凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる
いとしいひびきでね
ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど
ことばの魚を追ってきたのだよ
...
何を量るのか
量ることでなにが変わるのか
わからないままぼくたちは
単位のちからをかりている
かりることでぼくたちの生きる意味がわかるのか
わからないままはしりつづけ ...
枕だきお嫁にしてと寝言ちる
はだけた足を夜風が舐めた
月がない
言葉がない
居場所がない
いたたまれない
それはまやかし
時は熟した
歩み始めよう
恐れと共に
いつまでも
しゃがみ込んでいられない
きしむ体を動作させよう
ギ ...
さらりとした湿気
2月なのに春の匂いがする
懐かしいアイスクリンのような砂浜を
僕の手ですくって歩いた
空と海の境目なんて
とっくにきえている
僕はきみと少し
距離をとってあるい ...
意識、を始めると
ダイヤが乱れる
短い青を渡れず
交差点に立ち弾劾さ、れ
ルーチンワークに
組み込まれ、
システムの創造が成される
宇宙理論を破壊的に
誹謗する ...
しがみついていた
おっぱいを静かにきつくすっていた
ぼくのあたまは撫でられていた
もうひとつの手は優しいゆびで
ぽろんぽろんと撫でられていた
このまま眠っていいですか
...
どうもはじめまして
わたし「くまちゃん」と申します
とあるアパートの集合ポストの上に置かれ
かれこれ一年くらいでしょうか
わたしが「何か」と申しますと
まあ一言で分かりやすく申しますなら ...
今年こそ行こうねと やっとのことの格安バスツアー
強制イベントは トイレ休憩のサービスエリア
お土産ひとつ 幸せひとつ
寒いのに雨まで振りはじめる。
二年前に捨てた猫たちの事を思い出す。
どうにもできなかった、と言ったなら
私も誰も私を責めたりなんかしない。
...
わだいが
あわないからいい
しゅみも
せいはんたいなほうがいい
かちかんも
わかりあおうとしたら
あさになっていた
だからいつまでも
わかりあえないのがいい
...
過剰な感覚
直観の感受
表出する感情
抒情を排し
かわいた言葉に
質感そそぐ
覚醒のとまどい
覚知を求める
覚悟の日々
身をけずり
心めぐらせ
目覚めよ叡 ...
高校生の時、ハワイ旅行で娘に「パパ、イヤ」と蔑まれたなど脱線も楽しい生物の先生に聞いた中で、最も鮮烈だったのは『ヒーラ細胞』で、
1950年代に死んだアメリカ人女性のガン細胞が世界中の大学や研究機 ...
にしのそらに
ばくげききがしずんでいく
まちによるを
のこして
ちきゅうのうらがわを
やきつくして
あすもまた
ばくげききが
やってくる
だいじょうぶ?
確かそうきかれたのだろう
ええ
反射的にそうこたえたのだろう
あってる
あってない
どちらでもいいけど
今日はそうもう終わります
嘘は表面 優しい
滑らかな手触り ...
なまぬるい浴槽は
たいていの私の体温を許容する
魚が泳げるくらいの
水質で呼吸をする
ああ
この浴槽の水がすべて
蒸発してしまうのはいつだろう
それは、
とても怖い
...
ねぇきみ大人なんだから
うまくかわして
うまくこなして
生きていかなきゃ
そこに甘さは
必要ない
そうだね
僕は大人になったから
つつかれないように
正しさを身につけ
食べ ...
われをわすれて
あそんでる
こどもが
こどものまま
われにかえる
どうして
あそんでるんだろう
ぼくはどこから
きたんだろう
それは舞踏そのものだった
指揮棒を持たない指揮者のようだった
楽器が鳴る
音があふれる
色彩がふくれ
温かかった
それは音楽そのものだった
指揮棒を持 ...
モモンデン
モがおおいから
ちがう
にせもの
たのしそうなえがおで
そんなに
それで
それが
ぜったいに
こっちには
むかないのに
みていたとすれば
禁止令
聖像とか ...
ピアニッシモを聴きたくて
それに音量を合わせると
メゾフォルテで爆発してしまう
音の大小だけではなかった
分厚さにしてもそうだった
指先で触れるか触れないか
それくらいだった音たちが
両 ...
