手にした物は
いつか 手にしていない物として 私の元を離れていく
私は防波堤の先端に立っていた
魚の形を いつも 追い求めていた


私は何をしていたのだろう
いつも人の形を遠くに  ...
毎日嫌でもたくさんの人の手に

触れていたら、人間嫌いもなくなった。



まめができて、硬い手。

綺麗で真っ白な小っちゃい手。

傷だらけの冷たい手。

しわくちゃであ ...
景色は遠ざかり鋭くわたしの心臓あたりを逆撫でる
ブルーグラスという熱帯魚みたいに
紅い美醜を纏って
三角の空をながめている気分


ミントグリーンの空気
浮つく不揃いの恋人達が
汽笛を ...

と発語すると
鼻白む思いだが
それは存在可能だ

安易に云えば
隣人への愛
自己への愛
ひいては敵への愛さえも

ここまで生きられたこと
そのこと自体
愛だといえる
...
... あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ...
いいんだって
わざと言ってみる
それはよくないとき
言い聞かせるとき
なんで
なんで
逆にするの

いらないって
言うとき
ほしいとき
なんで
なんで
嘘いうの

顔にで ...
傷つけて




踏んで組み伏せ





物にしろ







逆もオーライ





...
はナホトカ生まれの十八歳
でどっか相当ずれている
小さい頃からずれている
多くの人とずれている
殆どみんなとずれている
仲間はずれで入れずにいる
ウラジミール・ズレリンコフ
は小学校で持 ...
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ...
(かたずいてしまったら・・・)

─あんなに容量不足だったのに
 かたずき(け)はじめたら
 あっという間に
 空き容量でしたよ。

(初期化狂いの集い)

─人によっては
 名残 ...
結婚式はしないかわり、
田舎の親が、
どうしてもと言うから、
結納式というものを、
やることになった。

しかし、
結納とはナンジャラホイ、
わからないので、
由緒正しきホテルに ...
あんまりかわいくないところがすきと
いったら
おこった
『大切なものは目に見えない』−という。

愛であったり 夢であったり 
それってなに?と聞かれると
あれこれ考え始めて
よくわからなくなる。

とっくに気づいていることなのに。 ...
湖のほとり

水面に揺らぐ波間に鴨泳ぎ神おわします琵琶の湖かも

山かすむ対岸の雲眺めつつ今日も二人でささやかな席

テーブルにコーヒー二つ今日もまた喫茶に興ず夫婦のきずな

青草が緑 ...
下をうつむいて歩けば
六〇度の世界が失われ
三分の一の人間しか享受できずにいる
足は全身を使って地面をたたき
腕は肩につかまって行ったり来たり
お腹が減る
目線を縛らせるのは雑草か
明日 ...
今日も 明日も 嘆く
筆が 無い
絵心を 持ち合わせてない
カンバスを 支える枝が
折れてしまったと
空を 仰ぐ

何故か 踊って居た 昨日も
しゃがんだまま 瞳を閉じて
空に 祈っ ...
飢えた。中身が蒸発して底にこびり付いた消化不良のカスが、見える。水ではちっとも、うるけない。親指の皮に見えるカスが胃に張り付いていてピロリ菌も息が、出来ない。消化不良。消化不良で飢えた。飢えは続い ... 特攻隊は
わが身の命を
顧みず
家族の為に死んでゆく

何を思い
死んでゆくのだろう。
恋人を妻を子供を思い
飛んでゆく

見ず知らずの人の
命を奪い
反抗する事を許されず
...
この世は収束しない。
この世は発散する。
ハルマゲドンは来る。
この世は崩壊する。

最後に世の中が
結束して欲しかったが
無理なようだ
皆バラバラだ!

