逆手にとられて
すまし顔
ちいさな指さき
ふんわり
帽子
空のふしぎは
まつげに揺れて
きらら、と
さよなら
あしたの
吐息
せせらぎの
純
...
持って生まれたものだろうか
掛け値なしに優しい
そんな人がいた
悲しい子のそばに
すっと身を寄せ
震える肩に手をおいて
「大丈夫だよ」って
さり気なく言えるような
まだ年端もいかないこ ...
水の寒さ
河口の唇
置き去りの光
さざ波と迫害
水紋を噛み
沈む硬度
渦をなぞり
冬はとどまり
空に巻きついて
熱は過ぎ
角は羽
反射 ...
速度の中を歩く
壊れた体温計を
脇の下に挟んだまま
街には乾燥注意報が出ている
人が乾燥に注意している
拾い物が拾われてる
忘れ物が忘れられてる
ポケットに階 ...
時計台の裏側から
針が回るのを見てみれば
この世界の裏側から
時が過ぎるのを見るようで
次元が違うところにいるような
不思議な感覚に陥る
思えばこの世界は
時が過ぎるのを
...
布団の中で広げた架空の地図さえも
ままならない
実際の世界は
もっと歯がゆい
おい魔物
わたしの胸に居座るのなら
おまえの目で
見えるものはいったいなんなのか
吐き溜め ...
指関節をなんど曲げても
言葉がどこにあるか
わからない
人類の要素のひとつ わたくしも
紙とペンで書いた言葉を 今は ...
当公司製品=名人御竹棒
日本人耳掃除するかた
シャキしてシャキして
奥のこうイク時め
耳赤をこそけるは
シャキしぎには
ヘアしがるんの
危険開いいるより
グッサリコ
ふきふき ...
君に出逢ってからの切なさを数えれば
一人で見上げる夜空の星よりも多いけど
君に逢えないもどかしさを叫べば
晴れ渡る大空を引き裂けそうだけど
君の笑顔を心に描きながら
...
強い鳥になりたくて
わたしは強い鳥試験を受けにゆく
都では申し込みが間に合わなかったから
すこし遠いところで申し込んでいた
三日ぐらい前からどきどきして
寝れない夜が続い ...
生まれたとき、
酸素を必要としたとき
か、ら
福音が響いている
アルコールが残る
月曜の朝、に
は、太陽が恋人だ、と
叫びたくなる
四つ目の角を、曲がってみたくなる
...
温かく美味しいものを
冷たい皿に盛って出そう
今宵、光は妖精の夜
人間達は羽をもがれて苦しそう
神様は自分だけの草笛をぴいぴいと鳴らし
人間世界に"風" ...
二千十一年十一月
四日金曜日
おやすみを 君に言うのは 寂しくて いついつまでも 話していたい
毎晩も 君の声だけ 聴きたくて 電話しようと 思うがやめる
何故君が 俺を愛すか ...
今日の議題は今日の空! 昨日でもなく明日でもなく
誰にでも優しい男がいたけれどこの空みたいと思えばよかった
命って一人がひとつ持ってます持ってる間は生きています
病室の四角い窓が今朝 ...
舗石の下には砂
自由の下には旗
投げつけられた火炎瓶
怒号、
硝煙、
五月革命のパリ
嘘つきアルベール
誰しもあなたのことをそう呼んだ
真実ばかりじゃ息がつまっちまう
たまには嘘 ...
0.はじめに
殿岡秀秋は弱い人間である。だがこの弱さは詩人にとって必要な弱さである。まず、殿岡は武装しない。思想や理論や謀略や機知をことさらにめぐらすことをせず、時間や連想の流れの中に素肌で漂 ...
ラヴォアジエ定数 断頭台 瞬き実験
不可変数 左右均等 化学式
人体錬金術 完璧均整 彫像
教会建築 幾何学 純粋抽象
鐘楼群 昇降機 革命全書 水の泡
地底回廊 網 ...
つめたい床の上に
つめたい果実が転がっている
べつに
なにも
守ろうとはおもっていない
わたしの床に
つめたい果実が転がっている
春を探しに行きませふ
この手に捕まへ機を織り
春に包り眠りませふ
見付けたければ目を瞑れ
手に取りたければ足運べ
春はひっそり雪を割り
声無く風に揺れてゐる
清か ...
