わたしのママはミートパイのふり、あるゆき降るむらの朝食よ、そうそうなりきれるものじゃないわ、二人目のパパもうなずいてるわよ、足のわるいウパおじさんが座り、ママを囲う首の長いわたしたちの食卓、今 ...
あの子は
人間樹木になって
森へ還っていきました
さあ
嘆き悲しむのは
もう止めにしましょう
春には
芳しき白い花を咲かせ
やわやかな緑の新芽を指先に這わせ
虫や蝶を友とし
秋 ...
笑うと金語楼になると
細くなった母の目を
指さしながら父が笑う
明るいさざ波が立って
子どもたちの顔まで
福笑いの目になる
母が笑う日は少ないが
その笑顔はぼくの
胸の引き出しにある
...
/ローレライ
海に沈む夢を繰り返し見る。
何もない場所で
干したままの上着と同じように揺らめきながら
人魚が遠くで歌っている。
(ここは静か、とむらいの火はとおく)
海は決まっ ...
引き潮に導かれ
薄い月が振り返る
人工呼吸の息づかいが闇のなかで躍る
世界は終息だけを待ち続けていたのか
廊下を隔てた昼と夜の現実
涙はいつもシビアに朝を迎え入れた
(蒼白く ...
今年の漢字は“ 絆 ” ってことで
世間ではスーパーのタイムサービスみたいに
絆 絆 絆 と 声高に叫ばれている
“ 絆 ” ラーメン “ 絆 ” メイクアップ
斎場では メモリアルセット ...
とあるなま暖かい春の宵、
ひとりのジーンズのつなぎを着た白鬚の老人と、
ひとりの髪の長い若い女が、
腕を組んで、おおきな青い月へとつづくながい坂道を、
歩いていた。
シグナルが赤になって ...
僕らには永遠がある
あの眩しい午後に逃げ水のなかで君に会う
たがいの輪郭を確かめながら愛し合うのだね
じゃんけんで運命が決まるなら良いのだが
あいにく物事は因果律が支配して ...
つめたいふねの
なかの箱
のなかにゆられ
ながら
じっとかなしみや
寂しさがしずむの
を、待つ
つくりかたも
わすれた
渇きだけ
の風が少しだけふく
上から
スポットライト ...
風が吹いている気がする
おとないの人の
逆光線に佇む
寒々しい玄関に
しろい心を覚える
冬雲のその
質量感の無さが妙に泣けるね
煙突から
軽く上ってゆく水蒸気を見ている
何だろう
自分を失うときに 僕は
得るものがある
何だ それは
空は今日 気がふれている
雲がそしらぬ顔で流れていく
幼い少女が殺されたのだ と
埃まみれのテレビが言ってる
殺人者は心せよ あとになって
お前は決して反省などするな
心からの反省など ...
いつも二人でふざけてたよね
じゃれあってた頃の二人を思い出すと
これからの僕の人生に君がいないなんて嘘みたい
ほんと どっかのテレビのドラマみたいに
これまでの話が全部夢ってオチだったらど ...
冬の朝
空気が張り詰めている
これから僕は試される
あたたかい布団から出て
ぬくもりの残る寝間着を脱ぐ
つめたいシャツに腕を通す
小さなボタンが凍りついて
うまく動かない
...
定義と調和は相反するもの―
「鳥たちは気に入っているようだった。
滅ぼすという、その語感を。」
今日もオンリーワンマンで宅呑みしていたら
ドラゴンのアッシュじゃない方の頭が良い方のケンジの事を不意に思い出して
...
ぎゅっと
からだじゅうをにぎりしめてまるまった
てのひらのつめあと
ああ、と、
目を閉じて、夜
心臓の音の数でなにかとの距離を測り
火を吹き消すようにして忘れていく
見えたも ...
わたしはロボットになりたい
身も心も疲れ果てたとき
気力を失い起き上がることすら儘ならぬときでも
いつもと同じリズムとトーンで
自分の務めを果たせるように
わたしはロボットになりたい
...
ゼムリャフランツァヨシファ,ノヴァヤゼムリャなどロシア系のことばには語感に考えさせられるものがある 思うにゼムリャが島でフランツァヨシファは人名だが,授業中暇なときはそのようなことを書きとめる
花に目を閉じ
花に冥らず
おのれに見ひらき
立ちつくす
何かが緩やかに異なる日
顎の原からうなじの天へ
かみ合うもの無く廻る歯車
巨大なひとつの 宙の歯車
...