永い夜の後に
束の間の朝が来て
君はシャワーを浴びている
水の弾けるその音だけを僕は
窓辺に立って、じっと聞いている
冬の朝陽に目を細め
少 ...
長い夜
君が眠れぬ長い夜
君が寝るまでお話し聴くよ
そうなんだ わかるよ君は悪くない 君の夢なら叶えてあげたい
娘子に生まれていたらすんなりと女子会行けた惜しくも男子
ひとり ...
散在する
おと、おと、おと、おと、
らせんれんさになり
からみついてくる
どんな祈りや鍵さえもねじまげて ...
ひらひらと、あたしのうろこがひかる
海の光と、空のひかりに
ひとつづつとしをとってゆくと
かたくかたくなってゆく
こころをまもってゆくんだよ
こわれないようにね
ぎ ...
人の消えた朝を
獣の群れがすぎてゆく
光は暗く
息は昇る
割れた堤防
泡の色
見わたすかぎり
水は凍る
道は消え
冬は会い
街は震えず
鳴り止まぬ ...
透明の氷の中に泡ひとつ
がりりと噛んで恋を終わらす
川に咲く半透明の氷花
いきつく海で碧い実となる
大切なものを氷結してみます
...
滋賀の街角
如月の風そよ吹きて陽の光穏やかにして二人行く道
二重なす霧の狭間に立つ山と街灯ひかる夕暮の路
夕飯を済まして軽く心地よしひときわ寒き滋賀にはあれど
窓からはしずかなる灰色
雨の日の午前の喫茶店
そのぬくもりやひかり
その湿りが好きなのは
自分を大切にできるから
コーヒー一杯の香に
視界や胸を任せていられるから
悲しみやその痛みに
...
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き
どうしよう(笑
歯を磨くのも
お箸を持つのも
字を書くのも左なんですけど
小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
くじらの唱
梅昆布茶
自由詩
20
12/2/7 7:19
計量カップ
〃
自由詩
3
12/2/7 6:34
枕抱く
石田とわ
短歌
4*
12/2/7 5:33
時の進行
小川麻由美
自由詩
3*
12/2/7 4:31
ヴァカンスのメモ
c
自由詩
5
12/2/7 2:32
溜め息レディメード。
うわの空。
自由詩
2
12/2/7 0:43
おっぱい
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/2/7 0:18
完成品
ただのみきや
自由詩
14*
12/2/7 0:16
お土産ひとつ
殿上 童
自由詩
21*
12/2/7 0:06
彼らの名前
晝
自由詩
1
12/2/6 23:54
恋と結婚について
小川 葉
自由詩
0
12/2/6 23:54
感覚質
シホ.N
自由詩
6
12/2/6 23:33
恒常の異物
salco
散文(批評...
3*
12/2/6 23:20
爆撃機
小川 葉
自由詩
4
12/2/6 23:19
君はまた嘘をつく
朧月
自由詩
1
12/2/6 23:12
なまぬるい嘘
AquAri...
自由詩
2
12/2/6 22:52
ねむりたい
日野
自由詩
2*
12/2/6 22:47
家路
小川 葉
自由詩
2
12/2/6 22:29
ストコフスキー
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/2/6 21:56
モモンデンキントは月の姫ではない
6
自由詩
2
12/2/6 21:53
ストコフスキーになりたい
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/2/6 21:36
象を待つ
草野春心
自由詩
6
12/2/6 21:30
ログオンしてません
北大路京介
短歌
19+*
12/2/6 21:22
『メトロノーム』
あおい満月
自由詩
6*
12/2/6 20:42
うろこ
じじ
自由詩
10*
12/2/6 20:32
冬錐抄
木立 悟
自由詩
4
12/2/6 20:28
氷物語
そらの珊瑚
短歌
7*
12/2/6 20:27
滋賀の街角
生田 稔
短歌
1
12/2/6 19:41
雨の日の喫茶店
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/2/6 19:26
悩むひと(仮題?)
恋月 ぴの
自由詩
27*
12/2/6 18:56
3210
3211
3212
3213
3214
3215
3216
3217
3218
3219
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3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
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3235
3236
3237
3238
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3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
4.75sec.