腐った精子を腐ったおまんこにぶち込んで今の日本の出来上がり
目に見ているものが手にはあった。それは、何も私に与えることはないだろう。サイコロのように目を出しながら掌の上をひたすら回り続けるだけ。それは京都製の、きめ細かな木目に漆の塗り込まれたサイコロの形の ...
目が覚めたらやっぱりおっちゃんやった おっちゃん
ひとりやったら泣いちゃう おっちゃん
そんなおっちゃん、やさしいしたってやー
いたずらなことをくりかえすことによって
私にとって本当に大切なことを
忘れてしまったような気がする
覚えておきたい断片的な記憶を
輪ゴムで留めておいたはずなのだが
いつの ...
なにかが 出てきそうだ
僕のおなかの あたりから
いつも 予感がある
それは身じろぐ 胎児にも似て
この意識の どこか内側の さらに内側にある
見えない子宮の中で もがきながら 訴えてい ...
知らない森を歩き
知らない木の実を捥ぎ
知らない蜜を舐めて
知らない水を飲む
細胞は情報を更新して
肉体は塗り替えられる
それまでのようでそれ ...
床に沈んでいた 木製の半月盾∵
あれを半月と呼んでいられたのも
半分が土で安泰だったからだ。
今更になって
分離し始めるとは思ってもみなかった。
半月が満たされたことによって
...
疲れがたまってくると
虚しい夢が多くなる
また一つ 生まれては
滅んでゆく世界
砂の城に波が打ち寄せるように
香のけむりが描ききれなかっ ...
ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ
美観地区の入り口の交差点が
信号がかわるたびにそう囀る
ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ
欠けたまま生きている
欠けてい ...
詩は修辞ゼロでも成立する。修辞と非修辞(公用的な用法)の間に本質的な区別はありえない。何ら工夫のない新聞記事や公文書の記述にも私たちは比喩的な意味を嗅ぎとることが可能である。書き手が公用的な意図 ...
この仮説を思うたび痛快な気持ちになる
そして切なくなる
逞しくてあたたかな哀しみが広がってゆく
日本では麻婆豆腐の色と言えば赤だが
中国では麻婆豆腐の色と言えば黒だ
唐辛子の赤ではなくて山 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白雪
千波 一也
自由詩
2*
11/11/29 21:21
ダメ人間なのは昔からだし、これからもずっとそうだ
花形新次
自由詩
2*
11/11/29 21:05
朝そそぐ朝
木立 悟
自由詩
1
11/11/29 20:28
街外れまで
たもつ
自由詩
5
11/11/29 18:21
楽園
Seia
自由詩
6*
11/11/29 18:18
歯がゆさと切望
マフラーマン
自由詩
3*
11/11/29 18:01
痴呆の季節
乾 加津也
自由詩
17*
11/11/29 17:51
中国製耳掻きの使用説明書 邦訳
和田カマリ
自由詩
1*
11/11/29 17:28
僕はここにいるよ
文字綴り屋 ...
自由詩
2*
11/11/29 16:47
強い鳥試験
吉岡ペペロ
自由詩
5+
11/11/29 14:51
信徒への手紙。
うわの空。
自由詩
10*
11/11/29 13:44
瞬間の美餐
yamada...
自由詩
3
11/11/29 11:51
秋の罪
攝津正
短歌
2
11/11/29 11:47
今日の空
そらの珊瑚
短歌
6*
11/11/29 11:44
嘘つきアルベール
〃
自由詩
10*
11/11/29 11:06
殿岡秀秋小論
葉leaf
散文(批評...
3*
11/11/29 4:46
蘇生実験
高濱
自由詩
1
11/11/29 3:10
果実
はるな
自由詩
3
11/11/29 2:31
春処
治
自由詩
0
11/11/29 2:13
三分クッキング
カチキ
自由詩
2
11/11/29 1:51
ディスプレイの中の私
番田
自由詩
1
11/11/29 1:35
おっちゃん
殿上 童
自由詩
19*
11/11/29 1:17
初めての衝動
灰泥軽茶
自由詩
4
11/11/29 0:54
予感
まーつん
自由詩
7*
11/11/29 0:02
こころは瞬くうちに
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/11/28 23:47
星の塗装工
yuugao
自由詩
1*
11/11/28 23:47
虚しい夢は消えてゆく
ただのみきや
自由詩
7*
11/11/28 23:45
ひとは白を正視しない
吉岡ペペロ
自由詩
7+
11/11/28 23:08
雑感 4
るか
散文(批評...
2*
11/11/28 22:41
哀しみ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1+
11/11/28 22:36
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
4.72sec.