Ω(モノクローム)
「女の子たちが黒い小さな立方体をその体の節々に取り付けだしたのは
ちょうどセンター・タンにおれがピアスを明けた四日後だ
新しく痛んだ傷がチョコレートのように化膿して ...
受身はつらいよ
君たちは指示を待っているだけだと言われるけれど
自分のしたいことなどできないほどに
外側から押しつけられた
やらなければならいことに晒されてきた
学校の宿題をしましょう
...
夏休みの特別登校日をちゃんと聞いて帰らないような子供だった
虚弱体質で、勉強もできなかったが、不思議と理科だけは、とても好きだった
夏休み、何をするでもなく
ふらっと魚釣りに出かけては、昼寝 ...
小学校、これほど長い共同生活のなかで
子供達の声は聞こえるのだが、みえないことも多い
笑い顔は、困り顔、へんな顔、目立ちたいヤツの顔にかくれている
日々は、楽しいことと同じくらい
つまんな ...
私は力まない
私は何かを失わない
私は息詰まらない
まず、大きめの手のひらに、しっかりと握れるくらいの掌の丸く平べったい石を捜す。
水切りは静かな水面が広がるところがよい
たいていそ ...
911があったこの世なのだ
営みや純情はこれからも踏みにじられてゆくだろう
311があったこの世なのだ
悲しみや畏怖はこれからも忘れ去られてゆくだろう
いまでも映像を繰り返し見ている
ぼく ...
怖い夢から目を覚まして
私たちは古い座敷に
手紙を持ち寄っていった
食事の支度をしたり
庭の草むしりをしたり
そうやって日々を過ごすことが
供養になればいいと
言葉少なに話した
遠くで ...
今日こそ本当に大切なこと
教えて欲しかったけど
時間切れ
君はもういない
生き続けることが救いなのか
死ぬことが救いなのか
時々解らなくなるよ
ねえ答えてよ
君ならこの方程式を解け ...
詩は素
素敵と言わせたくて
素っ気ない素振りで
言葉をまさぐる
詩は素
素直じゃないから
素知らぬ素振りで
言葉をこねくる
詩は素
素顔に辿り着けない ...
111218
背
後
霊
を
信じるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー ...
蜜を垂らしたグレンチェックの太股に群がるメタルボディの虫たちは「Ψ」の甲殻に暗い愛を孕んで、野蛮な大顎にまだ温みのあるバニラの薫る【Eggnog】を零したモザイク画の尖塔を咥え、スミレ色の格子のある柄 ...
君が唄う愛のうた
もう
歌詞さえ忘れてしまったけれど
確かに
君は唄っていた
窓辺のひだまりに置いた
鳥かごの中で
無邪気に
金糸雀が{ルビ囀る=さえず}ように
石造りの ...
僕の奥さんになるだろう人は
鶴ヶ島に住んでいるので勝手につる姫とよんでいる
あなたは孤児だった
身寄り誰もいないって言ってましたね
彼がおんなと逃げて消息不明
子供3 ...
戦争が始まると
幸せを歌う歌を
聞かなくなった
風車を握った子供が
風の海を泳いでいた
からからと鳴る羽根が
日の光をかき乱す
冷えた大気を押し退けて
踏切に杯を掲げ
冬鳥のオー ...
小学生の頃
校舎と体育館の建物の間に
ピロティと呼ばれる場所があった
そこは特に何かをする場所ではなく
コンクリートの打ちっぱなしの壁があるだけで
ボール当てやドッチボールをするには
...
いつも何故だろう
何も見えなかった 私からは
遠ざかっていく
その全てを私は見ようとしていたのだが
だけど誰とも連絡がつかず いつも
一人で立ちつくしていた いつも
何も知らない街 ...
オウイディウス葡萄樹婚姻
オフィーリア雪柳の栞後ろ髪引き
古城亡父の幻や百篇アンドロクタシアへの手紙
毒塗りレイピア突然死家族の血統
シェイクスピア骨子難解人間パズル
鋳鉄の風見鶏北向きの部屋
バロック様式鐘楼群の午後六時
からくり屋敷発条巻きの偽家族
屋根裏の幽霊コツコツ咳の音
ひとを傷つけたり
迷わしたり
煩わせたり泣かせたり
そんなオレンジな俺だけど
嘘ばかりついて
嘘ばかり上手くなって
ほんとの気持ち探せなくなってる
夜がき ...
どこもかしこも傷だらけ
うずくまって泣いてても始まらないから
...
家から徒歩1分のところに高台になった駐車場がある
高台と言ってもほんのわずかだ
しかし私にとってはその“ほんのわずか”が重要で
冬の夜の帰り道、
そこへ立ち寄ることが多い
息が白いな
...