アンコールワットとアンコールトムに行ってきました。最初に訪れたときと違い、今回は落ち着いて時間をかけて、ガイドブックを熟読しながら進んだので、味わい方がだいぶ違っていたように思います。とにかく時間つぶ ...
ゆきみちに
しょんべんする
きいろというより
あざやかなイエローの
インジケーション
けものにきをつけなさい
そのいろは
ちかくにいるという
やまのくらしの
...
わがやにも
とんかつがやってきた
いろがうしなわれ
モノクロームになる
あのどてで
あそんでいた
こぶたたちの
たのしいおもいで
ちゅうもんしたそばが
すこしぬるかった
ちゅうぼうのおくから
たのしそうな
わらいごえがきこえる
わたしはそれが
あたたかかった
ろうどうのいみと
はたらくこと ...
ため息を
つきたいがための
ため息に、くもる窓
渦巻く言葉の上辺には
夢を、
夢らしいものを、
夢と呼んで安らぐものを
もとめた日々が
静寂している
ゼロにも満た ...
夜の底
白いテラスで
まるで一粒の水滴になったような気持ちで
佇む
この心は何かから
別れてゆこうとしているのだ
何からなのかはわからないが
さびしく はるかに
遠ざかってゆこうとして ...
前略、先生へ
突然ですが
『全てを背負う決意』と
『全を捨てる決意』では
どちらを選んだら、幸せになれるでしょう?
私は前者だと思って今までやって来たつもりだけれど
...
愛は静かに燃えている
いつも静かに
夢は激しく脈打っている
いつも激しく
笑顔は正しく輝いている
いつも正しく
では、それは何の為?
優しさに紛れて
...
愛
が
ある。
そこに
静かに
激しく
燃えて
い
る。
この
優しさは
あなたの為に。
この
決意は
...
轢死した秋の残骸
溶けた雪の下から
顔を覗かせ告げる無念だ
何処へも行く当てのない私を
重ねるのは余りに不躾だとカラスは
鼻で笑いながら茜の方へ飛んでみせた
どうしたって勘繰ってし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
無題
ズー
自由詩
1*
12/2/1 8:55
人間樹木
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/2/1 8:24
母の笑顔
殿岡秀秋
自由詩
11
12/2/1 8:23
ブルーアウト
月見里司
自由詩
3
12/2/1 8:22
二筋の河
アラガイs
自由詩
8*
12/2/1 8:08
【 私にとって “ 絆 ” とは? 】
泡沫恋歌
自由詩
7*
12/2/1 7:34
東京の夜
浩一
自由詩
0
12/2/1 6:52
ふぇにっくす
梅昆布茶
自由詩
6
12/2/1 5:50
グレリグレリ
唐草フウ
自由詩
11*
12/2/1 5:39
ある日
塩崎みあき
自由詩
5*
12/2/1 2:33
今日、晴れ
番田
自由詩
2
12/2/1 2:04
空は今日
浩一
自由詩
2+
12/2/1 2:00
夢のつづき
信咲
自由詩
3
12/2/1 1:24
winter loser
木屋 亞万
自由詩
5*
12/2/1 1:14
言及
プテラノドン
自由詩
1
12/2/1 0:43
あめゆじゅとてちてけんじゃ
TAT
自由詩
4
12/1/31 23:49
何も起こっていないみたいに
______...
自由詩
2
12/1/31 23:17
もしも なれるものなら
ただのみきや
自由詩
9*
12/1/31 23:17
ゼムリャフランツァヨシファは どこにあるのですか
6
自由詩
2
12/1/31 22:54
自身を咬むプロキオン
木立 悟
自由詩
3
12/1/31 22:53
カンボジア旅行記7
チカモチ
散文(批評...
0*
12/1/31 22:11
イエロー
小川 葉
自由詩
3
12/1/31 21:37
とんかつ
〃
自由詩
3
12/1/31 21:10
ぬるいそば
〃
自由詩
2
12/1/31 21:07
空に消えていく
千波 一也
自由詩
4*
12/1/31 20:35
青の別離
塔野夏子
自由詩
7*
12/1/31 20:22
先生へ
永乃ゆち
自由詩
2*
12/1/31 18:41
恋の囁く音がする。
〃
自由詩
2*
12/1/31 17:56
愛 が ある。
〃
自由詩
1*
12/1/31 16:59
冬の僻み
徘徊メガネ
自由詩
5*
12/1/31 16:39
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
5.3sec.