轟音に
おびえるばかりの私には
列車そのものの
揺れになど
考えの
およぶ筈もなく

可憐な花、
それも一輪の花、
そんな風景ばかりに
こころを砕いて
いた


眺める ...
きのこはやさいの
なかまですか

はっぱじゃないのに
なかまですか

なぜきのこを
いじめるのですか

もうしません
きのこはやさいの
なかまです
1月二十八日
「一人の人を通して罪が世に入り、罪を通して死が入った」
     ―ローマ書五章十二節―

禁断の木の実の罪は小さきと思う心はゆだんとおもえ

自らに罪の罠あり気をつけよ思い ...
とおいくにから
てがみがきた

ちいさなおふねで
やってきた

へんじをかくのに
いっしゅうかん
かかった

みなとにいくと
もうてがみはなかった

とおいくにへ ...
車椅子に座らされて 
ポツンと窓辺の席に居た
病院の中は明るく 
居心地良さそうに思えた
眼を閉じて朦朧としている 
あなたは……
見舞いに来た
娘たちの顔も分からない
どんよりと眼を ...
今ごろ何しているのかな

きっと趣味のデジイチを首から提げて
お気に入りの被写体を求め
谷根千あたりを自転車で走り回っているのかも

そんな感じに好きなひとを想ってみる

なんか幸せな ...
昔々 男の子はちっちゃな銀の鍵を握り締めて産まれて来ました
可哀想に男の子は15歳になると家を出されるのです
旅してその鍵で開けることのできる唯ひとつの扉を見つけるために

女の子はちっちゃな ...
  白い雪が
  透明に変わるころ
  蛇口を静かにまわして
  飲みかけのビールを捨てる
  部屋を照らしている
  つけっぱなしのテレビ番組と
  灰皿に残った、ただ一本の吸殻 ...
  私があなたを好きになった日、
  私の心は赤かった
  闇夜に灯った明るい火の輪
  一頭のライオンが駆けてきて
  ひと跳びにくぐり抜けていった
  その先は草原になっていて
...
私はこのひろい地球の上の
とある小さな町の
しがない場末の路地裏で
息をしていた

ムルソウ あなたは一枚の澄み切った鏡のように
事件の渦中にありながら
しかも周囲をあまねく映し出す
...
食べる 食べる 私は食べる
鬼か 悪魔か
私は今日もヒト狩りに向かい
心を いくつもの心を
捕らえてくる

汚れたテーブルの皿に
煮込まれた心が
盛られている
様々な心は
東から上 ...
事を荒立てることが良くないことは
疾うの昔に知っていた。

(波風が立つと居づらくなる)
(昔から知ってはいるが、考えもしなかった)

自分が子供じゃないことも
俺も含めて知っていた。
...
友達を失ったような気がする。僕は寂しかった。
外に出ては、時の流れの中から帰ってきた。

フランス。
その地平を思い出す。
あれは離着陸の時だった。
平面的な畑がどこまでも広がっていた。
...
わたしのありったけを


あなたに



この上なく単純で、


鮮明な色を見逃さないで。




尊敬と愛しいが合致する。


繊細だ。脆すぎる。危ないな ...
おらぁヘッドフォンの圧力で耳が痛過ぎるが
音楽の快楽は止められない泊まらない河童栄美船
なんの言霊も法事せずに、穿り出されたのは鼻毛の付いた鼻糞つまり、
未知と道が沢山詰まる所の、往生際悪いイン ...
マグダラのマリア
最愛の良人に裏切られて
いく多の男を渡り歩いた

いくつもの欲望を受け入れて
くわえ煙草で
バチンコの玉を弾きながら
鉛のような絶望と
砂地に染み込んだ一滴の血
の ...
歪んだ視界を矯正するために 頭蓋に埋葬したチタンのボルト 冬が息を潜めたら ほじくりかえして 人肌で溶解させ
かたどった指輪 焦燥のにおいがする
(着払いで送ります)

部屋にはカーテンがなか ...
何十年後の・・・
いや、失礼
何十億年後の話ですからね
その頃まで地球があるのかというと・・・
人類はもういないかもしれないですしね
できればいてほしいですが・・・



脈絡 ...
善人も
悪人も

名のあるひとも
名のなきひとも

誰だって
他人には察知されない

それぞれに違う重さの
悲しみを背負って生きている

その重さに耐えながら
這うかの様に
...
置忘れたチェロのように
湿気た香気を曳きづり
レモンの輪切りに一瞬、鮮明になる
あなたの狂気ほどの余韻
そのなかに
モーツァルトのタクトが
華奢な骨格に納められる
青白い石膏のくちびるか ...
広島へ続く国道混んでいる海辺の道は平和へ続く

