにつっこんでくるし
僕もこたえるさ
男同士でケツ触りながらああ気持ちいい……とかねえねえもっととか
これって仕事 ...
棒ティラミスを奢ると笑ったから
これは気がある
茶を汲んだりしたし
気がある
寺に一緒に行く約束したし
気がある
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき
一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音
暑く深く
生と死 ...
冬の樹木は裸のおんな
背中を向けた太陽の
冷たい背中にしがみつく
鎧みたいに着込んだきみは
冷たい世間にそっぽを向いた
遠くに祖国を
持つ身のように
養護学校の連絡帳に書いてあった
先生が
悲しいことは? と聞いたら
きみが
「ママに怒られた」と答えましたって
何故怒られたの?と聞いたら
「タマゴ割った」と答えましたって
...
ブラックホールとホワイトホールつこたら未来に行ける思うねん、
タイムマシンの開発を本気で考えている息子がそう言って目の前で紙を折りはじめた
紙折ったら、折ったとここんなふうに伸びるやろ、ブ ...
二〇一〇年夏。オーケストラのリハーサル。
まだ若い、俊英と称される指揮者が壇上に立つ。
曲の中途。世界的な老指揮者が駆け寄り、大きく両手を振って演奏を止めた。
ここは指揮棒を叩くんだ。なぜな ...
妻の運転する車に乗り
CDの再生ボタンを押す
「状況はどうだい、居ない君に尋ねる」
新たなる日々が、始まろうとしていた。
3年前、自ら世を去った友を思い出していた。
こ ...
ぶっきらぼうにわらって
ひとりになった
敵も味方もいなくなった
それから詩情が急激に流れ込む
俯瞰視すると
東京の半分が廃墟を建築し続ける中
女は女を探す旅へ
俺は自分に着させる ...
こうやってバスに乗って
流れる風景を見ていると
自らの来し方が思い出される
私はこれで良かったのだと
今は心からそう思える
私は行ける所まで行った
何も悔いはない
今の平穏な生活があるの ...
似た人
意識しあう二人
見つめあう二人
無駄な時間が
規則正しく
過去に変わってゆく
というのも、
電子レンジで温める様を見つめても
眼球が爆発しないだとか
鼻水をすすった ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鉢植
はるな
短歌
3
11/12/14 9:20
テステス
朧月
自由詩
4
11/12/14 8:23
【 クリスマスローズ 】
泡沫恋歌
自由詩
8*
11/12/14 7:00
In the starbright bar
非在の虹
自由詩
2
11/12/14 6:35
未満
たちばなまこ...
自由詩
21*
11/12/14 6:35
1/8
三田オコジョ
自由詩
3
11/12/14 4:04
ドラミちゃんみたいな女
はだいろ
自由詩
7
11/12/14 2:27
師走
はるな
自由詩
4
11/12/14 2:16
発光少女
こういった
自由詩
1
11/12/14 2:07
空想植物誌
高濱
自由詩
5
11/12/14 1:30
小さな手
uminek...
自由詩
8*
11/12/14 1:16
棺桶
高濱
俳句
0
11/12/14 1:16
気持ちいい 穴 さようなら
木屋 亞万
自由詩
6*
11/12/14 0:51
冬の関数
吉岡ペペロ
自由詩
4+
11/12/14 0:45
他所を当たれ
TAT
短歌
0
11/12/14 0:40
降り来る言葉 LVI
木立 悟
自由詩
4
11/12/14 0:02
過流
シホ.N
自由詩
2
11/12/13 23:34
からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームで
beebee
自由詩
23+*
11/12/13 23:26
多摩のうた十二月
たちばなまこ...
短歌
18
11/12/13 23:25
ふれんず
梅昆布茶
自由詩
5
11/12/13 23:10
多変量解析
6
自由詩
1
11/12/13 23:09
蟷螂の夢
ただのみきや
自由詩
13*
11/12/13 23:03
白い息
〃
自由詩
5*
11/12/13 22:33
連絡帳
花形新次
自由詩
4*
11/12/13 22:16
経歴8年
吉岡ペペロ
自由詩
2+
11/12/13 21:28
口伝
角田寿星
自由詩
3
11/12/13 20:41
船に乗る日
服部 剛
自由詩
5
11/12/13 20:37
如何にして裸で、略して
timole...
自由詩
4
11/12/13 19:35
_
渡辺亘
自由詩
2
11/12/13 19:04
似た人
七味とうがら...
自由詩
6
11/12/13 15:26
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
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3257
3258
3259
3260
3261
3262
4.99sec.