皆が幸せになって欲しかっ ...
正直に話せば
許せない!
と言ってくる
自分ができないから

何にも話せなくなる。
心を閉じる
関係がなくなってしまう。
胸を痛める

女性のレベルが低い
皆頭が悪い
人に流さ ...
朗らかだろう
安らかだろう
健やかだろう
なあ、

陽気で
呑気で
幼気で

穏和で
親身で
温厚だろう

それでいて、コイツ
まだ生きてやがるんだぜ

期待という期待 ...
薄暮してコーヒー・カップに話し合うそばかす増ゆ妻冬支度

ぬばたまのくろかみのつま伝道で陽に照らされて雀斑のふゆ

午後5時の自動車屋の店先で待つ間の妻のドフトエフスキー
算数が数学になり頭痛いインドの子供数字に強い

日常に愛が加わり加速する一呼吸して囁く言葉

黒髪が自然な魅力引き出した着物着こなす和風の美人

雨の日に聴きたい歌があるという心に星 ...
物心ついてから
俺は異常だ
怪物だ
生まれてきたことが間違いだったんだと
現実と現実の狭間で
ことあるごとに思い知らされてきた男は
この世から消えてなくなるべきだという想念にとって
最高 ...
だがしかし
意志のもと
わたしはみずから重力をつぶして
ささえのいらない
足のちからで
さがした、

おおくのひとみなさわがず

はじめの
核心から
そのほかたち
彼をふくみ
...
四角い部屋 四角い窓から

のぞかれたりするのは

四角くない僕だから嫌気がさす

なんだかどうやら合わないな

とはいえ散らばる人形にも

頭が上がらないのだよ

そうずっと ...
何度も自分を殺しては

生み出した代償に、

前のように詩が書けなくなりました。



リセットするのは簡単で

なんでもかんでもやり直し

がすきな女の子です。

...
青い穏やかな水面と石で囲まれた護岸壁

ロヴィニ

港町の路地に切り取られた
対岸を望める海の風景
丘から眺める町並みは
オレンジ色の屋根がアドリア海まで続く

小さな小さな箱の ...
呼吸のように身近に
乱れた髪を解きながら
尽きることのない
このたわいもない言葉との戯れ

細い声で囁き
地上を埋め尽くすさんばかりに
尽きることのない
このたわいもない言葉との戯れ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
まぼろし番田 自由詩511/12/9 2:33
手手手自由詩311/12/9 0:56
景色マーブル自由詩6*11/12/9 0:51
生きる愛シホ.N自由詩411/12/8 23:45
たった一杯の生玉子入りの熱い豚汁の為に人は人を殺せるTAT自由詩2*11/12/8 23:43
あるところにただのみきや自由詩11*11/12/8 23:42
もういいの朧月自由詩311/12/8 23:17
ヨコドリ四十万TAT短歌1*11/12/8 23:14
ウラジミール・ズレリンコフsalco自由詩7*11/12/8 22:49
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだがbeebee自由詩2711/12/8 22:34
圧縮保存の玉私意の如くyuugao自由詩2*11/12/8 22:25
結納はだいろ自由詩311/12/8 21:33
バカッチョデフネ6自由詩411/12/8 21:28
鷹揚ゆうや自由詩211/12/8 21:27
湖のほとり生田 稔短歌411/12/8 20:59
三分の一の世界中川達矢自由詩511/12/8 20:54
筆が無い藤鈴呼自由詩2*11/12/8 20:02
吾郎長押 新自由詩4*11/12/8 19:57
特別攻撃隊ペポパンプ自由詩4*11/12/8 19:57
この世は崩壊する自由詩3*11/12/8 19:57
おばちゃん自由詩3*11/12/8 19:56
ダーティーボムfaik自由詩14+*11/12/8 18:59
薄暮生田 稔短歌211/12/8 18:57
算数夏川ゆう短歌011/12/8 18:31
はじめに謝っちゃおう!花形新次自由詩5*11/12/8 17:55
根岸 薫自由詩2*11/12/8 15:37
私角い窓marica...自由詩111/12/8 15:32
サワメと、カズラと。自由詩311/12/8 15:01
アドリア海……とある蛙自由詩11*11/12/8 14:59
詩作あやとり自由詩5*11/12/8 14:27

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