西通りの角で手を振る
ここに辿り着くまでに
3回電話して5回鏡を見た
巻き戻ったストーリー
―深めにかぶった帽子の下
その凛とした視線の先に
何が映っているんだろう
って
...
世界は しらじらしい
夢の中すら 雪がふりはじめたから
道は 白く はばまれて 遠い
雪にかわったり 曇天に変わったりする幻を
さて いくつ超えようか
カーブごとに
ド ...
世界は まあたらしい
雪がふりはじめたから
道は 白い雪に はばまれて 遠い
雪にかわったり 青空に変わったりする町の名を
さて いくつ超えようか
カーブごとに 青の空の ...
ほんとうの深呼吸をしよう
北国を旅した時に泊まった宿で
火鉢の前で両手を暖めるひと時のように
ほんとうの手紙を書こう
血の通わない文字のメールを
百通送信、するよりも
旅の便 ...
なんもかも
いやんなったら
獅子吼して
投げ出せば良い
...
おまえが元気で
嬉しくて淋しいです
おまえが愛されてて
悲しくてあったかい気持ちです
ありがとう
おまえもおれも気をつかいすぎて
相手をリラックスさせよおもて
...
ふるさとは好きだけど
ふるさとにはないものがここにはあるの
感じたくて触れたくてしょうがないものがたくさんありすぎて
そして消える時には
好きな人たち好きなものたち好きなすべてに囲まれていたい ...
常緑樹が立ち並ぶ小高い場所で
わたしたちはうさぎの足跡を見つけた
雪原の輝きとはうらはらに
頬がかじかみ 言葉は出る前に凍りついていた
あなたはやさしいメロディーと悲しい歌詞の歌が好きで
よ ...
渋谷のライブハウスgeeーgeに入ると
唄歌いの君は
カウンターで手づくりのおでんを
皿に盛り、お客さんに手渡していた
若い歌姫が「涙そうそう」を歌い
チャイナ服のバンドの「モ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メラカトレへの撹拌
鯉
自由詩
0
11/12/18 19:13
受身だけでは勝てないぜ
木屋 亞万
自由詩
2*
11/12/18 18:03
登校日
服部聖一
自由詩
0
11/12/18 17:39
アルバム
〃
自由詩
0
11/12/18 17:27
詩の学校
〃
自由詩
1
11/12/18 17:26
911+311
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2+
11/12/18 16:45
供養
春日線香
自由詩
5
11/12/18 15:09
_
渡辺亘
自由詩
1
11/12/18 13:28
詩は素
nonya
自由詩
24*
11/12/18 11:44
カニ食べに行こうー
あおば
自由詩
5*
11/12/18 11:06
グレンチェックの太股 ★
atsuch...
自由詩
6*
11/12/18 10:53
愛のうた
そらの珊瑚
自由詩
11*
11/12/18 10:08
つる姫への手紙
梅昆布茶
自由詩
7
11/12/18 8:44
鈍色
かぐ
自由詩
2
11/12/18 4:29
ピロティ
灰泥軽茶
自由詩
6+*
11/12/18 2:30
あの日
番田
自由詩
2
11/12/18 1:59
人間関係
高濱
俳句
0
11/12/18 1:53
幽霊屋敷
〃
俳句
3
11/12/18 1:52
オレンジな俺
吉岡ペペロ
自由詩
6+
11/12/18 1:38
盗作2
TAT
自由詩
1*
11/12/18 1:16
HOME
Akari ...
散文(批評...
2*
11/12/18 1:16
正反対のショートストーリー
AquAri...
自由詩
1
11/12/18 0:33
最弱
るるりら
自由詩
20*
11/12/18 0:31
最強
〃
自由詩
11*
11/12/17 23:43
絵手紙のこころ
服部 剛
自由詩
5
11/12/17 23:36
無断欠勤
TAT
短歌
1*
11/12/17 23:36
ありがとう
吉岡ペペロ
自由詩
2+
11/12/17 23:31
【五行詩】終わりへと
凛々椿
自由詩
8
11/12/17 23:18
すべて つなぎとめることは できないもの
ただのみきや
自由詩
6*
11/12/17 23:09
渋谷一軒屋の夜
服部 剛
自由詩
3
11/12/17 22:57
3217
3218
3219
3220
3221
3222
3223
3224
3225
3226
3227
3228
3229
3230
3231
3232
3233
3234
3235
3236
3237
3238
3239
3240
3241
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
加筆訂正:
君に言えなかったこと
/
梅昆布茶
[11/12/18 6:18]
なんか変な構成になってしまいましたが・・・
5.12sec.