僕が持つ遠い記憶に刻まれた愛という文字深く濃くなる

数えても数え切れない命ある枯れ葉混じりの帰り道急ぐ

冬景色白い大地を染める夕陽 ...
光は色彩の中で音楽を奏で

肩を曲げながら右へと曲がった

空は自分流の音楽を雷によって

人は踊る事によって表していた・・・

全ては音楽であり詩である朝

人だけが分析を止めな ...
樹木が地下水を吸い上げる
鴉が獲物を突つく
猫が餌を舐め取る
人が飯を喰らう

あなたは朝ごはんを召し上がりましたか
私はランチを済ませました
みなさん夕ご飯ができました

家族そろ ...
やはり
マグロは天然ものにかぎるなあ
などと
食通を気取る人が言う

今時は
くるくる廻る寿司屋にも
天然ものが
マシーンで握られた
しゃりの上に鎮座している

人間こそ
全て ...
そう時間はかってにながれてゆくね

僕たちをのせて

時々思うのだけれどこの時間がとまればってね


愛を紡ぐ時間は短すぎてしりきれトンボ

なにもドラマはないままドラマはすすむのだ ...
雫の形はなんのカタチ?

淡水パールにも似ています

王妃の耳を飾ります

それとも人魚の涙でしょうか

雫のおつむは
一点で
最後に誰かとつながっていて
離れ難くて
揺れてい ...
言葉をもたないろくでなし

言葉を選ばないろくでなし

空っぽな蓮葉なそれでも愛しいろくでなし


愛は空想では操作できないのだね

僕は孤独な案山子

麦畑の風をみている

...
この半島には古い鉄路が通じていて機関車がときどき通る

小さなまちの路地裏には野菜くずや魚の腐った臭いが充満して

それが僕をつくっているのかもしれない


答えのない恋人に愛を告げるよ ...
・クリスチャンでない僕らは上手な祈り方を知らなかった。

日曜日になると、僕とレモンは当たりをつけた家を訪れる。金属製のドアノックを叩く。臆病な小鳥が屋根から飛び立つ。家人は不在だ。そういう決 ...
ある寒い朝雑木林を歩いていると
桃色の温もりがありそうな耳が一つ落ちていた
自分の耳じゃなかろうかと
両手でそれぞれ触ると
ぽろりぽろりと落ちてしまった

あれれこれはいかんぞとすばやく手 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
貨物列車千波 一也自由詩1*12/1/30 20:42
仲間小川 葉自由詩012/1/30 20:20
日々の聖句(10)生田 稔短歌112/1/30 20:15
手紙小川 葉自由詩112/1/30 20:06
【 つれてかえって…… 】泡沫恋歌自由詩11*12/1/30 19:56
優しいひと恋月 ぴの自由詩30*12/1/30 19:09
鍵と錠たにい自由詩412/1/30 19:06
飲みかけのビール草野春心自由詩7*12/1/30 18:54
わたしのいろ自由詩7*12/1/30 18:47
「異邦人」読後浩一自由詩112/1/30 18:22
Image(冬)連within自由詩7*12/1/30 17:04
パワハラ……とある蛙自由詩8*12/1/30 15:07
2007年の罪番田 散文(批評...112/1/30 14:35
生命科学自由詩212/1/30 13:37
むすめがかあちゃんにヘンシンする時の胸ドキッ☆狩心自由詩012/1/30 13:15
マグダラのマリア浩一自由詩112/1/30 12:51
疚しい関係いかりはじめ自由詩012/1/30 12:40
何十億年後の我々komase...自由詩0*12/1/30 12:38
昇り坂HAL自由詩112/1/30 12:22
雨、レモン、モーツァルトイリヤ自由詩812/1/30 10:39
平和へ続く夏川ゆう短歌312/1/30 10:28
分析yamada...自由詩212/1/30 10:21
食事たにい自由詩212/1/30 10:06
人間市場そらの珊瑚自由詩8*12/1/30 9:58
j時という船梅昆布茶自由詩512/1/30 8:49
雫のカタチそらの珊瑚自由詩4*12/1/30 8:38
ろくでなし梅昆布茶自由詩312/1/30 7:51
雨のあとの空自由詩312/1/30 6:51
レモンの花が咲くところコーリャ自由詩812/1/30 5:48
みぎみみ灰泥軽茶自由詩5*12/1/30 3:33

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